異世界移転した僕たちだけど僕のスキルだけファンタジー感が足りない気がする HELL MODE

こんみっち

文字の大きさ
4 / 5
HELLMODESTART

EP4:ダンジョンとデスループ

しおりを挟む
その後も高レベルの人たちばかりで僕のようにレベル1の人は誰一人としていなかった。

そして僕のスキルと同じスキルの人も一人もいなかった。
上位互換はあったけど。

例えば僕の〈劣化ストレージ〉だったら〈アイテムボックス〉は上位互換、〈身体強化・劣〉だったら〈身体強化〉は上位互換。だった。


〈輪廻LV1〉
〈特異点〉
〈天の声〉
この三つはどうもラノベとかで言うユニークスキルらしい。
恐らくレジェンドスキル=ユニークスキルと考えて良さそうだ。

その後、鑑定が終わり次第、僕たちは宝物庫に案内され武器を手にし、それぞれ個室の鍵を渡された。

手に入れたのは赤黒くてカッコいいけん。
能力はこんな感じ。
____________________
名称鑑定不可
効果鑑定不可
※鑑定のレベルが足りません
____________________

その後夕暮れまで個室でひたすら武器に鑑定をかけて少しでもレベルを上げようとした。

結果がこちら!

〈鑑定LV21/2〉
レベルアップ!
〈武器鑑定LV11/2〉
新しくスキル習得!
____________________
名称未設定
レベル1
種類:剣/魔剣/成長剣
攻撃力+1万
スキルスロット
:〈スラッシュLV1〉
:(空き)
:(空き)
:(空き)
:(空き)
____________________
だけど次の瞬間、

『宇美矢晴兎が強力な武器を手にしました。HELLMODEの為、罰則として世界を強化します。強化倍率が0%から20%となりました。』
は?
今のが天の声?
罰則って何?
………この世界、僕に厳しくないか?
何?僕が何か悪いことでもしたって言うの?

とにかく、そのあと食事をして寝た。
何故かあの教皇は『いただきます』を知っていた。
明日からはダンジョンでの実践訓練らしい。
クラスメイトも新しい力に心踊っていた。
僕のステータスはこっそりと隠しておいた。
そして次の日の朝、だいたい7時ごろ。
教皇からダンジョンについて説明される。

「勇者様方にはダンジョンと言う場所に行っていただきます。実践訓練ですので気をつけてくださいね。もしもの場合は私が持っている転移石で脱出します。それではついて来てください。」

神殿を出た裏に地下ダンジョンがあった。
こんな所にダンジョンがあって大丈夫なのだろうか?
いや、大丈夫じゃないだろうな。
あの教皇がレベルが高かったのはそのせいだろう。

「ここのダンジョンの敵は一般的には強めですが勇者様たちなら大丈夫だと思います。」

一般的に強め?
僕は一般人より弱いんだけど?

…ふぅ、落ち着け落ち着け。
なんだかこの世界にきてからキレやすくなってる気がするぞ僕。

ダンジョンの中に入ると中は整備されていたりところどころ松明が置かれていたりして暗くは無かった。

一階層は。

僕たちは下の階層に向かった。

僕たちは二階層に行った。

剣を持っていて人型の魔物、ゴブリンロードという奴だった。
僕以外はは思ったよりも敵が弱く誰もがこのままいけると思ったその時だった。


下の階層からツノの生えたピンク髪の露出が多い服を着た女性がやってきた。背中には悪魔のような真っ黒な羽が生えている。

「フフフ、随分な量の魔力じゃない。アタシが遊んであげる。」

この女性が言っているのは多分他のみんなの事だろうな。
コイツは何故だかやばい気がする。

「僕が相手をする!みんな、ここは僕に任せて逃げて!」

「「「「「!?」」」」」

「晴兎君、危険過ぎるよ!」

「心配ありがとう星也君。だけど今の星也では勝てないから逃げて!」

「っ!?…また僕は…。…わかった!絶対帰ってきてくれ!」

「……………わかった。」
星也がいなくなるのを待った。

「僕が相手だ。」

「あら?君が遊んでくれるの?でもそれは勇気じゃなくて無謀よ?」

「分かってる。それでも僕はこれくらいしか役に立たないからね。」
一応鑑定をしておく。
____________________
魔神エレイナ
測定不可
※鑑定レベルが足りません。
____________________

「間違いなく格上……やるしかないっ!〈身体強化・劣〉」
だけど。

「ガハァ゛っ!?ゲホッ、ゲホッ!ぐぅ……。痛い。」
簡単にカウンターを決められた。
「あはは。死ね。」

グチャ

そこで僕は意識を手放した。

____________________________________________________________

『宇美矢晴兎が死亡しました。レベルが1上がりました。救済システム:スキル効果1/2が劣化効果に変更されます。初回死亡ボーナス:スキルの進化が解放されました。』

____________________________________________________________
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~

専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。 ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。

『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』

宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

眺めるだけならよいでしょうか?〜美醜逆転世界に飛ばされた私〜

波間柏
恋愛
美醜逆転の世界に飛ばされた。普通ならウハウハである。だけど。 ✻読んで下さり、ありがとうございました。✻

処理中です...