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31話 その3
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一章32話
僕は全ての力を込めて少女の胸に埋め込まれてあった主核を破壊した。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ…か、か、勝った?」
「ハルト!やったね……ぅぅ…」
「ハルトさぁぁん!」
激戦が終わったと思うと安心感と生き延びた嬉しさに僕達は泣いてしまった。
僕は双子の肩を両腕で包み込んで感謝の気持ちを伝えた。
「イリヤ、リリヤ…ありがとう!本当にありがとう…二人のお陰で倒せた」
「…………」
「……ああ…」
「イリヤ?リリヤ?ま、まさか……」
二人は固まって表情も急に硬くなっていた。
後ろを振り向くと倒したと思った少女が僕達を虫を見てるような目で見下ろしていた。
「炎魔よ…廃にせい!」
「リガール!全方位防御だ!」
ガガガガガーーーン
リガールをドームの形に変えて少女の攻撃を防いだが
それに…主の凄まじい爆発に耐え切れずリガールは亀裂が入って割れてしまった。
「ハルト…なによこれ…」
「これは…」
「なんたよ…これは…」
僕達の頭の上から夜空の星々が見えいて、周りを見ると少女な攻撃によってイビルゲート全階層が跡形もなく破壊されていた。
少女はは健在で最初より数十倍以上の強さを感じた。
「へぇ…人間風情がアレに耐え切るとは中々面白い」
先と違ってしっかりと喋って理性もあるように見えた。
それで、僕は間違えた事に気付いた。
胸の核が弱点ではなく、それによって封印されていて、僕達はそれを破ってしまったと気付いた。
「なにこの馬鹿げた力は…」
「冗談がキツすぎるわ…」
「これは…どうにかなるレベルじゃないです」
この少女と僕達の戦力を例えるなら…子供がニミッツ級空母と戦争をするようなもんだった。
その圧倒的な力の差に…意思が折れそうになった。
「ふーん…お前達が核を壊してくれたか?…おかげで力も意識も戻って自由になれた…」
主は胸元に残った核の残骸を払ってから殺気を込めた冷たい視線で僕達を見つめていた。
「殺気丸出しのお礼はあまり嬉しく無いわね」
「お姉ちゃん…ハルトさん」
「くっ…ここまでか」
双子も本能的に敵う相手ではないと分かって絶望的な表情だった…。
でも、僕は諦める訳にはいかない!もう挫けないと決めたんだ…二人を守るんだ!!
僕は立ち直っては少女に向かい立った。
「ん?お前から先に死ぬか?」
ドクン…ドクン…ドクンドクンドクンドクン。
その時…異常なほど僕の心臓の脈が上がって息苦しくなった。
「こ、こんな時に…またあの発作が」
「ハルト!急にどうしたの!
「ハルトさん、大丈夫ですか!」
「だ、大丈夫…」
幸いに発作はすぐ止まってくれて僕は気を取り直して少女に向かって構えた。
しかし、その少女は何故か先までの凄まじい殺気が消えて僕をただ呆然と見つめているだけだった。
攻撃して来る素振りもなく、急におとなしくなっている
「あ…あ……」
「ん?…あ?」
少女はなにか奇跡を目にしたように呆然とした顔で何かを求めるように、幻を掴もうとするように、手を差し伸べて僕にゆっくりと近づいて来た。
「あぁ…そんな!お、お……」
「なに?お?お??」
「ぅぅ…おにぃぃちゃんーー!」
「…………えっ?」
「本当に帰って来てくれた!おにぃちゃぁーん!」
「はっ?何を言ってる?」
最深部の主核の少女が僕に抱き付いて泣いていて、僕はこの状況を飲み込めずにただ固まっていた。
僕は全ての力を込めて少女の胸に埋め込まれてあった主核を破壊した。
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ…か、か、勝った?」
「ハルト!やったね……ぅぅ…」
「ハルトさぁぁん!」
激戦が終わったと思うと安心感と生き延びた嬉しさに僕達は泣いてしまった。
僕は双子の肩を両腕で包み込んで感謝の気持ちを伝えた。
「イリヤ、リリヤ…ありがとう!本当にありがとう…二人のお陰で倒せた」
「…………」
「……ああ…」
「イリヤ?リリヤ?ま、まさか……」
二人は固まって表情も急に硬くなっていた。
後ろを振り向くと倒したと思った少女が僕達を虫を見てるような目で見下ろしていた。
「炎魔よ…廃にせい!」
「リガール!全方位防御だ!」
ガガガガガーーーン
リガールをドームの形に変えて少女の攻撃を防いだが
それに…主の凄まじい爆発に耐え切れずリガールは亀裂が入って割れてしまった。
「ハルト…なによこれ…」
「これは…」
「なんたよ…これは…」
僕達の頭の上から夜空の星々が見えいて、周りを見ると少女な攻撃によってイビルゲート全階層が跡形もなく破壊されていた。
少女はは健在で最初より数十倍以上の強さを感じた。
「へぇ…人間風情がアレに耐え切るとは中々面白い」
先と違ってしっかりと喋って理性もあるように見えた。
それで、僕は間違えた事に気付いた。
胸の核が弱点ではなく、それによって封印されていて、僕達はそれを破ってしまったと気付いた。
「なにこの馬鹿げた力は…」
「冗談がキツすぎるわ…」
「これは…どうにかなるレベルじゃないです」
この少女と僕達の戦力を例えるなら…子供がニミッツ級空母と戦争をするようなもんだった。
その圧倒的な力の差に…意思が折れそうになった。
「ふーん…お前達が核を壊してくれたか?…おかげで力も意識も戻って自由になれた…」
主は胸元に残った核の残骸を払ってから殺気を込めた冷たい視線で僕達を見つめていた。
「殺気丸出しのお礼はあまり嬉しく無いわね」
「お姉ちゃん…ハルトさん」
「くっ…ここまでか」
双子も本能的に敵う相手ではないと分かって絶望的な表情だった…。
でも、僕は諦める訳にはいかない!もう挫けないと決めたんだ…二人を守るんだ!!
僕は立ち直っては少女に向かい立った。
「ん?お前から先に死ぬか?」
ドクン…ドクン…ドクンドクンドクンドクン。
その時…異常なほど僕の心臓の脈が上がって息苦しくなった。
「こ、こんな時に…またあの発作が」
「ハルト!急にどうしたの!
「ハルトさん、大丈夫ですか!」
「だ、大丈夫…」
幸いに発作はすぐ止まってくれて僕は気を取り直して少女に向かって構えた。
しかし、その少女は何故か先までの凄まじい殺気が消えて僕をただ呆然と見つめているだけだった。
攻撃して来る素振りもなく、急におとなしくなっている
「あ…あ……」
「ん?…あ?」
少女はなにか奇跡を目にしたように呆然とした顔で何かを求めるように、幻を掴もうとするように、手を差し伸べて僕にゆっくりと近づいて来た。
「あぁ…そんな!お、お……」
「なに?お?お??」
「ぅぅ…おにぃぃちゃんーー!」
「…………えっ?」
「本当に帰って来てくれた!おにぃちゃぁーん!」
「はっ?何を言ってる?」
最深部の主核の少女が僕に抱き付いて泣いていて、僕はこの状況を飲み込めずにただ固まっていた。
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