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感情の制御②
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早速悪魔に犯人の所に飛ばしてもらおう。
「悪魔、犯人の所に飛ばし...」
「待って!!!さっきから1人でずっと喋ってるけど、どこか行くの!?連れてって!!!」
「ダメだよ唯。ここにいて。唯が傷ついちゃう。」
「私なら大丈夫!」
「...わかった。悪魔、お代は?」
「2人なので2ヶ月となります。」
「想定内。お願いします。どうせ5年の命だし。」
「え?5年の命って?どうして?なんで?」
「あとで話す。行きますよ。悪魔。」
「はーい。」
2人はまばゆい光に包まれた。気づいたら職員室だった。
「なんで?職員室に移動したの?魔法でも使えるの?」
「いや、犯人ならそこにいるよ。」
唯に声が聞こえていないのに唯に返事したように悪魔が返した。その指先には
「沙織せんせ...い?」
その場の空気が固まった。
「そんなわけないじゃない!だってあの優しい先生よ!!!」
「そんなわけないと思った?」
「え?」
叫ぶ唯をなだめるように静かに返事をする沙織先生。
「私はあなたが憎かった。あなたのように可愛くて人気者でいろんな人に頼られて。羨ましい。私の頃はいくら優しくしてもいい子ぶってるだのポイント稼ぎだのなんだの言われて。私とあなたで何が違うっていうの!?ねぇ教えてよ!!!だからね、せめてあなたのような世界に望まれ生まれた子を残虐に殺して私を産んだこの国に、この世界に復讐してやろうと思ったのよ!!!これでも違うって言える?」
「ごめんなさい。ごめん...な...さい。」
泣きながら謝る唯。顔を真っ赤にして怒る沙織先生。
「謝ってくれるの?じゃあ...死んで!!!」
と言いながら包丁を取り出し唯に突き刺そうとした。けれど、包丁が後ろに吹き飛んだ。同時に沙織先生の手が折れた。
「ぎゃあああああああああああああああ貴様ァ...何をした?藤堂お前か?それとも?...」
「そのまさかですよ。こっちは命削ってあなたを止めてるんです。もう大人しくしてください。これでも我慢してるんですよ。こっちは腑煮えくりかえってるんですよ。」
「お代は2ヶ月で」
「そんなことでびびると思ってんのか?あんまり大人をなめるんじゃないわよ!」
「唯隠れてて。」
唯が隠れたのを確認し、何とか怒り狂った先生の攻撃を避ける。悪魔の能力が使えるとはいえ、私は一般人だから避けたり、スーパーショットみたいなのができるわけでもない。だから怒り狂っているのを利用し、押さえつける。という作戦だ。まずは隠れるとしよう。
「どこに隠れたのかしら?まずは私を攻撃した躾の必要な子から殺してあげる。」
あっちは拳銃を持ってる。こっちはナイフしかない。射程が圧倒的に負けているため限界まで待つしかない。
「みーつけた。」
即座に反応し、出る。
だがそれは出まかせだった。完璧に騙された。死んだ。
銃の弾が割れた。理解できなかった。
「あのねー。悪魔は願いを叶えられないまま人間を殺すことが1番不名誉とされているの!無償で助けられないでくれる?」
「ありがとう。今だ。」
動揺しているところに突っ込んで行く。押さえつけた。何とかうまくいった。
「唯に謝ってくれません?」
「どうして?私何一つ傷つけてないじゃない!何が悪いっていうの?」
私の中の何かが切れた。
「お前本当に許さない。殺してやる。殺してやる。殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
「いいわよ!殺しなさいよ!この先牢屋で暮らすぐらいなら死んだほうがマシだわ!」
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
「やめて!!!落ち着いて!!!いいんだよ!目を覚まして!殺したらあなたが悪くなっちゃう!あなたは私を助けてくれたヒーローなのに!!!」
「...ありがとう。」
ありがとう。唯。唯に救われた。1人だった私を助けてくれた。
「あなたのことは殺さない。生きることの方が苦しいから、辛いから。牢屋で楽しく過ごしなさい。」
翌日
私の残りの寿命は4年と5ヶ月。日付にすると1610日。随分と少なくなったなぁ...あれから担任の沙織先生は捕まり、新しい優しい男の担任の先生。新先生が来た。私は警察に事情などを聞かれたが、悪魔の魔法のことは適当にごまかしておいた。クラスの人とも随分仲良くなった。唯が人脈を少しずつ繋いでくれたおかげだ。唯にはお世話になりっぱなしだ。悪魔はあれ以来姿を見せていない。家に帰ったら呼んでみよう。
「あの...ね...この前はありがとう!!!」
「ううん。こちらこそ。唯が止めなかったら本当に殺してたと思う。」
「じゃあおあいこね!」
「そうだね。」
「悪魔、犯人の所に飛ばし...」
「待って!!!さっきから1人でずっと喋ってるけど、どこか行くの!?連れてって!!!」
「ダメだよ唯。ここにいて。唯が傷ついちゃう。」
「私なら大丈夫!」
「...わかった。悪魔、お代は?」
「2人なので2ヶ月となります。」
「想定内。お願いします。どうせ5年の命だし。」
「え?5年の命って?どうして?なんで?」
「あとで話す。行きますよ。悪魔。」
「はーい。」
2人はまばゆい光に包まれた。気づいたら職員室だった。
「なんで?職員室に移動したの?魔法でも使えるの?」
「いや、犯人ならそこにいるよ。」
唯に声が聞こえていないのに唯に返事したように悪魔が返した。その指先には
「沙織せんせ...い?」
その場の空気が固まった。
「そんなわけないじゃない!だってあの優しい先生よ!!!」
「そんなわけないと思った?」
「え?」
叫ぶ唯をなだめるように静かに返事をする沙織先生。
「私はあなたが憎かった。あなたのように可愛くて人気者でいろんな人に頼られて。羨ましい。私の頃はいくら優しくしてもいい子ぶってるだのポイント稼ぎだのなんだの言われて。私とあなたで何が違うっていうの!?ねぇ教えてよ!!!だからね、せめてあなたのような世界に望まれ生まれた子を残虐に殺して私を産んだこの国に、この世界に復讐してやろうと思ったのよ!!!これでも違うって言える?」
「ごめんなさい。ごめん...な...さい。」
泣きながら謝る唯。顔を真っ赤にして怒る沙織先生。
「謝ってくれるの?じゃあ...死んで!!!」
と言いながら包丁を取り出し唯に突き刺そうとした。けれど、包丁が後ろに吹き飛んだ。同時に沙織先生の手が折れた。
「ぎゃあああああああああああああああ貴様ァ...何をした?藤堂お前か?それとも?...」
「そのまさかですよ。こっちは命削ってあなたを止めてるんです。もう大人しくしてください。これでも我慢してるんですよ。こっちは腑煮えくりかえってるんですよ。」
「お代は2ヶ月で」
「そんなことでびびると思ってんのか?あんまり大人をなめるんじゃないわよ!」
「唯隠れてて。」
唯が隠れたのを確認し、何とか怒り狂った先生の攻撃を避ける。悪魔の能力が使えるとはいえ、私は一般人だから避けたり、スーパーショットみたいなのができるわけでもない。だから怒り狂っているのを利用し、押さえつける。という作戦だ。まずは隠れるとしよう。
「どこに隠れたのかしら?まずは私を攻撃した躾の必要な子から殺してあげる。」
あっちは拳銃を持ってる。こっちはナイフしかない。射程が圧倒的に負けているため限界まで待つしかない。
「みーつけた。」
即座に反応し、出る。
だがそれは出まかせだった。完璧に騙された。死んだ。
銃の弾が割れた。理解できなかった。
「あのねー。悪魔は願いを叶えられないまま人間を殺すことが1番不名誉とされているの!無償で助けられないでくれる?」
「ありがとう。今だ。」
動揺しているところに突っ込んで行く。押さえつけた。何とかうまくいった。
「唯に謝ってくれません?」
「どうして?私何一つ傷つけてないじゃない!何が悪いっていうの?」
私の中の何かが切れた。
「お前本当に許さない。殺してやる。殺してやる。殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
「いいわよ!殺しなさいよ!この先牢屋で暮らすぐらいなら死んだほうがマシだわ!」
「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる」
「やめて!!!落ち着いて!!!いいんだよ!目を覚まして!殺したらあなたが悪くなっちゃう!あなたは私を助けてくれたヒーローなのに!!!」
「...ありがとう。」
ありがとう。唯。唯に救われた。1人だった私を助けてくれた。
「あなたのことは殺さない。生きることの方が苦しいから、辛いから。牢屋で楽しく過ごしなさい。」
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「あの...ね...この前はありがとう!!!」
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「じゃあおあいこね!」
「そうだね。」
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