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当面は、柔軟に。
しおりを挟む誰も聞いていない場所で一人。
誰もいない…。
誰もいないそんな状況で。
ひとしきり叫べば次第に空しくなるもので…。
徐々に冷静さも戻ってくる。
目の端には…。
くそ―とばかりに振り上げた…張りのある力強い腕。
すーっと下ろしかなく。
あー…うん。
…取り乱してしまいました。
なんやかんやと言ってこれまでが奇想天外な事ばかりだった。
それで…ですね。
ものは考えようです。
あの…元の世界の自分と違う性別であった事やあまりの年齢の開きがあった事の衝撃に比べれば今更です。
本当に今更です。
…容姿が多少変わったところで何が変わるというのでしょう。
若返ったものは仕方ない。
なかなかない事です。
むしろラッキーと思いそれなりに楽しめばいいのです。
月日が過ぎれば必然と年齢は重なって経験値も挙がります。
元は若い…というか子供な自分。
精神は縦にも横にも柔軟で変化への対応も無理やり納得させることが出来る。
うん。
これで乗り切ろう。
だってね。
見た目が若返っても…
ステータスの画面にはしっかり45歳と記されていた。
取り敢えず先送り。
ただ…それでも少し気にかかることが。
短期間での若返り。
このまま若返り過ぎていずれ近いうちにこの世界から無に還るのではと心配になる。
それだけは勘弁してほしいと思う。
…のでもったいないですが極力魔法は控えた方がいいかな。
そう決意をしたのに…状況は中々しぶとく許してくれませんでした。
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