元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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「やっと俺の夢が叶った……」
俺は夢が現実になったことに喜びを感じると自然と涙が溢れ出した。
俺はとりあえず今後の活動方針を考えながら歩き出そうとしたときに、偶然にも向こう側から歩いてきた二人組の男達に絡まれてしまったのだった。
片方は長身のガタイの良い男性で筋肉質の体に鋭い目付きと鼻筋が通っている整った面持ちに、爽やかな雰囲気を纏わせているのだが、見た目とは裏腹に傲慢な態度をしており、俺のことをゴミを見るかのような目を向けてくると、俺のことを笑いながら
話しかけてきた。
俺は内心でこいつと関わらないようにしようと思っていたのだが、もう一人の男が俺を指差しながら馬鹿にした態度をとると、
「おいお前らそんな冴えない野郎に絡んでんじゃねえぞ」
と忠告とも取れる口調で俺に言い放った。
俺が睨むと、それに気づいた男は俺に対して不快感を隠すこともせずに俺のことを汚いものを見るような目をしてきた。
俺は怒りがこみ上げて来るのを感じていたが、ここで怒ってしまうと相手のペースに持っていかれてしまいそうだと思い必死に
耐えていた。
すると俺が黙って耐えている様子に調子に乗ったのか 更に挑発するようなことを
言ってきた。
俺はさらに頭に血が上ってくるのを感じて、殴りかかりそうになったときに俺のことを庇うようにして前に出てきた人がいた。
それは先程俺のことをバカにしていた
男であり、
「おいやめろ。その人は俺を助けてくれた恩人でありこんな奴らの相手をしていては時間の無駄だ」
と冷静な判断で俺のことを助けてくれたみたいで、俺はこれ以上彼らの相手を続けるメリットは無いと思い、その場を離れようとすると さっき俺のことを罵倒した長身の男の方は、俺のことが気に食わなかったのか、俺に向かって石を投げつけてくると見事に俺の後頭部に当たり俺はその場で倒れてしまった。
「ざまあみろ!」
と嘲笑いながら俺を見下すように見ていると、横から止めに入った人が
「いくらなんでもやりすぎじゃないのか?」
と注意してくれたので俺が安心していると、
「はぁ~まじでウザいなー」
と一言呟いたと思ったら、突然俺の方に近づいてくると俺の胸ぐらを掴みあげてそのまま持ち上げると、俺の腹に拳を叩き込んでくると俺はその場に崩れ落ちる。
「ぐは!  なにをしやがる!」
と俺が言うと、
「なんだとこの雑魚が!  生意気なんだよ! 大人を舐めてっと痛ぇ目に遭うんだぜ」
と、もう1人の短髪で眉毛が薄いのが特徴の男性が俺に掴みかかろうとすると、今度は俺を助けた男性が2人を引き離してくれたのだが、俺は腹を押さえてうずくまる。
助けてくれた男性は、俺に謝罪を行ってきてくれたのだが俺はすぐに立ち上がって俺はなんとか彼らに謝ってくれと説得を試みたが、彼らは聞く耳を持たずに俺を責め立てる。
俺がもう許してくれと言うと、今度は彼らが俺を脅迫し始めると俺は今度こそ本当に泣きそうになるが、
「いい加減にしろ!!」
と怒鳴るような声が聞こえたかと思うと、俺のことは見覚えのある人物が立っていた。
彼はあの時最初に俺に優しく接しくれた青年のようだったが、今の彼が放つ威圧感はとても俺に親切にしてくださっていた彼と同一人物だとは思えなかった。
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