1 / 1
プロローグ
プロローグ
しおりを挟む
窓から日差しが差し込む。
今日に限って晴天。いっその事、雨でも降ってしまえばいいのに。
そうしたら、今の自分と釣り合いがとれるのに・・・。
ベッドから出たくない。さっきより、分厚めに布団を被る。眠気は無いが、「朝」というワードが嫌気を掻き立てる。
トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、
来た。
この音も嫌気を誘う原因のひとつだ。
来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな。
トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい。
徐々に大きくなる音に堪らず耳を塞ぐ。そして、音が止む。
コンコンッ
聞き飽きたノック。何ら変わりないノックだが、どこか上品ささえ疑える。
そして、
「おはようございます、千夏様。起床時間の午前7:00を迎えました。朝食の用意が整っております。お着替えを済ませ次第、1階のリビングルームへお越しください。」
何度聞いたセリフ。毎日一言一句変わらない、まるでロボットのようなセリフをドア1枚挟んだ廊下から聞こえた。程なくしてまた、階段を降りる音が聞こえた。
「・・・うるさい」
誰にも聞かれない、誰にも届かない声でぼそりと吐く。
目覚めの悪い、嫌な朝だ。
今日に限って晴天。いっその事、雨でも降ってしまえばいいのに。
そうしたら、今の自分と釣り合いがとれるのに・・・。
ベッドから出たくない。さっきより、分厚めに布団を被る。眠気は無いが、「朝」というワードが嫌気を掻き立てる。
トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、
来た。
この音も嫌気を誘う原因のひとつだ。
来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな。
トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、トン、
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい。
徐々に大きくなる音に堪らず耳を塞ぐ。そして、音が止む。
コンコンッ
聞き飽きたノック。何ら変わりないノックだが、どこか上品ささえ疑える。
そして、
「おはようございます、千夏様。起床時間の午前7:00を迎えました。朝食の用意が整っております。お着替えを済ませ次第、1階のリビングルームへお越しください。」
何度聞いたセリフ。毎日一言一句変わらない、まるでロボットのようなセリフをドア1枚挟んだ廊下から聞こえた。程なくしてまた、階段を降りる音が聞こえた。
「・・・うるさい」
誰にも聞かれない、誰にも届かない声でぼそりと吐く。
目覚めの悪い、嫌な朝だ。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
君と暮らす事になる365日
家具付
恋愛
いつでもぎりぎりまで疲れている主人公、環依里(たまき より)は、自宅である築28年のアパートの扉の前に立っている、驚くべきスタイルの良さのイケメンを発見する。このイケメンには見覚えがあった。
何故ならば、大学卒業後音信不通になった、無駄に料理がうまい、変人の幼馴染だったのだから。
しかし環依里は、ヤツの職業を知っていた。
ヤツはメディアにすら顔を出すほどの、世間に知られた天才料理人だったのだ!
取扱説明書が必要な変人(世間では天才料理人!?)×どこにでもいる一般人OL(通訳)の、ボケとツッコミがぶつかりあうラブコメディ!(予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる