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2章 いちゃつく坊主の冒険者
二日酔いと坊主の仕事
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「喉乾きました、頭痛いです・・・」
灯が頭を抱えながら青い顔をしていた、
「二日酔いだな、だからほどほどにしとけと・・・」
「水もらってきますね」
「頼んだ」
灯の手を掴んで健理三針区けんりさんしんく掌の中央のちょっと下辺りを親指でもみこむ、肝臓の働きをよくするツボだ、
「後はこっちも、ちょっと脱がすぞ」
布団を捲って服の下に手を入れる、期門きもん乳頭下のライン、あばらの一番下に指を押し込む、これも肝臓だ。気休め程度だからそこまで劇的には効かないだろうが
「お邪魔ですか?」
エリスが水差しを持って戻ってきた、ちょっと気まずそうだ、ちょっと見ない間にぐったりしている嫁の服の下に手を突っ込んでいるのだ、エロいことしているのだと思われてもしょうがないが。
「大丈夫だ、これで終わりだし」
服の下から手を抜く、
「水ありがと、飲める?」
灯の上体を起こして、エリスから水を受け取って灯の口に当てる、口が開いたので流し込んだ。噴き出したりしないので大丈夫らしい。
「聞こえてるか微妙だけど説明しとく、初めての酒だったからしょうがないけど、飲みすぎるとそうなる、いわゆる二日酔い、肝臓のアルコール分解が間に合わないとそうなる、大体水飲んで吐いて放っといても昼頃には抜けるから諦めて寝てるしかないけど、さっき肝臓系のツボ押したからある程度ましになるはず。出来るだけ水飲んで血中の毒素を薄めておけば治りが速くなるから水は大目にな。」
そんなわけで飲めとコップに水を入れて飲ませておく。
「アルコール分解にも水使うから通常の倍ぐらい脱水症状になるんだ、次飲むときは水飲みながらだな」
「水下さい」
「はいよ」
またコップに水を注いで飲ませる。
「あんまり喋ってると頭に響かんか?何なら外に行ってるが」
「心細いんで手をお願いします」
「はいはい」
布団から出てきたてをにぎにぎと握る。
「詳しいですね?お医者様もやってたんですか?」
「医者っぽいもの、鍼灸師、マッサージってのをやってた、こっちにもある?」
「こっちではまとめてお医者様ですので、あんまり無いですね」
「そうか、試しに手を出してみ?」
灯の手を左に持ち替えて右手でエリスの手の平をもみこむ、慣れてなさそうなので当たり障りは無くやわやわと水かきや指の付け根、親指の付け根等を揉みこんでみる。元の世界の平均女性よりは骨と筋が張った苦労してる手だ。
「痛い?」
「いえ、気持ち良いです」
ちょっと顔が赤くなっている、マッサージの効果ではなさそうだ、
「それは良かった、こういう仕事、疲れが取れたりちょっとした病気とかなら治る」
説明終わりと手を離すとちょっと残念そうな顔をする。
「後でしっかりやってやるから、今日はこの辺でな」
「はい、楽しみにしてます」
「そういやエリス、今何時?」
朝ごはんとかどうしようか、時間の単位もあいまいだ。
「さっきお義父さんが朝ごはんを食べ終えて仕事に行きました、ご飯なら準備してあるので食べられます」
「そか、灯は大丈夫?」
「まだ無理そうですので、食べてきてください、早めに帰ってきてくれると嬉しいです」
「はいよ」
「おはようございます」
「おはようござます」
「おはよう、昨日は頑張ったみたいね?」
「あれだけお膳建てされたらああなります」
「おかげさまで」
「夫婦仲は良好みたいで何よりだわ、このまま子供生まれるまで居てくれてもいいのよ?」
「そっちはまだ決められないんで保留でお願いします、でも決まるまでは居ても良いですか?」
「まだ決められないから後でお願いだって、でもこっちのこと分からないから分かるまでは居ても良いかって?」
「はいはい、歓迎するわ」
「おせわになります」
軽く頭を下げる。
「おせわになりますって」
