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序章
小さな小さな彷徨う銃火③
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優雅にしつらえられた客室で二人きり。
青年と美少女は長い長い時を過ごしていた。
時折痙攣するように動く白く美しい少女の腕。
壁に寄せて置かれた書斎机が、時折激しい音を立てて揺れる。
「……はぁっ……まだ続けるのですか?」
「まだだよっ。ハァッハァッ。まだまだ足りねぇっっ俺がイケる限りは付き合って貰うからなっ」
「もう……私……疲れてきて……、また、今度にしませんか?」
「今度っていつだよっ……いつ二人きりで会えるかも分からないのにっ」
「エルドフィン、こんなに強引だったなんて……」
「気づくのが遅かったかもな。くッ……ハァッ……もう、俺はソグンに誤魔化されて逃げられないくらいに、イロイロ知っちゃったからなぁっ。ほらっっもういっかぃイケるだろ……ッンッ!」
「はぁっ……」
肘掛け椅子にぐったりともたれかかるソグン。
その横で書斎机に身体を預けながら右手からメモを投影している俺。
イーヴル・コアの使用はエネルギーを消耗するのか、
俺は姿勢を保てなくて、メモを新しくする度に机にしがみついた。
呼吸もだいぶ苦しい。ハァハァ。
・全ヴァルキュリャとその一族の情報
・神話伝承の裏付け確認
・カルホフディから聞いたソルベルグ家の伝承の裏付け確認
・アセウスから聞いたエイケン家の伝承の裏付け確認
・ジトレフから聞いたオッダ上級魔法戦士の預言についての情報
・ソグンが見聞きした範囲でのジトレフとオッダ部隊の情報
・ゴンドゥルと俺の契約についての情報
さんざん問答した結果を簡潔にまとめてメモファイルを作成した。
質問の仕方を学習したおかげでメモの内容はなかなか充実していた。
ソグンは教えられないことについても、「話せません」とか「答えられません」とかを使うようになったから、俺はより情報を整理することが出来た。
《Asseus》が生まれた経緯も父親の情報もソグン達は「知らない」という。
彼女らが二択を求められた時、既に、赤子はエイケン家にいた。
母親は姿がなく、オージンの加護は成された後だったらしい。
母子の処遇に対する俺の疑問は「オージンはお優しいからでしょう」で片付けられた。
そして、エイケン家の「不戦」ルールは大事なことでしょう、と即答された。
オージンは神の力が自らの意思を離れ行使されることを好まないのですから、争いに使われるなどもっての他ですって、それはそーなんだけど……。
上手く説明できない違和感は、仕方なく飲み込んだ。
さぁ、いよいよ今回作る最後のメモだ。
俺はさっき投影したばかりの新規メモに文字を記していく。
・ハイリザードマンと青い塊の謎
「フィヨルドの森について知ってることを教えてくれ」
「普通の森ですよ。強いて言えばトネリコの樹が多いだけです」
「ハイリザードマンについては?」
「普通の魔物の一種ですよ。強いて言えば南の魔山に集団で生息します」
「部隊研修の座学以下だな。実際に戦ってたんじゃねぇのかよ」
「ハイリザードマン級だと私達には雑兵に過ぎないのですよ。関心を持つ必要がありません。……はぁっ」
「今まで食ったパンの枚数はおぼえてないってか」
「そうですねー、それもおぼえていません」
「ハイリザードマンのドロップアイテムは知ってる?」
「ポーションだったと思います。たまに、宝飾品に関心の高い個体はお気に入りの宝飾品を一つくらい落としますが……、そんな回りくどい聞き方をしなくても、青い塊をドロップするハイリザードマンはいませんよ。青い塊も類似品も過去に見たことはありません。見ていたでしょう? 私もびっくりしたから、調べるために、貴方に聞いて情報を持ち帰ったのです」
「それで何か分かったのか?」
「……分かりません。|《sverð náð》《慈悲の剣》を防げるアイテムなんて、神器くらいしか有り得ません」
「そんなスゲー技使ったのかよ……丸腰の雑魚に……」
「『災い』かもしれませんから。未知のものに油断は命取りです」
オッダ上級魔法戦士の預言について質問した時、
ヴァルホルのヴァルキュリャの中にも同じ預言を受けた者がいたと聞いた。
ソグンはオッダの上級魔法戦士以上に判断が迅速で、冷酷だったってことだ。
昨日は俺が預言の話を知らないと思って、まぁそれらしい嘘で誤魔化してくれたけど。
「青い塊が『災い』ってことはねぇかな?」
「さぁ、どうでしょう……私達には分かりません。ただ、そうではないと思っています」
「? 何故?」
「……放つ魔力から感じる勘です。世界を混沌に堕としかねない『災い』というのなら、魔力からも禍々しさを感じるのではないかと。先程のイーヴル・コアから感じたような、あれです」
「げぇえっっおまっっ、そんなヤバいもンを俺の身体に入れやがったのかよっっ!!」
「イーヴル・コア自体があれほど禍々しいとは思わなかったのです。あくまで補助アイテム、入れ物に過ぎないかと。ですが、入れるのを決めたのはエルドフィンでしょう?」
「う゛!! だってソグンが心配ないって……」
「禍々しさが予想外だったので、身体に繋ぐまでの時間を多めに作りました。貴方には、止める機会が十分にありましたよ」
キェエエエエエエエエッッ!!!!
言い返せねぇ……でも、なんか、騙された感がスゴい……
俺はメモ帳を投影している右手をじっと見つめる。
「拒絶反応がほとんど出ていないということは、大丈夫でしょう。人間は神に比べたら穢れていますから。異常を感じたら何時でもすぐに私を呼んで構いません」
穢れてるって……
もうやめて! ソグン! とっくにエルドフィンのライフはゼロよ!
俺はなんだか悲しい気持ちになりながらメモを見た。
・ハイリザードマンと青い塊の謎
フィヨルドの森…トネリコの樹が多めの普通の森
ハイリザードマンが居た理由…謎
ハイリザードマン…ヴァルキュリャにはモブ
青い塊をドロップした理由…個体の嗜好品? 謎
青い塊…類似品も見たことない
神器クラスの魔法
禍々しさ無し
謎!
並んだ「謎」という文字にどっと疲れが増して、
俺はメモ帳を格納すると机に突っ伏した。
「はぁぁ……しんど……」
「いきなり使い過ぎなんですよ。そんな使い方をしていてはどんな影響が出るか分かりません。無茶は今回限りにしてください」
「はぁい……」
「もう、終わりでいいですか? いいようなら私は戻りますが」
「あぁ……。お疲れ様」
俺は机に突っ伏したままそう答える。
脳にも負担がかかるみたいだな。
終わったと思ったら頭がぼぉーっとしてる。
部屋の静寂に、ソグンは帰ったかな、と黒い腕鎖を眺めた。
「……なぁ」
「なんですか?」
あ……まだ居た……
俺はソグンを見る代わりに、腕鎖を眺めながら呟いた。
こんな静寂でなければ、聞き取れないくらいぼそぼそとだ。
「……ジトレフに……気づいて貰いたいとか思わねぇ……?」
返事はない。
俺、イミフなこと言ってるのかな。
「ジトレフだけじゃなく、今までずっと、見守ってきたんですよね、ランドヴィークの人たち……」
何百年も生きてる神様だから、自分と同じに考えること自体ズレてるのかもな。
でも。
「見えないのは仕方ないとしても……、そこに居て見守ってるんだって、ジトレフのこと気にかけてるんだって、知ってて欲しいって、思うことない? ……俺なら、伝えられる……」
そこにちゃんと俺は居るのに、みんなのこと、ちゃんと見てるのに、気づいて貰えない寂しさ、見て貰えない辛さは知ってるから。
「……神に類するものはそういうものでしょう。お気遣いには感謝します。それでは、また会う時まで、エルドフィン・ヤールに最高神オージンの祝福を」
腕鎖にほんのりとした光が映って、そして消えた。
それを確認した俺は、朧気になりゆく意識に身を委ねるべく
目蓋を閉じた。
―――――――――――――――――――
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
オッダ部隊第二分隊長 ジトレフ
【冒険の協力者イケメン】
ローセンダールの魔術師 タクミ
ソルベルグ家当主 カルホフディ
【冒険のアイテム】
アセウスの魔剣
青い塊
黒い石の腕鎖
イーヴル・コア(右手首に内蔵)
【冒険の目的地】
ベルゲン(現在地)
青年と美少女は長い長い時を過ごしていた。
時折痙攣するように動く白く美しい少女の腕。
壁に寄せて置かれた書斎机が、時折激しい音を立てて揺れる。
「……はぁっ……まだ続けるのですか?」
「まだだよっ。ハァッハァッ。まだまだ足りねぇっっ俺がイケる限りは付き合って貰うからなっ」
「もう……私……疲れてきて……、また、今度にしませんか?」
「今度っていつだよっ……いつ二人きりで会えるかも分からないのにっ」
「エルドフィン、こんなに強引だったなんて……」
「気づくのが遅かったかもな。くッ……ハァッ……もう、俺はソグンに誤魔化されて逃げられないくらいに、イロイロ知っちゃったからなぁっ。ほらっっもういっかぃイケるだろ……ッンッ!」
「はぁっ……」
肘掛け椅子にぐったりともたれかかるソグン。
その横で書斎机に身体を預けながら右手からメモを投影している俺。
イーヴル・コアの使用はエネルギーを消耗するのか、
俺は姿勢を保てなくて、メモを新しくする度に机にしがみついた。
