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第一章
8リンスと室内履きと手袋
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今日は朝食を済ませたらリンスを作ろうと思う。
なので早起きしたら色々仕度せねば! と思ってたらレイジェス様も早く起きた。私と眠るようになってから良く眠れるようになったとの事。
で、今一緒に朝食中。私は朝はトウミだけにした。
甘いけど栄養あるし、さっぱりしてて寝起きででも食べやすい。
レイジェス様はパンと野菜入りスープとスクランブルエッグで食べていた。
食事が終わるとレイジェス様は身なりを整えて城に向かった。私も他の使用人達と一緒に見送る。そして、ここからが私の時間だっ!!
まず、リンスを作るに当たって酢かクエン酸がいる。酢だと臭そうなのでクエン酸で考えているんだけど、レモンみたいにすっぱい果物あるんだろうか? 取り合えず、セレネに酸っぱくて食べられない位の果物があるか、あったら欲しいとお願いしてみる。
「それだと、キップルの実かしら? 今は厨房にありませんが欲しいのでしたら下男に買ってくるよう申しつけますよ? すぐ用意できると思います」
「じゃ、買ってきて欲しいです! あと、ハーブでローズマリーとラベンダーが欲しいんですけどありますか?」
「乾燥したものなら厨房にどちらもありますよ」
「あ! 欲しいです! 少し分けてください!」
セレネは不思議な顔で私を見る。
「それで何の料理を作るのですか? 姫様は厨房に入ってはいけませんよ?」
「料理ではなくて【リンス】を作るのです!」
「【リンス】とは何でございましょうか?」
「髪を洗った後に付けると髪がさらさらになる物です! 出来上がったらセレネにも分けて上げます!」
セレネは、はいはいと微笑んだ。
生温かく子供を見る目だ。あ、でも、私子供だからそんなもんなのか。
厨房からハーブを分けてもらい、ゼフィエルに大き目のピッチャーにお茶を入れてもらう。ピッチャーは少し大きなポットぐらいの大きさで、4リットル位ありそう。これくらいあればいいかな? 入れてあるお茶なので色が茶色い。そしてキップルの実が届くのを談話室で本を読みながら待つ。
「姫様、キップルの実が届きましたよ」
談話室にセレネが知らせに来てくれた。
私は体がきつくない程度に急いで厨房に駆けつけた。
初めて見たキップルは巨大化したレモンだった。
私の知ってるレモンの4倍位だろうか?
セレネには厨房に入っちゃダメと言われていたけど、入ってしまった。
料理長が中身を切って見せてくれた。中身もレモンだった。
私は料理長にキップルを絞った汁が欲しいとお願いしたら、彼は快く引き受けてくれた。料理長は気のいい茶髪青目のおじさんで年齢は40代後半くらい? 何故か凄く私に恐縮していた。
少し待つと沢山のキップル汁が入ったガラスのボウルを渡された。
「作った物を入れるガラスの小瓶が欲しいのですけど」
料理長に言うと「それはセレネさんに談話室に持って行かせます」と言った。
材料を持って談話室に行くとゼフィエルが待ち構えていた。レイジェス様に厳重注意と言われて叱られてから、私が何かやらかさないかと監視されるようになってしまった。
あ、忘れてた、椿油! レイジェス様のお部屋から椿油を持ってきた。
私の部屋は用意してもらってあるけど、着替えくらいしか使わない。
私が寝坊したときはレイジェス様のお部屋で着替えるし。だから私の椿油もレイジェス様のお部屋に置いてあるのだ。私はかき混ぜ用の棒を持った。
「よく見ていてくださいね? ゼフィエル。あ、このピッチャーのお茶をこちらのボウルに少しずつ入れてくださいませ」
「こうですか?」
「そうです、そうです」
と言いつつ私はかき混ぜ棒でそのボウルの中を混ぜ続ける。
ボウルの中の茶色のお茶は化学反応で赤っぽく変った。
「もうちょっとついでくださいませ、あ、もういいです」
「赤みを帯びた綺麗なローズカラーになりましたな」
「匂いもいいんですの」
「確かに」
私は最後の仕上げに椿油を5滴入れてもう一度かき混ぜた。
「小瓶に移したいんですけど……このままだと溢してしまいますよね?」
「ロートとレードルを持ってきましょう」
12~13センチ位の小瓶10本分程のリンスができた。
「わたくしさっそく試したいのでお風呂に入ります!」
ゼフィエルが側仕え見習いのリリーを呼び、お風呂に一緒に行った。
リリーは私の湯浴みの手伝いをしている。リリーが私の頭を石鹸で洗ったあとにリンスの使い方を説明した。よく振ってから手にとって髪に染み込ませるように撫で付ける。3~4分時間を置いたら流す。
「姫様、これは素晴らしいですね! 洗ったあとの髪がするっとします」
「そうなんですの。椿油も入っているので乾かしても艶がでるんですよ」
私はリリーに側仕えたちの分のリンスを渡した。皆に使い方を教えてねと。ゼフィエルとレイジェス様の分を除いた余りは冷蔵室に入れてもらった。
昼食はサンドイッチだった。一切れ食べたらお腹一杯に。そんなに体を動かすようなことをしてないから、あんまりお腹が空かない。お腹が膨れると眠くなる。
談話室で本を読んでいると、うとうとしていて少し眠ったらしい。
セレネが談話室のテーブルに、頼んでいた毛糸玉とかぎ針を置いてくれた様だ。
テーブルの上にある籐の籠に薄いピンクの毛糸と濃い紫の毛糸が見える。
私の室内履きは薄いピンクので、レイジェス様の手袋は濃い紫の毛糸で作る。まず私の室内履きの底から編み始めた。私の足は小さいのですぐ底2枚分ができた。で、そこから周りをが~っと編んでいくと片足分できたので時計を見る。
もう夕4の刻で、私は急いで籠ごと毛糸達を自分の部屋に持っていった。
ハンカチを上からかけてベッドの下に隠す。それから5本本のリンスをゼフィエルに持っていき、ゼフィエルの分とレイジェス様の分、リリーとセレネ、サーシャの分ということで使い方を説明する。レイジェス様が帰ってきた。
「お帰りなさいませ」
「うむ、ただいま戻った」
ゼフィエルに黒いコートを渡し、レイジェス様は私の手を取って談話室に。
「今日の君の手は暖かいな」
談話室でまた本を読んでると、持ち上げられて膝に乗っけられたので気にせず読み続ける。気にしたら負けな気がするから。
レイジェス様も何気に私が読んでる本を後ろから読んでて「そこはまだ読んでない、捲るな」とか言ってくる。本当に面倒臭い人だ。
「このルードの花っていうのが金色に光ってるらしいんですけど、レイジェス様は見たことあります?」
「それなら温室にあるぞ。日中は白い花で中心がきらきら光ってる。君の頭みたいにな。夜になると花びらが金色に色づく」
「あ、じゃ、明日温室を見てみます」
食事の用意が出来たので食堂へ行って食べていると、ゼフィエルが私の今日一日の報告する。リンスを作ったこととか室内履きを作ってた事とかを報告された。
レイジェス様が今日のお風呂でリンスを使ってみることになった。
お風呂を上がったレイジェス様が「これはいいなぁ。商品化したら売れるんじゃないか?」とご機嫌だった。レイジェス様の頭に天使の輪が出来ていて、何だかとても尊いものを見た気分になった。
この頃にはもう私とレイジェス様が一緒に寝るのは当たり前みたいになっいて、使用人の皆様も全然気にしなくなった。
正直言うと、私もこの状況に慣れてきてしまってる。
レイジェス様と眠ると安心できるのだ。
彼の心臓の音とか寝息とか聞いてると安らいで、私もいつのまにか眠ってしまう。
早く手袋を完成させて贈りたい。
いつも私の手が冷たくないか気にしてるレイジェス様だけど、外から帰ってきたばかりのレイジェス様の手の方がとても冷たいのだ。本人は気付いてないのかも知れないけど。
手袋、贈ったら喜んでくれるかな?
レイジェス様に抱っこされながら、にまにま顔で私は眠りについた。
なので早起きしたら色々仕度せねば! と思ってたらレイジェス様も早く起きた。私と眠るようになってから良く眠れるようになったとの事。
で、今一緒に朝食中。私は朝はトウミだけにした。
甘いけど栄養あるし、さっぱりしてて寝起きででも食べやすい。
レイジェス様はパンと野菜入りスープとスクランブルエッグで食べていた。
食事が終わるとレイジェス様は身なりを整えて城に向かった。私も他の使用人達と一緒に見送る。そして、ここからが私の時間だっ!!
まず、リンスを作るに当たって酢かクエン酸がいる。酢だと臭そうなのでクエン酸で考えているんだけど、レモンみたいにすっぱい果物あるんだろうか? 取り合えず、セレネに酸っぱくて食べられない位の果物があるか、あったら欲しいとお願いしてみる。
「それだと、キップルの実かしら? 今は厨房にありませんが欲しいのでしたら下男に買ってくるよう申しつけますよ? すぐ用意できると思います」
「じゃ、買ってきて欲しいです! あと、ハーブでローズマリーとラベンダーが欲しいんですけどありますか?」
「乾燥したものなら厨房にどちらもありますよ」
「あ! 欲しいです! 少し分けてください!」
セレネは不思議な顔で私を見る。
「それで何の料理を作るのですか? 姫様は厨房に入ってはいけませんよ?」
「料理ではなくて【リンス】を作るのです!」
「【リンス】とは何でございましょうか?」
「髪を洗った後に付けると髪がさらさらになる物です! 出来上がったらセレネにも分けて上げます!」
セレネは、はいはいと微笑んだ。
生温かく子供を見る目だ。あ、でも、私子供だからそんなもんなのか。
厨房からハーブを分けてもらい、ゼフィエルに大き目のピッチャーにお茶を入れてもらう。ピッチャーは少し大きなポットぐらいの大きさで、4リットル位ありそう。これくらいあればいいかな? 入れてあるお茶なので色が茶色い。そしてキップルの実が届くのを談話室で本を読みながら待つ。
「姫様、キップルの実が届きましたよ」
談話室にセレネが知らせに来てくれた。
私は体がきつくない程度に急いで厨房に駆けつけた。
初めて見たキップルは巨大化したレモンだった。
私の知ってるレモンの4倍位だろうか?
セレネには厨房に入っちゃダメと言われていたけど、入ってしまった。
料理長が中身を切って見せてくれた。中身もレモンだった。
私は料理長にキップルを絞った汁が欲しいとお願いしたら、彼は快く引き受けてくれた。料理長は気のいい茶髪青目のおじさんで年齢は40代後半くらい? 何故か凄く私に恐縮していた。
少し待つと沢山のキップル汁が入ったガラスのボウルを渡された。
「作った物を入れるガラスの小瓶が欲しいのですけど」
料理長に言うと「それはセレネさんに談話室に持って行かせます」と言った。
材料を持って談話室に行くとゼフィエルが待ち構えていた。レイジェス様に厳重注意と言われて叱られてから、私が何かやらかさないかと監視されるようになってしまった。
あ、忘れてた、椿油! レイジェス様のお部屋から椿油を持ってきた。
私の部屋は用意してもらってあるけど、着替えくらいしか使わない。
私が寝坊したときはレイジェス様のお部屋で着替えるし。だから私の椿油もレイジェス様のお部屋に置いてあるのだ。私はかき混ぜ用の棒を持った。
「よく見ていてくださいね? ゼフィエル。あ、このピッチャーのお茶をこちらのボウルに少しずつ入れてくださいませ」
「こうですか?」
「そうです、そうです」
と言いつつ私はかき混ぜ棒でそのボウルの中を混ぜ続ける。
ボウルの中の茶色のお茶は化学反応で赤っぽく変った。
「もうちょっとついでくださいませ、あ、もういいです」
「赤みを帯びた綺麗なローズカラーになりましたな」
「匂いもいいんですの」
