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13話 元恋人の罠
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お城の廊下で、ワイワイと騒ぐ声がする。
アーサーが、ガン無視をきめこみながら、スタスタと歩いて行く後ろを、大臣たちが追いかけながら何やら説得している様子だった。
「国の安定の為ですぞ!」
「そうです!今すぐに、というわけではありませんぞ!」
「ご正妃を決めずとも、側室として城に住まわせてみては?」
サラは、広い廊下の柱の陰に隠れて、その様子を観察していた。
ふいに、アーサーが足を止めた。
廊下の先で、待ち受けている女性がいた。
豪華なドレスを着た綺麗な女性が、アーサーの目の前まで歩み寄ると、カーテシーをする。
「陛下、お久しぶりにございます。セーラ・マクベスでございます。」
流れるような銀色の長い髪と、深い緑色の目は宝石のようだった。
人形のように美しくて、まさにお姫様だ。
周囲に居た大臣たちが、声をそろえて訴える。
「マクベス侯爵令嬢であれば、次期王妃に申し分ありませんな!」
「確かに!美しく賢いと評判のご令嬢です!」
「いかがですかな?城に妃候補として住まわせては?」
「国民も彼女であれば、納得でしょう。」
「そうですな!何よりも、マクベス侯爵令嬢は、陛下の以前の恋人ではありませんか!」
・・・・アーサーの元恋人?
サラの胸が、ズキンと鳴る。
「この1年、お会いできなくて寂しく思っておりました。どうかまた、おそばに置いてくださいませ。」
セーラはそう言うと、アーサーの腕に手を伸ばした。
サラは、後ずさりした。
足音を立てないように、その場を足早に離れた。これ以上は、見ていたくなかった。突然走り出したサラに驚いて、テルマは追いかける。
「サラ様!」
テルマのその声で、ウィルはサラが近くに居たことに気が付いた。チラリとアーサーを見ると、アーサーは無表情だった。
自分の腕に触れるセーラの腕を掴むと、振り払って言った。
「今、私には女神がいる。」
そう言うと、アーサーは足早にサラの後を追った。
テルマは、必死でサラを追いかけた。
「サラ様!お待ちくださいませ!・・・どちらへ行かれるのです?」
サラは、お城の建物の外に出た。ゼーゼーと息をしながら答える。
「いや、ごめん。なんか・・・そうだよね。」
自分に言い聞かせる。
「アーサーに、王妃様は必要だよね。王様だし、跡継ぎだって必要だし。」
テルマは息を切らしながらも、必死に言う。
「た、確かに今、この国には王妃様が必要です。跡継ぎも国の安定のためには必要なんですが、それはサラ様が適任でいらっしゃいます!」
テルマはサラの手を握る。
「サラ様。どうか、この国に留まって、陛下のご正妃様に、王妃様になっては頂けませんか?」
その言葉に、焦った。
「私が?いやいやいや、それはムリでしょ?」
その時、サラの後を追ってきたアーサーが、物陰で立ち止まった。ウィルは、アーサーの様子を伺う。
テルマが、いつもよりも強い口調で言う。
「何故です?!サラ様は女神様でいらっしゃいます!誰も文句は言いませんわ!」
「だって、私は・・・」
普通の女子高生だし。国のトップと結婚とかムリでしょ。
「テルマさん、あのね、私は女神なんかじゃないよ。」
「サラ様・・・。」
「間違ってココに呼び寄せられただけだよ。私、神様とか全然信じてない。仮に女神だったとしてもだよ?国のトップに立つべきとは限らないじゃん。」
テルマさんに、真剣に言う。
「それに、私の考えだけど、信仰心と政治は、関わらせちゃ駄目だ。」
社会や歴史で学んできた。地球上は、そうゆう戦争ばかりだった。だからさ。
テルマさんの手を握って、サラは言った。
「女神なんかじゃない。人は、人を信じなきゃいけない。そう思わない?」
テルマは顔を上げて、サラを見た。
この人は、アーサー陛下と同じだと思った。
「王妃様には、アーサーを支えてくれる強い人が適任だよ・・・たぶん。私なんかじゃない。」
そうなんだ。それは、私じゃない。
「そうですね。その通りだと思いますよ。」
そこに現れたのは、栗色の癖のある髪が肩まで伸びた、騎士団長のアモンだった。
「我が君主の王妃様には、身分だけではない。陛下に相応しい人ですよね。」
にこにこと爽やかに微笑むその姿は、まさに絵にかいたような騎士様だ。
アモン騎士団長が現れたのを確認すると、アーサーはサラに声をかけることなく、踵を返した。
その場を立ち去るアーサーの後ろを、ウィルは黙ってついて行く。
アモン騎士団長は、サラに向かってニッコリと微笑んで言う。
「女神様、よろしければ気分転換に、乗馬などいかがですか?」
「え?乗馬?ですか?」
アモン騎士団長は、騎士スマイルを見せる。
「乗馬は、気分転換には最高ですよ。馬の体温、風を切る感覚。気持ちの良いものです。いつもとは違う高さと視点で見ることができますしね。」
サラは、そう言われて、興味を持った。
「じゃぁ。」
テルマさんから、乗馬用の服を仕立ててから!と言われて、今日は、見学だけとなった。
それから、なんとなく「1人になりたいから」と言って、1人でお庭を散策しはじめた。
お城の庭園を散策するのは、はじめてかもしれない。とても綺麗に整備されていて、花がたくさん咲いていた。
しばらく歩いて行くと、ぞろぞろと侍女たちを引き連れた、セーラ公爵令嬢に出くわす。
彼女はサラを見るなり、目を細める。
セーラ公爵令嬢は小鳥のような声で言った。
「その黒い髪と瞳。もしかして、女神様でいらっしゃいますか?」
そう言われて、一応、名乗ることにする。
「サラです。セーラ様、はじめまして。」
セーラ公爵令嬢は、ニコっと微笑んだ。
「まぁ、やはり女神様でしたが、お会い出来て幸運ですわ。」
天使のように笑うその顔は芸能人のように整っている。彼女が身動きをするたびに、花のような甘い香りがする。
「私はセーラ・マクベスと申します。数日間ですが、お城で暮らすことになりましたの。どうぞよろしくお願い致しますね。」
お城で?
あ、そっか、ご正妃候補として、お城で暮らすんだなと察した。
数刻前、アーサーと彼女が並び立つ姿を思い出してしまう。とてもお似合いだった。
「女神様、少々伺ってもよろしいかしら?」
「はい。」
なんか緊張してしまう。
「陛下から伺ったのですが、女神様は神の国へ、いずれお帰りになるとか。」
「あ、はい。元居た場所に帰る予定です。」
「そうでしたか!安心しました。」
くったくのない、笑顔を向けられる。
「私、陛下をお慕いしておりますの。1年前までは、陛下は何度も私の屋敷へおいで下さいまして、男女の仲となりました。」
ドクン、と心臓が抉られる感じに耐える。
天使の微笑みを絶やさずに彼女は言った。
「この1年、ずっと寂しかったのです。今夜は、陛下と素敵な夜を過ごさせて頂こうかと思っておりますの。」
もう、聞いていられないと思った。この場所から逃げ出したい。
セーラは、誰にも見られないように扇で口元を隠し、ニヤリと笑う。
「女神様は、この国にとって大切な存在です。陛下をとられてしまったのだとショックでしたの。」
目を伏せて辛そうに、セーラは続けた。
「陛下は、私をとても愛して下さっていたので、王妃になるべく準備もしておりましたのよ。」
・・・身分、教養、美貌、何もかもを持った女性。
アーサーの思う人は、まさに彼女なのだろう。
「そ、そうですか。セーラ様は、きっと素敵な王妃様になるかと思います。アーサーとお似合いだし。」
「まぁ、嬉しいですわ。女神様からの祝福を受けられるなんて。」
セーラさんは、本当に嬉しそうに笑った。
私の心は、ズタボロだった。
どんどん・・・なんか・・えぐられていく感じ。
「そうですわ。女神様にプレゼントが。」
そう言って、セーラ様は手紙をサラの前に差し出す。
真っ黒な封筒だった。
ショックで、あたまが一杯のサラは、何の違和感もなく、その手紙に手を伸ばす。
手紙に触れる点前で、ポンっ!と勝手に、封筒が開いて煙に巻かれる。
飛び出した煙は、みるみるサラを包み込んでいく。
「?!?!」
そのまま、急に目の前がぼやけて、どこからともなく声が聞こえて来た。
『東の塔へ、月が真上に来た時に、東の塔へ来るのだ。一人で来い。』
そのまま、サラの意識が薄れていく。
セーラ様は、にっこりと微笑む。
「それでは失礼します」と去って行った。
サラは、頭の中に雲がかかったような感じで、ぼーーーっとしたまま、部屋に戻る。
その後も、テルマさんが夕食の時間だと言って来たけれど、頭がぼうっとして適当に返事をした。
お風呂に入って、ベッドに入ったのを覚えているけれども、頭の中は何も考えられず、麻痺しているような、ずっと曇っているような感じだった。
そして、月が昇り始めると、体が勝手に動きだす。
お城の中は静かだった。
いつもの廊下を歩いて行った先に、知らない廊下が続いている。
知らない、来たこともない通路なのに、迷いなく足が勝手に歩いていく。
そのまま来たこともない塔を登り始める。
頭が朦朧としていて、うまく考えることができない。
塔の上までたどり着き、目の前の扉を開く。
「よく来たな、女神よ。」
アーサーが、ガン無視をきめこみながら、スタスタと歩いて行く後ろを、大臣たちが追いかけながら何やら説得している様子だった。
「国の安定の為ですぞ!」
「そうです!今すぐに、というわけではありませんぞ!」
「ご正妃を決めずとも、側室として城に住まわせてみては?」
サラは、広い廊下の柱の陰に隠れて、その様子を観察していた。
ふいに、アーサーが足を止めた。
廊下の先で、待ち受けている女性がいた。
豪華なドレスを着た綺麗な女性が、アーサーの目の前まで歩み寄ると、カーテシーをする。
「陛下、お久しぶりにございます。セーラ・マクベスでございます。」
流れるような銀色の長い髪と、深い緑色の目は宝石のようだった。
人形のように美しくて、まさにお姫様だ。
周囲に居た大臣たちが、声をそろえて訴える。
「マクベス侯爵令嬢であれば、次期王妃に申し分ありませんな!」
「確かに!美しく賢いと評判のご令嬢です!」
「いかがですかな?城に妃候補として住まわせては?」
「国民も彼女であれば、納得でしょう。」
「そうですな!何よりも、マクベス侯爵令嬢は、陛下の以前の恋人ではありませんか!」
・・・・アーサーの元恋人?
