アルビリオン皇国物語

中村夢野助

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第十六章フェリクス皇・アニエス・ジャンヌ・アニス滅竜士と成る

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「では滅竜士になる儀式を始め

ましょう。滅竜士に成る為には皇竜

アゾスの血を飲まなければ

なりません」

皇竜アゾスの巫女カナリアは説明し

デビンター大帝国時代ウォーデン・

ギルシア帝国のゼウスの息子と共に

悪魔に立ち向かったと言う記録が

発見された。

フェリクス皇の父ライトニング

バーンズも又大将軍であり滅竜士

なのだ。

父の想いを受け継ぐように皇竜アゾス

の血を飲んだ瞬間クロヴィス王が

魔物を倒す姿が見えたのだ。

走馬燈が見せたのではなく

皇竜アゾスがクロヴィスを見守って

いたと言う事が解ったのだ。

アニエスもまた同じ世界を見ていた

ジャンヌはジャンヌダルクの祖

ジャンヌダルクシャルルマーニュ

の勇ましく戦う姿である。

彼女もまた滅竜士だった。

アニスは自分の祖ジェイドウェイド

リッヒもまた滅竜士だと始めて知った

「これより俺達は滅竜士だ。」

「はっ!フェリクス皇そして世界の為

我らは刃に成る事を誓う!」

「我らも同じこれよりサクソン人解放

為戦う事を誓う!」

四人は再び聖杯を重ねた後再び皇竜

アゾスの血を飲み皇竜アゾスの像の

前で誓いを立てた。

次の次代差別を無くし平等な世界を

築く事を誓った。






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