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王都治安維持部隊
クガンの過去3
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「ねぇ、ここ何処?、貴方誰?」
両手を縄で縛られた上に体を柱に縛り付けられた女が俺を質問してきた。
「俺はクガン、お前の男の友人だ」
「男?私は娼婦よ?……あんた、私にこんな事してタダで済むと思っているの?」
捲し立てるヌマエラをクガンはただ見ているだけだった。
「私の娼館はギャングの直営よ?わかってる?」
「ああ、よく分かってるよ」
「なら、」
「俺の友達はガムだ、知ってるだろ?」
ガムの名前を聞いた途端、ヌマエラの表情に動揺が見えた。
「ガム、が?どうして?」
その時背後からガムがやって来た。手には水筒とお粥を持っている。
「君から薬を抜くために」
「ねえ、お願い、薬をちょうだい、草でも良いから」
地下室には俺とガム、ヌマエラだけだ。時刻は正午を少し過ぎたほど。
先程まで文句を言いながらも普通にしていたヌマエラが震え出し、懇願して来た。
「だめだヌマエラ、君は強い、そんなものに負けちゃいけない」
「うるさい、ちょっと優しくしたら私の男気取り?……下っ端が」
「な、え?」
悪態をつくヌマエラにガムは驚いていた。
「貴方なんてただの暇つぶし、分かった?だからさっさとほどいて」
更に追い討ちをかけるヌマエラにガムは悲しそうな顔をするだけだった。
それから更に時間が経った。ヌマエラは涙を流しながら鬱血した手首を振り、震えながら薬をくれと懇願していた。
床は小便で汚れ、柱は引っ掻き傷だらけだ。
先程まで暑いと言ったり寒いと言ったり、暴言を吐きながら暴れていた姿からは想像もつかないほど弱っていた。
「いつまで、いつまでこうしてれば良いんだ?」
ガムが静かに聞いて来た。鼻を啜っていることから泣いているようだ。
「60時間だ、すなわち、明後日の昼だ」
「わかった」
「俺は寝るけど、お前はどおする?」
「いや、いい、俺はここにいる」
「わかった」
俺は地下室から出たあと、ベッドに倒れ込みそのまま寝てしまった。
翌朝地下室に行くとガムとヌマエラはお互いに寄り添い静かに寝ていた。
お互いに安心し切って眠っている様子は羨ましさと共に二人の幸せを願わずにはいられなかった。
それからのヌマエラはおとなしくなった。
相変わらず震えや体感温度の異常は変わらなかったが。
そして、60時間を超えた。
「ヌマエラ、よく頑張ったな」
「ありがとう、ガム」
涙を流しながら抱き合う二人に俺はささやかなお祝いを用意していた。
「とりあえず風呂でも入ったらどうだ?沸かしておいたよ」
暫く使っていなかった浴槽を洗い、水を溜め火にかけて温めていた。
ヌマエラは排泄物だらけだったしガムは風呂も入らず付きっきりだったため地下室はひどい匂いとなっていた。
「ありがとうな、クガン」
「ああ、風呂に入ってやすめ、そしてこの部屋を片付けたらさっさと出てってくれ」
それが一年前の話だ。
なぜあの時ガムに協力したのかそれは今になってもはっきりしない。
でもやって良かったとは思っている。
「ヌマエラはもう薬はやらねぇ、売人どもにもこいつには絶対売るなって釘を刺してある」
ガムはビールを飲みながら言った。
「まあ、そんな深く考えんなよ、もしかしたらお前になんかサプライズでもあんじゃねぇか?」
「だったら最高だな」
俺の軽口にガムは笑顔を見せた。
「おい、まずい事が起きた」
その時だった。
店のドアが勢いよく開けられ男が入って来た。急いでる様子で息を切らしている。
男の顔は知っている。ギャングのメンバーだ。
「どうした?」
