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03
人気アイドルは干物可愛い人魚
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01
「こんばんは~!
あ~今日も一日お疲れ様、うち、やあ~」
小料理屋"化野"。
入って来た長く青い髪の美人が、よそ行きの着物を脱いだとばかりに、良く言ってリラックス、悪く言ってだらけた雰囲気になる。
まあ、今人気のアイドルとして、ファンに見せられる姿ではない。この店でくらい力を抜きたいということか。
甲斐田洋一はそう思う。
魚住真理音。
外見年齢は二十歳前後というところか。
職業アイドル。主にJポップスを中心に芸能活動をしている。
最近ヒットチャートのトップ10入りを果たし、月9ドラマの主題歌にも選ばれている。
音楽活動中心の芸能人としては珍しく、自己主張が強く、型破り。いわゆる"ちょいワル"をキャラにしている。
一方で、食事制限や厳しいレッスンなどもきたんとこなす、努力の人であることは、近しいものならみな知っている。
「んしょっと」
椅子に腰掛けた真里音は、人目もはばからずマーメイドスタイルのスカートの中に手を入れて、豪華な水色のシルクのパンツを脱いでしまう。
次の瞬間、まるでCG処理された映画のように、真里音の白い脚が鱗を持ったヒレに変わる。
ついでに、ヒレ状の耳も露にしてしまう。
真里音は人魚と呼ばれる妖怪の女性だ。下半身が魚のヒレのようになり、耳もヒレ状というのは、実にわかりやすい人魚の姿と言える。
「ふう・・・しんどかったあ・・・」
そう言った真里音は、下半身を指でマッサージし始める。スカートをたくしあげて、鱗に覆われた魚のヒレの下半身を露にして。
「真里音さん、これ、パパラッチに撮られたらまずいんじゃ・・・?」
「ん?この店のある路地には本来人間は入ってこられへんから大丈夫や。
だいたい、人魚が映った写真なんか、ほんまもんやと信じる人おると思う?」
そう言われれば、それもそうかと思う。ヒレ状の耳と魚の下半身など、CG合成かコスプレとしか思われないだろう。
「あんたら人間が座りっぱなしやと腰悪うするみたいに、人魚もヒレを脚に変えたままやと固まってまうんよ」
そう続ける真里音は、今度は指の先で下半身のあちこちを押して行く。ツボでもあるのだろうか?
「あー!
うまい!生き返る~っ!」
一通りマッサージを終えた真里音は、うまそうにビールを飲んでいく。
スルメを肴にビールをあおる真里音は、まるでおっさんだ。
テレビで観る、活発でちょいワルだが、決してだらしない感じはないアイドルの姿とは似ても似つかない。
「アイドルってのも大変みたいね」
「わかってくれるか?
うちの事務所のみなは知っとるけど、うちが人魚や言うんは表向き秘密やからな。
それは脇に置いても、テレビ局とかレコード会社とか、作曲家さんとか・・・。
とにかく色々あるんよ」
すでに酔ったのか、饒舌になった真里音は、洋一のお酌を受けながら愚痴をこぼす。
芸能人は一人で芸能活動をしているわけではない。本人の都合や考えばかり通るものではない。
色々しがらみもあるのだろうと洋一は推測する。
「まあ、表と裏のギャップが激しいのも、魅力の一つと言えるかもね。
真里音さんに限らず」
「う・・・。しゃあないやん。
うち、育ち悪いよってな・・・。
生まれが和歌山南部やから言葉も汚いし・・・」
どうやら真里音は素の自分にあまり自信がないらしい。ちょいワルをキャラにしていても、無理をしているところは多いのかも知れない。
洋一は、何か自分にできることはないかと思う。
そういえば・・・。以前ラジオ番組で真里音が麺類が大好物だと聞いたのを思い出す。
麺類ばかりでは太る危険があるので、マネージャーに制限されるほどに。
「志乃さん、ちょっと台所借りてもいいかな?」
「いいですよ。
私の分も作ってくれるなら🎵」
女将である志乃が、いたずらっぽい表情で応じる。
「真里音さん、何か食べられないものはある?」
「ん~。特にないかな?」
「ちょっと待ってて」と洋一は店を出る。近所のいつものスーパーで買い物をして、15分もしないうちに戻る。
「さて・・・」
台所に立った洋一は、Yシャツの袖をまくると料理にかかる。
フライパンに油を敷いて、まずは刻んだ豚バラに日本酒、塩コショウ、ショウガで味をつけて火を通す。
