14 / 23
第13話 興味津々
しおりを挟む「あれ? 私の眼鏡が無いよ?」
窓の外は日が昇り、世界に色がつき始める。
朝、起きたばかりの私、皆川真は眼鏡を掛けようとしたのだがどこにも無い。
「おかしいな、いつも机の上に置いているはずなのに」
とぼやきながら眼鏡を探す。
「眼鏡とは、なぜ目に掛けるんだ?」
「んっとね、視力が弱いから……って! なんでここにいるの!?」
私の後ろに声の主、スミスちゃんが居た。
しかも私の眼鏡を掛けているし、なんだか楽しそうにしている。
「暇だからだ! 佐波の奴、この時間寝ていやがる、つまらん!」
「それは仕方ないけど、何でここに?」
「面白そうだからだ!」
スミスちゃんらしい。まぁいいか、それより、眼鏡返してと懇願して見た。するとあっさりと眼鏡を返してくれた。
彼女は素直なんだよね。
「そんなに目が悪いのか?」
「ちょっとね、眼鏡が無いと周りがぼやけて見えるの」
「ふ~ん、じゃあ、あれは見えないのか?」
彼女がそう言うと、窓の外を指差した。
「あれだ、あのじじいだ!」
「ん~? どこ?」
外を見る限り、おじいさんはいないようだけど?
「あれだ! あの山!」
山? 確かに、遠くに山が見えている。
あの山が何?
「じじいが散歩してるだろ?」
「……え! あんな遠くが見えるの!?」
信じられなかった、どう見てもここから山まで3キロぐらいは離れてる。スミスちゃんは不思議そうにしている。
「見えないのか?」
「当たり前だよ! 人間はあんな遠くは見えないよ!」
「そうか……お、じじいが木を登ってるぞ」
げ、元気なおじいさんだね。
「あ、頭から落ちたぞ」
「え!? 嘘!」
「おっ、起き上がったぞ、なんともない様だぞ、その場をグルグル、スキップしてるな」
頭打って変になってる! 大丈夫かな?
「お、何だこれは!」
また何かに興味を持ったらしい。今度は何?
次に興味を持ったのは洋服タンスだった。スミスちゃんはタンスを勢いよく開けた。すると、彼女の両手にはタンスから引き千切った扉を持っていた。
「あーー! こ、壊しちゃった」
「何だ? 脆いぞこれ」
なんて馬鹿力だろう。
「ス、スミスちゃん、何かを触る時は、ゆっくり、優しく触ってね……あ、それはゆっくり横のカベに立て掛けといてくれる?」
「分かった!」
優しく、ゆっくりと、壊れた扉を立て掛けた。洋服タンスに私の服がずらりと並んでいる。
「おー、服がたくさんだな!」
目をキラキラさせながら眺めている。
「そんなには無いよ」
スミスちゃんはある服を凝視していた。それは、学校の制服だった。
「……着てみたいの?」
「いいのか?」
あはは、スミスちゃんも女の子なんだな。まぁ、制服は予備あるから大丈夫かな。
「いいよ着ても」
「本当だな、嘘だったら殺すからな!」
「嘘じゃないよ」
彼女は制服に着替え始めた。
制服に着替えたスミスちゃんは、何だか落ち着かない様だ。
無理もない、制服は短めのスカート、多分彼女は初めて付けるたのだろう。
「皆川、何だかスー、スーするぞ?」
「そっか、初めてスカートをはくんだよね? すごく可愛いよ!」
彼女は顔が赤くなっていた。
嬉しそう、可愛い、スミスちゃん可愛い!
彼女の可愛さに酔い痴れている時、下の階から声が聞こえてくる。声の正体はママだ。
「まことさーん、学校に遅れますよ?」
「はーい! 今、行くよー!」
急いで予備の制服に着替え、学校の用意をする。取りあえずスミスちゃんにはこの部屋にいてもらうしかないな。
「スミスちゃんごめんね、私、学校行かなきゃならないから。ママに見つからない様にしていてね?」
急いでドアを開け、下の階に降りて行った。
私はこの時知らなかった、スミスちゃんは学校と言う単語に反応していた事を。
「学校? ……面白そうだ!」
スミスちゃんの何かを企む嫌らしい笑いをしていた事に、私は気付く事は無かった。
遅刻せずに何とか学校へ登校出来た。教室へと入り、自分の席に腰を下ろす。
右隣りにいる親友のあいかに挨拶を言ってやる。元気よくおはようと言ってやったが、元気のない返事が返って来る。
「どした、元気ないぞ?」
「いやね……私さ、隣りのクラスの高橋と付き合ってたじゃない?」
「そうだね、やっと彼氏出来たー! って、叫んでたよね……まさか、別れたの?」
「イエス、……はぁ、だってあいつ、マザコンだったのよ?」
「えー! マジ? あんなにカッコいいのに」
高橋とはこの学校で上位に上がるイケメンくんだ。まさかマザコンだったとは。
「この前街でさ、偶然見掛けたんだ。そしたら母親にママ~って甘えてた」
「うわ、それはちょっと嫌かな」
「あれ以来ダメになっちゃって、別れた……で、例のまことの彼氏はどんな奴?」
急に話を変えたと思ったらこれだ!
「だから、彼氏じゃあないってば!」
私が叫んでいると教室のドアが開き、担任のヤマピーが入って来た。
「ほれ、ほれ、席つけ~」
ナイスタイミング!
「まこと、後で問いただしてやるからね?」
まったく、あいかの奴はどうしようもないな。いつの間にか元気になってない?
◇
同時刻、学校のどこかの廊下。
体育教師の田中が、ジャージ姿に竹刀を持ち廊下を歩いていた。
田中は生徒指導の筋肉質教師である。中肉中背、眉が薄く彫り深い顔立ちで見るからに暑苦しいとの印象だろう。
「ん? たくっ、まだこんなところをうろついているのか」
ホームルームが始まってるのに女子生徒が窓外を眺めて立っていた。
「おい、お前、何組だ? 早く教室に行け!」
女子生徒は無言のまま田中を無視していた。
それにキレた田中は絶対に懲らしめてやろうと心に誓った。
「こら! 無視してるんじゃない……あれ? こんな生徒いたか?」
その女子生徒は、銀色の短い髪をし美しくも可愛さを持った女子。
留学生っていたっけ? と田中は考えている。
「何組なんだ?」
すると拒絶の言葉が返って来る。
「うるさい、黙れ筋肉ダルマ!」
「な、何だと! 貴様、俺が誰か知ってるのか!」
そう言いながら竹刀を女子生徒に向ける。その竹刀を女子生徒は睨み付けている。
「これはケンカを売っているのか? 筋肉ダルマ?」
女子生徒は竹刀を力強く握り締めた。すると、それにびびる田中は情けない声を出した。
「は、放さないか! 聞いているのか!」
弱々しく叫ぶばかりだった。
一瞬の内に竹刀を取り上げ、女子生徒は握り潰した。
更に握り潰し、竹刀はソフトボールの様に縮んだ。
「お前もこんな風にしてやろうか?」
「ヒィイイイ! お、おお前は、な、何者だ!」
「オレは死神だ」
「はぁ?」
「今日からお前はオレの下僕だ!」
「ふざけ……」
ボールの様な竹刀を彼女の手はそれを握り潰し、粉々に飛び散らせる。
また田中の情けない悲鳴が廊下を駆けた。
「もう一度言う、お前は、オレの下僕だ」
「ひゃい(はい)! 下僕になります!」
田中は土下座をし、ガタガタ震えていた。
「おいダルマ、ここを案内しろ、……逃げたら殺す!」
「ヒィイイイ、逃げません、逃げませんから!」
「よし、行くぞ」
「ひゃい(はい)ーー!」
田中は考えていた、このままでは殺されるだろう、と。
「おいダルマ、何をボーッとしている?」
「ひぃ! 何でもありましぇん!」
辺りは静かだった。聞こえるのは教室の話し声だけだ。騒いでいる問題児ばかりの教室が一つある。田中はいつもならこいつらを叱りに教室に入って行くのだが、今はそれどころでは無い。
「くそ、なんとかスキを……あ! あれはなんだ!」
田中は窓の外を指差し叫んだ。
「何だ! 何だ!」
女子高生はしばらくキョロキョロと見回したが何もない。
「何もないじゃ……あ! ダルマめ、逃げたな!」
田中の姿がない、逃げ出した事に気が付いた。あの野郎とスミスは叫びながら奴を追いかけて行った。
「はぁ、はぁ、逃げられたぞ……くそ、なんなんだよあいつは!」
田中は体育館まで来ていた。幸い体育の授業がない、一人になれた。
辺りを見回し、誰もいない事を確認して自分のストレスを口から発散させた。
「まったく生意気な奴だ! 絶対に許さん! 今度あったらギタギタにしてやる!」
「ほう、オレをギタギタにするのか?」
「ひぃ!」
すぐに後ろを向いた。だが、あの女子生徒の姿がなかった。辺りを見回してもいない。
「どこを向いている!」
その声は上から聞こえて来る、見上げると田中は唖然とするしかなかった。
空中に翼の生えた女子生徒が浮いているのだ。
「ひぃいい! 化け物!」
「違う、オレは死神だ! 貴様はオレを怒らせた。罰を与えてやる!」
「な、何を! やめろ! やめて! わあああああああああああああああああ!」
田中の情けない声が響いた。
◇
昼休み、学校での楽しみの一つは、やっぱりお昼ご飯だ。お弁当を広げて食べようとしている時あいかが声をかけてきた。
「まこと、売店に行くから付いて来てよ」
「え~、一人で行きなさいよ」
「だって、あいつと顔合わせたら気まずいもん」
「あー、高橋の事か……仕方ないな~も~」
関係は無いのだけれど、あいかは私の親友だ、助けてやるか。
「さすがまこと! やっぱり良き親友を持つのはいい事だな!」
「駅前にあるケーキ屋のチーズケーキね!」
「……前言撤回」
私達は一階にある売店まで来た。そこは一年の下駄箱のすぐ近くにあって、カツサンドが美味しい。
不意に何だか嫌な感じを感じる。
何だろうこの感じは?