トカイが質問する。
「通りでチンピラと喧嘩になって、そしたらゾロゾロ出て来やがって」
それを聞いたトカイは俺たちの方に顔を向けた。
「お前ら行ってこい」
「わかりました」
「はい」
立ち上がり店の入り口へと向かった。
店を出て暫く歩くと怒号が聞こえて来た。
二人の男を数人で囲っていた。
囲まれているのはギャングのメンバーで顔見知りだ。
敵は全員が万全の状態で、仲間は見るからに弱っていた。
俺たちが参戦しても不利は変わらない。
だが、勝てる方法はある。
敵の中で少し後ろに立っている高級そうなコートを羽織った男。おそらくは他の奴より上の立場の可能性が高い。
「あのコートの男、いくぞ」
ガムも同じ考えだったようだ。
「わかった」
答えを返し、走り出した。
そしてすぐ近くまで来たところで男達は気付いた。
しかし既に遅く、ガムの飛び蹴りが男達の後ろに佇むコートの男の腹部にめり込んでいた。
男はそのまま倒れるがすぐに起きあがろうと手をつけしゃがんだような体勢になっていた。
そんな男の顔面に向かって、俺は右膝をぶち込んだ。
男はその一撃で意識を失ったらしく大の字に倒れた。
「てめぇら、何してくれてんだよ」
「おめぇ、ざけんなよぉ?」
男達は怒号を浴びせながらもコート男の側により体をゆすったり、呼びかけをしていたが二人がコート男を担ぎだした。
「てめぇら、おぼえてろよ?」
そう言い残して去っていった。
「大丈夫か?」
弱っていた仲間にかけよる。
「あいつら、なにもんだ?」
ガムが問いかけた。
「知らねえ、けどいきなり喧嘩ふっかけてきやがった」
この街で俺達ギャングに喧嘩を吹っ掛けるのはなにも知らない暴れん坊の田舎者か、命知らずな馬鹿か博打を取り仕切る博徒ぐらいだ。
しかし男達は上下関係のある徒党を組み、尚且つこの街の博徒では無かった。
街の博徒ならば組織名を名乗ったはずだ。
考えられるのは、別の地域から流れてきたアウトローだ。
しかもいきなりよその土地で喧嘩を売るような武闘派。
これは、何か大きな事が起こる。
そう思わずにはいられなかった。
両手を縄で縛られた上に体を柱に縛り付けられた女が俺を質問してきた。
「俺はクガン、お前の男の友人だ」
「男?私は娼婦よ?……あんた、私にこんな事してタダで済むと思っているの?」
捲し立てるヌマエラをクガンはただ見ているだけだった。
「私の娼館はギャングの直営よ?わかってる?」
「ああ、よく分かってるよ」
「なら、」
「俺の友達はガムだ、知ってるだろ?」
ガムの名前を聞いた途端、ヌマエラの表情に動揺が見えた。
「ガム、が?どうして?」
その時背後からガムがやって来た。手には水筒とお粥を持っている。
「君から薬を抜くために」
「ねえ、お願い、薬をちょうだい、草でも良いから」
地下室には俺とガム、ヌマエラだけだ。時刻は正午を少し過ぎたほど。
先程まで文句を言いながらも普通にしていたヌマエラが震え出し、懇願して来た。
「だめだヌマエラ、君は強い、そんなものに負けちゃいけない」
「うるさい、ちょっと優しくしたら私の男気取り?……下っ端が」
「な、え?」
悪態をつくヌマエラにガムは驚いていた。
「貴方なんてただの暇つぶし、分かった?だからさっさとほどいて」
更に追い討ちをかけるヌマエラにガムは悲しそうな顔をするだけだった。
それから更に時間が経った。ヌマエラは涙を流しながら鬱血した手首を振り、震えながら薬をくれと懇願していた。
床は小便で汚れ、柱は引っ掻き傷だらけだ。
先程まで暑いと言ったり寒いと言ったり、暴言を吐きながら暴れていた姿からは想像もつかないほど弱っていた。
「いつまで、いつまでこうしてれば良いんだ?」
ガムが静かに聞いて来た。鼻を啜っていることから泣いているようだ。