呼吸もだいぶ苦しい。ハァハァ。
・全ヴァルキュリャとその一族の情報
・神話伝承の裏付け確認
・カルホフディから聞いたソルベルグ家の伝承の裏付け確認
・アセウスから聞いたエイケン家の伝承の裏付け確認
・ジトレフから聞いたオッダ上級魔法戦士の預言についての情報
・ソグンが見聞きした範囲でのジトレフとオッダ部隊の情報
・ゴンドゥルと俺の契約についての情報
さんざん問答した結果を簡潔にまとめてメモファイルを作成した。
質問の仕方を学習したおかげでメモの内容はなかなか充実していた。
ソグンは教えられないことについても、「話せません」とか「答えられません」とかを使うようになったから、俺はより情報を整理することが出来た。
《Asseus》が生まれた経緯も父親の情報もソグン達は「知らない」という。
彼女らが二択を求められた時、既に、赤子はエイケン家にいた。
母親は姿がなく、オージンの加護は成された後だったらしい。
母子の処遇に対する俺の疑問は「オージンはお優しいからでしょう」で片付けられた。
そして、エイケン家の「不戦」ルールは大事なことでしょう、と即答された。
オージンは神の力が自らの意思を離れ行使されることを好まないのですから、争いに使われるなどもっての他ですって、それはそーなんだけど……。
上手く説明できない違和感は、仕方なく飲み込んだ。
さぁ、いよいよ今回作る最後のメモだ。
俺はさっき投影したばかりの新規メモに文字を記していく。
・ハイリザードマンと青い塊の謎
「フィヨルドの森について知ってることを教えてくれ」
「普通の森ですよ。強いて言えばトネリコの樹が多いだけです」
「ハイリザードマンについては?」
「普通の魔物の一種ですよ。強いて言えば南の魔山に集団で生息します」
「部隊研修の座学以下だな。実際に戦ってたんじゃねぇのかよ」
「ハイリザードマン級だと私達には雑兵に過ぎないのですよ。関心を持つ必要がありません。……はぁっ」
「今まで食ったパンの枚数はおぼえてないってか」
「そうですねー、それもおぼえていません」
「ハイリザードマンのドロップアイテムは知ってる?」
「ポーションだったと思います。たまに、宝飾品に関心の高い個体はお気に入りの宝飾品を一つくらい落としますが……、そんな回りくどい聞き方をしなくても、青い塊をドロップするハイリザードマンはいませんよ。青い塊も類似品も過去に見たことはありません。見ていたでしょう? 私もびっくりしたから、調べるために、貴方に聞いて情報を持ち帰ったのです」
「それで何か分かったのか?」
「……分かりません。|《sverð náð》《慈悲の剣》を防げるアイテムなんて、神器くらいしか有り得ません」
「そんなスゲー技使ったのかよ……丸腰の雑魚に……」
「『災い』かもしれませんから。未知のものに油断は命取りです」
オッダ上級魔法戦士の預言について質問した時、
ヴァルホルのヴァルキュリャの中にも同じ預言を受けた者がいたと聞いた。
ソグンはオッダの上級魔法戦士以上に判断が迅速で、冷酷だったってことだ。
昨日は俺が預言の話を知らないと思って、まぁそれらしい嘘で誤魔化してくれたけど。
「青い塊が『災い』ってことはねぇかな?」
「さぁ、どうでしょう……私達には分かりません。ただ、そうではないと思っています」
「? 何故?」
「……放つ魔力から感じる勘です。世界を混沌に堕としかねない『災い』というのなら、魔力からも禍々しさを感じるのではないかと。先程のイーヴル・コアから感じたような、あれです」
「げぇえっっおまっっ、そんなヤバいもンを俺の身体に入れやがったのかよっっ!!」
「イーヴル・コア自体があれほど禍々しいとは思わなかったのです。あくまで補助アイテム、入れ物に過ぎないかと。ですが、入れるのを決めたのはエルドフィンでしょう?」
「う゛!! だってソグンが心配ないって……」
「禍々しさが予想外だったので、身体に繋ぐまでの時間を多めに作りました。貴方には、止める機会が十分にありましたよ」
キェエエエエエエエエッッ!!!!
