狭間に輝く光と闇

Semper Supra

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第6章

希望の灯火

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リースはカイラを抱えて評議会の元へ戻った。ルミナスの街を駆け抜けながら、彼の心は焦りと不安に包まれていた。カイラはナイトフォールを打ち倒したが、その代償は大きかった。彼女の体は冷たく、まるで生命の灯が消えかけているかのようだった。

評議会のホールに到着すると、ゼノンと他の賢者たちがすでに待っていた。カイラの状態を一目見て、彼らの表情は険しくなった。

「カイラが光と闇の両方の力を同時に解放したことで、彼女の生命力が削がれている。」ゼノンが厳しい口調で言った。「だが、まだ希望はある。彼女を救うためには、古代の秘術を使う必要がある。」

リースはゼノンの言葉に希望を見出したが、それが一筋縄ではいかないことを理解していた。「その秘術はどこにあるのですか? 僕が何としてでも手に入れてみせます。」

ゼノンは頷き、ホールの中央に浮かぶ光の球体に手をかざした。すると、球体の中にエリュシオンの古代の地図が浮かび上がり、その中の一箇所が輝いた。

「これは『時の神殿』と呼ばれる場所だ。エリュシオンの歴史の中で、数千年にわたり忘れ去られてきた神殿だ。そこには時間を操る力が眠っていると言われている。もしその力を使えば、カイラの生命を取り戻すことができるかもしれない。」

リースは地図に示された場所を見つめ、決意を固めた。「僕が行きます。カイラを救うために、どんな危険が待っていようとも恐れはしません。」

ゼノンはリースに深い目で見つめた。「だが、その道は容易ではない。神殿に辿り着くまでには、数々の試練が待ち受けている。そして、君がその力をうまく使いこなせるかどうかもわからない。だが、君の決意が固いなら、我々も全力で支援する。」

リースはゼノンの言葉に力強く頷いた。「カイラは僕にとって、エリュシオンにとって、かけがえのない存在です。彼女を失うことはできません。」

ゼノンはリースに古代の護符を手渡した。それは光の力を宿す小さな石で、時の神殿で必要となる鍵だった。「この護符が神殿への道を開く。大切に持っていくがいい。」

リースは護符を受け取り、それを胸に抱きしめた。そして、カイラを評議会の保護下に置くと、彼はすぐに神殿への旅に出発した。彼が辿る道は険しく、時間との戦いでもあった。カイラが失われる前に、彼は神殿の力を手に入れなければならない。
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