その後、軽く湯通ししたパック詰めのうどんと刻んだキムチをフライパンに開けて、醤油を廻して、ダシ汁を加えて炒めていく。
固くなりすぎない程度に火が通れば出来上がりだ。
「はい、キムチ焼きうどんおまちど。
好みでマヨネーズとか酢やラー油なんかけても美味しいよ」
真里音と志乃の他、数人いる客にも振る舞って行く。
「うん、美味しい。
豚バラとキムチって結構合うね」
「ほんとだ。辛いけどいけますね」
豚バラの肉汁とキムチの辛さがちょうどいいアクセントになっている。
ビールに良く合うし、何より作りたてなのがいい。
焼きうどんはおおむね好評だった。
真里音は酢とラー油、志乃はマヨネーズをかけて食べている。
かけるものによって味が大きくかわるのも、焼きうどんの魅力の一つと言える。
「ごっそさん」
きれいに焼きうどんを完食した真里音が手を合わせる。
「お粗末様でした」
真里音の表情は幸せそうで、洋一もつい笑顔になってしまう。
真里音はしばらく料理の片付けをする洋一を見つめていたが、片付けが一段落するのを待って口を開く。
「女将さん、二階と洋一くん借りたいんやけど」
洋一と志乃は一瞬驚いた表情になる。
"化野"の二階は簡易的な宿泊施設になっている。要するに男女が肌を重ねるための場所だ。
当然のように、真里音の誘いは色気のあるものということになる。
「いいですよ。ごゆっくり」
志乃はこころよく応じる。
いい加減な気持ちでこそこそ浮気したら許さないけど、きちんと相手の女のことを自分に話した上でなら、洋一が他の女を抱くのもやぶさかじゃない。とは志乃の言葉。
一方で、後で自分も同じくらい愛してくれないと許してあげないとも言っていたが。
「真里音さん、いいの?」
「美味しい焼きうどんのお礼や。遠慮せんと受け取ってや♥」
洋一は少し驚いたが、同時に嬉しくも思う。
最近わかって来たことだが、妖怪はかなり性には奔放だ。寿命が人間より桁違いに長い分、価値観も異なるのかも知れない。
「洋一くん、悪いけど二階まで運んでくれへんかな♥」
「わかった。よっ」
そう言って手を伸ばす真里音に応じて、洋一はお姫様だっこをする。
真里音のお誘いなら嬉しいし、志乃も認めてくれたとなれば断る理由もない。
真里音は美人だし、アイドルをやっているだけあって容姿以外でもとても魅力的だった。洋一も内心では真里音を抱きたいと思っていたのだ。
02
足を滑らせないように慎重に階段を上がった洋一は、すでに敷いてある布団に真里音を寝かせる。
「御苦労様、洋一くん。
じゃ、そのままにしててや♥」
真里音は立ったままの洋一の前にひざまづく。人魚の下半身には一応膝の関節に当たるものはあるらしく、正座をしたり中腰になったりは可能なようだ。
真里音は洋一のズボンとパンツを下ろしてしまう。
半だちになったものが飛び出て来る。
「真里音さん、大胆だね」
「ふふっ。実を言うと、女将さんや時雨さんをメロメロにしたち○ぽにちょお興味あったんよ♥
ちゅっ・・・あむ・・・」
真里音は洋一の亀頭に軽くキスし、舌先でチロチロと亀頭を刺激する。
「おお・・・」
真里音の舌の感触に洋一は思わず声を漏らしてしまう。それくらい甘美だったのだ。
半だちだった陰茎が、みるみる内に荒々しく勃起して天井を向く。
「あん♥洋一くんのち○ぽ・・・すごい・・・。
れろれろ・・・じゅぷぷ・・・♥」
真里音は亀頭を浅くくわえ、ものすごい力でバキュームしながら頭を前後させ、浅く早く出し入れする。
「うう・・・真里音さん、すごいよ・・・」
洋一にとっては信じられないほどの快楽だった。
真里音の唇と舌の感触は、理由はわからないが今まで感じたことのない気持ちよさだったのだ。
「じゅるるる・・・♥
洋一くん、先っぽからしょっぱいの出とるよ・・・。もっと感じてや・・・♥れろお・・・」
陰茎が蕩けそうだった。どうしたらフェラでこんな快楽が出せるのか。洋一は信じられない気分だった。
「う・・・!真里音さん、この気持ちいいのも妖術なの・・・」
「ちゅぷちゅぷっ・・・♥
男を感じさせる妖術なんて知らへんよ・・・。
れろれろれろ・・・じゅるるる・・・♥」
無粋とは思いながらも問わずにはいられない洋一に、真里音は少し心外そうに答える。
洋一にはまだ信じられなかった。この快感が、真里音の才能とテクニックの賜物だとは。
「真里音さん、出そうだよ・・・!」
「うん・・・♥ええよ・・・出して!
じゅるるるう!じゅぽぽっ・・・♥」
真里音の動きが変わる。陰茎を深くくわえこみ、唾を大量に吐き出して、口の内側の粘膜に亀頭を擦り付ける。
粘膜の温かさと柔らかさ、そして甘美な摩擦感に、洋一は射精の衝動を全く我慢できなかった。
「くうっ・・・出る・・・」
「ひゃん・・・♥じゅううっ・・・。
どろどろした熱いのいっぱい・・・!♥」
洋一が真里音の口の中に思いきり射精し、ものすごい量の白濁を注ぎ込んでいた。
洋一自身も信じられないくらいの量だった。
「ああ・・・♥
もう、ちょお出しすぎや・・・!すごい量・・・♥」
「そ・・・それは・・・真里音さんのフェラがうますぎるから・・・」
情けない声で答える洋一に、真里音はにっこりと笑顔になる。
洋一を射精させることができて嬉しかったこともあるが、密かな自慢であるフェラの手管を誉められたことがとても誇らしかったのだ。
もともと洋一のことはちょっといいかもと思っていたが何だか洋一を好きになってしまいそうだった。
03
とりあえず交代でシャワーを浴びた二人は、布団に寝転んでいる。
真里音は下半身がヒレのままでは歩けないため、脚に変化させている。
最初はピロートークのつもりだったが、肌を触れあわせている内にセックスの衝動を我慢できなくなってしまう。
「真里音さん、濡れてるの・・・?」
「洋一くんのち○ぽも・・・またがちがちや・・・♥」
洋一と真里音は互いの股間を愛撫しあっていた。二人の吐息が次第に激しくなり、繋がりたい衝動を我慢できなくなって行く。
「ねえ、洋一くん・・・。脚はこのままがええ?
それともヒレに戻そか?
どっちでもできるよ・・・?♥」
真里音の質問に、洋一は少し考える。考えてみると、人魚の交尾ってどんなのだろう?
「じゃあ、ヒレで・・・」
「オッケー♥よっと・・・」
真里音の脚が再びCG処理のようにヒレに変わって行く。いつものことだが、実に不思議だった。
「触っていいよね?」
「うん・・・♥好きにしてや・・・。
あんっ!♥」
洋一は真里音の女の部分に手を伸ばす。真里音のそこは不思議な構造だった。一応人間の下腹部に相当する場所はあるが、それより下は当然二股に別れているわけではない。
イルカのメスは下腹部に大きな切れ目を持ち、その奥に前から順に、クリトリス、尿道、膣、そして肛門が並んでいる。と何かで読んだことがある。
人魚も似たようなものなのかと思う。
人間に比べてかなり分厚く見える大陰唇に指を差し込んでみると、指先に小陰唇、そして蜜壺とわかる部分が触れる。
「ああんっ!♥ええ感じや・・・。
もっと強くしてや・・・あん・・・♥」
洋一の愛撫に真里音は敏感に反応する。やはり、クリトリスが一番感じるらしい。
「洋一くん・・・ええよ!指入れて・・・!♥
ずぶって・・・ああん・・・♥」
真里音の求めに応じて、洋一は真里音の蜜壺に中指を挿入していく。そこは熱くぬるぬるとしていた。
指を曲げて中を探って見る。
「あんああんっ!♥そこは・・・感じすぎて!
ああああああっ!」
真里音が突然大きなあえぎ声をあげる。どうやら人魚にもGスポットはあるらしい。
洋一はひくひくと収縮するその部分をぐりぐりと指先で擦って行く。
「だめだめ・・・!♥イく・・・イっちゃう・・・!♥
ああああああっ・・・!♥」
真里音が腰をびくんびくんと振るわせながらオーガズムに達する。
真里音にとっては意外なことだった。こんなに簡単にイかされてしまうとは。洋一の指はどういうわけか、自分の指や大人のおもちゃ、あるいは今まで抱かれたどんな男や女の指より心地良かったのだ。
「はあ・・・はあ・・・♥
洋一くん・・・気持ち良かった・・・♥」
「真里音さん、可愛いよ。感じやすいんだね・・・」
洋一は真里音を抱きしめ、髪を撫でる。
その男らしいしぐさに、真里音はドキドキしてしまう。まるで小娘に戻ったような気分だった。
「ねえ、さっきの話でもあらへんけど、洋一くんてもしかして女を敏感にする術でも使うてるん・・・?」
「え・・・?
いや、その手の術の勉強や修行をした記憶はないけど。
そんな術があったら学んでみたいなあ」
冗談半分に言う洋一に、やめておいた方がいい、と真里音は心の中で言う。
今でもこんなに女泣かせなのに、房中術なんか身につけたら、女の方がどうにかなってしまうだろう。
「そろそろ入れてもええ・・・?
洋一くん、仰向けになってや♥」
真里音は洋一の上に乗ると、体をぴったりと密接させて、蜜壺の入り口に亀頭をあてがう。
不思議な感じだった。下半身がヒレのままだから、当然真里音は股を開く動作はできない。
にもかかわらず、洋一の亀頭はちゃんと真里音の蜜壺に届いて、今まさにつながろうとしている。
「んんんん・・・!♥
入って来るう・・・。熱くて・・・固い・・・!」
真里音は体をぴったり密着させたまま、ゆっくりと蜜壺に陰茎を受け入れて行く。
「おお・・・これは・・・!」
洋一は真里音の蜜壺の熱さにまず驚いた。まるで熱湯に陰茎を突っ込んでいるかのように思える。
海洋ほ乳類は、種類にもよるが水の冷たさに耐えるために体温が高いと聞く。それと同じようなものだろうか?