「まこと、どうしたの?」
「分かんないけど、嫌な予感がする」
その予感は的中する事になる。
「なんか男子達が向こうに集まってるよ?」
「へ? ……あ、本当だ」
見ると、男子達が校庭に集まっていた。
何してるんだろうか?
目を凝らして良く見ると、校庭の真ん中、多くの男子の大群の中に、銀色の髪の女子生徒がいた。
男子達は群がり、女子を質問責めしている。
「ねえ、外人の君、転校生? どこから来たの?」
「何だ、オレに話しかけるな!」
「うっひょ~、美人!」
女子生徒の周りにやじ馬達は群がっていた。
「うわああ!」
「うわ! 何叫んでんのよ!」
「ご、ごめん、ちょっと行くね!」
大群の中に飛び込んだ。人が多くてなかなか前に進まない。もし私の予想が当たっているのなら、あの女子生徒は彼女しか考えられない。
「ちょ、通して、痛てて……」
「お! 皆川!」
彼女は満面の笑顔で、手を振っていた。その女子生徒は予想通りスミスちゃんだった。
「やっぱりスミスちゃん! こんなところで何してんの?」
「探検だ!」
「探検? と、取りあえず、こっち来て」
無理やり引っ張って行った。すると嫌な視線を感じた。発生源は男共だった。メチャクチャ睨んでる。
「皆川、腹が減ったぞ!」
「はぁ……」
ため息しか出なかった。
どうにか体育館の裏まで連れて来れた。スミスちゃんは何か面白い事でもあるのかと訊いて来る。
「スミスちゃん、学校に来ちゃダメだよ」
「何でだ?」
「目立つから!」
そう叫ぶと、何とスミスちゃんは、しゅんとして、落ち込んでしまった。
言い過ぎたかな? 謝った。でも、返って来た言葉は予想と違った。
「皆川……オレ、腹が減ったぞ!」
「は?」
お腹空いたから落ち込んだの?
「はぁ、分かったよ、売店で何か買ってあげるよ」
「おお、メシだ!」
このあと、私のお小遣いが全て無くなった、涙が出て来たよ。
それから時々、スミスちゃんが学校に来る様になった。よほど気に入ったらしい。
はぁ、気が重い。
◇
その頃、体育教師の田中は絶望の崖におきざられていた。
「ヒィイイイ、いつまでここにいればいいんだーー!」
スミスのいたずらで、体育館の屋根の上に一人ぽつんといた。
それからスミスが来る度にいじめられた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
氷結の夜明けの果て (R16)
ウルフィー-UG6
ファンタジー
Edge of the Frozen Dawn(エッジ・オブ・ザ・フローズン・ドーン)
よくある異世界転生?
使い古されたテンプレート?
――そうかもしれない。
だが、これはダークファンタジーだ。
恐怖とは、姿を見せた瞬間よりも――
まだ見えぬまま、静かに忍び寄るもの。
穏やかな始まり。ほのかな優しさ。
だが、石の下には、眠る獣がいるかもしれない。
その時が来れば、闇は牙を剥く。
あらすじ
失われた魂――影に見つめられながら。
だが、英雄とは……本当に常に“光”のために戦う者なのか?
異国の大地で、記憶のないまま、見知らぬ身体で目を覚ます。
生き延びようとする本能だけが、彼を前へと突き動かす。
――英雄か、災厄か。それを分けるのは、ただ一つの選択。
冷たく、謎めいた女戦士アリニアと共に、
彼は武器を鍛え、輝く都市を訪れ、古の森を抜け、忘れられた遺跡へと踏み込んでいく。
だが、栄光へと近づく一歩ごとに、
痛みが、迷いが、そして見えない傷が刻まれていく。
光の道を歩んでいるかのように見えて――
その背後で、影は静かに育ち続けていた。
――これは、力と希望、そして自ら築き上げる運命の物語。
🔹 広大で容赦のない世界が、挑む者を待ち受ける。
🔹 試練と沈黙の中で絆を深めていく、二人の仲間。
🔹 「居場所」を探す旅路の果てに待つものとは――。
ヴェイルは進む。
その選択はやがて、一つの伝説を生み出すだろう。
それが光か、闇か。――決めるのは、あなた自身だ。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる