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1話 宝くじが当たったら
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チワワ及び小型犬をこよなく愛す犬友に捧ぐ
「宝くじが当たったら、チワワ御殿を建てたい!」
私がそう言うと、犬友の恵理子さんが、
「私も!宝くじが当たったら、チワワ御殿を建ててチワワに囲まれて暮らしたい!」
と言う。犬を飼う者同士の友達を犬友というが、小型犬の中でもチワワをこよなく愛する犬友を『チワワの犬友』略して『チワ友』と呼ぶ。
「今はネットとかで交流が日本全国って感じじゃない?でも、なかなか遠方のチワ友には会えない。だから、チワワ御殿を建てたら、宿泊施設もつけて遠方からでも泊りがけで来られるようにしたいなぁ。」
私が言うと、恵理子さんは、
「うわー、そうしたらチワワも人間もみんな楽しいね。みんなで宴会!」
二人で思わず大笑いしてしまった。チワワと飼い主がまぜこぜに輪になって、宴会をしているところを想像してしまった。
「やっぱり、広いドックランよねぇ。天気が悪い時のための屋内も欲しい。」
私が言うと、
「プールもいいわぁ。温泉も付いていると嬉しい。」
なんて、夢はどんどん広がっていく。でもね、そんな豪華なチワワ御殿なんて、宝くじでも当たらなければ無理ムリ。
チワワ御殿、そんな夢を抱いて何回も宝くじを買っていたけれど、誰もがそうであるようになかなか当たらない。当然チワワ御殿も実現しない。ところが、チワ友の中で実現しようとする人が現れた。
『実はね、宝くじ当たっちゃったから、チワワ御殿作っちゃおうかと思って。』
チワ友とはいえ、いつもネットの中でしかやり取りができない遠方のチワ友だ。アイコンが何故か招き猫ならぬ招き犬という、面白いチワ友で「鳴海さん」という。鳴海さんは個人的に会話ができるツールでチャットしてきた。
『ねぇ、どんな施設があったらチワワ御殿が豪華になって、便利で楽しくてみんなに来てもらえるかな?』
うわぁ、鳴海さん本気なんだ。私はワクワクしてきた。いざそう言われると、意外に突然には浮かばなくて、雨の日もお散歩できる広い屋内ドックランくらいしか思いつかない。
『そうだね、全天候型って必須だよね。』
そこで内輪の犬友ネットで呼びかけると、わりと出る出る「こんな施設があったら」。わりと融通が利きがちな小型犬を飼う人たちにも、色々と「我が犬とこんなふうに楽しく過ごしたい」ということがあるのだ。みんなの希望を集計していくと、
「いったいどこまで巨大な施設なんだよ・・・。」
とあきれてしまうくらいになった。みんなはわりと無責任に希望を言っているだけだと思うけど、鳴海さんはその意見を一つひとつ吟味していくつもりで満足そうだ。
『鳴海さん、本当にチワワ御殿ができたらいいね。』
と私が言うと、
『うん、絶対実現するんだ。』
招き犬のアイコンが、本当に微笑んだ気がした。
アイコン招き犬の鳴海さんは、実は「謎の人」だったりする。一つ言えることは、私の家とはかなり離れているということだけ。だが、東京近郊だろう。それが分かるのは、天気の話とかをする時だ。
「あ、雨が降ってきたね。もう少しするとそちらにも雨雲がいくね。」
なんて話をしていると、何となくどこらへんに住んでいるか分かる。でも、そんな話をしていても、鳴海さんはやっぱり謎で、関東圏内・おそらく東京近郊とまでしか推測できない。
『ねぇ、私もチワワ御殿が出来上がったら招待してもらえる?遠いから無理かな?』
と言うと、
『そりゃ歩いてはいけないけど、交通も不便かもしれないけど、大丈夫、来られるよ。必ず招待するから。』
と言ってくれた。
鳴海さんは職業も謎で、おそらく女性で、主婦ではなく、4匹のチワワと男性一人を飼っている(と本人が言っている)。ネットでの話かけがあまりないなぁと思っていると、いつの間にか何ヶ月も海外に仕事に行っていたりする。しかも、それがアメリカニューヨークとか、タイとか中国なら分かるのだが、なんと南の島である。
「仕事、何をしているの?」
聞いてみるけど、全く答えてくれない。私の仕事の愚痴は聞いてくれるのに、自分のは全く話してくれなくて、青い美しい海の画像を貼ってくるだけだ。
『なまこがキモイ。』
なんてコメント付で。
飼っている愛犬チワワは4匹で、シロコとクロコとチャコとクロチャタンだ。
「その名前って、もしかして・・・。」
「そう、毛の色そのまんま。これが一番分かりやすい。」
思わず笑ってしまった。これが画像や動画でしかみていないけど、似合っているんだな。
ところで、我が家のチワワは二匹。オスの白いガリと黒いレオ、ふたり合わせて『ガリレオ』というコンビだ。このチワワたちは私の人生を変えてしまった、素晴らしい私の家族でありパートナーだ。犬嫌いで、特に幼少期にチワワにしつこく吠えられて以来、触ることはおろか犬の半径1メートルは近寄れなかった私。そこへやってきたこのガリレオコンビは、私の生活に踏み込んでぐっちゃぐちゃにひっかきまわし、気がついたら・・・なんだか家族になって、楽しくなっていた。私の家にはこの他に夫と娘がいる。娘には、
「もしもチワワ御殿ができたら行きたい?」
と聞くと、小説家希望の娘は、
「小説のネタの取材にもなるし行きたいな~。でも全部チワワ?」
と聞いてきた。元来チワワが大好きな娘だ。
「一応、チワワおよび小型犬ってなっているね。」
「え?なっているねって・・・チワワ御殿本当にあるの?」
娘がビックリしている。
「たぶん、そのうちチワ友が作ると思うよ。」
私がそう言うと、娘はな~んだという顔をして、クッションにボフッと埋まった。
「本当に宝くじ当たっちゃったら、結構何となく使っちゃったり、誰かにたかられたり、本当にチワワ御殿なんて出来たりしないわよ。」
なんて夢のない・・・。
一番のチワ友の恵理子さんは、スムースコートの女の子チワワのリリーちゃんを飼っている。他に家族は旦那様。実際に会うことができる貴重なチワ友だ。話を聞いていると、ご夫婦はとても仲が良くて羨ましいくらいだ。チワワのリリーちゃんを子供のように大切にしていて、いつの可愛い服を着せている。
「女の子はお洒落する楽しみが多くていいわぁ。」
と言うと、
「優さんのガリレオコンビもイケワン(イケテルワンコ)じゃないの。」
なんてお世辞を言ってくれる。私たちの家の間にあるドックカフェがいつものお茶の場所なのだけど、犬連れはテラス席になってしまう。冬にお茶したい時は寒くて我慢できないので、チワワたちは家でお留守番になってしまってちょっと寂しい。それでもたまにはおしゃべりにふけってしまう。チワワという共通の家族を持つ友というのは、また格別な話題満載なのだ。
ところで、チワ友たちが楽しくチワワ御殿の構想に夢を語っている頃、鳴海さんはまたいつの間にかいなくなってしまった。ネットが繋がりにくいところに仕事に行くことが多く、時々連絡がつかない。いつも気がつくと連絡がなくて、チワネットの中にも顔(会話)を出さなくなっている。そして、こそっと帰ってくるのだ。
『ねぇ、チワワ御殿はどうなっちゃったんだろう?』
誰かがチャットの中で言った。
『うーん、やっぱり大金手に入っちゃたら気が変わったりするんじゃない?みんなを呼ぶより、あと何十匹だって好きなだけ飼えるし。』
でも、チワワがたくさん居ればいいってもんじゃないと思う。
『チワワと小型犬とチワ友が集ってなんぼのチワワ御殿だと思うんだよね。夢だよね。』
建設には何年かかるんだろう? 場所はどこに作るのだろう? そんなことをみんなが考え、そして忘れていく頃、ヒョッコリ鳴海さんが帰ってきた。
『コッソリ、ただいまー!』
チャットに顔を出した。
『お帰りー!』『おっかー!』『おかえりなさい!』
みんなで変わらずお出迎え。すると鳴海さんが言った。
『さて、荷物といたら、チワワ御殿の完成具合を見てくるよ。みんな日程考えておいてね。』
え?チワワ御殿、本当に建設していたの?!
「宝くじが当たったら、チワワ御殿を建てたい!」
私がそう言うと、犬友の恵理子さんが、
「私も!宝くじが当たったら、チワワ御殿を建ててチワワに囲まれて暮らしたい!」
と言う。犬を飼う者同士の友達を犬友というが、小型犬の中でもチワワをこよなく愛する犬友を『チワワの犬友』略して『チワ友』と呼ぶ。
「今はネットとかで交流が日本全国って感じじゃない?でも、なかなか遠方のチワ友には会えない。だから、チワワ御殿を建てたら、宿泊施設もつけて遠方からでも泊りがけで来られるようにしたいなぁ。」
私が言うと、恵理子さんは、
「うわー、そうしたらチワワも人間もみんな楽しいね。みんなで宴会!」
二人で思わず大笑いしてしまった。チワワと飼い主がまぜこぜに輪になって、宴会をしているところを想像してしまった。
「やっぱり、広いドックランよねぇ。天気が悪い時のための屋内も欲しい。」
私が言うと、
「プールもいいわぁ。温泉も付いていると嬉しい。」
なんて、夢はどんどん広がっていく。でもね、そんな豪華なチワワ御殿なんて、宝くじでも当たらなければ無理ムリ。
チワワ御殿、そんな夢を抱いて何回も宝くじを買っていたけれど、誰もがそうであるようになかなか当たらない。当然チワワ御殿も実現しない。ところが、チワ友の中で実現しようとする人が現れた。
『実はね、宝くじ当たっちゃったから、チワワ御殿作っちゃおうかと思って。』
チワ友とはいえ、いつもネットの中でしかやり取りができない遠方のチワ友だ。アイコンが何故か招き猫ならぬ招き犬という、面白いチワ友で「鳴海さん」という。鳴海さんは個人的に会話ができるツールでチャットしてきた。
『ねぇ、どんな施設があったらチワワ御殿が豪華になって、便利で楽しくてみんなに来てもらえるかな?』
うわぁ、鳴海さん本気なんだ。私はワクワクしてきた。いざそう言われると、意外に突然には浮かばなくて、雨の日もお散歩できる広い屋内ドックランくらいしか思いつかない。
『そうだね、全天候型って必須だよね。』
そこで内輪の犬友ネットで呼びかけると、わりと出る出る「こんな施設があったら」。わりと融通が利きがちな小型犬を飼う人たちにも、色々と「我が犬とこんなふうに楽しく過ごしたい」ということがあるのだ。みんなの希望を集計していくと、
「いったいどこまで巨大な施設なんだよ・・・。」
とあきれてしまうくらいになった。みんなはわりと無責任に希望を言っているだけだと思うけど、鳴海さんはその意見を一つひとつ吟味していくつもりで満足そうだ。
『鳴海さん、本当にチワワ御殿ができたらいいね。』
と私が言うと、
『うん、絶対実現するんだ。』
招き犬のアイコンが、本当に微笑んだ気がした。
アイコン招き犬の鳴海さんは、実は「謎の人」だったりする。一つ言えることは、私の家とはかなり離れているということだけ。だが、東京近郊だろう。それが分かるのは、天気の話とかをする時だ。
「あ、雨が降ってきたね。もう少しするとそちらにも雨雲がいくね。」
なんて話をしていると、何となくどこらへんに住んでいるか分かる。でも、そんな話をしていても、鳴海さんはやっぱり謎で、関東圏内・おそらく東京近郊とまでしか推測できない。
『ねぇ、私もチワワ御殿が出来上がったら招待してもらえる?遠いから無理かな?』
と言うと、
『そりゃ歩いてはいけないけど、交通も不便かもしれないけど、大丈夫、来られるよ。必ず招待するから。』
と言ってくれた。
鳴海さんは職業も謎で、おそらく女性で、主婦ではなく、4匹のチワワと男性一人を飼っている(と本人が言っている)。ネットでの話かけがあまりないなぁと思っていると、いつの間にか何ヶ月も海外に仕事に行っていたりする。しかも、それがアメリカニューヨークとか、タイとか中国なら分かるのだが、なんと南の島である。
「仕事、何をしているの?」
聞いてみるけど、全く答えてくれない。私の仕事の愚痴は聞いてくれるのに、自分のは全く話してくれなくて、青い美しい海の画像を貼ってくるだけだ。
『なまこがキモイ。』
なんてコメント付で。
飼っている愛犬チワワは4匹で、シロコとクロコとチャコとクロチャタンだ。
「その名前って、もしかして・・・。」
「そう、毛の色そのまんま。これが一番分かりやすい。」
思わず笑ってしまった。これが画像や動画でしかみていないけど、似合っているんだな。
ところで、我が家のチワワは二匹。オスの白いガリと黒いレオ、ふたり合わせて『ガリレオ』というコンビだ。このチワワたちは私の人生を変えてしまった、素晴らしい私の家族でありパートナーだ。犬嫌いで、特に幼少期にチワワにしつこく吠えられて以来、触ることはおろか犬の半径1メートルは近寄れなかった私。そこへやってきたこのガリレオコンビは、私の生活に踏み込んでぐっちゃぐちゃにひっかきまわし、気がついたら・・・なんだか家族になって、楽しくなっていた。私の家にはこの他に夫と娘がいる。娘には、
「もしもチワワ御殿ができたら行きたい?」
と聞くと、小説家希望の娘は、
「小説のネタの取材にもなるし行きたいな~。でも全部チワワ?」
と聞いてきた。元来チワワが大好きな娘だ。
「一応、チワワおよび小型犬ってなっているね。」
「え?なっているねって・・・チワワ御殿本当にあるの?」
娘がビックリしている。
「たぶん、そのうちチワ友が作ると思うよ。」
私がそう言うと、娘はな~んだという顔をして、クッションにボフッと埋まった。
「本当に宝くじ当たっちゃったら、結構何となく使っちゃったり、誰かにたかられたり、本当にチワワ御殿なんて出来たりしないわよ。」
なんて夢のない・・・。
一番のチワ友の恵理子さんは、スムースコートの女の子チワワのリリーちゃんを飼っている。他に家族は旦那様。実際に会うことができる貴重なチワ友だ。話を聞いていると、ご夫婦はとても仲が良くて羨ましいくらいだ。チワワのリリーちゃんを子供のように大切にしていて、いつの可愛い服を着せている。
「女の子はお洒落する楽しみが多くていいわぁ。」
と言うと、
「優さんのガリレオコンビもイケワン(イケテルワンコ)じゃないの。」
なんてお世辞を言ってくれる。私たちの家の間にあるドックカフェがいつものお茶の場所なのだけど、犬連れはテラス席になってしまう。冬にお茶したい時は寒くて我慢できないので、チワワたちは家でお留守番になってしまってちょっと寂しい。それでもたまにはおしゃべりにふけってしまう。チワワという共通の家族を持つ友というのは、また格別な話題満載なのだ。
ところで、チワ友たちが楽しくチワワ御殿の構想に夢を語っている頃、鳴海さんはまたいつの間にかいなくなってしまった。ネットが繋がりにくいところに仕事に行くことが多く、時々連絡がつかない。いつも気がつくと連絡がなくて、チワネットの中にも顔(会話)を出さなくなっている。そして、こそっと帰ってくるのだ。
『ねぇ、チワワ御殿はどうなっちゃったんだろう?』
誰かがチャットの中で言った。
『うーん、やっぱり大金手に入っちゃたら気が変わったりするんじゃない?みんなを呼ぶより、あと何十匹だって好きなだけ飼えるし。』
でも、チワワがたくさん居ればいいってもんじゃないと思う。
『チワワと小型犬とチワ友が集ってなんぼのチワワ御殿だと思うんだよね。夢だよね。』
建設には何年かかるんだろう? 場所はどこに作るのだろう? そんなことをみんなが考え、そして忘れていく頃、ヒョッコリ鳴海さんが帰ってきた。
『コッソリ、ただいまー!』
チャットに顔を出した。
『お帰りー!』『おっかー!』『おかえりなさい!』
みんなで変わらずお出迎え。すると鳴海さんが言った。
『さて、荷物といたら、チワワ御殿の完成具合を見てくるよ。みんな日程考えておいてね。』
え?チワワ御殿、本当に建設していたの?!
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