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第4話 竹中半兵衛との出逢い。(神様ありがとう。)

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第4話 竹中半兵衛との出逢い。(神様ありがとう。)

 と、いう話を戦国時代を生きる私「得月院」通称「とく」は、思い出した。

…………………………自業自得じゃないか。


 何やってんだよ、私。

 最後の言葉は、

 「豆腐の角に頭をぶつけて死にたかった」か、

 「ちょいと煉獄の焔に焼かれて来るぜ」

 にしようと心に固く誓っていたじゃないか。

 ……よりによって

「歩きスマホ、ダメ、絶対。」

 とかやる気あんのか?ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ。


 しかも、

 オシマイとか言ってるけど、

 終わってねーよ。

 何がチャンチャンだ。生きてる!!…よ?

 ……夢を見ているのだって生きてる証拠だよ!!

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 「◆◆◆◆◆?」

 ………ん?

 あっ、そうだ。

目の前に人がいたんだっけ?

 ついつい現実逃避行を…いや、此は現実じゃない。転生した現実ように感じる夢だ。

長いから、転現実(仮)とでも呼ぼうか。(何か、格好いい響きだな。)

 よし、夢現実(仮)に戻ろうじゃないか。(決して、悶々と考えるのが面倒になった訳じゃない!)

「…何ですか」

と言おうとしつつ、その人を見ると、

…………………

…………………………絶世の美少女だった。

「( ノД`)…」 

「どうしたのだ!急に泣きだしおって!!」

 可愛過ぎかよ!

 可愛過ぎだよ!可愛い!声も可愛い。

 …………………神様ありがとう。

 おっとと、思考がいっちゃたよ。

「おい!」

 …………これが私と「美少女」おっと「美少年」、

幼少期の「竹中半兵衛」出逢いだった。


…………………………可愛いしか言ってねー

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