あたたかな鳥籠を君に、優しい口づけをあなたに

サイ

文字の大きさ
28 / 76
第1章

28.黒闇

 近頃、ヘルマンは夜遅くまで執務室に留まっていた。
 多少離れてはいるが、同じ屋根の下である。寝る直前まで執務室にいることも、以前は珍しくはなかった。
 公爵位を継いだばかりのころは、慣れない仕事に覚えきれない勉強の毎日で、屋敷の居住スペースには寝るときにしかいなかった。
 今ではそんなことはなく人間らしい生活を送っていたが。
 仕事が残っているのは、日中執務室にいなかったからである。
 数日そんなことを続けていたら、ついにフェルナンドに嫌味を言われ始めた。いい加減にしないといけないとわかっていたが、解決策もないままずるずるとこんなことを続けている。
 いつまで続けるかと聞かれれば、自分の中で整理がつくまで、だろうか。
 ――情けない。
 そう思った時、ドアをノックする音が聞こえる。
 執事長が夜食でも持ってきたのかと思ったが、来たのはヒリスだった。
 ユリアの診察はつづけているため、こうして定期的に報告に訪れる。
 夜遅くに来るのは珍しかったが、ヘルマンは気にせず招き入れた。
「――今日は遅いんだな」
「街まで出ていたので、遅くなってしまって」
「何か飲むか?」
「いえ、すぐ帰ります。夜は十時までに寝ないと」
 流石に補佐官時代はそんなに早く寝ていなかっただろうが。ヒリスは時々こういうよくわからないことを言う。
 付き合いも長く、実は補佐官と公爵というよりは、友人としていた期間の方が長い。それでもつかみどころのないところは初対面の時からあった。
 ヒリスはヘルマンと対面に座った。
「どうですか、仕事でユリア君は」
「少しずつ始めているんじゃないか?報告書も問題はない」
「本人は焦っているようですがね」
「そのうち落ち着くだろう」
 ヒリスは探るような目を向けた。
「――何か、ありました?」
「何か?」
「ユリア君と」
「何もない」
 その言葉に嘘はなかった。
 ユリアとヘルマンの間には何もなかった。
 問題はヘルマン自身の中だけだ。
 ヘルマンはそう思っている。
「厄介ですねえ」
 ヒリスが言うので、ヘルマンは怪訝な顔をした。
「なんだ」
「いえいえ。人って、自分でそうだと思ってると、断言できちゃいますから。厄介だなあ、と言う話です」
「言いたいことがあるならはっきり言え」
「うーん……ユリア君の話ですけど、気をつけて見てあげていただきたいです。仕事に復帰して疲れが出てくる頃だからなのか、別の原因か」
 なんとも曖昧な言い方である。
「?不調なのか」
「それはまだ、なんとも。あまり弱音を話してくれるタイプじゃないですからね」
 つらいことを、つらいと自覚しないようにしている子だ。きっとそうしないと前に進んで来れなかったんだろう。
「立ち止まることを許されないと思ってる子だから。苦しくても震える足のまま歩き出そうとする。時々休めるように手助けはしてあげないといけません」
「わかっている」
 ルイスがいるせいで、立ち止まってはいられないと奮い立つ。しかしそのルイスも間違いなくユリアの心の支えになっている。
 せめてユリアがつらいとき、助けを求められたらいいのだが。ただの主従関係にそれを求めるのは難しいのかもしれない。
 ――もう少し様子を見るかな。
 ヒリスはそう思い、ヘルマンにそれ以上言うのはやめた。
 夜も遅くなってきたのでさっさと退室することにする。
「ヘルマン様も、ちゃんと夜は寝ないとダメですよ。自覚してないだけで、作業効率はぐんと落ちてますからね」
 ヘルマンはこれには手を振って答えた。



