アルビリオン皇国物語

第二十章騎士・王の一騎討ちイギリス統一国滅亡

「伝令から報告軍師ミリアナ・

エリュシオーネ様がマンチェスター

を陥落させたようです!?」

「良しこれでイギリス統一国の兵糧

・援軍を絶ったな。」

伝令兵の言葉を聞きニヤッと笑った。

正に謀にて敵を討つとはこの事だ

った。

「皆遂に同士サクソン人達を救う時

が来た!全軍突撃!!」

フェリクス皇の号令と共に騎馬兵

・歩兵・ラサニエル率いるアゼル

騎士団も一斉に突撃した。

「もはやイギリス統一国の命運は

尽きた覚悟しろランスロット我が

クーゼの錆にしてくれる!」

「まだイギリス統一国の命運は

尽きておらぬ名剣アロンダイトで　

お主を倒し道を切り開く!」

剣と矛のぶつかり合い慚愧さえ響く

「はあー！」

「何だとアロンダイトが折れただと!」

「ランスロットよ覚悟!?」

アニエスのとてつもない猛攻の末

ランスロットは戦死した。

「敵ながら見事な敵将であった。」

アニエスはそう言うと決して後の

ランスロットの遺体を見る事は

なかった。

「アルサニウス女王とお見受けする

恨みはないが同士の為倒させてもらう」

「良かろうアーサーの名と国剣エクス

カリバーそしてローマ人誇りを賭け

フェリクス皇お前を倒す!」

二人の剣と剣の戦いであり一方は

ローマ人の誇りもう一方はラクシス

人・サクソン人達の為のぶつかり

合いだ。

「くっ！しまった!?」

「覚悟!」

最後はフェリクス皇がアルサニウス女王

のよろめい

た隙を見逃さなかった。

一刀をもとに叩き斬った。

「イギリス統一国アルサニウス女王

はこの俺が討ち取った！」

フェリクス皇の叫び声を聞き

ラクシス人・サクソン人達は

叫び声をあげ武器を掲げ

ローマ人・ケルト人達は武器を

地面に降ろし降伏の意思を示した。

皇国軍・サクソン人連合軍の勝利

に終わった。