「60時間だ、すなわち、明後日の昼だ」
「わかった」
「俺は寝るけど、お前はどおする?」
「いや、いい、俺はここにいる」
「わかった」
俺は地下室から出たあと、ベッドに倒れ込みそのまま寝てしまった。
翌朝地下室に行くとガムとヌマエラはお互いに寄り添い静かに寝ていた。
お互いに安心し切って眠っている様子は羨ましさと共に二人の幸せを願わずにはいられなかった。
それからのヌマエラはおとなしくなった。
相変わらず震えや体感温度の異常は変わらなかったが。
そして、60時間を超えた。
「ヌマエラ、よく頑張ったな」
「ありがとう、ガム」
涙を流しながら抱き合う二人に俺はささやかなお祝いを用意していた。
「とりあえず風呂でも入ったらどうだ?沸かしておいたよ」
暫く使っていなかった浴槽を洗い、水を溜め火にかけて温めていた。
ヌマエラは排泄物だらけだったしガムは風呂も入らず付きっきりだったため地下室はひどい匂いとなっていた。
「ありがとうな、クガン」
「ああ、風呂に入ってやすめ、そしてこの部屋を片付けたらさっさと出てってくれ」
それが一年前の話だ。
なぜあの時ガムに協力したのかそれは今になってもはっきりしない。
でもやって良かったとは思っている。
「ヌマエラはもう薬はやらねぇ、売人どもにもこいつには絶対売るなって釘を刺してある」
ガムはビールを飲みながら言った。
「まあ、そんな深く考えんなよ、もしかしたらお前になんかサプライズでもあんじゃねぇか?」
「だったら最高だな」
俺の軽口にガムは笑顔を見せた。
「おい、まずい事が起きた」
その時だった。
店のドアが勢いよく開けられ男が入って来た。急いでる様子で息を切らしている。
男の顔は知っている。ギャングのメンバーだ。
「どうした?」
トカイが質問する。
「通りでチンピラと喧嘩になって、そしたらゾロゾロ出て来やがって」
それを聞いたトカイは俺たちの方に顔を向けた。
「お前ら行ってこい」
「わかりました」
「はい」
立ち上がり店の入り口へと向かった。
店を出て暫く歩くと怒号が聞こえて来た。
二人の男を数人で囲っていた。
囲まれているのはギャングのメンバーで顔見知りだ。
敵は全員が万全の状態で、仲間は見るからに弱っていた。
俺たちが参戦しても不利は変わらない。
だが、勝てる方法はある。
敵の中で少し後ろに立っている高級そうなコートを羽織った男。おそらくは他の奴より上の立場の可能性が高い。
「あのコートの男、いくぞ」
ガムも同じ考えだったようだ。
「わかった」
答えを返し、走り出した。
そしてすぐ近くまで来たところで男達は気付いた。
しかし既に遅く、ガムの飛び蹴りが男達の後ろに佇むコートの男の腹部にめり込んでいた。
男はそのまま倒れるがすぐに起きあがろうと手をつけしゃがんだような体勢になっていた。
そんな男の顔面に向かって、俺は右膝をぶち込んだ。
男はその一撃で意識を失ったらしく大の字に倒れた。
「てめぇら、何してくれてんだよ」
「おめぇ、ざけんなよぉ?」
男達は怒号を浴びせながらもコート男の側により体をゆすったり、呼びかけをしていたが二人がコート男を担ぎだした。
「てめぇら、おぼえてろよ?」
そう言い残して去っていった。
「大丈夫か?」
弱っていた仲間にかけよる。
「あいつら、なにもんだ?」
ガムが問いかけた。
「知らねえ、けどいきなり喧嘩ふっかけてきやがった」
この街で俺達ギャングに喧嘩を吹っ掛けるのはなにも知らない暴れん坊の田舎者か、命知らずな馬鹿か博打を取り仕切る博徒ぐらいだ。
しかし男達は上下関係のある徒党を組み、尚且つこの街の博徒では無かった。
街の博徒ならば組織名を名乗ったはずだ。
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