サラの胸が、ズキンと鳴る。
「この1年、お会いできなくて寂しく思っておりました。どうかまた、おそばに置いてくださいませ。」
セーラはそう言うと、アーサーの腕に手を伸ばした。
サラは、後ずさりした。
足音を立てないように、その場を足早に離れた。これ以上は、見ていたくなかった。突然走り出したサラに驚いて、テルマは追いかける。
「サラ様!」
テルマのその声で、ウィルはサラが近くに居たことに気が付いた。チラリとアーサーを見ると、アーサーは無表情だった。
自分の腕に触れるセーラの腕を掴むと、振り払って言った。
「今、私には女神がいる。」
そう言うと、アーサーは足早にサラの後を追った。
テルマは、必死でサラを追いかけた。
「サラ様!お待ちくださいませ!・・・どちらへ行かれるのです?」
サラは、お城の建物の外に出た。ゼーゼーと息をしながら答える。
「いや、ごめん。なんか・・・そうだよね。」
自分に言い聞かせる。
「アーサーに、王妃様は必要だよね。王様だし、跡継ぎだって必要だし。」
テルマは息を切らしながらも、必死に言う。
「た、確かに今、この国には王妃様が必要です。跡継ぎも国の安定のためには必要なんですが、それはサラ様が適任でいらっしゃいます!」
テルマはサラの手を握る。
「サラ様。どうか、この国に留まって、陛下のご正妃様に、王妃様になっては頂けませんか?」
その言葉に、焦った。
「私が?いやいやいや、それはムリでしょ?」
その時、サラの後を追ってきたアーサーが、物陰で立ち止まった。ウィルは、アーサーの様子を伺う。
テルマが、いつもよりも強い口調で言う。
「何故です?!サラ様は女神様でいらっしゃいます!誰も文句は言いませんわ!」
「だって、私は・・・」
普通の女子高生だし。国のトップと結婚とかムリでしょ。
「テルマさん、あのね、私は女神なんかじゃないよ。」
「サラ様・・・。」
「間違ってココに呼び寄せられただけだよ。私、神様とか全然信じてない。仮に女神だったとしてもだよ?国のトップに立つべきとは限らないじゃん。」
テルマさんに、真剣に言う。
「それに、私の考えだけど、信仰心と政治は、関わらせちゃ駄目だ。」
社会や歴史で学んできた。地球上は、そうゆう戦争ばかりだった。だからさ。
テルマさんの手を握って、サラは言った。
「女神なんかじゃない。人は、人を信じなきゃいけない。そう思わない?」
テルマは顔を上げて、サラを見た。
この人は、アーサー陛下と同じだと思った。
「王妃様には、アーサーを支えてくれる強い人が適任だよ・・・たぶん。私なんかじゃない。」
そうなんだ。それは、私じゃない。
「そうですね。その通りだと思いますよ。」
そこに現れたのは、栗色の癖のある髪が肩まで伸びた、騎士団長のアモンだった。
「我が君主の王妃様には、身分だけではない。陛下に相応しい人ですよね。」
にこにこと爽やかに微笑むその姿は、まさに絵にかいたような騎士様だ。
アモン騎士団長が現れたのを確認すると、アーサーはサラに声をかけることなく、踵を返した。
その場を立ち去るアーサーの後ろを、ウィルは黙ってついて行く。
アモン騎士団長は、サラに向かってニッコリと微笑んで言う。
「女神様、よろしければ気分転換に、乗馬などいかがですか?」
「え?乗馬?ですか?」
アモン騎士団長は、騎士スマイルを見せる。
「乗馬は、気分転換には最高ですよ。馬の体温、風を切る感覚。気持ちの良いものです。いつもとは違う高さと視点で見ることができますしね。」
サラは、そう言われて、興味を持った。
「じゃぁ。」
テルマさんから、乗馬用の服を仕立ててから!と言われて、今日は、見学だけとなった。
それから、なんとなく「1人になりたいから」と言って、1人でお庭を散策しはじめた。
お城の庭園を散策するのは、はじめてかもしれない。とても綺麗に整備されていて、花がたくさん咲いていた。
しばらく歩いて行くと、ぞろぞろと侍女たちを引き連れた、セーラ公爵令嬢に出くわす。
彼女はサラを見るなり、目を細める。
セーラ公爵令嬢は小鳥のような声で言った。
「その黒い髪と瞳。もしかして、女神様でいらっしゃいますか?」
そう言われて、一応、名乗ることにする。
「サラです。セーラ様、はじめまして。」
セーラ公爵令嬢は、ニコっと微笑んだ。
「まぁ、やはり女神様でしたが、お会い出来て幸運ですわ。」
天使のように笑うその顔は芸能人のように整っている。彼女が身動きをするたびに、花のような甘い香りがする。
「私はセーラ・マクベスと申します。数日間ですが、お城で暮らすことになりましたの。どうぞよろしくお願い致しますね。」
お城で?
あ、そっか、ご正妃候補として、お城で暮らすんだなと察した。
数刻前、アーサーと彼女が並び立つ姿を思い出してしまう。とてもお似合いだった。
「女神様、少々伺ってもよろしいかしら?」
「はい。」
なんか緊張してしまう。
「陛下から伺ったのですが、女神様は神の国へ、いずれお帰りになるとか。」
「あ、はい。元居た場所に帰る予定です。」
「そうでしたか!安心しました。」
くったくのない、笑顔を向けられる。
「私、陛下をお慕いしておりますの。1年前までは、陛下は何度も私の屋敷へおいで下さいまして、男女の仲となりました。」
ドクン、と心臓が抉られる感じに耐える。
天使の微笑みを絶やさずに彼女は言った。
「この1年、ずっと寂しかったのです。今夜は、陛下と素敵な夜を過ごさせて頂こうかと思っておりますの。」
もう、聞いていられないと思った。この場所から逃げ出したい。
セーラは、誰にも見られないように扇で口元を隠し、ニヤリと笑う。
「女神様は、この国にとって大切な存在です。陛下をとられてしまったのだとショックでしたの。」
目を伏せて辛そうに、セーラは続けた。
「陛下は、私をとても愛して下さっていたので、王妃になるべく準備もしておりましたのよ。」
・・・身分、教養、美貌、何もかもを持った女性。
アーサーの思う人は、まさに彼女なのだろう。
「そ、そうですか。セーラ様は、きっと素敵な王妃様になるかと思います。アーサーとお似合いだし。」
「まぁ、嬉しいですわ。女神様からの祝福を受けられるなんて。」
セーラさんは、本当に嬉しそうに笑った。
私の心は、ズタボロだった。
どんどん・・・なんか・・えぐられていく感じ。
「そうですわ。女神様にプレゼントが。」
そう言って、セーラ様は手紙をサラの前に差し出す。
真っ黒な封筒だった。
ショックで、あたまが一杯のサラは、何の違和感もなく、その手紙に手を伸ばす。
手紙に触れる点前で、ポンっ!と勝手に、封筒が開いて煙に巻かれる。
飛び出した煙は、みるみるサラを包み込んでいく。
「?!?!」
そのまま、急に目の前がぼやけて、どこからともなく声が聞こえて来た。
『東の塔へ、月が真上に来た時に、東の塔へ来るのだ。一人で来い。』
そのまま、サラの意識が薄れていく。
セーラ様は、にっこりと微笑む。
「それでは失礼します」と去って行った。
サラは、頭の中に雲がかかったような感じで、ぼーーーっとしたまま、部屋に戻る。
その後も、テルマさんが夕食の時間だと言って来たけれど、頭がぼうっとして適当に返事をした。
お風呂に入って、ベッドに入ったのを覚えているけれども、頭の中は何も考えられず、麻痺しているような、ずっと曇っているような感じだった。
そして、月が昇り始めると、体が勝手に動きだす。
お城の中は静かだった。
いつもの廊下を歩いて行った先に、知らない廊下が続いている。
知らない、来たこともない通路なのに、迷いなく足が勝手に歩いていく。
そのまま来たこともない塔を登り始める。
頭が朦朧としていて、うまく考えることができない。
塔の上までたどり着き、目の前の扉を開く。
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