 ユリアは自分にしがみつくルイスの寝顔を見ていた。
 ここ数日、どんどん眠れなくなってきている。
 このままではいけない。
「顔色が良くないよ。本当に眠れてる?」
 今日もヒリスに心配されてしまった。それには笑顔で返しておいた。
 まだ笑える。大丈夫だ。そう自分に言い聞かせていた。
 ――大丈夫じゃなかったらどうなるんだろう。
 ふいにそんな思いが頭をよぎって、そのあまりの恐ろしさに逃れたくなる。
 そっとベッドから抜け出して、ルイスが気づかないか注意深く見てみる。寝息が変わらないのを見て、ユリアはそっと外に出た。
 真夜中である。
 しん、と静まり返った寮を出て、特にあてもなく歩き出した。
 もう冬と言ってもいいくらい冷たい空気だ。落ち葉を集めた山が庭園のあちこちに積まれている。
 そっと歩きながらユリアは空を見上げた。
 ヘルマンと最後に見た空は、もっときれいに見えたのに。今は星もまばらで、霞んで見える。
 はあ、と息を吐いてみる。白くなるかと思うほどの寒さだったが、そんなことはなかった。
 時折見張りの騎士が巡回しているので、それに会わないよう、人気のない場所を選んで散歩する。
 もっと前。公爵邸に来る前は、眠れなくてよくこうして歩いていた。
 冷たい風に吹かれると身が引き締まって、少し頭がすっきりするような気がして。心が落ち着くのとはまた違うが、ある意味安心できる感覚があった。
 足が疲れるほど歩き回れば帰って寝られるだろうか。
 重い足取りでユリアは歩き続けた。
 食欲も落ちてきて、ろくに眠れていない。
 ユリアはふらふらとよろめきながら歩いていた。
 以前迷い込んだときは公爵邸のことをよく知らなくて、ヘルマンの寝室からの裏道に迷い込んだんだった。
 手足の先が冷たくて感覚がなくなっていく。
 それでもユリアは歩き続けた。
 歩き続けてさえいれば、恐怖が追いかけてこないような気がする。
 何から逃げているのかもわからないままに、漠然とした恐怖におびえ、ただ手足を動かしていた。
 だって次に失敗をしてしまったら、きっともう戻れなくなる。失望されたくない。
 今ならまだ取り返せるはずだ。もっとちゃんとして、そして……。
「よくやった、って……」
 ユリアのか細い声は風の音にかき消された。
 次に強い風が吹いた時、それに倒されるようにしてユリアは意識を失った。
 それは細木が折れるような、いかにも頼りない姿だった。



 ヘルマンは久しぶりに寝室から外まで降りてきていた。
 寝室からの裏道の広場である。
 ヒリスの言葉がずっとどこか引っかかっていた。
 ユリアの具合はまだよくないらしい。顔色が悪いと言っていた。
 どうにも気になってしまう。それならば顔を見て声をかければいいのだが。
 つい避けてしまう。必要以上に避けてはいけないだろうと思っているのだが。
 ヘルマン自身にも、もう少し時間が欲しかった。
 ――今でもまだ感触が残っている。
 力を入れたら折れそうなほど細い体。支えてやらねば倒れてしまいそうな。あの子はこの腕の中で震えていた。大丈夫だと声をかければ、あの子はやがて落ち着きを取り戻したのだ。この腕の中で。自分がいなければ生きていけないのだと思った。
 しかし、頼りないように見えて、あの子はしっかりと歩き出した。ならばそれを喜んで送り出すべきだ。
 ヘルマンは拳を握りこんだ。
 引き止めたかった。行くな、ずっとここにいろと言ってしまいたかった。縛り付けたいような衝動に驚いて、慌てて抑え込んで、――こうして今、避けている。
 ユリアは補佐官候補の一人であり、ただ、公爵領において傷を負ったから療養していただけだというのに。
 ユリアの身が委ねられたときの、あの感覚……。
 自分の中にいる怪物を決して起こしてはいけない。
 ふとミヒルの行き過ぎた欲望が頭をよぎる。あれと同類などと絶対に認めたくなかった。
 報告書は提出していたし、仕事はできているようだ。まだ病み上がりなのだから、もう少し長い目で見て、ヒリスにフォローしてもらいながら健康を取り戻していくだろう。
 仕事も自分ではなく、フェルナンドに教わればいい。まだ若いのだからゆっくりと育って補佐官になっていけば。
 言い訳ばかりだ。ヘルマンは情けなさにため息をつく。
 ――寝るか。
 そう思い、部屋に入ろうとしたとき。
 とすん、と。
 何かが落ちたような、倒れたような音がした。
 普段なら特に気にしない音なのに、妙に胸がざわつく。
 なんだろう、この嫌な予感。音のする方へ少し歩を進め、それを見てヘルマンは弾かれたように駆け出した。
 まさか。あれは。
 少し遠いところに倒れている人影。誰かもわからないのに、なぜかそれがユリアであると確信した。焦りが、心臓を鷲掴みにしたようだった。
 呼びかけることもできず、もっと早く駆け寄れと自分に苛立ちながら走る。
 道に倒れたユリアを抱き上げ、ヘルマンはぎょっとした。
 軽い。
 白く透き通るようだった肌が、今は血色をなくしている。唇は土色で半開きになっていた。頭を打ったのかもしれない。少し出血している。
「――り、あ」
 恐怖で身が竦む、というのを、ヘルマンは初めて体験した。声も出ない。
「ユリ、ア……ユリア!」
 呼びかけに反応はなかった。氷のように冷たい手足だったが、幸い、脈はある。
 ヘルマンは上着でユリアを包み込み、素早く抱きかかえた。
 こんな夜中にここで呼んでも誰も来ないだろう。
 急いで屋敷に戻り人を呼ばなくては。
「ユリア、しっかりしろ、ユリア……!」
 何度呼んでも反応はない。それでも呼びかけずにはいられなかった。
 何があった?どうして……。
 順調に回復していると思っていたのに。あとは自分が邪魔さえしなければ……。



「体が限界だったんでしょう」
 夜中にたたき起こされ、寝間着のままでヒリスは診察をした。
 特に大きな異常はない、という。異常がないのに意識がなくなるのかというヘルマンへの回答である。
「栄養も、睡眠も足りず、精神的に追い詰めらて、身体が動きを止めたんです。これといった病気ではなくても、血が流れなくなり、酸素が足りなくなって意識を失う。そうやって限界のところで身体を守ろうとしているんでしょう」
 暖房の利いたヘルマンのベッドにとりあえず寝かせ、今は寝息が聞こえてきている。ただ寝ているようにも見える。しかしその顔色はものすごく青い。
「これほど……やつれているとは、思わなかった」
 ヘルマンはずっと拳を握りしめていた。愕然としたまま、ヒリスの診察を見守るしかなかった。
 動揺してユリアを抱えたままヒリスの部屋を叩き、すぐに来いと叫んでユリアをここに寝かし、そこからずっと動けずにいる。
「そうですね。私も倒れるほどとは。最低限食べられているようには思ったんですが。やはり精神的に参っていたんでしょうね」
「精神的に……?あの事件のショックから回復していないということか」
「……どうでしょう。それはまた話してみないとわかりませんが」
 ヒリスも首を傾げた。
 事件の後遺症に苦しめられているのかもしれない。あるいは、ほかに不安なことがあるのかもしれない。
 ある程度は予想していた。それでもユリアに仕事をして寮に戻っていいと思ったのは、驚くほどの速さで回復していったからだ。無理をしているのではなく、彼は持ち前のしなやかな強さで、みるみると回復していった。それも危なげなく、しっかり芯があったように思えた。土台があるのだと思えたから、許可したというのに。
 最近は不安そうにしていた。何かに揺らいで焦っていた。それが何か、話していてもなかなか見えてこなかった。
 そういえば、ぽつりとご主人様とつぶやいていた。
 ヒリスはまさか、とヘルマンを見た。ユリアと同じくらい青ざめている。冷淡なところはあっても無情ではないこの人が何かを……とは考えにくいが。
「ヘルマン様から見て、ユリア君はどうだったんですか」
「………………」
 沈黙にヒリスは怪訝な顔をする。
 ずっと経過を見ていたのだから、何かしら気づいたことはあるのではないかと思ったのに。それほどユリアの状態がショックだったのかと思ったが、どうやら違うようだ。
 ヘルマンの顔に一瞬後悔の色を見て、ヒリスははっとした。
「ヘルマン様、まさか……」
 ヘルマンは両手で顔を覆った。椅子に座って顔を伏せているからもう表情は見えない。
「お会いになっていない……?ずっと?」
 ヘルマンは語らなかった。
「なぜです」
 それへの返答も、ない。
 しばし沈黙が流れた。
「何か言ってくださらないと」
 ヒリスが呆れたようなため息をついた。
 ヘルマンのこんな様子も初めて見る。まるでらしくない。
 側にいてやりたいと言っていたではないか。ヘルマンの常にないその様子を見たからこそ、ユリアの不調にも急ぐ必要はないと思っていたのに。
 ふと、窓の外が白み始めたのを見て、ヒリスはやれやれ、といった。
「私はとりあえずルイス君の様子を見てきます。連れてきたらいいですよね。ユリア君の鍵をお借りしますよ」
「―――ああ」
 ヘルマンは顔を見せないままにそう答えた。
 ヒリスは呆れたように視線をやって、部屋を出て行った。



 朝になってヒリスはルイスと共にやってきた。
 昏睡、というか眠っているユリアを見て、静かに出ていく。
 ヒリスが迎えに行った時も、ベッドの上で目は開いていて、静かにこちらを見つめていた。非常にびっくりしたものだ。
 目が覚めてユリアがいないのに気づいて、それでも泣きもせずじっと待っていたらしい。
 ――おそらくルイスは、ユリアが不眠に悩んでいることを知っていたのだろう。それで夜中に抜け出ていたことも。だから黙ってユリアを待っていた。
 この子はどんな気持ちで、夜中のベッドで一人ユリアを待っていたのだろうか。
 ユリアが公爵領で寝ていることを告げて一緒にやってきたのだが、それでもユリアをそっと見るだけ。
「ルイス君、今日はここでゆっくりしたらどうかな」
 ヒリスの提案にルイスは首を振った。
「ううん。しせつ、いく」
「でも、心配でしょ?いてもいいんだよ」
「ルイ、いないほうが、リアたくさんねれる」
 ルイスは頑なだった。ヒリスは無理には勧めず、一緒に朝食をとって施設へ送っていった。
 ヘルマンはフェルナンドにユリアが倒れたことを伝え、付き添うつもりで寝室でユリアが目覚めるのを待った。
感想 14

