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ウサギ
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「ここはどこ?」
ふと周りを見渡すと
足元にはかなり硬い土
体は制服と呼ばれるような
紺いろの帽子と服装をしていた。
そしてそこには
鉄の囲いでできた四角いフェンスに
なにか動く物がいる!
恐る恐る近づき
恐る恐る目を見開いて見ると…
「シャキシャキパリパリ」と音をたてて
なにか食べているようだ
よく見ると
白いふわふわしたウサギと
茶色の毛の固そうなウサギが
細く切られた人参と
だれかにちぎられたキャベツを
かなり美味しそうに食べていた。
「なんだ~ウサギか~」と思いつつ
自分もお腹がすきすぎて、
「美味しそうだな~」と思ってると
いつの間にか口元まで切られた人参をもっていってる自分に気がついて驚いた!
「わぁーーーーーーー!!!!!!」
驚いて投げてしまった人参がさきほどのウサギにぶち当たり
ウサギが後ろ足で土をけり飛ばしてきた!
服は土まみれになり
「なんなんだもう~」と思った
その時
周りが騒がしくなり
なんか音まで聞こえてきた
「~♪ウサギ~♪」
「なんだ?なんだ?」と目をやると
こっちに向かってくる人がいる。
自分よりも大きくて
ポニーテール
白い長袖に落ち着いた茶色のズボン
ピンクのエプロンを身につけた人物だった。
「誰この人?」
見知らぬ人物をみて立ち尽くす私に
その人は
「おいで~楽しいから♪」と
声から分かるのは年上の女性の声
「私は大丈夫です!」と小声で言ってはみたが
話を聞かれる間もなく
私の手を引いて歌の聞こえる方に
彼女は連れていった。
少し暖かな空気の部屋の室内に入れられ
かなり明るい電気💡のついた照明がまぶしくて
目がしょぼしょぼする。
自分と同じ背丈の同年代の人物がいっぱいはしゃいでいる。
「お家にかえりたい…」
なんでここにいるのか意味が分からず
少し悲しくなり涙が出るのを我慢して
もう一度外へと飛び出した。
すると、
もう一度全速力で走り追いかけてくる
さきほどの彼女がいた!
「なんで逃げるのー?先生と楽しいことするからおいでよーーーーー!!!」
と血相をかえて追いかけてくる
私の心では「なんで追いかけてくるの?こわい((( ;゚Д゚)))よー!!!」と全速力で逃げた。
数分がたち
彼女も諦めたのか
さきほどの部屋の室内に帰っていった
「どうやったら安心する自分の家に帰れるのか…」
ずーっと
考えていると
呼び鈴?チャイムの音がなり
周りを見渡すと
「バス🚌に乗ろうね~お家に帰るよ~」と
同年代の子がバスに乗せられている。
(私)「お家に帰れる!?」
「帰れるよ~だから乗ろうね~」と
彼女が私にも伝えてきた
さきほどの恐怖をけし去るように
「家に帰れる」この言葉が
神の言葉のように聞こえて
恐る恐るバスに乗った
また数分が経過した頃
見慣れた景色と親が見えてきた!
すぐさま降りて、親と手を繋ぎ
涙をこらえて帰った。
今(大人)になって思う。
あれは幼稚園だったんだと…
私は通常の人なら
入園して通学して卒業が普通だと思う。
けれど
私の場合
喘息持ちの為
入園は手続き上はしているものの
病院の通院が多かったため
かなり遅くなって途中から通学し始め
幼稚園や学校や友達と言うものを知らなかった。
その頃の私のお話…。
続く…
ふと周りを見渡すと
足元にはかなり硬い土
体は制服と呼ばれるような
紺いろの帽子と服装をしていた。
そしてそこには
鉄の囲いでできた四角いフェンスに
なにか動く物がいる!
恐る恐る近づき
恐る恐る目を見開いて見ると…
「シャキシャキパリパリ」と音をたてて
なにか食べているようだ
よく見ると
白いふわふわしたウサギと
茶色の毛の固そうなウサギが
細く切られた人参と
だれかにちぎられたキャベツを
かなり美味しそうに食べていた。
「なんだ~ウサギか~」と思いつつ
自分もお腹がすきすぎて、
「美味しそうだな~」と思ってると
いつの間にか口元まで切られた人参をもっていってる自分に気がついて驚いた!
「わぁーーーーーーー!!!!!!」
驚いて投げてしまった人参がさきほどのウサギにぶち当たり
ウサギが後ろ足で土をけり飛ばしてきた!
服は土まみれになり
「なんなんだもう~」と思った
その時
周りが騒がしくなり
なんか音まで聞こえてきた
「~♪ウサギ~♪」
「なんだ?なんだ?」と目をやると
こっちに向かってくる人がいる。
自分よりも大きくて
ポニーテール
白い長袖に落ち着いた茶色のズボン
ピンクのエプロンを身につけた人物だった。
「誰この人?」
見知らぬ人物をみて立ち尽くす私に
その人は
「おいで~楽しいから♪」と
声から分かるのは年上の女性の声
「私は大丈夫です!」と小声で言ってはみたが
話を聞かれる間もなく
私の手を引いて歌の聞こえる方に
彼女は連れていった。
少し暖かな空気の部屋の室内に入れられ
かなり明るい電気💡のついた照明がまぶしくて
目がしょぼしょぼする。
自分と同じ背丈の同年代の人物がいっぱいはしゃいでいる。
「お家にかえりたい…」
なんでここにいるのか意味が分からず
少し悲しくなり涙が出るのを我慢して
もう一度外へと飛び出した。
すると、
もう一度全速力で走り追いかけてくる
さきほどの彼女がいた!
「なんで逃げるのー?先生と楽しいことするからおいでよーーーーー!!!」
と血相をかえて追いかけてくる
私の心では「なんで追いかけてくるの?こわい((( ;゚Д゚)))よー!!!」と全速力で逃げた。
数分がたち
彼女も諦めたのか
さきほどの部屋の室内に帰っていった
「どうやったら安心する自分の家に帰れるのか…」
ずーっと
考えていると
呼び鈴?チャイムの音がなり
周りを見渡すと
「バス🚌に乗ろうね~お家に帰るよ~」と
同年代の子がバスに乗せられている。
(私)「お家に帰れる!?」
「帰れるよ~だから乗ろうね~」と
彼女が私にも伝えてきた
さきほどの恐怖をけし去るように
「家に帰れる」この言葉が
神の言葉のように聞こえて
恐る恐るバスに乗った
また数分が経過した頃
見慣れた景色と親が見えてきた!
すぐさま降りて、親と手を繋ぎ
涙をこらえて帰った。
今(大人)になって思う。
あれは幼稚園だったんだと…
私は通常の人なら
入園して通学して卒業が普通だと思う。
けれど
私の場合
喘息持ちの為
入園は手続き上はしているものの
病院の通院が多かったため
かなり遅くなって途中から通学し始め
幼稚園や学校や友達と言うものを知らなかった。
その頃の私のお話…。
続く…
応援ありがとうございます!
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