「確かに」
私は最後の仕上げに椿油を5滴入れてもう一度かき混ぜた。
「小瓶に移したいんですけど……このままだと溢してしまいますよね?」
「ロートとレードルを持ってきましょう」
12~13センチ位の小瓶10本分程のリンスができた。
「わたくしさっそく試したいのでお風呂に入ります!」
ゼフィエルが側仕え見習いのリリーを呼び、お風呂に一緒に行った。
リリーは私の湯浴みの手伝いをしている。リリーが私の頭を石鹸で洗ったあとにリンスの使い方を説明した。よく振ってから手にとって髪に染み込ませるように撫で付ける。3~4分時間を置いたら流す。
「姫様、これは素晴らしいですね! 洗ったあとの髪がするっとします」
「そうなんですの。椿油も入っているので乾かしても艶がでるんですよ」
私はリリーに側仕えたちの分のリンスを渡した。皆に使い方を教えてねと。ゼフィエルとレイジェス様の分を除いた余りは冷蔵室に入れてもらった。
昼食はサンドイッチだった。一切れ食べたらお腹一杯に。そんなに体を動かすようなことをしてないから、あんまりお腹が空かない。お腹が膨れると眠くなる。
談話室で本を読んでいると、うとうとしていて少し眠ったらしい。
セレネが談話室のテーブルに、頼んでいた毛糸玉とかぎ針を置いてくれた様だ。
テーブルの上にある籐の籠に薄いピンクの毛糸と濃い紫の毛糸が見える。
私の室内履きは薄いピンクので、レイジェス様の手袋は濃い紫の毛糸で作る。まず私の室内履きの底から編み始めた。私の足は小さいのですぐ底2枚分ができた。で、そこから周りをが~っと編んでいくと片足分できたので時計を見る。
もう夕4の刻で、私は急いで籠ごと毛糸達を自分の部屋に持っていった。
ハンカチを上からかけてベッドの下に隠す。それから5本本のリンスをゼフィエルに持っていき、ゼフィエルの分とレイジェス様の分、リリーとセレネ、サーシャの分ということで使い方を説明する。レイジェス様が帰ってきた。
「お帰りなさいませ」
「うむ、ただいま戻った」
ゼフィエルに黒いコートを渡し、レイジェス様は私の手を取って談話室に。
「今日の君の手は暖かいな」
談話室でまた本を読んでると、持ち上げられて膝に乗っけられたので気にせず読み続ける。気にしたら負けな気がするから。
レイジェス様も何気に私が読んでる本を後ろから読んでて「そこはまだ読んでない、捲るな」とか言ってくる。本当に面倒臭い人だ。
「このルードの花っていうのが金色に光ってるらしいんですけど、レイジェス様は見たことあります?」
「それなら温室にあるぞ。日中は白い花で中心がきらきら光ってる。君の頭みたいにな。夜になると花びらが金色に色づく」
「あ、じゃ、明日温室を見てみます」
食事の用意が出来たので食堂へ行って食べていると、ゼフィエルが私の今日一日の報告する。リンスを作ったこととか室内履きを作ってた事とかを報告された。
レイジェス様が今日のお風呂でリンスを使ってみることになった。
お風呂を上がったレイジェス様が「これはいいなぁ。商品化したら売れるんじゃないか?」とご機嫌だった。レイジェス様の頭に天使の輪が出来ていて、何だかとても尊いものを見た気分になった。
この頃にはもう私とレイジェス様が一緒に寝るのは当たり前みたいになっいて、使用人の皆様も全然気にしなくなった。
正直言うと、私もこの状況に慣れてきてしまってる。
レイジェス様と眠ると安心できるのだ。
彼の心臓の音とか寝息とか聞いてると安らいで、私もいつのまにか眠ってしまう。
早く手袋を完成させて贈りたい。
いつも私の手が冷たくないか気にしてるレイジェス様だけど、外から帰ってきたばかりのレイジェス様の手の方がとても冷たいのだ。本人は気付いてないのかも知れないけど。
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