あなたにおすすめの小説

運命の番は僕に振り向かない

ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。 それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。 オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。 ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。 ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。 ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。 ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。 完結しました!ありがとうございました。

恋人に好きな人が出来たと思ったら、なにやら雲行きが怪しい。

めっちゃ抹茶
BL
突然だが、容姿も中身も平凡な俺には、超絶イケメンの王子と呼ばれる恋人がいる。付き合い始めてそろそろ一年が経つ。といってもまだキスもそれ以上もした事がない健全なお付き合い。王子は優しいけど意地悪で、いつも俺の心臓を高鳴らせてくる——だけどそれだけだ。この前、喧嘩をした。それきり彼と話していない。付き合っているのか定かじゃない関係。挙句に、今遠目から見つけた王子の側には可憐な女の子。彼女が彼に寄り掛かって二人がキスをしている。 その瞬間、目の前が真っ黒になった。もう無理だ。俺がスイッチが切れたようにその場に立ち尽くした、その時だった。前にいる彼から聞いたこともない怒声が俺の耳に届いたのは。 ⚪︎佐藤玲央……微笑みの王子と呼ばれ、常に笑顔を絶やさない。物腰柔らかな姿勢に男女問わずモテる ⚪︎中田真……両親の転勤で引っ越してきた転校生。平凡な容姿で口が悪いがクラスに馴染めず誰とも話さないので王子しか知らないし、これからも多分バレない ※全四話、予約投稿済み。 本編に攻めの名前が出てこないの書き終わってから気が付いた。3/16タイトル少し変更しました。 ※後日談を3/25に投稿予定←しました。Rを書くかはまだ悩み中

没落令息はクラスメイトの執着に救われる

夕月ねむ
BL
突然父親の爵位がはく奪され、帰る屋敷も家名も失ったローレンス。貴族が集まる学院の寮からも放り出されるところだった彼を、クラスメイトのユリシーズが引き留める。 「侯爵家の私であれば、従者をひとり授業に同席させることができる」と言って。 ユリシーズの従者となったローレンス。けれどその二年後、彼らの関係は再び大きく変わることとなった。 ※FANBOXからの転載です。 ※他サイトにも投稿しています。

ブレスレットが運んできたもの

mahiro
BL
第一王子が15歳を迎える日、お祝いとは別に未来の妃を探すことを目的としたパーティーが開催することが発表された。 そのパーティーには身分関係なく未婚である女性や歳の近い女性全員に招待状が配られたのだという。 血の繋がりはないが訳あって一緒に住むことになった妹ーーーミシェルも例外ではなく招待されていた。 これまた俺ーーーアレットとは血の繋がりのない兄ーーーベルナールは妹大好きなだけあって大いに喜んでいたのだと思う。 俺はといえば会場のウェイターが足りないため人材募集が貼り出されていたので応募してみたらたまたま通った。 そして迎えた当日、グラスを片付けるため会場から出た所、廊下のすみに光輝く何かを発見し………?

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

俺の名前を呼んでください

東院さち
BL
双子の妹ローレッタの代わりに王妃様のお話相手になるべく王宮にでかけたルーファスは、王太子様に庭に置き去りにされ風邪をひいてしまう。看病をされていたはずなんだけど、大人の嗜みを教わることになって……。「え、そんなことを皆やってるの?」大人の世界って怖い。 他サイト様で投稿済み。同人誌も出してます。

生まれ変わったら知ってるモブだった

マロン
BL
僕はとある田舎に小さな領地を持つ貧乏男爵の3男として生まれた。 貧乏だけど一応貴族で本来なら王都の学園へ進学するんだけど、とある理由で進学していない。 毎日領民のお仕事のお手伝いをして平民の困り事を聞いて回るのが僕のしごとだ。 この日も牧場のお手伝いに向かっていたんだ。 その時そばに立っていた大きな樹に雷が落ちた。ビックリして転んで頭を打った。 その瞬間に思い出したんだ。 僕の前世のことを・・・この世界は僕の奥さんが描いてたBL漫画の世界でモーブル・テスカはその中に出てきたモブだったということを。

【完結】第三王子、ただいま輸送中。理由は多分、大臣です

ナポ
BL
ラクス王子、目覚めたら馬車の中。 理由は不明、手紙一通とパン一個。 どうやら「王宮の空気を乱したため、左遷」だそうです。 そんな理由でいいのか!? でもなぜか辺境での暮らしが思いのほか快適! 自由だし、食事は美味しいし、うるさい兄たちもいない! ……と思いきや、襲撃事件に巻き込まれたり、何かの教祖にされたり、ドタバタと騒がしい!!