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6章 変な石とその後の話
第223話 闇夜の戦い
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窓から飛び出し、ぬーさんの後を追う。
「なるほど、焼き討ちされる所だったんですね?」
エリスちゃんがげんなりとつぶやく。
ぬーさんが猫パンチで意識を刈り取ったモノを確認すると、見覚えの無い男が松明と油を抱えていた。
猫パンチの風圧で松明の火を消してはいるようだが、結構危ないので回収して行く。
ついでに倒れた男の手を適当に縛りつつぬーさんを追いかける。
「これ、私達武装した意味無さそうですね?」
思わず呟いた。
「和尚さん起こさなくても良さそうで何よりです」
エリスちゃんも同意する。
「ぎゃぁ」
また一つ太目な悲鳴が聞こえた。
「何だコイツ!」
「囲め!」
対峙したらしい男達の声が聞こえた。
「ふしゃあ」
ぬーさんの威嚇音が聞こえた。
「きょぃきょぃ」
あーさんの声が応えている。
どうやら別動隊として連携している様だ。一先ずぬーさんに合流する。
不届き者共は集団で馬鹿正直に教会の正面玄関前で武器やら農具やら松明やら構えて固まっていた。
暗くて分かり難いが、10人以上居るだろうか?
その前にはぬーさんが立ち塞がっている。
「おい、其処の女! 冒険者だろう?! これに襲われてるんだ! 助けてくれ!」
助ける気起きないなあと思いつ話をつつも、言い分は有るのか? と、話を促す。
「で、何が出るの?」
我ながら感情の乗らない声だったと思う。
「金貨一枚出す! 頼む!」
安いなあ?
交渉前にこの斧を水平投げしてしまっても良いだろうか?
「で、そのお金の出所は?」
エリスちゃんが口を開く。
「さる高貴な方だ! 詳しくは後で話す!」
リーダー格らしい男が色々ぼやかした答えをする。ぬーさんが空気を読んでじりじりと男達との距離を詰める。
「出所はっきりしない依頼は受けない事にしてるんです」
エリスちゃんが呆れた様子で言う。
「其れに・・・・」
エリスちゃんが目線で此方に合図する。
「この子は私達の猫です」
二人揃ってぬーさんの横に付き、睨み付ける。
一瞬気圧されたのか男達が一歩下がった。
自分達が迫力負けした自覚は有るのか、何とも言えない表情を浮かべた後、恥ずかしかったのか、暗くても見えるぐらいに激高した表情を浮かべた。
「女なんかに交渉しなくても、やっちまえば言う事聞くだろうが!」
「お前等行け!」
リーダー格らしい男達が叫び気味に指示を出すと、数人が飛び出して来た。
(遅いなあ・・・)
冒険者や騎士的な物では無いらしい、只のチンピラの類か。
ゴブリン騒ぎの時のどうしようもない状況を比較対象にすると、大人と子供位の感覚だ。咄嗟に峰打ちするほどの余裕がある。
動きに合わせて一歩下がり、みぞおちに向けて柄の部分を突き刺した。
刃は付いて居ないが、この武器は曲がったりしなったりする様な力の逃げ場はない。
結果として、男は声を上げる事すら出来ずに悶絶して地面に転がった。
呼吸も出来ないのか、口だけパクパクと動かして呻きながら丸まった。
エリスちゃんに襲い掛かった分も、同様に長巻の柄打ちで悶絶していた。
ぬーさんに襲い掛かった分は、もう解説するまでも無く地面にめり込んでいる。
猫パンチ強いですよねえ。
爪を立てているのを見た事が無い。
「で、何をするって話でしたっけ?」
げしげしと地面に転がった男を踏み付けながら言う。
「何しに来たんです?」
エリスちゃんも先程倒した男を踏み付けている、ぐりぐりと踏み込まれて居るので、足元でうぎゃあと言う様な名状しがたい悲鳴を上げている。
其のまま逃げても良い位の状態だと思うが、男達はドン引きしつつも逃げる様子が無い。
硬直?
全部やっちゃっても良いのかな?
