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夜の砂漠2
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いつでも武器を抜けるように、ヴィムが剣に手をかけている。
ペトロネラの右手が、オペ前の医者のように手のひらを自分に向けている。その理由は分からないけど、なんだか怖い。
風に流れる砂の音に交じり、砂を踏みしめる足音が聞こえて来る。
それまでずっと、前方を睨み付けていたヴィムから、力が抜けた。どうやら警戒は半分解いたらしい。
けれど、ペトロネラはまだビンビンに警戒している。その証拠に右手が時々ピクリと、あやしい動きをする。
(ど、どういう状況?)
何が何だか分からない私は、オロオロと二人の姿を交互に見るしか出来なかった。
(お願いだから説明してよ。声は出していい? しゃがんでるのも地味にキツイんだよ。立ち上がってもいいの?)
静寂を破ったのは、私でもヴィムでもペトロネラでもない、前方からやって来た人物だった。
「あららぁ? こんばんはぁ」
姿が分かる前に聞こえて来た声は、女性の物だ。
ペトロネラがスッと立ち上がった。
「相手が女だから、すぐに警戒を解くなんて、愚かな行為です」
「別に……性別の問題ではないだろ。彼女からは殺気は感じない」
「殺気は漏れでた時点で二流です。武器を持ったことのなさそうな手が、暗器を巧みに操るのもよくあること」
「そういう奴は分かる」
「一流は決して匂わせません」
小声で淡々と言い争う二人に、私はこっそり息をつく。
つまりやって来た人物が女性で、ヴィムはすぐに危険がないと判断。ペトロネラはまだ警戒が必要と判断したってことだね。
確かに夜の砂漠に女性一人だなんて、怪しい。昼は隠れている猛獣も、夜には出て来るかもしれないしね。
近づいて来た女性は、頭にフワリと布を巻いた、イスラム圏の女性のようなスタイルをしていた。
皮のマントで身体を覆い、極力肌を出さずにいるけれど、彼女の肌は褐色で、足元に僅かに覗く布地の鮮やかな赤い色がよく映える。
「まぁまぁ、こ~んな場所で人に会うなんて、皆さんは~盗賊か何かでしょうかぁ?」
こちらの空気を読めないのか、知らぬふりをしているのか、彼女は間延びした話し方でニコニコと笑っている。
本当に盗賊だったらどうするのだろう。彼女一人で戦う術があるのか。
ますますピリピリしているペトロネラを落ちつかせる為に、肩を軽く叩いて大丈夫だと伝える。そして、目の前の彼女と向き合った。
「こんばんは。私達は旅人です。
地図を失くしてしまって困っていたんです。せっかく町を見つけたと思ったら……ここはダメそうですね」
「まぁ、旅人さんですかぁ! ここは20年ほど前に水が枯れてしまったんですよ~~。
お困りならぁ、わたしの住む町に来たらどうですか? ここから赤い星に向かって進めば、着きますよ。なんなら、一緒に行きますぅ?」
それは助かる。ぜひお願いしようかと口を開いた私を、ペトロネラが遮った。
「あなたは、何故ここに?」
淡々とした口調だけど、何だか怖い。
「この場所にはある物を取りに来たんですよぉ。ほら、こういう場所をこうして……」
彼女の言った場所は、まわりと何も変わらないただの砂。その場所を、マントの中から取り出した木製の靴ベラのような道具で軽く掘り起こした。すると、砂の中に青い物が見える。
ヴィムが息を飲んだ。
「これは……『オアシスの華』か」
青い花を手に取って砂を叩くと、砂の中から出て来たとは思えないほど、瑞々しい花になった。
この花は知っている。以前、王都のオークションで見た。水が無くても咲き続ける花だ。
「あ、知ってました~~? なかなか人気の花なんですよぉ。見つけるのが難しいので~、いい収入になるんです」
朗らかに笑った彼女は、突然、声をひそめた。
「だから~~、密猟には厳しいですよぉ」
「み、密猟? 密猟者に
盗賊にって、この辺りはそんなに物騒なんですか?」
オークションで取引されるくらいだから、密猟もよくあることなのだろう。私達も密猟者だと疑われているのかもしれない。
私がオロオロしている隣で、ペトロネラが彼女を冷めた目で見ていた。
「つまり、危険が伴う場所に一人で訪れるということは、密猟の可能性があるということですね」
「ペトラ……この場合って、私達が疑われるシーンじゃないの?」
「私達も怪しいですが、あちらも同じくらい怪しいということです」
本人の前で思い切り直球で「怪しい奴」呼ばわりなんて、さすがペトロネラ。私が一人で気まずいよ。
「あららぁ? 怖い顔ですねぇ。オアシスの華、欲しいですかぁ?」
突然、ヴィムが私とペトロネラの前に出た。
彼女は、先ほど使った靴ベラのような道具で、砂を撒いた。タイミングよく風が吹いたのは狙ったことなのか分からない。
私達の視界は砂に遮られた。
顔に当たる砂が地味に痛い。
目を守る為にうつむいた時、私のフードが風に煽られて脱げた。
バサバサと髪が揺れる。
(あ~~、最悪。頭ジャリジャリ決定だぁ)
靴は最初から砂まみれだし、着てきた服にだって、繊維の一つ一つに砂が入りこんでいそうだ。 帰った時に、砂まみれのコートを見て、メイド達がため息をつきそうで申し訳ない。
この国では、彼女が着ていたように、ツルリとした革素材のマントを羽織るのが必須だな。
ようやく風が止んで目を開ける。
「え、どういうこと?」
私の目の前には、彼女を砂に押し倒して腕をねじあげたヴィムの姿だった。
ペトロネラが砂に転がった小瓶を拾って匂いを嗅ぐ。
「痺れ薬、即効性のタイプですね。だから油断しないようにと言ったのに」
「油断などしていない。こいつはただの素人だろう。その薬もただの護身用だ。俺達を盗賊か密猟者だと判断して、逃げるつもりだったのだろう。そうだろう?」
「ぐっ………離……て……」
ヴィムのことだから、女性相手に本気で力を加えてはいないはずだ。でも、声を出すと口に砂が入る。このままじゃ話も聞けないし、砂で窒息しかねない。
「……離してあげたら?」
命の危機だと思ったら、全力で逃げるのが普通だから、彼女を敵認識するつもりはないし。
足元に落ちた『オアシスの華』を拾って彼女の前に置いた。
これを採取して見せたのは、自分の命と引き換えにしようとしたからだろう。なかなか度胸のある女性だと思う。
私は彼女の前にしゃがんでニコリと微笑んだ。悪い奴じゃないよ、のアピールだ。
「私達、盗賊でも密猟者でもないの。あなたに危害を加えるつもりもないしね。でも、訳あって素性は秘密にしたいから、少し大人しくしていてね」
ペトロネラから薬瓶を受け取って、彼女の顔の前で蓋を開ける。すると、すぐに効果があらわれた。
ヴィムの下で、ビクビクと身体が動く。おそらく自分の意思ではなく、痺れ薬の効果だろう。
自由を奪われた彼女をヴィムが脇に抱えた。
「ヴィム、女性を運ぶ時はお姫様抱っこが鉄則でしょう」
「お姫様抱っこ……こうか? ああ、それか」
空に見える赤い星を目印に、彼女の言っていた町に向かい、門番から死角になる位置に彼女を置いた。
一時間もたたずに痺れは取れるだろうってペトロネラも言っていたし、大丈夫そうだよね。
ここに町があることを知れたから、今日の散策はここまで。後日また来ることにして、今すぐお風呂に入りたい。
「ふわぁ~~。なんか疲れたね。今すぐ寝れる気がする」
「お姫様抱っこするか?」
「ん~~おいしい提案だけど、欲望に負けそうだから、止めとく」
断ったものの、やっぱりお姫様抱っこをしてもらえば良かったと、数日後悔することになった。
私も女子ですからね。
ペトロネラの右手が、オペ前の医者のように手のひらを自分に向けている。その理由は分からないけど、なんだか怖い。
風に流れる砂の音に交じり、砂を踏みしめる足音が聞こえて来る。
それまでずっと、前方を睨み付けていたヴィムから、力が抜けた。どうやら警戒は半分解いたらしい。
けれど、ペトロネラはまだビンビンに警戒している。その証拠に右手が時々ピクリと、あやしい動きをする。
(ど、どういう状況?)
何が何だか分からない私は、オロオロと二人の姿を交互に見るしか出来なかった。
(お願いだから説明してよ。声は出していい? しゃがんでるのも地味にキツイんだよ。立ち上がってもいいの?)
静寂を破ったのは、私でもヴィムでもペトロネラでもない、前方からやって来た人物だった。
「あららぁ? こんばんはぁ」
姿が分かる前に聞こえて来た声は、女性の物だ。
ペトロネラがスッと立ち上がった。
「相手が女だから、すぐに警戒を解くなんて、愚かな行為です」
「別に……性別の問題ではないだろ。彼女からは殺気は感じない」
「殺気は漏れでた時点で二流です。武器を持ったことのなさそうな手が、暗器を巧みに操るのもよくあること」
「そういう奴は分かる」
「一流は決して匂わせません」
小声で淡々と言い争う二人に、私はこっそり息をつく。
つまりやって来た人物が女性で、ヴィムはすぐに危険がないと判断。ペトロネラはまだ警戒が必要と判断したってことだね。
確かに夜の砂漠に女性一人だなんて、怪しい。昼は隠れている猛獣も、夜には出て来るかもしれないしね。
近づいて来た女性は、頭にフワリと布を巻いた、イスラム圏の女性のようなスタイルをしていた。
皮のマントで身体を覆い、極力肌を出さずにいるけれど、彼女の肌は褐色で、足元に僅かに覗く布地の鮮やかな赤い色がよく映える。
「まぁまぁ、こ~んな場所で人に会うなんて、皆さんは~盗賊か何かでしょうかぁ?」
こちらの空気を読めないのか、知らぬふりをしているのか、彼女は間延びした話し方でニコニコと笑っている。
本当に盗賊だったらどうするのだろう。彼女一人で戦う術があるのか。
ますますピリピリしているペトロネラを落ちつかせる為に、肩を軽く叩いて大丈夫だと伝える。そして、目の前の彼女と向き合った。
「こんばんは。私達は旅人です。
地図を失くしてしまって困っていたんです。せっかく町を見つけたと思ったら……ここはダメそうですね」
「まぁ、旅人さんですかぁ! ここは20年ほど前に水が枯れてしまったんですよ~~。
お困りならぁ、わたしの住む町に来たらどうですか? ここから赤い星に向かって進めば、着きますよ。なんなら、一緒に行きますぅ?」
それは助かる。ぜひお願いしようかと口を開いた私を、ペトロネラが遮った。
「あなたは、何故ここに?」
淡々とした口調だけど、何だか怖い。
「この場所にはある物を取りに来たんですよぉ。ほら、こういう場所をこうして……」
彼女の言った場所は、まわりと何も変わらないただの砂。その場所を、マントの中から取り出した木製の靴ベラのような道具で軽く掘り起こした。すると、砂の中に青い物が見える。
ヴィムが息を飲んだ。
「これは……『オアシスの華』か」
青い花を手に取って砂を叩くと、砂の中から出て来たとは思えないほど、瑞々しい花になった。
この花は知っている。以前、王都のオークションで見た。水が無くても咲き続ける花だ。
「あ、知ってました~~? なかなか人気の花なんですよぉ。見つけるのが難しいので~、いい収入になるんです」
朗らかに笑った彼女は、突然、声をひそめた。
「だから~~、密猟には厳しいですよぉ」
「み、密猟? 密猟者に
盗賊にって、この辺りはそんなに物騒なんですか?」
オークションで取引されるくらいだから、密猟もよくあることなのだろう。私達も密猟者だと疑われているのかもしれない。
私がオロオロしている隣で、ペトロネラが彼女を冷めた目で見ていた。
「つまり、危険が伴う場所に一人で訪れるということは、密猟の可能性があるということですね」
「ペトラ……この場合って、私達が疑われるシーンじゃないの?」
「私達も怪しいですが、あちらも同じくらい怪しいということです」
本人の前で思い切り直球で「怪しい奴」呼ばわりなんて、さすがペトロネラ。私が一人で気まずいよ。
「あららぁ? 怖い顔ですねぇ。オアシスの華、欲しいですかぁ?」
突然、ヴィムが私とペトロネラの前に出た。
彼女は、先ほど使った靴ベラのような道具で、砂を撒いた。タイミングよく風が吹いたのは狙ったことなのか分からない。
私達の視界は砂に遮られた。
顔に当たる砂が地味に痛い。
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バサバサと髪が揺れる。
(あ~~、最悪。頭ジャリジャリ決定だぁ)
靴は最初から砂まみれだし、着てきた服にだって、繊維の一つ一つに砂が入りこんでいそうだ。 帰った時に、砂まみれのコートを見て、メイド達がため息をつきそうで申し訳ない。
この国では、彼女が着ていたように、ツルリとした革素材のマントを羽織るのが必須だな。
ようやく風が止んで目を開ける。
「え、どういうこと?」
私の目の前には、彼女を砂に押し倒して腕をねじあげたヴィムの姿だった。
ペトロネラが砂に転がった小瓶を拾って匂いを嗅ぐ。
「痺れ薬、即効性のタイプですね。だから油断しないようにと言ったのに」
「油断などしていない。こいつはただの素人だろう。その薬もただの護身用だ。俺達を盗賊か密猟者だと判断して、逃げるつもりだったのだろう。そうだろう?」
「ぐっ………離……て……」
ヴィムのことだから、女性相手に本気で力を加えてはいないはずだ。でも、声を出すと口に砂が入る。このままじゃ話も聞けないし、砂で窒息しかねない。
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命の危機だと思ったら、全力で逃げるのが普通だから、彼女を敵認識するつもりはないし。
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これを採取して見せたのは、自分の命と引き換えにしようとしたからだろう。なかなか度胸のある女性だと思う。
私は彼女の前にしゃがんでニコリと微笑んだ。悪い奴じゃないよ、のアピールだ。
「私達、盗賊でも密猟者でもないの。あなたに危害を加えるつもりもないしね。でも、訳あって素性は秘密にしたいから、少し大人しくしていてね」
ペトロネラから薬瓶を受け取って、彼女の顔の前で蓋を開ける。すると、すぐに効果があらわれた。
ヴィムの下で、ビクビクと身体が動く。おそらく自分の意思ではなく、痺れ薬の効果だろう。
自由を奪われた彼女をヴィムが脇に抱えた。
「ヴィム、女性を運ぶ時はお姫様抱っこが鉄則でしょう」
「お姫様抱っこ……こうか? ああ、それか」
空に見える赤い星を目印に、彼女の言っていた町に向かい、門番から死角になる位置に彼女を置いた。
一時間もたたずに痺れは取れるだろうってペトロネラも言っていたし、大丈夫そうだよね。
ここに町があることを知れたから、今日の散策はここまで。後日また来ることにして、今すぐお風呂に入りたい。
「ふわぁ~~。なんか疲れたね。今すぐ寝れる気がする」
「お姫様抱っこするか?」
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