4 / 9
キスのタイミング
しおりを挟む
神社にしっかりご挨拶をし、私のささやかな計画を神様に報告した。
一平くんは隣で、何を祈っていたんだろう。
少し気になったけど聞かなかった。
神社からの帰り道、河原の見渡せる歩道があって、長く続くその一本道を手を繋ぎながら歩いた。
私は、もうすぐ付き合って半年になる彼と、自然に手を繋ぐことができる関係には進展したものの、ファーストキスはまだだった。
一平くんも……初めてだよね? きっと……。
歩いていた道は、人通りも少なく土手に腰を下ろせば人の目も気にならないな……そんなことを考えてる自分って、やる気満々過ぎてキモイだろうか。
私は、一平くんとのデートを重ねる度に彼への好き度が増していって、彼ともっとステキなことをしたい、という欲求が次から次と浮かんでくるのだ。
一平くんは私の気持ちを知って知らずか、いたってナチュラルで、下心なんかこれっぽっちも見せずにただ純粋に楽しんでここにいてくれてるみたいだ。
私が、欲張り過ぎ??
歩きながら、綺麗に輝く星を見ていた。
今日の夜空は、月の光が控えめでその分星の輝きが強い。
「ねえ、一平くん、少しだけ土手に座って星見ない? すごくキレイだよ。」
「おー、いいね。でも時間大丈夫か?」
「ここから家も近いし、でも一応親に連絡はしとこうかな。」
「よしよし、偉いぞ美波。俺は男だからしないけどねーー。」
「いやーー、ってあれ、流れ星!!」
「マジ?」
すごく光の強い星が、すっと流れて消えた。
これじゃあ、願い事間に合わないや。
「私、流れ星初めてみたかも」
「そうなの? 夜空を気長に見てたら結構流れてるもんよ?」
「うそーー、結構ってどのくらいの頻度?」
「いや本当、しばらく見てようよ。たぶん何個かは絶対見れるはず!」
「へーー。」
そうして私たちはしばしの間、流れ星観察をすることにした。
考えてみれば、好きな人の隣で夜空を眺めるって最高にステキなシチュエーションだと思う。
予想通り、二人で一緒に流れ星を見ることができた。そして、ひとしきり興奮で騒いだ後に妙な沈黙が流れた。
(これって、もしかしてもしかすると、キスのタイミング??)
もしも、そんなことを思っているのが私だけだったら、恥ずかしい。
私は、一平くんが行動に出るまで待つことにした。
ずるいかもしれないけど……。
すると一平くんがついに沈黙を破った。
「美波の顔ってさ、一見地味だけど、鼻筋めちゃキレイだよな。」
「へ、そう??」
気のせいだろうか、一平くんの顔が近づいた。
「あとさ、眉毛と唇が、なんかエロい。」
「ままま、眉毛はありのままです。唇は……今はどちらかというと、緊張でカサカサしています。」
私、何言っちゃってるんだろう。でも、目の前の一平くんは、なんだかいつもの感じと違って、雄モード!?なんか、目つきが変だよ。
しばらく、至近距離で睨み合ってた。
一平くんは隣で、何を祈っていたんだろう。
少し気になったけど聞かなかった。
神社からの帰り道、河原の見渡せる歩道があって、長く続くその一本道を手を繋ぎながら歩いた。
私は、もうすぐ付き合って半年になる彼と、自然に手を繋ぐことができる関係には進展したものの、ファーストキスはまだだった。
一平くんも……初めてだよね? きっと……。
歩いていた道は、人通りも少なく土手に腰を下ろせば人の目も気にならないな……そんなことを考えてる自分って、やる気満々過ぎてキモイだろうか。
私は、一平くんとのデートを重ねる度に彼への好き度が増していって、彼ともっとステキなことをしたい、という欲求が次から次と浮かんでくるのだ。
一平くんは私の気持ちを知って知らずか、いたってナチュラルで、下心なんかこれっぽっちも見せずにただ純粋に楽しんでここにいてくれてるみたいだ。
私が、欲張り過ぎ??
歩きながら、綺麗に輝く星を見ていた。
今日の夜空は、月の光が控えめでその分星の輝きが強い。
「ねえ、一平くん、少しだけ土手に座って星見ない? すごくキレイだよ。」
「おー、いいね。でも時間大丈夫か?」
「ここから家も近いし、でも一応親に連絡はしとこうかな。」
「よしよし、偉いぞ美波。俺は男だからしないけどねーー。」
「いやーー、ってあれ、流れ星!!」
「マジ?」
すごく光の強い星が、すっと流れて消えた。
これじゃあ、願い事間に合わないや。
「私、流れ星初めてみたかも」
「そうなの? 夜空を気長に見てたら結構流れてるもんよ?」
「うそーー、結構ってどのくらいの頻度?」
「いや本当、しばらく見てようよ。たぶん何個かは絶対見れるはず!」
「へーー。」
そうして私たちはしばしの間、流れ星観察をすることにした。
考えてみれば、好きな人の隣で夜空を眺めるって最高にステキなシチュエーションだと思う。
予想通り、二人で一緒に流れ星を見ることができた。そして、ひとしきり興奮で騒いだ後に妙な沈黙が流れた。
(これって、もしかしてもしかすると、キスのタイミング??)
もしも、そんなことを思っているのが私だけだったら、恥ずかしい。
私は、一平くんが行動に出るまで待つことにした。
ずるいかもしれないけど……。
すると一平くんがついに沈黙を破った。
「美波の顔ってさ、一見地味だけど、鼻筋めちゃキレイだよな。」
「へ、そう??」
気のせいだろうか、一平くんの顔が近づいた。
「あとさ、眉毛と唇が、なんかエロい。」
「ままま、眉毛はありのままです。唇は……今はどちらかというと、緊張でカサカサしています。」
私、何言っちゃってるんだろう。でも、目の前の一平くんは、なんだかいつもの感じと違って、雄モード!?なんか、目つきが変だよ。
しばらく、至近距離で睨み合ってた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる