5つ子異世界冒険記

はりまる

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27話

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イトワ「私は知ってたよ、双子だって。この街だと結構有名みたい」
レンド「何で教えてくれないんだよー」
イトワ「知ったらどんな感じになるかなって面白そうじゃん!」
ルーブ「全く…クロエみたいなことを言って」
イトワ「知識は財産なのだよ」
ロイエ「はいはい、そうだね。おかげで時間食っちゃったね」
ルーブ「本当だったら11時に終わる予定が12時半ですからね、このまま解散で各々行きたい部分でいい?」
レンド「俺は構わない。屋台で買ってそのまま鍛冶屋と調合屋とか梯子してくる」
ロイエ「僕は狩りができなかったから討伐でも行ってこようかな、雨特有のモンスターも気になるし」
イトワ「私も気になるー!けど雨がなぁ」
ルーブ「それは大丈夫、土魔法と風魔法を応用すればそんなに濡れなくて済む」
クロエ「じゃあ騎士団で対人戦訓練受けてくるねー!今日は手応えあるといいなー!」
ルーブ「それではまた18時にポムミイユ亭集合で」
一同「はーい」
レンド(最初は鍛冶屋に行くか)
レンドは商業ギルドがある南部を目指す。ロイエのマッピングでは南部に密集しているらしい。提携をすることで利益のバランスが保たれ安定供給ができるらしい。
レンド(東部から近くてよかった、よく調べられてるな。ここか)
レンド「失礼します!鍛冶の現場を見せていただきたいんですがよろしいでしょうか!」
店主?「見学かー?邪魔しなければいいぞー」
レンド「ありがとうございます」
レンドは見回す。主にあるのが武器系であって鎧系があまり見当たらない。
店主?は“カンッカンッ”と心地いい音を繰り返している。その目はこちらを一才見ずにただひたすら延べ棒なようなものを打ち続ける。
ハンマーを見ていると妙に光を放っている。有名な金属かなんだろうか?と思案しつつ歩き回る。
すると奥から聞き慣れた声が聞こえた。
???「おやじー、おかんが飯だとよー」
声の発生源を見てみると門兵Bならぬルクスさんがいた。
ルクス「あれー、レンドくん?だっけ?何してるのー?」
この店はルクスさんとラクスさんの父親の鍛冶屋であった。
ルクス「なるほどねー、鍛冶スキルは持ってるけどあんまり使わないしなぁ。騎士団所属しちゃうとね、そっちに行っちゃって剣術とかは上がってるはずなんだけどなぁ。レンドくんは何で鍛冶やりたいのー?」
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