まあ、人魚がほ乳類かはともかく。
「ふふふ・・・♥どやろ、うちのお○んこは・・・?
女将さんや時雨さんと比べて・・・♥」
「そ・・・そんなの・・・甲乙なんかつけられないよ・・・。
みんな素晴らしいし、違った良さがあるし・・・」
本当に奔放だ。と洋一は思う。比べられるのを嫌がらないばかりか、比べてどうかと聞いて来るとは・・・。
「そこは嘘でも"君が一番だ"言うときや。
ま、洋一くんらしくてええけどな♥
ちゅっ♥」
いたずらっぽくそう言って、真里音は洋一にキスをする。
「洋一くんはそのままでええよ・・・。
うちが動くよって・・・♥
うううんっ!♥」
真里音が洋一と体を密着させたまま、器用に腰を使い始める。
洋一には胸の膨らみが押し当てられる感覚が心地良かった。それでいて真里音の腰が斜めに性運動を行うから、体が密着したまま陰茎が蜜壺に擦られる感触がたまらない。
下半身が泳ぐための筋肉の固まりであるためか、力強く巧みな腰使いが洋一を興奮させている。
以前ネットで見た、アザラシやセイウチの交尾がこんな感じだったか。陸では体の自由が効かない分、交尾は密着度が高いものになる。
「うう・・・なんだ・・・?
これ、すごい・・・!」
「うふふ♥気持ちええ・・・?
うちのはミミズ千匹なんやて♥ほら・・・こうして・・・♥
ああああああんっ!♥」
真里音が下腹部に力を入れながら腰を上下させる。無数のひだが陰茎に絡み付き、密着する。
「すごい・・・!本当に絡みついて来る・・・!」
「はあああんっ・・・♥うちも・・・うちもたまらんわ・・・!
お○んことち○ぽがくっついて・・・♥
やあんっ!擦られるうっ!♥」
蜜壺のひだが陰茎に絡みつく動きは、洋一だけでなく、真里音にもたまらない快感をもたらしていた。
ミミズ千匹は男を虜にするだけではない。蜜壺と陰茎の密着度が高い分、体の相性にもよるが、女にも強い快感をもたらして行くのだ。
「ああんっあんっ!♥すごくいい・・・!♥
うち・・・変になりそうやあっ!♥」
真里音はひょっとしたら初めて感じるかも知れない快感に、悦びながらも戸惑う。
本当に蜜壺と陰茎がぴったりと密着して、どう動かれても、どこを擦られるてもすごい快感なのだ。
"洋一さんに何度か抱かれる内に、すっかりお○んこがお○んちんの形に拡がって。
洋一さん専用になっちゃったみたい♥"
志乃が酔いに任せてのろけていたのを思い出す。
こないに気持ちええセックスしてもうたら、本当にお○んこが洋一くんのち○ぽの形を覚えてまうかも・・・。ち○ぽの形に拡がって、洋一くん専用お○んこにされてまうかも・・・。
少し怖くなるが、体が今まで感じたことのない快感を求めるのを止めることはできない。
「真里音さん・・・出そうだ・・・!」
「うん・・・♥うちも・・・うちもイきそうや!♥
洋一くん・・・一緒にイってや・・・♥
あんっ!もう・・・もう・・・!
あっああああああーーっ!♥」
ひだが絡み付き締め上げるあまりの快感に、洋一は意思に関係なく搾り取られていた。大量の白濁が大挙して子宮に流れ込んで行く。
少し遅れて真里音が達して、洋一ときつく抱き合って全身を硬直させる。
ああ・・・なんか信じられないくらい気持ち良かった・・・。
洋一くんに抱かれた女はみんな夢中になってまうのもわかる気がしたわ・・・。
真里音は洋一と肌を触れ合わせる感触を楽しみながら、そんなことを思っていた。
果ててしまっても、洋一と真里音は離れたくない気持ちを抑えられず、つながったまま抱き合っている。
「どやった?
人魚とのセックスは♥」
「いやその・・・人魚というよりは真里音さんがすごかったというかなんというか・・・」
そう言って、洋一は真里音を抱きしめる腕に力を入れる。
真里音もそれに応じて抱き返す。
どうしよう・・・。何か恋人同士みたいかも・・・。
すごく幸せで、なんや、このままやと洋一くんから離れられなくなりそうや・・・。
「ねえ、洋一くん。
また焼きうどん作ってくれる?
うち、あの味忘れられへんわ♥」
まだ洋一のものになる覚悟を持てない真里音は、話題を変える。
「もちろんだとも。
てか、真里音さん麺類はなんでも好きって言ってたよね。
他にも食べたいものはある?」
「実はあるんよ。最近食べてのうて、食べたくてたまらへんものが」
その後、真里音は洋一と後日要望のものを作ってもらう約束をしたのだった
それだけで、真里音はきついスケジュールも難しい仕事も頑張れると思うのだった。
"男は胃袋から攻めろ"などと言うが、自分は女でありながら胃袋が弱点というのが、真里音には少し恥ずかしかった。
「こんばんは~!