思わずぬーさんにやっちゃえと指示を出そうとした所で。
ドサリ
男達の方にぐったりとボロ雑巾状態の男達が放り込まれた。
「こう言った時には。別動隊も注意しないとね?」
「きょいきょい」
アカデさんの一言に、そうだそうだと言う調子であーさんの鳴き声が続く。どうやら別動隊を処理して居たらしい。
男達は既に処理能力がパンクしたのか、ただ茫然としていた。
パンパンパンパン
闇夜に唐突に拍手が響いた。
「お待たせしました、間に合ったようで何よりです」
何時もの役人さんだったが、後ろに何と言うか物々しいのを連れている。
騎士隊? と言うにしても、血の匂いと言うか、殺気が凄い。
「図ったように良いタイミングの登場ですね?」
空気に呑まれると一言も話せそうにないので、必死に軽口で返した。
「すいません、私の方にも襲撃されましてね?」
そんな事を言って居る内に、騎士隊が手際良く男達を縛って行く。
「な?! 俺達は領主様の指示で!」
リーダー格が、黒幕が誰かを吐き始めたが、騎士隊は我関せずと言った調子で手際良く縛って行く。
「捕縛完了しました!」
騎士隊の隊長らしい男が最敬礼で役人に仕事の終わりを伝える。
「はい、お手数かけますが、裏取りは念入りにお願いしますよ?」
「はい!」
「さあ、キリキリ歩け!」
騎士隊は男達を引きずって闇夜に消えて行った。
「こちらは私の方で処理しておきますので、今日はお休みください」
そんな事を言いながら役人さんも闇夜に消えて行った。
「何と言うか、凄いの連れてませんでした?」
思わず呟く。
正直、最初のチンピラが100人居ても怖く無いが、あの騎士隊が怖かった。
「あれ、王都の聖騎士隊の隊長格よ?」
アカデさんが答える、流石物知りだ。
「凄いの連れてましたね・・・・」
エリスちゃんもぐったりした様子で呟いた。
「もう寝ましょうか・・・」
さあ寝るぞ、こっち来いとぬーさんを撫でて寝室に誘導、モフモフを撫でながら気を落ち着かせて眠りに落ちた。
「なるほど、焼き討ちされる所だったんですね?」
エリスちゃんがげんなりとつぶやく。
ぬーさんが猫パンチで意識を刈り取ったモノを確認すると、見覚えの無い男が松明と油を抱えていた。
猫パンチの風圧で松明の火を消してはいるようだが、結構危ないので回収して行く。
ついでに倒れた男の手を適当に縛りつつぬーさんを追いかける。
「これ、私達武装した意味無さそうですね?」
思わず呟いた。
「和尚さん起こさなくても良さそうで何よりです」
エリスちゃんも同意する。
「ぎゃぁ」
また一つ太目な悲鳴が聞こえた。
「何だコイツ!」
「囲め!」
対峙したらしい男達の声が聞こえた。
「ふしゃあ」
ぬーさんの威嚇音が聞こえた。
「きょぃきょぃ」
あーさんの声が応えている。
どうやら別動隊として連携している様だ。一先ずぬーさんに合流する。
不届き者共は集団で馬鹿正直に教会の正面玄関前で武器やら農具やら松明やら構えて固まっていた。
暗くて分かり難いが、10人以上居るだろうか?
その前にはぬーさんが立ち塞がっている。
「おい、其処の女! 冒険者だろう?! これに襲われてるんだ! 助けてくれ!」
助ける気起きないなあと思いつ話をつつも、言い分は有るのか? と、話を促す。
「で、何が出るの?」
我ながら感情の乗らない声だったと思う。
「金貨一枚出す! 頼む!」
安いなあ?
交渉前にこの斧を水平投げしてしまっても良いだろうか?
「で、そのお金の出所は?」
エリスちゃんが口を開く。
「さる高貴な方だ! 詳しくは後で話す!」
リーダー格らしい男が色々ぼやかした答えをする。ぬーさんが空気を読んでじりじりと男達との距離を詰める。
「出所はっきりしない依頼は受けない事にしてるんです」
エリスちゃんが呆れた様子で言う。
「其れに・・・・」
エリスちゃんが目線で此方に合図する。
「この子は私達の猫です」
二人揃ってぬーさんの横に付き、睨み付ける。
一瞬気圧されたのか男達が一歩下がった。
自分達が迫力負けした自覚は有るのか、何とも言えない表情を浮かべた後、恥ずかしかったのか、暗くても見えるぐらいに激高した表情を浮かべた。
「女なんかに交渉しなくても、やっちまえば言う事聞くだろうが!」
「お前等行け!」
リーダー格らしい男達が叫び気味に指示を出すと、数人が飛び出して来た。
(遅いなあ・・・)
冒険者や騎士的な物では無いらしい、只のチンピラの類か。
ゴブリン騒ぎの時のどうしようもない状況を比較対象にすると、大人と子供位の感覚だ。咄嗟に峰打ちするほどの余裕がある。
動きに合わせて一歩下がり、みぞおちに向けて柄の部分を突き刺した。
刃は付いて居ないが、この武器は曲がったりしなったりする様な力の逃げ場はない。
結果として、男は声を上げる事すら出来ずに悶絶して地面に転がった。
呼吸も出来ないのか、口だけパクパクと動かして呻きながら丸まった。
エリスちゃんに襲い掛かった分も、同様に長巻の柄打ちで悶絶していた。
ぬーさんに襲い掛かった分は、もう解説するまでも無く地面にめり込んでいる。
猫パンチ強いですよねえ。
爪を立てているのを見た事が無い。
「で、何をするって話でしたっけ?」
げしげしと地面に転がった男を踏み付けながら言う。
「何しに来たんです?」
エリスちゃんも先程倒した男を踏み付けている、ぐりぐりと踏み込まれて居るので、足元でうぎゃあと言う様な名状しがたい悲鳴を上げている。
其のまま逃げても良い位の状態だと思うが、男達はドン引きしつつも逃げる様子が無い。
硬直?
全部やっちゃっても良いのかな?
思わずぬーさんにやっちゃえと指示を出そうとした所で。
ドサリ
男達の方にぐったりとボロ雑巾状態の男達が放り込まれた。
「こう言った時には。別動隊も注意しないとね?」
「きょいきょい」
アカデさんの一言に、そうだそうだと言う調子であーさんの鳴き声が続く。どうやら別動隊を処理して居たらしい。
男達は既に処理能力がパンクしたのか、ただ茫然としていた。
パンパンパンパン
闇夜に唐突に拍手が響いた。
「お待たせしました、間に合ったようで何よりです」
何時もの役人さんだったが、後ろに何と言うか物々しいのを連れている。
騎士隊? と言うにしても、血の匂いと言うか、殺気が凄い。
「図ったように良いタイミングの登場ですね?」
空気に呑まれると一言も話せそうにないので、必死に軽口で返した。
「すいません、私の方にも襲撃されましてね?」
そんな事を言って居る内に、騎士隊が手際良く男達を縛って行く。
「な?! 俺達は領主様の指示で!」
リーダー格が、黒幕が誰かを吐き始めたが、騎士隊は我関せずと言った調子で手際良く縛って行く。
「捕縛完了しました!」
騎士隊の隊長らしい男が最敬礼で役人に仕事の終わりを伝える。
「はい、お手数かけますが、裏取りは念入りにお願いしますよ?」
「はい!」
「さあ、キリキリ歩け!」
騎士隊は男達を引きずって闇夜に消えて行った。
「こちらは私の方で処理しておきますので、今日はお休みください」
そんな事を言いながら役人さんも闇夜に消えて行った。
「何と言うか、凄いの連れてませんでした?」
思わず呟く。
正直、最初のチンピラが100人居ても怖く無いが、あの騎士隊が怖かった。
「あれ、王都の聖騎士隊の隊長格よ?」
アカデさんが答える、流石物知りだ。
「凄いの連れてましたね・・・・」
エリスちゃんもぐったりした様子で呟いた。
「もう寝ましょうか・・・」
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