新三国史<蜀漢を継ぐ者>

中村夢野助

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第7話『魏王国の崩壊・漢帝国再興・再建』

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「皆ご苦労次は樊城を攻め

る!」

「なる程樊城を制圧すれば

宛城・許昌を同時に攻めら

れますしかし魏王国の首都

許昌の近くという事もあり

危険です。」

劉禅の考えを察した馬良は

ハイリスクである事を助言

した。

「それを承知で動くんだ!

龍戦車隊を用意しろ!」

これも皇国で学んだピタゴ

ラスはこれからは馬戦車で

はなく火薬を使う戦車の

時代であると話していた。

戦車の船体は鋼ででき

大砲には日本帝国の技術

大筒構造を採用し左右に

火炎放射器を搭載している。

「龍戦車隊は破城槌車と共

に樊城を攻めろ!鉄砲隊・連

弩隊・騎馬兵・歩兵達の護衛

を忘れるな!…関興・関索任

せたぞ!私は玲輝・銀屏・星彩・

関平・馬岱・馬超・趙雲・張包

・張飛義母様と

共に許昌を攻める!」

「御意御義兄様!龍戦車の

護衛お任せ下さい!」

「この関索御義兄様に

最高の勝利をお届けします。」

二人は言葉を伝え頭を下げ

た後馬に乗り龍戦車の警護

と樊城攻めに向かった。

「皆いよいよ時は来た!悪逆

の徒を倒し再び漢帝国を最

高する!皆母の代から良く

耐えてくれた!」

「劉禅様!鉄柵・鉄砲隊・連弩隊

長槍隊配置も完了しました!」

劉禅の采配は成功したかに

見えたその時日本帝国最強

の武将本多忠勝に奇襲に

あった。

「お主が劉禅か!我に挑め!!」

「鉄砲隊・連弩隊に射撃に

集中するよう命じろ!馬良

俺の代理を任せる!!」

「御意!!」

馬良は頭を下げ兵達の元へ 

向かった。

  「うおぉー!!大河連弾!!」

本多忠勝は軽く受け止め

「見事だが我に傷一つ付

かぬ!」

劉禅は阿斗王子時代オリン

ピックでグラディエーター

をやっていた時の本能でど

うにか受け止めているが長

く持たない事に気付いて

いた。

「待つのだ!張翼徳が相手を

するのだ!!」

「言葉は無用ただ武で語れ!」

張飛は本多忠勝相手に蛇矛

を振り回して戦うも忠勝は

蜻蛉切で冷静に受け止めて

いる。

万事休すかと思ったその時

である。

「なら俺の武とやりあって

みるか?」

劉禅達が振り向くとそこに

は呂布が赤兎馬に跨って

現れたのだ。

「五湖の騎馬民族対策は

魏延を牢に出し五湖討伐

の蜀兵士達には魏延に従

うよう伝え諸葛亮にも謝

罪させた。」

「呂布様感謝します!」

劉禅は呂布に深々頭を下げ

劉禅は張飛達と共に兵士達

の元に戻り

「皆待たせた!全軍突撃!!」

劉禅が本陣に戻ったのを

確認すると

「お前はどうやら俺と闘争

出来るただの雑魚ではない

ようだな!!」

「我を雑魚と言うとは笑止!!

その長っ鼻をへし折って

くれる!!」

呂布の無双方天戟忠勝の

蜻蛉切がぶつかり合う。

「あの忠勝に傷を付けた

だと信じられん!!」

家康は動揺した。化け狸と

恐れられ日本帝国軍が動揺

し始め

「許昌陥落まで後少しだ!

全軍突撃ぃ!!」

劉禅の号令で許昌の最後

の本陣をようやく陥落させ

日本帝国軍は一斉に撤退

した。

「献帝様いえ劉協様御無事

でホッとしています!」

「お主が劉備の息子だな…

良かった…これで思い残す

事はないこれを貴方に…」

劉協は劉禅に一本の剣を

渡され

「これは龍山聖王に継ぐ

名剣で白蛇(白龍)を斬った

名剣白蛇黄龍剣じゃ」

劉協は劉禅に頭を下げ

そして龍(ロン)の巫女で

文官の蔡文姫から冠を被せ

もらい

「皆のお蔭で漢帝国再興は

なった!しかしこれから本番

だ!仁と義の元結束し善政

・改革・学校・戸調制・民屯

脱軍屯を敷く皆が一つに

なって新しい未来を築こ

う!」

こうして魏王国は滅び

漢帝国は劉禅のもと再建

した。
















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