俺はお前だけ〜唯一愛したヤツとの再会〜

シェリー

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「…ん、」

「雅斗さん、抱いてもいいです?」

「…聞くなバカ、」

すると俺を持ち上げて、ディスクの上に座らせてくる愁悟。

「…ここ、仕事する、ところだろ?」

「うん、仕事中可愛い雅斗さんのこと思い出したいから、ココね」

言ってることはよく分からなかったけど、とにかく俺はバスい思いをするってことでしょ?

…んー、ま、いっか!

開き直って俺は腕を愁悟に回す。

そっと愁悟が近づいてきて、最初は優しいキスだった。

「…っん、ふっ、」

段々と水音が響いて、口内を愁悟の舌が犯す。

俺は久しぶりの感覚に酔いしれていると、愁悟は俺の着ている服を脱がしにかかった。

俺はその昔、この最上愁悟という男に隅から隅までキモチヨクさせられたもんだからさ?

全裸になった俺の体に愁悟の指がなぞられるだけでゾクゾクしてくる。

そして、ついに乳首に触れた。

数年ぶりの感覚でくすぐったいだけだろうな、と思っていたのも束の間。

俺の身体は熱くなって、愁悟の指で俺の体はたくさん悦ぶ。

それを証明するかのように俺のオレの先端は先走りでテラテラ光ってる。

俺、もう早く愁悟にぐずぐずにしてもらいたくて。

まだスーツを着たままの愁悟にぐりぐりと当ててみる。

「…ふふ、雅斗さんのカラダはよく覚えてるね、かわいい」

耳元で愁悟の声が響いた。

それで俺は後孔がきゅんきゅんするんだ。

「いー、からっ、しゅ…ご、ぉねが、」

「もう、我慢できないの?」

ニヤッと笑いながら、指を後孔に這わせて入り口を撫でる。

ソコは乾いては無くて、愁悟がローションを使ってるんだと思っていた。

…ローション使ってるならすぐ入るだろうに。

「しゅーごぉ、も、いいから」

「…そうみたいだね、ローション使わなくても、先走りで十分ほぐせそうだよ?すっごくイイみたいだね」

愁悟はもう2回ほどくるくる撫でてから、つぷん、と指を挿れた。

細いんだけど骨張ってて男らしいな、と何度も思う、昔から。

その指が俺のナカにゆっくり入ってきてドコかを探るようにこれまたゆっくり動く。

もっと激しくてもいいのに、そう思ってると、愁悟にそれが伝わったようだった。

「…昨日も一昨日も雅斗さんとセックスしたならそりゃ、ちょっとくらい激しい方が雅斗さんもイイかもしれないけどさ…あー、まって、俺以外にも抱かれてたりした、?」

指はそのままで、動いていた全てが止まる。

愁悟が怒った時の冷たい声で俺にそう問いかけるんだけど、何を勘違いしてるのか。

「…俺、シてない、からなっ、俺、しゅーごのだ、て言ってたから…」

何に怒ってるのか知らないけど、もし俺が誰かとシてたと疑うなら全力で否定するよ。

「自分で、もうまくいかないから、シて、ないんだから、な」

「…それ、ヤバいな…うん、雅斗さんは俺だけのだよ、いい子だね」

「…ん、だか、はやくっん、ふぁ、」

愁悟の雰囲気がまた甘いものに戻って、俺は続きをしてくれとお願いしたんだけど、その言葉たちは愁悟に飲み込まれてしまった。

ナカで指が変わらずゆっくり動きながら、俺のと愁悟の舌が絡まって、俺の唇の端からツーっと唾液が溢れた。

「ふふ、雅斗さん、腰動いてるね、きもちい?」

「…きもち、から、もっとぉっ」

俺が強請って、首に腕を回したときにある事に気がつく。

俺はもう生まれたままの姿なのに、愁悟はまだ真っ黒のスーツを崩れることなく着ていて。

それが余裕の差に感じて少し寂しくなった。

それなのに、愁悟ときたらナカの俺が好きなところを指で抉った。

くぱぁ、と後孔が広げられてる感じがして、いつの間にか指が増えていたんだと気づく。

ついでに、とでも言うように俺はそのまま、前まで触られてしまって、頭がショートする寸前だった。

俺はハッとして身体がビクビクなりながら、ネクタイを外そうとするけど上手くいかない。

「…ン"っあ"ぁ、っあ、ま、てぇ…しょ、ま…っ!!」

「ん、雅斗さんかわいいよ、さぁ、イッて」

俺はひたすら止まってって訴えてるのに、知らないふりして愁悟は前の先端をくるくるしたり、激しく上下したりしながら器用に俺のナカを押し上げる。

近づいてきた愁悟の声で、俺は一際デカい快感を拾うハメになった。

ビグン、と身体が跳ねて勢いよく精子が飛び散る。

…俺、まだ愁悟の服、脱がしてなかったのに。

イッちゃって息を整えてる間にそんなことを思って、限りなくゼロの力を振り絞って体を起こす。

「…ん、雅斗さん?」

不思議に思ったのか、起き上がる手伝いをしてくれながら声をかけてくる愁悟。

「…なんれ、しゅ、ご服きてるんだよぉ、おれだけ、やらぁ」

まだ舌ったらずになるのは、俺のナカから指が出てくれていないから。

「…っ、じゃ、雅斗さん、脱がせてくれます?」

「ん、やる」

小さく返事をすれば、ちゅぷん、とナカから指が出て行く時もピクンと体が反応した。

俺はそっとスーツのボタンを外して、ジャケットを脱がせた。

ネクタイに手をかけて、シュルシュルと解いていく。

…ネクタイで目隠ししながらシたこと、あるな、なんて考えながら。

それから、これまた黒いワイシャツの細かいボタンを上から外してくと、綺麗な胸筋が現れてそれから、腹筋も。

俺はたまらなくなって、チュッと口付けてから、ペロッと舐めると、ピクッと反応する愁悟。

…かわいい。

俺は何度もチュッとしては下に下りて、途中で震える体に鞭を打って俺の体制を変えてから、ベルトに手を伸ばした。

「…俺も雅斗さんにチュッってしたいんだけど」

そう言いながら、ベルトを外してる俺の頭をずっと撫でている。

スラックスの上からでも分かるぐらいテントを張った愁悟のせいで、苦戦しながら、なんとかベルトを外してスラックスを下に下ろす。

その勢いのまま一緒に下着も下ろすと、ブルン、とガチガチになったソレが頭をもたげて腹に着きそう。

スンッと匂いを嗅ぐとムワッとオスの匂いがした。

汚い匂いとかじゃなくて、その…なんだ、その…俺の後孔がきゅんきゅんしてヒクヒクしちゃうような匂い。

俺は無意識に手を伸ばしていて、愁悟を触ってみる。

愁悟も先端がテラテラしてたから、愁悟は俺でも感じてくれてるんだとわかった。

「あ、こらっ、雅斗さんっ!」

「ん、いいれほぉ…?」

終いには俺が愁悟のを咥えている。

…ん、本当に無意識なんだよ。

「…っは、んっ、」

俺が口に入る限界までを舐めたり吸ったりして、残りの部分は手で上下した。

時折漏れてくる愁悟の吐息が随分とえっちだったのは覚えてるんだけど、ね。

「…っっ、雅斗さん、ありがと…今度は雅斗さんがヨクなる番だからね…?」

そう言って俺を抱き抱えると、どこかをなんかして、細い通路が出てくる。

「ここでもいつかシたいけど、また俺とのセックスに慣れたら、にしようね」

そう言って俺を下ろしたのはふかふかのベッド。

その俺の上に乗っかって、数回キスしたら、俺の乳首にすいつく。空いてる方は指でカリカリされて俺の身体の中に快感が渦巻く。

「…ン"、やはぅ、」

俺が必死で伸ばして、それに恋人繋ぎをしてくれる雅斗。

「…かわいい、じゃ挿れるよ、」

熱くて硬いそれがピトッとキスをしていた。

ご丁寧にゴムまでつけて、俺はゆっくりと迫る圧迫感が少し不安だった。

…だって、なんなの、あんなにデカくて長くて硬いの俺のナカに入るの、本当に…?

そう思いながら、入ってきた熱に身体全部が沸騰するかと思った。

「…っぁぁあ"、っん"!…ひゃ、っ」

だけど身体はビクビク跳ねて、腰を浮かせていた。

だって愁悟は俺のイイトコロを覚えていて、そこを容赦なく責めてくるから。

「雅斗さん、きもち?…ってもうトんでるの、早くない…?」

「あ"っん、あ"ぁ~~~~~っ!!!」

俺はひたすらに気持ちよさに浸った。













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