アルビリオン皇国物語

第三十四章三人の意外性・目先の損の心得・ピタゴラスの論破

「ぐだぐだな言いあいだな」

「申し訳ありません!為政者達の言い

合いで中々纏まらなくて」

「中には自分達が正しいと思い込ん

でいる者も少なくありません。」

ミリアナ・エリュシは申し訳なく

頭を下げる中ピタゴラス・プラトン

・アリストテレス達の行動は以外で

驚かされピタゴラスは寝る・プラトン

冷静に耳を傾け相槌をうつ・アリスト

テレスは理に適って無い事を

メモっている。

「ふぁ～もうそろそろよろしい

でしょうか?」ピタゴラスが飽きたと

言わんばかりに手を挙げ

「貴方達は己の利益にしか興味が

無いようですね!民衆の暮らしを安定

させ食料を供給し安心させるのが

国の役割です。

いいですか…自分達の利益等二の次

目先の損を取りましょう!」

ピタゴラスの言った言葉に為政者達

は反論できなかった。

「では新ためて会議を始めましょう」

ピタゴラスは治まったのを判断した

後予算・楽市楽座の成果・農作物の

収穫・他国の情勢等を話し合い軍議

は終了した。

「フェリクス皇軍議は終了しました。

しかし為政者達は目先の損を見ない

のですから…課題は山積みのようです

宰相のミリアナ様・太傅のエリュシ様

達以外は駄目ですね…私・プラトン

ちゃん・アリストテレスちゃんが

協力しますので頑張りましょう～」

ピタゴラスはわざと寝た振りをして

為政者達の話しを聞いていたのを

知っていた。