言い返せねぇ……でも、なんか、騙された感がスゴい……
俺はメモ帳を投影している右手をじっと見つめる。
「拒絶反応がほとんど出ていないということは、大丈夫でしょう。人間は神に比べたら穢れていますから。異常を感じたら何時でもすぐに私を呼んで構いません」
穢れてるって……
もうやめて! ソグン! とっくにエルドフィンのライフはゼロよ!
俺はなんだか悲しい気持ちになりながらメモを見た。
・ハイリザードマンと青い塊の謎
フィヨルドの森…トネリコの樹が多めの普通の森
ハイリザードマンが居た理由…謎
ハイリザードマン…ヴァルキュリャにはモブ
青い塊をドロップした理由…個体の嗜好品? 謎
青い塊…類似品も見たことない
神器クラスの魔法
禍々しさ無し
謎!
並んだ「謎」という文字にどっと疲れが増して、
俺はメモ帳を格納すると机に突っ伏した。
「はぁぁ……しんど……」
「いきなり使い過ぎなんですよ。そんな使い方をしていてはどんな影響が出るか分かりません。無茶は今回限りにしてください」
「はぁい……」
「もう、終わりでいいですか? いいようなら私は戻りますが」
「あぁ……。お疲れ様」
俺は机に突っ伏したままそう答える。
脳にも負担がかかるみたいだな。
終わったと思ったら頭がぼぉーっとしてる。
部屋の静寂に、ソグンは帰ったかな、と黒い腕鎖を眺めた。
「……なぁ」
「なんですか?」
あ……まだ居た……
俺はソグンを見る代わりに、腕鎖を眺めながら呟いた。
こんな静寂でなければ、聞き取れないくらいぼそぼそとだ。
「……ジトレフに……気づいて貰いたいとか思わねぇ……?」
返事はない。
俺、イミフなこと言ってるのかな。
「ジトレフだけじゃなく、今までずっと、見守ってきたんですよね、ランドヴィークの人たち……」
何百年も生きてる神様だから、自分と同じに考えること自体ズレてるのかもな。
でも。
「見えないのは仕方ないとしても……、そこに居て見守ってるんだって、ジトレフのこと気にかけてるんだって、知ってて欲しいって、思うことない? ……俺なら、伝えられる……」
そこにちゃんと俺は居るのに、みんなのこと、ちゃんと見てるのに、気づいて貰えない寂しさ、見て貰えない辛さは知ってるから。
「……神に類するものはそういうものでしょう。お気遣いには感謝します。それでは、また会う時まで、エルドフィン・ヤールに最高神オージンの祝福を」
腕鎖にほんのりとした光が映って、そして消えた。
それを確認した俺は、朧気になりゆく意識に身を委ねるべく
目蓋を閉じた。
―――――――――――――――――――
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
オッダ部隊第二分隊長 ジトレフ
【冒険の協力者イケメン】
ローセンダールの魔術師 タクミ
ソルベルグ家当主 カルホフディ
【冒険のアイテム】
アセウスの魔剣
青い塊
黒い石の腕鎖
イーヴル・コア(右手首に内蔵)
【冒険の目的地】
ベルゲン(現在地)
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