現状何をどうするのか無職でいるわけにも行かないのだ、働いてどの程度稼げるか、そこらを含めて考えなきゃならんので拠点の悩みが無くなるのは有りがたかった、弄られるのは我慢する方向で。少なくとも次の拠点確保等の宛が出来るまでは下手に動けん。
「と言うか、今更だが俺が勝手に決めてよかったか?」
「大丈夫です、問題ありませんから、先立つものありませんし・・・」
「なるほど」
「「いただきます」」
会話を終えて朝ご飯を見る、昨日のスープの残りとパン、トマトだった、昨日も思ったが食材結構そのまんまなんだな、食べ物が解らなくて苦労することはなさそうで安心だ。
「「ごちそうさまでした」」
「ただいま」
「おかえりなさい」
起きずに寝たまま両手を挙げてアピールしている、えーと、このパターンは
「これで良い?」
上から覆いかぶさるように抱き着く
「正解ぎゅー♪」
謎の効果音を出しながら抱き着いてくる、
「大分良くなったようだな?」
「おかげさまで、」
水差しが空になっていた、1リッター位はあったはずだが、大分飲んだな、顔色もだいぶ良くなっている。
「その様子なら昼ご飯食べたら外出られそうだな」
「どこ行きます?」
「ギルドで職と言うかクエスト探しと、道具屋と服屋辺りで服を揃えんと、現状目立ちすぎる、後は教会」
「教会?」
「結婚式の下見ですか?」
「それでもいいが多分俺の存在が文化侵略になるから多分やっておかないと軋轢がある」
「何だか不穏な雰囲気があるんですが」
「宗教戦争?」
「正解、坊主は死んだら死後の世界でも布教活動する仕事があるんだ」
「そんな物あるんですね?」
「坊主の葬式に出れば判る、死後の世界でも元気に布教してこいって盛大に送り出すから」
「教会の教えとは別になると?」
「多少は違うと思う、元の世界でもちょっとの違いで大騒ぎだから」
旧約と新約で殺しあうアレとか怖い。
「まあ期限切られてるわけでもないから後で近く通ったらとかでいい」
「そんなに優先度低くていいんですか?」
「日本産の仏教徒は戒律雑だから大丈夫」
「現状、私と和尚さんしか居ないじゃないですか」
「そゆ事、急かしてくる上司は居ないから安心」
早く仕事しろとビームを打って来る仏は居るかもしれないが、そこまで急ぎなら託宣するだろうと甘い考えで、それによってこの後起こることはまだ知らない。
灯が頭を抱えながら青い顔をしていた、
「二日酔いだな、だからほどほどにしとけと・・・」
「水もらってきますね」
「頼んだ」
灯の手を掴んで健理三針区けんりさんしんく掌の中央のちょっと下辺りを親指でもみこむ、肝臓の働きをよくするツボだ、
「後はこっちも、ちょっと脱がすぞ」
布団を捲って服の下に手を入れる、期門きもん乳頭下のライン、あばらの一番下に指を押し込む、これも肝臓だ。気休め程度だからそこまで劇的には効かないだろうが
「お邪魔ですか?」
エリスが水差しを持って戻ってきた、ちょっと気まずそうだ、ちょっと見ない間にぐったりしている嫁の服の下に手を突っ込んでいるのだ、エロいことしているのだと思われてもしょうがないが。
「大丈夫だ、これで終わりだし」
服の下から手を抜く、
「水ありがと、飲める?」
灯の上体を起こして、エリスから水を受け取って灯の口に当てる、口が開いたので流し込んだ。噴き出したりしないので大丈夫らしい。
「聞こえてるか微妙だけど説明しとく、初めての酒だったからしょうがないけど、飲みすぎるとそうなる、いわゆる二日酔い、肝臓のアルコール分解が間に合わないとそうなる、大体水飲んで吐いて放っといても昼頃には抜けるから諦めて寝てるしかないけど、さっき肝臓系のツボ押したからある程度ましになるはず。出来るだけ水飲んで血中の毒素を薄めておけば治りが速くなるから水は大目にな。」
そんなわけで飲めとコップに水を入れて飲ませておく。
「アルコール分解にも水使うから通常の倍ぐらい脱水症状になるんだ、次飲むときは水飲みながらだな」
「水下さい」
「はいよ」
またコップに水を注いで飲ませる。
「あんまり喋ってると頭に響かんか?何なら外に行ってるが」
「心細いんで手をお願いします」
「はいはい」
布団から出てきたてをにぎにぎと握る。
