ダークファンタジア番外編

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第12巻番外編

クーガ様のお話

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私は自分の顔が好きではない。

子供の頃から綺麗な顔だ、とよく言われてきた。大人になってからもそうだ。どこに行ってもこの顔は目立つし、何をしても注目を浴びる。できることならもっと目立たない顔がいい。
「うらやましい」と言われるが、私は君の顔の方こそうらやましい。できることならこの顔を君の顔と取り替えてほしいくらいだ。

この目立つ顔のせいで、私は行動を制限されている。女を抱きたい衝動にかられても、娼館に行くわけにもいかない。もし行けばその日の内に噂が聖地にまで広がるに違いない。

アリアス様は私が大人になると女の話をしてくるようになった。
「発散したいのなら私が女を都合するぞ」
「いえ、大丈夫ですよ」
と私はその都度答えている。アリアス様は私のことをとても愛している。私の頼みなら、多分なんでもかなえてくださるだろう。私もアリアス様のことはとても信頼しているが、了承すると自分の娘を連れてきそうな気がする。自分の娘と私をくっつけたがっているようだからだ。まさかアリアス様の娘を欲望のはけ口にはできない。一度抱けば強引に妖精にされそうな気もする。

幸いなことに、私は赤い月にはまるで反応しなかった。あれは人間にだけ働きかけるものなのだろう。私は半分人間だが、子供は欲しくないと思っているせいか、そういう衝動にはかられなかった。

何もしなくても女は寄ってきた。かなりの女性に告白されたし、夜ベッドに忍んでこられたりもした。大神の差し金もあった。大神はいろんなタイプの女を私の元によこしていた。どの女も世間一般的には綺麗な女なのだろうが、私は女の顔などどうでもいい。人の顔など、一皮むけば、皆似たようなものではないか。今まで好ましいと思う女性もいたが、そういう女性は私に性的誘惑をしてこない純情な女性だった。私が普通の人間だったなら、彼女と一生を送るのも悪くなかったのかもしれないが、私は父の血のせいで長い人生を余儀なくされている。だれとも結婚などしたくはない。

ある夜、奇妙な匂いがして私は目を覚ました。部屋の鍵は閉まっていたはずだが、寝室に女がいた。

「クーガ様、愛してます。お願いですから、私を抱いてください」

女は布団の中に入り、私に抱きついてきた。匂いはどうもこの女からしているようだ。嗅げば欲望がたぎる類いの匂いだろう。だが、その匂いに女自身があてられているのか、女からは欲情したメスの匂いがした。
「クーガ様、愛してます」
女はうっとりした瞳で私を見ている。見たことがある娘だが、名前までは思い出せなかった。
「あなたの名前はなんでしたかね」
「ミザリーです。何度もお手紙を差し上げました。一度返事をくださったではないですか」
「ああ、申し訳ないです、と書いたあれことですか」
「そうです。でも諦めきれなくて。今晩だけでもいいのでお相手してください」
「本当に今晩だけでいいんですか?」
「ずっと相手をしていただきたいですが、一度限りのお遊びでもかまわないですから」

一度だけのお遊びというが、もしこの女を抱けば、明日には聖地中にこの話が広まっているのではないだろうか。聖地ではおかしなしきたりがあって、もし、抱いた女が結婚したいと言えば、結婚しなければならないのである。結婚しない場合でも、赤い月に求められれば応じなければならないのだ。

「本当に今晩だけでいいですから。だれにも言いませんから」
ミザリーは私に抱きついてきた。私の足に自分の足を絡めてきた。
「そうですか。あなたは処女ですか?」
私が聞くと、ミザリーは「もちろんです」と言っていた。
「残念ですね。私は処女は抱けないんです」
「え? どうしてですか?」
「私の中でもいろいろルールがありまして、処女には手を出さないことにしてるんですよ」
「本当は違います。もう経験済みですから、抱いてください」
「…………」
股間をすり寄せてきている時点で処女ではないだろうと思ってはいたが。
「じゃあお願いします」
「ああうれしい!」
ミザリーはうれしそうに抱きついてきた。
ミザリーは青い長いストレートの髪で、胸が大きく、肉感的な女だった。そこに性衝動をかられたかというと、そういうわけではない。ただ、寄ってきたエサを時々つまみ食いする、私にとってはそれだけのことだ。

「ああ、クーガ様、いいっ……気持ちいいっ!」
私が抱くとミザリーは嬌声をあげて喜んでいたが、私はどうもあの時の女の声が苦手だ。
ミザリーは私の体にしがみついて顔を寄せてきた。
「口づけをしてください」
「すいません。それはあまり好きじゃないんですよ」
「ひどい」
「もっと優しい男とした方がいいですよ」
「クーガ様の方がいいです。すごく、気持ちいい。いいっ! このまま中にください」
「それもちょっと無理ですね」
私は女性の体の中で達することは絶対にしなかった。

「クーガ様、また今度抱いてください。ね」
「今晩限りなんですよ」
「そんな……」
私はミザリーの頬をなでて、魔法をかけた。ミザリーが明日目覚めれば、私とのことはすっかり忘れているだろう。
だから処女には手を出さない。もしその女性が次に男と寝るときに、もめると困るだろうから。

三日後には違う女が寝室にやってきた。寝室の鍵は閉まっていたはずだが、また中に入って来た。しかも、ミザリーの時と同じ匂いがした。
「クーガ様……」
私は気がつかない振りをして目を閉じていたが、女は布団に入ってきて、あろうことか私の股間に手を伸ばしていた。しかも直に触ってきた。
「随分積極的なんですね」
私はやれやれと思いながら言った。
「口でさせてください」
「……じゃあお願いします」
女は手で私の股間をしごいて口に入れていた。

よくもこんなことができるものだ、と私は思ったが、体でするよりもこちらの方がいい。なぜなら、これならたとえ射精しても子供ができるわけもないからだ。

行為が終わると、女はスカートをあげていた。中には下着をはいていなかった。
「クーガ様も私にしてください」
女は欲情した瞳を向けてそう言った。
「すいません。そういうことはあまりしたくないんです。他の男にしてもらってください」
「そんなあ。じゃあいいですから抱いてください」
「一度終わったので、もう十分です。さようなら」
私はその女を抱く気にもなれなかった。魔法をかけて早々に出て行ってもらった。

そしてその5日後にも女が来た。今度はおかしな匂いはしなかったのだが、こんなに立て続けに女が来るのはおかしい。私はその女には魔法で自白させた。

「友達と賭けをしたんです。だれがクーガ様をおとせるかって。話をしてたら、神官様が近づいてきて、協力してくださるって」
やはり、裏にあの人がかんでいたようだ。

あろうことか私を賭けの対象にするとは。

私はその女は何もせずに帰し、大神とは3年ほど口を利かなかった。

大神は、私が時々女に手を出しているなど思いもしてなかっただろう。女嫌いで女を知らないと思い込んでいるようだ。どんな女も無理だと思った大神は、かなり強引な手を使ってきた。

なんと人妻を私によこしたのだ。

人妻に一体何をしろというのか。しかもここは、その夫がいる城なのだ。

彼女の方も随分困った様子だった。大神に命じられたのだろう。かわいそうに。大神の命令に逆らえる人間などいるわけはない。彼女は女神ガーベラの姿をしていたが、そのことには全く驚いていなかった。女神の胸が芸術的だから見て欲しいと言っていた。変な迫り方だが、彼女は興奮したり極度に緊張すると霊体が出て勝手に男に迫るらしい。どういう特技なのかさっぱりわからないが、彼女の霊体は平気で私にべたべた近づいてきた。

彼女は夜になると勝手に私のベッドに移動してしまうようだ。大神は、私を是が日でもその気にさせたいらしい。彼女は私にまたがってくることもなく、横でぐーぐー眠っていた。無防備なものだ。私が逆に何かしたらどうするのだろう。喜んで受け入れるのか。それとも大神の命で仕方なくか。

女神ガーベラ、多くの男神をとりこにするその美貌と体、その女神を前にしても、私は一向に興奮することはなかったのだが、ある夜、女神の体が神気に包まれて、その時は美しい、と見とれてしまった。

次の夜、私が逆に近づくと、彼女の方は警戒していた。この前は胸まで出して誘惑しようとしたくせに。
彼女は自分は聖地に行けないから他の女を好きになってほしいとまで言ってきた。自分は女に興味を持つきっかけでいいからと。

きっかけ? きっかけにしては強烈すぎやしないか。ガーベラ以上の女が他にどこにいるのだろう?

一度くらいは抱いてみたい。今までのように抱いて、記憶を消してしまおうか、とも思ったが、王の城でそういう行為に及ぶのもはばかられる。


人間になりたいという願い、それは本当にそう思っていることだ。この顔を変えて、聖地を出て、人間として暮らしたかった。母の故郷で。私は瞬間移動でどこにでも行けるわけではない。母の故郷だけは行けない決まりがあり、実際に瞬間移動で行くことはできないのだ。手紙を出すこともできない。隣の国から眺めることしかできなかった。私はある神と約束を交わした。「もし、お前が普通の人間になったらその時は、故郷に行くことを許す」と。

1000歳の誕生日に願えば、それがかなうと思っていた。いや、8割方は無理だろうとあきらめてもいた。大神は脅しのようなことを言って私の気持ちに揺さぶりをかけてきた。私は、自分の周りにいた人達が嫌いではない。私を慕う子供達の笑顔を見るのが好きだったし、怪我をしたり病気になれば、本気で気にかけてもいた。
聖地では、私以上に魔力が高い者はいない。この力は父により受け継がれた力なのだ。人間になれば、この力は失われてしまうに違いない。そして私にはある疑念もあった。もし私が意固地に人間になりたいと訴えたら、もしかしたら記憶を操作されるのではないだろうか。あの人はそこまでやりかねない。それならば、今は他の願いに変える方が利口だろう。

故郷はそのままあり続けるだろうが、彼女は、200年後にはもうこの世にはいない。初めて、心の底から綺麗だと思った女なのだ。一度はどうしても抱いてみたい。この国で彼女の恋人達が感じていることを、私も感じることができるのかどうか。


最後の夜、彼女は幾分ほっとした感じだった。これで終わる、そう思っていたのだろう。

残念ながらここで終わりではないんですよ。

私はどうしてもあなたを抱きたくなってしまった。あなたを抱いて二度目をしたいと思うのか、もうこれで十分だと思うのか、それが知りたい。

一度で十分だと思ったら、それで解放してあげますよ。いや、どうせなら、時々会ってもらうことにしよう。他の女を抱くよりもいい。彼女も、他に恋人がたくさんいるのだから、私とそうなっても罪悪感を感じることもないだろう。

彼女を抱いたのだが、一度でいいとは思わなかった。もっと抱いてみたいとそう思ってしまった。私はどうやら彼女が好きらしい。彼女に想われたいとそう思ってしまったのだ。初めての経験だ。抱いた女に想われたいなどと、今まで思ったことはなかった。
しかも、魔力が強い者が彼女についていて、私は愛の魔法をかけられてしまった。私の方が彼女にすっかり囚われてしまった。
混じった彼女と別々の彼女。3つの人格がある不思議な女性であるが、ガーベラではない彼女を抱くのも楽しいと感じているので、ガーベラの体の虜になったというわけでもないようだ。

私は彼女たちのことがもっと知りたくなった。

「儀式のことを教えてください」
私は目が違う彼女に聞いたのだが、彼女はなかなか教えてくれなかった。男達と体の関係はないのに、どういう性的儀式をしているのか、気になっていたのだ。
「あっちに聞いてくださいよ。私は儀式はしてないしー勝手に言うと怒られちゃう」
「あっちに聞いても教えてくれないでしょう? 言わないのなら、もうこれ以上はしてあげませんよ?」
私は彼女の膣内に指を入れて、指で愛撫していた。彼女は媚薬を飲んでいたので、すっかり体は興奮状態になっている。
「ひどい」
「言ってください」
「あん……もう……儀式ではつまり、口でしてるんですよ。あっちは口で、男を満足させてるんです」
「口で。儀式では男は何人いるんですか?」
「8人です」
「それは大変ですね。彼女は嫌じゃないんですか」
「嫌がってはないですよ。好きな人にするの、好きみたい」
「そうなんですか。私はまだされてないですが、好きじゃないんでしょうかね」
「向こうに聞いてください。それよりもう、我慢できない」
「ああ、そうですね」
私が彼女を抱くと、彼女はかわいい声をあげていた。不思議なことに、彼女のあえぎ声は不快ではない。むしろ、心地良い。

私は次に両方黒目の彼女と話をした。彼女は私が嫌うようなことをわざと言って、私の気持ちを試すようなことをしてくる。体は委ねても、心は完全に委ねてこないのが憎らしい。

「クーガ様ってキス魔ですよね」
「キスマってなんですか?」
「口づけが好きってことです。いっぱいしてくるから」
「実は嫌いなんですよ。口づけは」
「嘘ばっかり」
「本当なんです。どうしたみんなそういうことしたがるのか、私には理解できない。あなたが好きかなって思ってしてるんですよ」
「いや、そんな気を遣っていただかなくても……」
「好きでしょ?」
「好きですけど、そんなに無理にしなくてもいいですよ」
「あなたももっと舌をからめてきていいんですよ」
「これだけ体が絡んでればもう十分です」
「ふふっもっと抱いてほしいってことですね」
「そーいうことではないですが……」
体は感じまくっているのに変に自制心が強い所が面白い。
「先ほどからなんどもいってるくせに」
「あなたが変なもの飲ませるからです」
彼女は真っ赤な顔で言っていた。
「ガーベラ様も、まさかあなた方が飲んだとは思わないでしょうね」
「もー」
と彼女は頬を膨らませていた。

一年で飽きるわけはないと思うのですがね。

今回ばかりは、いい贈り物でした、と私は初めて大神に感謝していたのだった。




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