あ~今日も一日お疲れ様、うち、やあ~」
小料理屋"化野"。
入って来た長く青い髪の美人が、よそ行きの着物を脱いだとばかりに、良く言ってリラックス、悪く言ってだらけた雰囲気になる。
まあ、今人気のアイドルとして、ファンに見せられる姿ではない。この店でくらい力を抜きたいということか。
甲斐田洋一はそう思う。
魚住真理音。
外見年齢は二十歳前後というところか。
職業アイドル。主にJポップスを中心に芸能活動をしている。
最近ヒットチャートのトップ10入りを果たし、月9ドラマの主題歌にも選ばれている。
音楽活動中心の芸能人としては珍しく、自己主張が強く、型破り。いわゆる"ちょいワル"をキャラにしている。
一方で、食事制限や厳しいレッスンなどもきたんとこなす、努力の人であることは、近しいものならみな知っている。
「んしょっと」
椅子に腰掛けた真里音は、人目もはばからずマーメイドスタイルのスカートの中に手を入れて、豪華な水色のシルクのパンツを脱いでしまう。
次の瞬間、まるでCG処理された映画のように、真里音の白い脚が鱗を持ったヒレに変わる。
ついでに、ヒレ状の耳も露にしてしまう。
真里音は人魚と呼ばれる妖怪の女性だ。下半身が魚のヒレのようになり、耳もヒレ状というのは、実にわかりやすい人魚の姿と言える。
「ふう・・・しんどかったあ・・・」
そう言った真里音は、下半身を指でマッサージし始める。スカートをたくしあげて、鱗に覆われた魚のヒレの下半身を露にして。
「真里音さん、これ、パパラッチに撮られたらまずいんじゃ・・・?」
「ん?この店のある路地には本来人間は入ってこられへんから大丈夫や。
だいたい、人魚が映った写真なんか、ほんまもんやと信じる人おると思う?」
そう言われれば、それもそうかと思う。ヒレ状の耳と魚の下半身など、CG合成かコスプレとしか思われないだろう。
「あんたら人間が座りっぱなしやと腰悪うするみたいに、人魚もヒレを脚に変えたままやと固まってまうんよ」
そう続ける真里音は、今度は指の先で下半身のあちこちを押して行く。ツボでもあるのだろうか?
「あー!
うまい!生き返る~っ!」
一通りマッサージを終えた真里音は、うまそうにビールを飲んでいく。
スルメを肴にビールをあおる真里音は、まるでおっさんだ。
テレビで観る、活発でちょいワルだが、決してだらしない感じはないアイドルの姿とは似ても似つかない。
「アイドルってのも大変みたいね」
「わかってくれるか?
うちの事務所のみなは知っとるけど、うちが人魚や言うんは表向き秘密やからな。
それは脇に置いても、テレビ局とかレコード会社とか、作曲家さんとか・・・。
とにかく色々あるんよ」
すでに酔ったのか、饒舌になった真里音は、洋一のお酌を受けながら愚痴をこぼす。
芸能人は一人で芸能活動をしているわけではない。本人の都合や考えばかり通るものではない。
色々しがらみもあるのだろうと洋一は推測する。
「まあ、表と裏のギャップが激しいのも、魅力の一つと言えるかもね。
真里音さんに限らず」
「う・・・。しゃあないやん。
うち、育ち悪いよってな・・・。
生まれが和歌山南部やから言葉も汚いし・・・」
どうやら真里音は素の自分にあまり自信がないらしい。ちょいワルをキャラにしていても、無理をしているところは多いのかも知れない。
洋一は、何か自分にできることはないかと思う。
そういえば・・・。以前ラジオ番組で真里音が麺類が大好物だと聞いたのを思い出す。
麺類ばかりでは太る危険があるので、マネージャーに制限されるほどに。
「志乃さん、ちょっと台所借りてもいいかな?」
「いいですよ。
私の分も作ってくれるなら🎵」
女将である志乃が、いたずらっぽい表情で応じる。
「真里音さん、何か食べられないものはある?」
「ん~。特にないかな?」
「ちょっと待ってて」と洋一は店を出る。近所のいつものスーパーで買い物をして、15分もしないうちに戻る。
「さて・・・」
台所に立った洋一は、Yシャツの袖をまくると料理にかかる。
フライパンに油を敷いて、まずは刻んだ豚バラに日本酒、塩コショウ、ショウガで味をつけて火を通す。
その後、軽く湯通ししたパック詰めのうどんと刻んだキムチをフライパンに開けて、醤油を廻して、ダシ汁を加えて炒めていく。
固くなりすぎない程度に火が通れば出来上がりだ。
「はい、キムチ焼きうどんおまちど。
好みでマヨネーズとか酢やラー油なんかけても美味しいよ」
真里音と志乃の他、数人いる客にも振る舞って行く。
「うん、美味しい。
豚バラとキムチって結構合うね」
「ほんとだ。辛いけどいけますね」
豚バラの肉汁とキムチの辛さがちょうどいいアクセントになっている。
ビールに良く合うし、何より作りたてなのがいい。
焼きうどんはおおむね好評だった。
真里音は酢とラー油、志乃はマヨネーズをかけて食べている。
かけるものによって味が大きくかわるのも、焼きうどんの魅力の一つと言える。
「ごっそさん」
きれいに焼きうどんを完食した真里音が手を合わせる。
「お粗末様でした」
真里音の表情は幸せそうで、洋一もつい笑顔になってしまう。
真里音はしばらく料理の片付けをする洋一を見つめていたが、片付けが一段落するのを待って口を開く。
「女将さん、二階と洋一くん借りたいんやけど」
洋一と志乃は一瞬驚いた表情になる。
"化野"の二階は簡易的な宿泊施設になっている。要するに男女が肌を重ねるための場所だ。
当然のように、真里音の誘いは色気のあるものということになる。
「いいですよ。ごゆっくり」
志乃はこころよく応じる。
いい加減な気持ちでこそこそ浮気したら許さないけど、きちんと相手の女のことを自分に話した上でなら、洋一が他の女を抱くのもやぶさかじゃない。とは志乃の言葉。
一方で、後で自分も同じくらい愛してくれないと許してあげないとも言っていたが。
「真里音さん、いいの?」
「美味しい焼きうどんのお礼や。遠慮せんと受け取ってや♥」
洋一は少し驚いたが、同時に嬉しくも思う。
最近わかって来たことだが、妖怪はかなり性には奔放だ。寿命が人間より桁違いに長い分、価値観も異なるのかも知れない。
「洋一くん、悪いけど二階まで運んでくれへんかな♥」
「わかった。よっ」
そう言って手を伸ばす真里音に応じて、洋一はお姫様だっこをする。
真里音のお誘いなら嬉しいし、志乃も認めてくれたとなれば断る理由もない。
真里音は美人だし、アイドルをやっているだけあって容姿以外でもとても魅力的だった。洋一も内心では真里音を抱きたいと思っていたのだ。
02
足を滑らせないように慎重に階段を上がった洋一は、すでに敷いてある布団に真里音を寝かせる。
「御苦労様、洋一くん。
じゃ、そのままにしててや♥」
真里音は立ったままの洋一の前にひざまづく。人魚の下半身には一応膝の関節に当たるものはあるらしく、正座をしたり中腰になったりは可能なようだ。
真里音は洋一のズボンとパンツを下ろしてしまう。
半だちになったものが飛び出て来る。
「真里音さん、大胆だね」
「ふふっ。実を言うと、女将さんや時雨さんをメロメロにしたち○ぽにちょお興味あったんよ♥
ちゅっ・・・あむ・・・」
真里音は洋一の亀頭に軽くキスし、舌先でチロチロと亀頭を刺激する。
「おお・・・」
真里音の舌の感触に洋一は思わず声を漏らしてしまう。それくらい甘美だったのだ。
半だちだった陰茎が、みるみる内に荒々しく勃起して天井を向く。
「あん♥洋一くんのち○ぽ・・・すごい・・・。
れろれろ・・・じゅぷぷ・・・♥」
真里音は亀頭を浅くくわえ、ものすごい力でバキュームしながら頭を前後させ、浅く早く出し入れする。
「うう・・・真里音さん、すごいよ・・・」
洋一にとっては信じられないほどの快楽だった。
真里音の唇と舌の感触は、理由はわからないが今まで感じたことのない気持ちよさだったのだ。
「じゅるるる・・・♥
洋一くん、先っぽからしょっぱいの出とるよ・・・。もっと感じてや・・・♥れろお・・・」
陰茎が蕩けそうだった。どうしたらフェラでこんな快楽が出せるのか。洋一は信じられない気分だった。
「う・・・!真里音さん、この気持ちいいのも妖術なの・・・」
「ちゅぷちゅぷっ・・・♥
男を感じさせる妖術なんて知らへんよ・・・。
れろれろれろ・・・じゅるるる・・・♥」
無粋とは思いながらも問わずにはいられない洋一に、真里音は少し心外そうに答える。
洋一にはまだ信じられなかった。この快感が、真里音の才能とテクニックの賜物だとは。
「真里音さん、出そうだよ・・・!」
「うん・・・♥ええよ・・・出して!
じゅるるるう!じゅぽぽっ・・・♥」
真里音の動きが変わる。陰茎を深くくわえこみ、唾を大量に吐き出して、口の内側の粘膜に亀頭を擦り付ける。
粘膜の温かさと柔らかさ、そして甘美な摩擦感に、洋一は射精の衝動を全く我慢できなかった。
「くうっ・・・出る・・・」
「ひゃん・・・♥じゅううっ・・・。
どろどろした熱いのいっぱい・・・!♥」
洋一が真里音の口の中に思いきり射精し、ものすごい量の白濁を注ぎ込んでいた。
洋一自身も信じられないくらいの量だった。
「ああ・・・♥
もう、ちょお出しすぎや・・・!すごい量・・・♥」
「そ・・・それは・・・真里音さんのフェラがうますぎるから・・・」
情けない声で答える洋一に、真里音はにっこりと笑顔になる。
洋一を射精させることができて嬉しかったこともあるが、密かな自慢であるフェラの手管を誉められたことがとても誇らしかったのだ。
もともと洋一のことはちょっといいかもと思っていたが何だか洋一を好きになってしまいそうだった。
03
とりあえず交代でシャワーを浴びた二人は、布団に寝転んでいる。
真里音は下半身がヒレのままでは歩けないため、脚に変化させている。
最初はピロートークのつもりだったが、肌を触れあわせている内にセックスの衝動を我慢できなくなってしまう。
「真里音さん、濡れてるの・・・?」
「洋一くんのち○ぽも・・・またがちがちや・・・♥」
洋一と真里音は互いの股間を愛撫しあっていた。二人の吐息が次第に激しくなり、繋がりたい衝動を我慢できなくなって行く。
「ねえ、洋一くん・・・。脚はこのままがええ?
それともヒレに戻そか?
どっちでもできるよ・・・?♥」
真里音の質問に、洋一は少し考える。考えてみると、人魚の交尾ってどんなのだろう?
「じゃあ、ヒレで・・・」
「オッケー♥よっと・・・」
真里音の脚が再びCG処理のようにヒレに変わって行く。いつものことだが、実に不思議だった。
「触っていいよね?」
「うん・・・♥好きにしてや・・・。
あんっ!♥」
洋一は真里音の女の部分に手を伸ばす。真里音のそこは不思議な構造だった。一応人間の下腹部に相当する場所はあるが、それより下は当然二股に別れているわけではない。
イルカのメスは下腹部に大きな切れ目を持ち、その奥に前から順に、クリトリス、尿道、膣、そして肛門が並んでいる。と何かで読んだことがある。
人魚も似たようなものなのかと思う。
人間に比べてかなり分厚く見える大陰唇に指を差し込んでみると、指先に小陰唇、そして蜜壺とわかる部分が触れる。
「ああんっ!♥ええ感じや・・・。
もっと強くしてや・・・あん・・・♥」
洋一の愛撫に真里音は敏感に反応する。やはり、クリトリスが一番感じるらしい。
「洋一くん・・・ええよ!指入れて・・・!♥
ずぶって・・・ああん・・・♥」
真里音の求めに応じて、洋一は真里音の蜜壺に中指を挿入していく。そこは熱くぬるぬるとしていた。
指を曲げて中を探って見る。
「あんああんっ!♥そこは・・・感じすぎて!
ああああああっ!」
真里音が突然大きなあえぎ声をあげる。どうやら人魚にもGスポットはあるらしい。
洋一はひくひくと収縮するその部分をぐりぐりと指先で擦って行く。
「だめだめ・・・!♥イく・・・イっちゃう・・・!♥
ああああああっ・・・!♥」
真里音が腰をびくんびくんと振るわせながらオーガズムに達する。
真里音にとっては意外なことだった。こんなに簡単にイかされてしまうとは。洋一の指はどういうわけか、自分の指や大人のおもちゃ、あるいは今まで抱かれたどんな男や女の指より心地良かったのだ。
「はあ・・・はあ・・・♥
洋一くん・・・気持ち良かった・・・♥」
「真里音さん、可愛いよ。感じやすいんだね・・・」
洋一は真里音を抱きしめ、髪を撫でる。
その男らしいしぐさに、真里音はドキドキしてしまう。まるで小娘に戻ったような気分だった。
「ねえ、さっきの話でもあらへんけど、洋一くんてもしかして女を敏感にする術でも使うてるん・・・?」
「え・・・?
いや、その手の術の勉強や修行をした記憶はないけど。
そんな術があったら学んでみたいなあ」
冗談半分に言う洋一に、やめておいた方がいい、と真里音は心の中で言う。
今でもこんなに女泣かせなのに、房中術なんか身につけたら、女の方がどうにかなってしまうだろう。
「そろそろ入れてもええ・・・?
洋一くん、仰向けになってや♥」
真里音は洋一の上に乗ると、体をぴったりと密接させて、蜜壺の入り口に亀頭をあてがう。
不思議な感じだった。下半身がヒレのままだから、当然真里音は股を開く動作はできない。
にもかかわらず、洋一の亀頭はちゃんと真里音の蜜壺に届いて、今まさにつながろうとしている。
「んんんん・・・!♥
入って来るう・・・。熱くて・・・固い・・・!」
真里音は体をぴったり密着させたまま、ゆっくりと蜜壺に陰茎を受け入れて行く。
「おお・・・これは・・・!」
洋一は真里音の蜜壺の熱さにまず驚いた。まるで熱湯に陰茎を突っ込んでいるかのように思える。
海洋ほ乳類は、種類にもよるが水の冷たさに耐えるために体温が高いと聞く。それと同じようなものだろうか?
まあ、人魚がほ乳類かはともかく。
「ふふふ・・・♥どやろ、うちのお○んこは・・・?
女将さんや時雨さんと比べて・・・♥」
「そ・・・そんなの・・・甲乙なんかつけられないよ・・・。
みんな素晴らしいし、違った良さがあるし・・・」
本当に奔放だ。と洋一は思う。比べられるのを嫌がらないばかりか、比べてどうかと聞いて来るとは・・・。
「そこは嘘でも"君が一番だ"言うときや。
ま、洋一くんらしくてええけどな♥
ちゅっ♥」
いたずらっぽくそう言って、真里音は洋一にキスをする。
「洋一くんはそのままでええよ・・・。
うちが動くよって・・・♥
うううんっ!♥」
真里音が洋一と体を密着させたまま、器用に腰を使い始める。
洋一には胸の膨らみが押し当てられる感覚が心地良かった。それでいて真里音の腰が斜めに性運動を行うから、体が密着したまま陰茎が蜜壺に擦られる感触がたまらない。
下半身が泳ぐための筋肉の固まりであるためか、力強く巧みな腰使いが洋一を興奮させている。
以前ネットで見た、アザラシやセイウチの交尾がこんな感じだったか。陸では体の自由が効かない分、交尾は密着度が高いものになる。
「うう・・・なんだ・・・?
これ、すごい・・・!」
「うふふ♥気持ちええ・・・?
うちのはミミズ千匹なんやて♥ほら・・・こうして・・・♥
ああああああんっ!♥」
真里音が下腹部に力を入れながら腰を上下させる。無数のひだが陰茎に絡み付き、密着する。
「すごい・・・!本当に絡みついて来る・・・!」
「はあああんっ・・・♥うちも・・・うちもたまらんわ・・・!
お○んことち○ぽがくっついて・・・♥
やあんっ!擦られるうっ!♥」
蜜壺のひだが陰茎に絡みつく動きは、洋一だけでなく、真里音にもたまらない快感をもたらしていた。
ミミズ千匹は男を虜にするだけではない。蜜壺と陰茎の密着度が高い分、体の相性にもよるが、女にも強い快感をもたらして行くのだ。
「ああんっあんっ!♥すごくいい・・・!♥
うち・・・変になりそうやあっ!♥」
真里音はひょっとしたら初めて感じるかも知れない快感に、悦びながらも戸惑う。
本当に蜜壺と陰茎がぴったりと密着して、どう動かれても、どこを擦られるてもすごい快感なのだ。
"洋一さんに何度か抱かれる内に、すっかりお○んこがお○んちんの形に拡がって。
洋一さん専用になっちゃったみたい♥"
志乃が酔いに任せてのろけていたのを思い出す。
こないに気持ちええセックスしてもうたら、本当にお○んこが洋一くんのち○ぽの形を覚えてまうかも・・・。ち○ぽの形に拡がって、洋一くん専用お○んこにされてまうかも・・・。
少し怖くなるが、体が今まで感じたことのない快感を求めるのを止めることはできない。
「真里音さん・・・出そうだ・・・!」
「うん・・・♥うちも・・・うちもイきそうや!♥
洋一くん・・・一緒にイってや・・・♥
あんっ!もう・・・もう・・・!
あっああああああーーっ!♥」
ひだが絡み付き締め上げるあまりの快感に、洋一は意思に関係なく搾り取られていた。大量の白濁が大挙して子宮に流れ込んで行く。
少し遅れて真里音が達して、洋一ときつく抱き合って全身を硬直させる。
ああ・・・なんか信じられないくらい気持ち良かった・・・。
洋一くんに抱かれた女はみんな夢中になってまうのもわかる気がしたわ・・・。
真里音は洋一と肌を触れ合わせる感触を楽しみながら、そんなことを思っていた。
果ててしまっても、洋一と真里音は離れたくない気持ちを抑えられず、つながったまま抱き合っている。
「どやった?
人魚とのセックスは♥」
「いやその・・・人魚というよりは真里音さんがすごかったというかなんというか・・・」
そう言って、洋一は真里音を抱きしめる腕に力を入れる。
真里音もそれに応じて抱き返す。
どうしよう・・・。何か恋人同士みたいかも・・・。
すごく幸せで、なんや、このままやと洋一くんから離れられなくなりそうや・・・。
「ねえ、洋一くん。
また焼きうどん作ってくれる?
うち、あの味忘れられへんわ♥」
まだ洋一のものになる覚悟を持てない真里音は、話題を変える。
「もちろんだとも。
てか、真里音さん麺類はなんでも好きって言ってたよね。
他にも食べたいものはある?」
「実はあるんよ。最近食べてのうて、食べたくてたまらへんものが」
その後、真里音は洋一と後日要望のものを作ってもらう約束をしたのだった
それだけで、真里音はきついスケジュールも難しい仕事も頑張れると思うのだった。
"男は胃袋から攻めろ"などと言うが、自分は女でありながら胃袋が弱点というのが、真里音には少し恥ずかしかった。
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