「詳しいですね?お医者様もやってたんですか?」
「医者っぽいもの、鍼灸師、マッサージってのをやってた、こっちにもある?」
「こっちではまとめてお医者様ですので、あんまり無いですね」
「そうか、試しに手を出してみ?」
灯の手を左に持ち替えて右手でエリスの手の平をもみこむ、慣れてなさそうなので当たり障りは無くやわやわと水かきや指の付け根、親指の付け根等を揉みこんでみる。元の世界の平均女性よりは骨と筋が張った苦労してる手だ。
「痛い?」
「いえ、気持ち良いです」
ちょっと顔が赤くなっている、マッサージの効果ではなさそうだ、
「それは良かった、こういう仕事、疲れが取れたりちょっとした病気とかなら治る」
説明終わりと手を離すとちょっと残念そうな顔をする。
「後でしっかりやってやるから、今日はこの辺でな」
「はい、楽しみにしてます」
「そういやエリス、今何時?」
朝ごはんとかどうしようか、時間の単位もあいまいだ。
「さっきお義父さんが朝ごはんを食べ終えて仕事に行きました、ご飯なら準備してあるので食べられます」
「そか、灯は大丈夫?」
「まだ無理そうですので、食べてきてください、早めに帰ってきてくれると嬉しいです」
「はいよ」
「おはようございます」
「おはようござます」
「おはよう、昨日は頑張ったみたいね?」
「あれだけお膳建てされたらああなります」
「おかげさまで」
「夫婦仲は良好みたいで何よりだわ、このまま子供生まれるまで居てくれてもいいのよ?」
「そっちはまだ決められないんで保留でお願いします、でも決まるまでは居ても良いですか?」
「まだ決められないから後でお願いだって、でもこっちのこと分からないから分かるまでは居ても良いかって?」
「はいはい、歓迎するわ」
「おせわになります」
軽く頭を下げる。
「おせわになりますって」
現状何をどうするのか無職でいるわけにも行かないのだ、働いてどの程度稼げるか、そこらを含めて考えなきゃならんので拠点の悩みが無くなるのは有りがたかった、弄られるのは我慢する方向で。少なくとも次の拠点確保等の宛が出来るまでは下手に動けん。
「と言うか、今更だが俺が勝手に決めてよかったか?」
「大丈夫です、問題ありませんから、先立つものありませんし・・・」
「なるほど」
「「いただきます」」
会話を終えて朝ご飯を見る、昨日のスープの残りとパン、トマトだった、昨日も思ったが食材結構そのまんまなんだな、食べ物が解らなくて苦労することはなさそうで安心だ。
「「ごちそうさまでした」」
「ただいま」
「おかえりなさい」
起きずに寝たまま両手を挙げてアピールしている、えーと、このパターンは
「これで良い?」
上から覆いかぶさるように抱き着く
「正解ぎゅー♪」
謎の効果音を出しながら抱き着いてくる、
「大分良くなったようだな?」
「おかげさまで、」
水差しが空になっていた、1リッター位はあったはずだが、大分飲んだな、顔色もだいぶ良くなっている。
「その様子なら昼ご飯食べたら外出られそうだな」
「どこ行きます?」
「ギルドで職と言うかクエスト探しと、道具屋と服屋辺りで服を揃えんと、現状目立ちすぎる、後は教会」
「教会?」
「結婚式の下見ですか?」
「それでもいいが多分俺の存在が文化侵略になるから多分やっておかないと軋轢がある」
「何だか不穏な雰囲気があるんですが」
「宗教戦争?」
「正解、坊主は死んだら死後の世界でも布教活動する仕事があるんだ」
「そんな物あるんですね?」
「坊主の葬式に出れば判る、死後の世界でも元気に布教してこいって盛大に送り出すから」
「教会の教えとは別になると?」
「多少は違うと思う、元の世界でもちょっとの違いで大騒ぎだから」
旧約と新約で殺しあうアレとか怖い。
「まあ期限切られてるわけでもないから後で近く通ったらとかでいい」
「そんなに優先度低くていいんですか?」
「日本産の仏教徒は戒律雑だから大丈夫」
「現状、私と和尚さんしか居ないじゃないですか」
「そゆ事、急かしてくる上司は居ないから安心」
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