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0/神様のいない世界

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 昔々あるところに、神様がいました。
 神様は、男の子と女の子を作りました。
 二人が生まれた場所は、蒼と緑に囲まれた楽園でした。

 ある時、蛇が二人に言いました。
「この島の真ん中には、黄金の林檎があるんだ。とてもおいしいんだよ」
 二人は蛇に連れられ、島の真ん中へ行きました。
 そして、そこになる黄金の林檎を、採って食べてしまいました。
 神様は怒りました。とてもとても、怒りました。
 二人は楽園から追い出されてしまいました。

 二人は旅をしました。
 海を渡り、陸を進み、子供を増やしました。
 子供たちもまた子供を増やし、家族は増えていきました。

 ある時、男の子が言いました。
「神様なんて、もういらない」

 争いが生まれ、憎しみが生まれ、死が生まれました。
 とうとう、神様はみんな殺されてしまいました。
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