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ヒロイン・ワークス
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ヒロインワークス株式会社。
それは、俗にいう『二次元』のキャラクター男女問わずを制作する会社だ。
「……ふっひー」
深呼吸をする。私、有馬侑は、専門学校を卒業してこの春に、というか今日に、この会社に入社することが決まっていた。目の前にはその本体、五階建ての黄褐色のビルがある。ヒロインワークス株式会社はここの五階。そこまで上がらなければならない。
ポケットからスマホを取り出して、画面で時刻を確認する。始業時間は三十分後。今になって、この時間でよかったのかなあとか、大丈夫かなあとか、そんな様々な不安が頭の中を駆け回る。バクリ、バクリと心臓が高鳴る。
またもや深呼吸をして、そして、覚悟を決めた。
「うっし。行くで」
歩き出した。自動ドアからビル内へ入り、そのまま直進する。右に折れ曲がって、廊下を進む。エレベーターの前まで来て、上矢印のボタンを押した。
しばらくすると、籠が降りてきた。中には誰も乗っていなかった。プシューという音とともにドアが開き、それに乗り込む。むき出しの金属に、焦げ茶色の木材が混じった、やけに古いエレベーターだった。五階のボタンと閉まるのボタンを素早く押した。ドアが閉まり、籠が上昇を始めた。
……。
緊張してきた。
キャラクター作り。
現在、この国には大量の、本当に大量のコンテンツがあふれている。コンテンツというのはもちろん『中身』という英語直訳の意味でのコンテンツではない。コンテンツ産業のコンテンツ……いわゆる、アニメや映画や漫画や音楽やゲームやらといった『メディア』によって表現される『創作物』のことだ。それらに欠かせないのが『キャラクター』……登場人物たちである。もはや『人物』という言葉だけで表現いいのか分からなくなるほどの、多種多様なキャラクターたち。それらキャラクターの設定作りからビジュアルデザインまでを、この会社は担っている。作り上げたキャラクターを、作家や出版社、ゲーム会社、その他色々な会社や個人に提供販売するのが、主な業務なのだそうだ。
私は元々作家志望ということもあって、この仕事に興味を持った。そして会社の採用試験を受けて、晴れて合格したというわけだった。小説を書いて投稿を続けていた頃は『設定とキャラクターはいいけどシナリオと文章力が絶望的』という評価を出版社の人にもらうばかりで、一向に芽が出なかった。そういうわけで、きっぱりと脚本の道は諦めて、というか捨てて、キャラクター作りに専念しよう……と思ったはいいが、それでどうやって食っていくねん……という問題に直面した矢先に……だったからよかった。何とかこうして自分の能力(?)を生かせる会社が見つかって。
ここで思い切り働こう。
チーン。
そんなことを考えている間に、エレベーターは五階に到着、プシューという大きな音がしてドアが開いた。さっきも思ったけど、このエレベーター、やけに古風というか、昭和風というか、クラシックな雰囲気だ。別にいいけど。
降りた先は、廃墟だった。
「……」
いや待て。廃墟って何だ。
私は普通に、都内のビルの五階に足を運んだのだ。ヒロインワークス株式会社があるというその場所へ。しかし、エレベーターを降り立ってみれば、そこは廃墟だった。
廃墟って何やねん、普通テナントが空っぽとかそういう表現使うんちゃうんかい……とか思われるかもしれないが、そういうんじゃない。ビルの五階にあるはずの会社がない中身は空っぽで誰もいない?あれ?ビル間違えた?……なんてお茶目なオチじゃない。
廃墟が、あった。
「え……」
特筆すべきは、その光景の色だ。全体的に灰色をしている。何というか、明らかにここ数十年誰も利用してないだろ、みたいな、寒々とした廃ビルだった。ボロボロのコンクリートに、むき出しの錆びた鉄筋。窓ガラスは割れたを通り越してもはや無い。存在しない。その窓枠の向こうには、明らかに都内の景色ではない、どこかの無人島のような光景が広がっていた。青い空に、白い雲、そして森。
私は訳も分からないまま、恐る恐る、足を踏み出した。廃墟の中を歩く。誰かが住んでいる気配は一切感じられない。当然電灯もない。明かりは外から差し込む日光だけだ。
どう考えても無人の建物だった。振り返ると、廃墟の一室の真ん中に太い柱が一本だけ立っていた。その柱の表面にはドアがあり、そのドアの向こうにエレベーターの籠が見えた。つまり、柱の中にエレベーターが内蔵されているというわけだ。さっきまで古風に見えていたはずのそれが、その場に似つかわしくない、一つだけ稼働する文明の利器として、異様な存在感を放っていた。
窓枠のところまで来て、外を見た。
無人島……といったが、どうやら本当に島のようだった。遠くに海らしき青色が見えた。人の姿は見えない。眼下に広がる森と、森と、あとは遠くの小山だけだ。都市のものとは違う、私の地元の田舎のものとも違う、その島独特のにおいが漂っていた。
「どこや、ここ……」
思わず、口から正直な感想が漏れた。
異世界……とかだろうか。いやいや、それはない。この景色は、確かに違和感が半端じゃないが、現実世界にあり得るものだからだ。完全なファンタジーではない。きっとどこか、日本かは分からないが、地球上のどこかの景色と同一のものだろう。
夢……かな。
とりあえず、戻ろう。回れ右をして、元来た方向へと引き返す。廃墟の一室に巨大な柱が立っていて、その中に籠が……
あれ。
ない。
籠が、消えていた。
ドアはある。しかしその向こうに見えるのは人が乗るための籠ではなく、ワイヤーだった。籠を上げ下げするのに用いられるワイヤーだろう。それが一切動くことなく、ドアの向こうの暗い空間に鎮座していた。
私はエレベーター前で茫然と立ち尽くす。汗が額を流れ落ち、腹の奥から吐き気のような気持ち悪さがこみ上げてきた。
戻れない。
エレベーターが、どっか行った。
それを把握した。
「どうしよ……」
聞いてない。何だこれは。入社初日に出勤したら、いきなり地球のどこか、もしくは未来か過去かに飛ばされました~……とか、とんだブラック企業じゃないか。力が抜けて、よろよろと後退し、しりもちをついた。ぴょーぴょーという鳥的な生き物の甲高い間抜けな鳴き声が、風と共に聞こえてきた。泣きたいのはこっちの方だ。いや泣くの漢字が違うのか知らんけど。
その後、小一時間以上、私は誰もいない空間で大声で泣いて笑って日々の不満を窓の外に向けて叫んで奇声を上げてスーツを脱いで下着姿でバック転からのシャドーボクシングを決めたりして、
チーン、プシューという音がして、エレベーターのドアが開いて、中の人が出て来て、
「え……何してるんですか?」
そんな私の姿を見てドン引きしている、一人の女の子と鉢合わせる羽目になった。
それは、俗にいう『二次元』のキャラクター男女問わずを制作する会社だ。
「……ふっひー」
深呼吸をする。私、有馬侑は、専門学校を卒業してこの春に、というか今日に、この会社に入社することが決まっていた。目の前にはその本体、五階建ての黄褐色のビルがある。ヒロインワークス株式会社はここの五階。そこまで上がらなければならない。
ポケットからスマホを取り出して、画面で時刻を確認する。始業時間は三十分後。今になって、この時間でよかったのかなあとか、大丈夫かなあとか、そんな様々な不安が頭の中を駆け回る。バクリ、バクリと心臓が高鳴る。
またもや深呼吸をして、そして、覚悟を決めた。
「うっし。行くで」
歩き出した。自動ドアからビル内へ入り、そのまま直進する。右に折れ曲がって、廊下を進む。エレベーターの前まで来て、上矢印のボタンを押した。
しばらくすると、籠が降りてきた。中には誰も乗っていなかった。プシューという音とともにドアが開き、それに乗り込む。むき出しの金属に、焦げ茶色の木材が混じった、やけに古いエレベーターだった。五階のボタンと閉まるのボタンを素早く押した。ドアが閉まり、籠が上昇を始めた。
……。
緊張してきた。
キャラクター作り。
現在、この国には大量の、本当に大量のコンテンツがあふれている。コンテンツというのはもちろん『中身』という英語直訳の意味でのコンテンツではない。コンテンツ産業のコンテンツ……いわゆる、アニメや映画や漫画や音楽やゲームやらといった『メディア』によって表現される『創作物』のことだ。それらに欠かせないのが『キャラクター』……登場人物たちである。もはや『人物』という言葉だけで表現いいのか分からなくなるほどの、多種多様なキャラクターたち。それらキャラクターの設定作りからビジュアルデザインまでを、この会社は担っている。作り上げたキャラクターを、作家や出版社、ゲーム会社、その他色々な会社や個人に提供販売するのが、主な業務なのだそうだ。
私は元々作家志望ということもあって、この仕事に興味を持った。そして会社の採用試験を受けて、晴れて合格したというわけだった。小説を書いて投稿を続けていた頃は『設定とキャラクターはいいけどシナリオと文章力が絶望的』という評価を出版社の人にもらうばかりで、一向に芽が出なかった。そういうわけで、きっぱりと脚本の道は諦めて、というか捨てて、キャラクター作りに専念しよう……と思ったはいいが、それでどうやって食っていくねん……という問題に直面した矢先に……だったからよかった。何とかこうして自分の能力(?)を生かせる会社が見つかって。
ここで思い切り働こう。
チーン。
そんなことを考えている間に、エレベーターは五階に到着、プシューという大きな音がしてドアが開いた。さっきも思ったけど、このエレベーター、やけに古風というか、昭和風というか、クラシックな雰囲気だ。別にいいけど。
降りた先は、廃墟だった。
「……」
いや待て。廃墟って何だ。
私は普通に、都内のビルの五階に足を運んだのだ。ヒロインワークス株式会社があるというその場所へ。しかし、エレベーターを降り立ってみれば、そこは廃墟だった。
廃墟って何やねん、普通テナントが空っぽとかそういう表現使うんちゃうんかい……とか思われるかもしれないが、そういうんじゃない。ビルの五階にあるはずの会社がない中身は空っぽで誰もいない?あれ?ビル間違えた?……なんてお茶目なオチじゃない。
廃墟が、あった。
「え……」
特筆すべきは、その光景の色だ。全体的に灰色をしている。何というか、明らかにここ数十年誰も利用してないだろ、みたいな、寒々とした廃ビルだった。ボロボロのコンクリートに、むき出しの錆びた鉄筋。窓ガラスは割れたを通り越してもはや無い。存在しない。その窓枠の向こうには、明らかに都内の景色ではない、どこかの無人島のような光景が広がっていた。青い空に、白い雲、そして森。
私は訳も分からないまま、恐る恐る、足を踏み出した。廃墟の中を歩く。誰かが住んでいる気配は一切感じられない。当然電灯もない。明かりは外から差し込む日光だけだ。
どう考えても無人の建物だった。振り返ると、廃墟の一室の真ん中に太い柱が一本だけ立っていた。その柱の表面にはドアがあり、そのドアの向こうにエレベーターの籠が見えた。つまり、柱の中にエレベーターが内蔵されているというわけだ。さっきまで古風に見えていたはずのそれが、その場に似つかわしくない、一つだけ稼働する文明の利器として、異様な存在感を放っていた。
窓枠のところまで来て、外を見た。
無人島……といったが、どうやら本当に島のようだった。遠くに海らしき青色が見えた。人の姿は見えない。眼下に広がる森と、森と、あとは遠くの小山だけだ。都市のものとは違う、私の地元の田舎のものとも違う、その島独特のにおいが漂っていた。
「どこや、ここ……」
思わず、口から正直な感想が漏れた。
異世界……とかだろうか。いやいや、それはない。この景色は、確かに違和感が半端じゃないが、現実世界にあり得るものだからだ。完全なファンタジーではない。きっとどこか、日本かは分からないが、地球上のどこかの景色と同一のものだろう。
夢……かな。
とりあえず、戻ろう。回れ右をして、元来た方向へと引き返す。廃墟の一室に巨大な柱が立っていて、その中に籠が……
あれ。
ない。
籠が、消えていた。
ドアはある。しかしその向こうに見えるのは人が乗るための籠ではなく、ワイヤーだった。籠を上げ下げするのに用いられるワイヤーだろう。それが一切動くことなく、ドアの向こうの暗い空間に鎮座していた。
私はエレベーター前で茫然と立ち尽くす。汗が額を流れ落ち、腹の奥から吐き気のような気持ち悪さがこみ上げてきた。
戻れない。
エレベーターが、どっか行った。
それを把握した。
「どうしよ……」
聞いてない。何だこれは。入社初日に出勤したら、いきなり地球のどこか、もしくは未来か過去かに飛ばされました~……とか、とんだブラック企業じゃないか。力が抜けて、よろよろと後退し、しりもちをついた。ぴょーぴょーという鳥的な生き物の甲高い間抜けな鳴き声が、風と共に聞こえてきた。泣きたいのはこっちの方だ。いや泣くの漢字が違うのか知らんけど。
その後、小一時間以上、私は誰もいない空間で大声で泣いて笑って日々の不満を窓の外に向けて叫んで奇声を上げてスーツを脱いで下着姿でバック転からのシャドーボクシングを決めたりして、
チーン、プシューという音がして、エレベーターのドアが開いて、中の人が出て来て、
「え……何してるんですか?」
そんな私の姿を見てドン引きしている、一人の女の子と鉢合わせる羽目になった。
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