いきなり突き付けられた人生の選択! 公爵令嬢?おじさん勇者?それとも第3の人生?巡り巡って…

kitahara

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フワフワの靄の中から…

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それはなんとも不思議な光景でありました。


けれど現実味がないので夢を見ているのでしょう。

どうして夢だと思ったのか。

それは目の前をフワフワとした白い靄が浮かんでいるからです。

フワフワ…フワフワ…フワフワ…




しばらく観察を続けていると…フワフワとしたモノは形をかえて…

しだいに靄が形づいて人ほどの大きさまで膨らみやがて扉が開くように空間から白銀の髪を持つ見るからに豪奢な麗人が現れました…


…!?




非現実な出来事に言葉もなく凝視するわたしと目が合うと麗人は困ったような笑顔を浮かべられ。

「えーと…こんにちは?」

挨拶されました…


柔らかな声で、麗人から疑問形の挨拶をされました。



ふむ…夢ですがここは一旦常識は置いて戸惑いながらも会釈付きで挨拶を返します。

「…こんにちは」



…?


何でしょう?驚いたた表情で凝視されています?


「あの…?」


「…ミルディアン。「…え?」ミルディアン・バードロスさんですね?」


…フルネームで呼ばれました。

どなたでしょう?何故ご存じなのでしょう?


「はい?」

…ミルディアン・バードロス。…ええ。確かに私は、ミルディアン・バードロスです。

頷いて答えた私に安心したのか…息を吸って姿勢を正すと幾分硬いお声で。



「あー。ミルディアン・バードロスさん。ごめんねぇ」

「え?」


その改まった御姿からは…想像もできない程何とも…軽い御言葉で謝罪がきました。


戸惑い返事が返せずいると

「本当にごめんねぇ」


再度軽ーい口調で謝れました。


いえいえ…突然謝れましても何がでしょう…意味わかりません

というか、何故?私は謝られたのでしょうか?


そして…いきなり現れ謝罪された貴方はどなたでしょうか?


「あのー…あなたは…いったい? 」


 「失礼しました。私、制御室管理課室長サライと申します。以後お見知りおきを 」

今度は丁寧な言葉で(理解不能な文面がありましたが)名乗られました。

 「あ。はい。こちらこそ…」


きちんとした挨拶にはこちらもきっちり頭を下げて挨拶は返します。

これ礼儀です。

「さて、挨拶も交わしあったことですし…本題に入りますね」


(あ…れ。軽くなって?名前を名乗っただけですが…いきなり本題ですか?)

先程より幾分きりっとした表情で話されるサライさんの口から不穏な単語が出てきました。



「あー実は。「はい」この度は大変な事態に巻き込み申し訳ない」


大変な事態?
巻き込み?

「こちらの失敗…いえ、手違いで…」


失敗?手違い?


何でしょう…ものすごく。

夢なのに…嫌な予感しかしません。

この場を去ってもいいですか?

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