33 / 72
第33話・シンジツノアイ
しおりを挟む
もう一度言おう。あんだって??
真実の愛・・・・・!?
何言ってんだ??
俺、死ぬのが嫌すぎて頭がおかしくなってしまったか!?
「シンジツノアイ」
つい口にしてしまった。
「何故カタコトなんだいぃ?」
「いえ特には。で真実の愛とは?」
「今!アラジンはクロちゃんの魔法で君に惚れている!それを私とアラジンの真実の愛で打ち破るんだよ!!」
あ、もう魔法で惚れてるの決定済みなのか。
ヤバい!シンドバットさん色々ヤバい!ここまでヤバいとは!
しかしここまでヤバくないと七つの海は制覇出来ないという事か!?
「どうだい!?クロちゃん!」
「素晴らしいと思います!!」
乗ろう!乗っとこう!この流れに!これが生き残る道だ!!
「で具体的にはどうする予定ですか?」
「君の魔法に私とアラジンの真実の愛で打ち勝つ!!」
急にバカになってない?
「と、冗談はここまでにしとこう」
どこからどこまで??
「神ごときの魔法も自力で解けないようじゃ真実の愛じゃないからねぇ。これは冗談じゃない」
本気の目だ。・・・・ここだ!
「シンドバッドさん、俺はその魔法を解くの協力します!俺の願いはこの魔法を解除する事なので!」
「え?」
「ぶっちゃけるとこの魔法は俺も全然扱えてなくて、発動条件も解除の方法も。だからアラジンさん達に掛かってるのは偶然で・・・・」
「アラジンが魅力的過ぎてかけたんじゃないのぉ??」
「違います!俺はそっちじゃないし!」
「そっち?ってどっち?」
「だから千夜一夜物語でこの魔法を全部解除してもらおうと思ってました」
「私を出し抜こうとしてたのかぁ。中々強欲じゃないか、クロちゃん」
「だ、出し抜くなんてそんな!」
「なるほど。その魔法は利用者も手を余すモノなのかぁ。流石、神の力だぁ」
神の力。なのか、本当に?
ここに転生される時に貰った力、貰った時の記憶も曖昧。何か言われた気もしたけど、それも曖昧。
「で、それを私に信じろと?クロちゃんが言った事が本当かの証拠は??」
「・・・・信じて頂くしかありません」
「シンドバッド。信じてください、天使を」
真実の愛・・・・・!?
何言ってんだ??
俺、死ぬのが嫌すぎて頭がおかしくなってしまったか!?
「シンジツノアイ」
つい口にしてしまった。
「何故カタコトなんだいぃ?」
「いえ特には。で真実の愛とは?」
「今!アラジンはクロちゃんの魔法で君に惚れている!それを私とアラジンの真実の愛で打ち破るんだよ!!」
あ、もう魔法で惚れてるの決定済みなのか。
ヤバい!シンドバットさん色々ヤバい!ここまでヤバいとは!
しかしここまでヤバくないと七つの海は制覇出来ないという事か!?
「どうだい!?クロちゃん!」
「素晴らしいと思います!!」
乗ろう!乗っとこう!この流れに!これが生き残る道だ!!
「で具体的にはどうする予定ですか?」
「君の魔法に私とアラジンの真実の愛で打ち勝つ!!」
急にバカになってない?
「と、冗談はここまでにしとこう」
どこからどこまで??
「神ごときの魔法も自力で解けないようじゃ真実の愛じゃないからねぇ。これは冗談じゃない」
本気の目だ。・・・・ここだ!
「シンドバッドさん、俺はその魔法を解くの協力します!俺の願いはこの魔法を解除する事なので!」
「え?」
「ぶっちゃけるとこの魔法は俺も全然扱えてなくて、発動条件も解除の方法も。だからアラジンさん達に掛かってるのは偶然で・・・・」
「アラジンが魅力的過ぎてかけたんじゃないのぉ??」
「違います!俺はそっちじゃないし!」
「そっち?ってどっち?」
「だから千夜一夜物語でこの魔法を全部解除してもらおうと思ってました」
「私を出し抜こうとしてたのかぁ。中々強欲じゃないか、クロちゃん」
「だ、出し抜くなんてそんな!」
「なるほど。その魔法は利用者も手を余すモノなのかぁ。流石、神の力だぁ」
神の力。なのか、本当に?
ここに転生される時に貰った力、貰った時の記憶も曖昧。何か言われた気もしたけど、それも曖昧。
「で、それを私に信じろと?クロちゃんが言った事が本当かの証拠は??」
「・・・・信じて頂くしかありません」
「シンドバッド。信じてください、天使を」
0
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
小学生のゲーム攻略相談にのっていたつもりだったのに、小学生じゃなく異世界の王子さま(イケメン)でした(涙)
九重
BL
大学院修了の年になったが就職できない今どきの学生 坂上 由(ゆう) 男 24歳。
半引きこもり状態となりネットに逃げた彼が見つけたのは【よろず相談サイト】という相談サイトだった。
そこで出会ったアディという小学生? の相談に乗っている間に、由はとんでもない状態に引きずり込まれていく。
これは、知らない間に異世界の国家育成にかかわり、あげく異世界に召喚され、そこで様々な国家の問題に突っ込みたくない足を突っ込み、思いもよらぬ『好意』を得てしまった男の奮闘記である。
注:主人公は女の子が大好きです。それが苦手な方はバックしてください。
*ずいぶん前に、他サイトで公開していた作品の再掲載です。(当時のタイトル「よろず相談サイト」)
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
異世界のオークションで落札された俺は男娼となる
mamaマリナ
BL
親の借金により俺は、ヤクザから異世界へ売られた。異世界ブルーム王国のオークションにかけられ、男娼婦館の獣人クレイに買われた。
異世界ブルーム王国では、人間は、人気で貴重らしい。そして、特に日本人は人気があり、俺は、日本円にして500億で買われたみたいだった。
俺の異世界での男娼としてのお話。
※Rは18です
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬下諒
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 造語、出産描写あり。前置き長め。第21話に登場人物紹介を載せました。
★お試し読みは第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる