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学校の授業?

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「なんで危ないことしたんですか!!」
「うぅごめんなさい……」
なんで私がお姉ちゃんにこんな怒られてるかと言うと…
30分前──



「まずはブルードラゴンを倒してもらいます」
学校の先生らしき人が言った




「ブルードラゴン…?」
「青いドラゴンよ」
お姉ちゃんが返事してくれた
青いドラゴン……ブルードラゴン……
そのまま過ぎない……?
「分かった!」
まぁとりあえず頷いとこっ!
「はぁ…レナちゃん可愛い…」
「私もあんな妹欲しい……」
お姉ちゃんのクラスメイトがこんなこと言ってるけどもちろん私に届くはずなく…
「お姉ちゃん達人気者だねっ!」
「「「レナがですよ!?
   レナちゃんがだよ!?」」」
……………?
何を言ってるの、…?
「私、人気者じゃないよ…?」
「レナは、どう考えても人気者でしょ…」
お姉ちゃんが当たり前の事のようにつぶやく
え?なんでだろ?だってお姉ちゃん達見てるよね?
………ん~~?
気を使ってくれた…のかな?
私は大丈夫なのに~!
「外でブルードラゴンを倒して貰います」
「こちらに来てください」
先生らしき人が案内してくれた
わぁ✨これがブルードラゴンなんだ…!
「一人一人ブルードラゴンを倒して貰います」
こんな大きいの倒せるのかぁ💦って思ったけど皆余裕そう……
凄い…、
あ!次お姉ちゃんの番だっ!
「お姉ちゃん頑張って~!」
「はい!頑張ります!」
「あ、リリーさんはレッドドラゴンにしましょうか」
…へ?レッドドラゴン??
聞き間違え……?
レッドドラゴンは私も聞いた事がある
確か……ブルードラゴンの4…いや、5倍の強さだった気がする……
お姉ちゃん大丈夫なぁ💦
「リリーさんは強いので大丈夫です!」
お姉ちゃんも不安そうだけど…
「はい!」
引き受けた~!
凄い!
「頑張ってね!」
「もちろんです!」
レッドドラゴン……
わぁ、来たっ!
キレイな赤……
「ファイアーボール!」
戦闘開始っ…!
レッドドラゴンに当たるけど…
全然効いてない!?
「ガォォオオ!」
今度はレッドドラゴンが日を吹いた!
お姉ちゃんは……
凄いガードしてる!
お姉ちゃんは炎系が得意だけど…
レッドドラゴンも炎が得意なんだぁ、
激しい戦闘を見ていると…
お姉ちゃんが…コケた!?
と、同時にレッドドラゴンが火を吹いた
……お姉ちゃん?
焼け焦げていた…お姉ちゃん…やだ!
っと思った瞬間─
「聖の光」
お姉ちゃんがボソッと言った
わぁ!光ってる!
お姉ちゃんが…回復した!
でも…お姉ちゃんが苦しそう…
、、、、
ここで助けないでどうするっ!!
お姉ちゃん!いいよね!?
「!?」
「レナ!危ない!」
私はお姉ちゃんの前に立つ…
「サファイア!」
宝石の名前は威力が高いはずっ!
これでっ!レッドドラゴンはっ!
「ウォォオオオ!!」
ま、まだ生きてる!?
えっと…宝石の名前…
あ!そうだ!
「エメラルド!」
思い出しただけだけど効くかなぁ
「ぐわぁぁあああ!」
………ゑ
効かないと思ってた………
まぁ、倒せたし、大丈夫かな?
って……え?
目の前に、信じられない光景が広まってるんですけど……
私の目の前には、魔法を使ったところだけ焼け野原になっていた…!?
お、怒られる!!
「レナ!!/レナちゃん!」
ごめんなさい!!!
私がやりました!
「「「大丈夫!?」」」
……………………………………………………………え?
「だ、大丈夫…だよ…?」
何のことか分からず混乱する
「何を心配してるの……?」
そう言ったら皆声を揃えて
「「「レナです!」」」
って言ってくれた 
「心配……」
…あぁ、
そっか心配してくれるんだ
「私、幸せっ!」
そう言ったら今度は皆ニコッって笑ってくれた!
良かったぁ…!
あ、ここ直さなきゃ
「聖女の地」
治った~!
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
お姉ちゃんが言う
「どうしたの?」
「何で聖女だけが使えるはずの魔法をレナが使えるの!?」 
「…………え?」
せ、聖女だけが使えるの!?
「知らなかった!!」
「知らなかった!!じゃないよっ!」
盛大にツッコまれちゃった💦
「で、でも聖女って分かるのは明日でしょ?」
「いや、聖女です。」
「えぇ~!?」
聖女……凄い…けど、聖女様って拝められるのはなぁ……
うぅ…教会に行かなきゃだし……
家族と離れるのは…やだな。
「ま~良いじゃん?」
「良くないよ~!」
ユリリユちゃんが漫才みたいなのしてるw
…………
「お姉ちゃん歪んでる~!」
「え?歪んでな…」
あれ?視界……が…………
「レナ!レ…………」 
お姉ちゃんの声がそこで途絶えた
魔力消費しすぎたかな……
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