237 / 318
天王寺
しおりを挟む
三河の有力者水野信元が織田信雄に謀反の疑いを掛けられ。徳川信康に斬られる事態に発展した事に伴い動揺が走る中、畿内でも動きが。それは……。
武藤喜兵衛「殿。本願寺が織田勢を打ち破ったとの事であります。」
武田は甲斐に帰国。足利義昭は追われ、朝倉義景と浅井長政は滅亡。その後も越前と長島の権益も奪われるなど織田との戦いに劣勢を強いられ続けて来た本願寺は、戦線を立て直すべく織田信雄と和睦。その間を使い本願寺の宗主顕如は各地の信徒に応援を要請。本拠地石山に戦闘員に食糧。弓矢と鉄砲を運び入れ、来るいくさに備えたのでありました。
そこに織田勢が殺到。軍事衝突に発展したのでありましたが……。
高坂昌信「織田の目的は石山か?」
武藤喜兵衛「正確には海からの補給基地であります木津川を封鎖するのが目的であったとの事であります。この動きに対し本願寺は鉄砲で以て応戦。織田方は包囲され、最後。この作戦を指揮した原田直政は討ち死に。勢いに乗った本願寺は四天王寺に進出し、天王寺砦を包囲したのでありましたが……。」
天王寺砦の救援要請を受けた織田信雄が急ぎ出陣し、当地で激突。
武藤喜兵衛「残念ながら包囲は失敗に終わってしまったとの事であります。」
馬場信春「それで石山は今どうなっている?」
武藤喜兵衛「はい。石山周辺に多くの城を築かれたばかりでなく、沿岸の警備も強化されているとの事。織田信雄は持久戦に切り替えた模様であります。」
内藤昌豊「これに対し石山は?」
武藤喜兵衛「はい。各地の門徒に救援要請を出しています。しかし越前は織田に抑えられています。加賀越中から物資を送り届ける事は出来ません。残された紀伊にしましても、水陸両面で織田の目が光っています。」
内藤昌豊「武器弾薬それに人も不足している?」
武藤喜兵衛「そう見て間違いありません。」
山県昌景「織田側に変わった動きは見られるか?」
武藤喜兵衛「はい。今回作戦を指揮し、討ち死にした原田直政に対してでありますが……。」
織田信雄は激怒。原田直政の一族を捕縛したばかりでなく、直政と縁のある全ての者を領内から追放したのでありました。
山県昌景「厳し過ぎるな……。」
武藤喜兵衛「原田は信長の馬廻として採用された後、順調に出世。山城と大和と言った重要拠点を任されていました。期待値が高かったのは事実でありましょう。しかしいくさをする以上、常に勝てるわけでは無い事を皆知っています。」
馬場信春「そうなると……原田が討ち死ににまで至った経緯に問題があった?成功不成功は仕方ないにせよ、少なくとも生きて帰る事が出来る可能性があったのかも知れぬな。」
武藤喜兵衛「殿。本願寺が織田勢を打ち破ったとの事であります。」
武田は甲斐に帰国。足利義昭は追われ、朝倉義景と浅井長政は滅亡。その後も越前と長島の権益も奪われるなど織田との戦いに劣勢を強いられ続けて来た本願寺は、戦線を立て直すべく織田信雄と和睦。その間を使い本願寺の宗主顕如は各地の信徒に応援を要請。本拠地石山に戦闘員に食糧。弓矢と鉄砲を運び入れ、来るいくさに備えたのでありました。
そこに織田勢が殺到。軍事衝突に発展したのでありましたが……。
高坂昌信「織田の目的は石山か?」
武藤喜兵衛「正確には海からの補給基地であります木津川を封鎖するのが目的であったとの事であります。この動きに対し本願寺は鉄砲で以て応戦。織田方は包囲され、最後。この作戦を指揮した原田直政は討ち死に。勢いに乗った本願寺は四天王寺に進出し、天王寺砦を包囲したのでありましたが……。」
天王寺砦の救援要請を受けた織田信雄が急ぎ出陣し、当地で激突。
武藤喜兵衛「残念ながら包囲は失敗に終わってしまったとの事であります。」
馬場信春「それで石山は今どうなっている?」
武藤喜兵衛「はい。石山周辺に多くの城を築かれたばかりでなく、沿岸の警備も強化されているとの事。織田信雄は持久戦に切り替えた模様であります。」
内藤昌豊「これに対し石山は?」
武藤喜兵衛「はい。各地の門徒に救援要請を出しています。しかし越前は織田に抑えられています。加賀越中から物資を送り届ける事は出来ません。残された紀伊にしましても、水陸両面で織田の目が光っています。」
内藤昌豊「武器弾薬それに人も不足している?」
武藤喜兵衛「そう見て間違いありません。」
山県昌景「織田側に変わった動きは見られるか?」
武藤喜兵衛「はい。今回作戦を指揮し、討ち死にした原田直政に対してでありますが……。」
織田信雄は激怒。原田直政の一族を捕縛したばかりでなく、直政と縁のある全ての者を領内から追放したのでありました。
山県昌景「厳し過ぎるな……。」
武藤喜兵衛「原田は信長の馬廻として採用された後、順調に出世。山城と大和と言った重要拠点を任されていました。期待値が高かったのは事実でありましょう。しかしいくさをする以上、常に勝てるわけでは無い事を皆知っています。」
馬場信春「そうなると……原田が討ち死ににまで至った経緯に問題があった?成功不成功は仕方ないにせよ、少なくとも生きて帰る事が出来る可能性があったのかも知れぬな。」
0
あなたにおすすめの小説
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる