初めまして。素晴らしいお話ありがとうございます。私は暗い過去の話や感情的な話がとても好きなので最高に楽しませて頂きました。
最初、主人公は神子的な感じなのかな？周りの反応面白いなとか思ってたら過去編で涙腺が緩みました(´；ω；｀)
ジュリアスの、愛してるから大切にしたいのにそれが逆に相手を追い詰めてしまう悲しみと拒絶されても愛する気持ちを止められず、自分がいなければ..と思っても国を守るために自ら死ぬことも出来ない苦しさ。アスラの、愛して欲しいのにいざ気持ちを向けられると信じたくても信じられず自分のことも信じられない、愛を受け取ったことがないから人の愛し方が分からない苦しみなど痛いほど伝わってきました。
記憶のリセットは今世にアスラを消すのと同じだと思うのですが、アスラは魔法を見つけたあと魔法を発動させる時にジュリアスをこれ以上傷つけずに済むという安堵か、記憶をリセットした後への希望か、ジュリアスの幸せを願う気持ちか、はたまたもっと違う気持ちなのか...何を思いながら発動させたんだろう、と想像してとても切なくなりました😢

すごく、素敵なお話でした。
不器用な？愛が切なく。

はじめまして。素敵なお話ありがとうございます。
本物のアスラの過去から最期までずっと悲しくて、でも、もしかして前世まで時間が戻ったなら、近い未来にまたアスラは生まれ直して、愛する人と愛し合えるようになるのではないかと勝手に救済の妄想をして自分を宥めました。
今までもたくさんのお話を読み続けて、泣いたり笑ったり感心したり色々な作品に出会いましたが、なぜかここに感想を残そうと思った初めての作品になりました。愛されない子供時代を過ごして、人の愛し方がわからなかった自分に響きまくった後半でした。文体も構成もとても好きです、まだ過去作など追う前ですが貴方様の長編も読みたいです。今後とも応援致します。