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おっぱいが出た!
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朝、私はぐったりして体を起こした。
昨晩は一時間置きぐらいに一平くんが夜泣きして、あやしてミルクをあげて、あやしてミルクをあげて……の繰り返しだった。
やれやれ、と自分も寝ようとした頃にまたぐずり出す。
(世のお母さんって、こんなに大変な思いしてたんだ……。)
(こんなの毎日続いたら、近いうちに死ぬ~~。)
今日からはママを尊敬の眼差しで見ちゃうだろうな。
昨日、あれだけ部屋の中を物色しても、結局、父親の手がかりは何一つ掴めなかった。
仕方なく、下に降りていって、ママに聞いてみようと思ったんだけど……。
「ママ……あのさ、今さらかもしれないんだけど、一平くんの父親って……?」
「みーなーみーー! また私を怒らす気?」
と、どうしてかママは私をすごい剣幕でキッと睨みつけた。
その気迫に殺されそうだったから、結局聞き出せなかったんだよな……。
この世界では、私って一体どういう設定なんだろう。
あまりに質問攻めすると、頭がおかしくなったと勘違いされて病院送りにされても困るからな……。
私は、この世界に少しずつ馴染みながら、どうしてこんなことになっちゃったのか、一平くんを元に戻すにはどうしたら良いのかを探っていこうと決めた。
早く元の世界に戻らないと、私ったら本当に一平くんのお母さんになっちゃうよ。
彼氏だった人に、「お母さん」って呼ばれて、歳とって、そのうち「おばあちゃん」なんて呼ばれた日には……なんという不幸!!
隣ですやすやと天使のように眠る可愛い赤ちゃんのほっぺたを撫でて、
(よーし、動くか!)
そう言い聞かせた瞬間。
(い、いたたたたた……胸が……何コレ!!)
私は、胸の激痛に襲われ、恐る恐る自分の小さな胸に触れた。
(え、え~~~!!!! ガッチガチなんだけど!!!!)
なんと、私の胸はまるで岩のように硬くなっており、そっと触れただけでも痛い。
ちょっとだけ、女の子の日の感じにも似ているけれど、大きさも硬さもいつもの比じゃない。
昨日は全然気付かなかった。
私はこの世界で、自分だけは変わっていないと思っていたのに、実際は自分の体にも変化は確実に起こっていたのだった。
「ママーー、ママーー!!」
私は、一平くんを放ったまま、急いで階段を駆け下りた。
「おはよう。なあに、朝から、忙しない子ね。」
「ママ、ママ、私の胸が、大変なことに……。」
ママは数秒、私を見つめてから言った。
「おっぱい溜まってるんでしょ、ちゃんと出さないと乳腺炎になっちゃうわよ。」
(……おっぱい?……乳腺炎とは……なんですか??)
「あら、いっくんは? まだ寝てるの?」
私は脳内にたくさんのクエスチョンマークを発生させながら、ブラの隙間から自分の胸を覗いてみた。
「……ママーーー! なんか出てる! ブラ湿ってるーー!」
「だーかーらーー、おっぱいだって言ってるでしょう。」
そのとき、
「ギャーーーー!」
と、上で寝ていた一平くんの鳴き声が響いた。
「ほら、いっくん起きたわ。おっぱいあげたら?」
(……おっぱいを……あげる……?)
(……え?)
どういうこと???
昨晩は一時間置きぐらいに一平くんが夜泣きして、あやしてミルクをあげて、あやしてミルクをあげて……の繰り返しだった。
やれやれ、と自分も寝ようとした頃にまたぐずり出す。
(世のお母さんって、こんなに大変な思いしてたんだ……。)
(こんなの毎日続いたら、近いうちに死ぬ~~。)
今日からはママを尊敬の眼差しで見ちゃうだろうな。
昨日、あれだけ部屋の中を物色しても、結局、父親の手がかりは何一つ掴めなかった。
仕方なく、下に降りていって、ママに聞いてみようと思ったんだけど……。
「ママ……あのさ、今さらかもしれないんだけど、一平くんの父親って……?」
「みーなーみーー! また私を怒らす気?」
と、どうしてかママは私をすごい剣幕でキッと睨みつけた。
その気迫に殺されそうだったから、結局聞き出せなかったんだよな……。
この世界では、私って一体どういう設定なんだろう。
あまりに質問攻めすると、頭がおかしくなったと勘違いされて病院送りにされても困るからな……。
私は、この世界に少しずつ馴染みながら、どうしてこんなことになっちゃったのか、一平くんを元に戻すにはどうしたら良いのかを探っていこうと決めた。
早く元の世界に戻らないと、私ったら本当に一平くんのお母さんになっちゃうよ。
彼氏だった人に、「お母さん」って呼ばれて、歳とって、そのうち「おばあちゃん」なんて呼ばれた日には……なんという不幸!!
隣ですやすやと天使のように眠る可愛い赤ちゃんのほっぺたを撫でて、
(よーし、動くか!)
そう言い聞かせた瞬間。
(い、いたたたたた……胸が……何コレ!!)
私は、胸の激痛に襲われ、恐る恐る自分の小さな胸に触れた。
(え、え~~~!!!! ガッチガチなんだけど!!!!)
なんと、私の胸はまるで岩のように硬くなっており、そっと触れただけでも痛い。
ちょっとだけ、女の子の日の感じにも似ているけれど、大きさも硬さもいつもの比じゃない。
昨日は全然気付かなかった。
私はこの世界で、自分だけは変わっていないと思っていたのに、実際は自分の体にも変化は確実に起こっていたのだった。
「ママーー、ママーー!!」
私は、一平くんを放ったまま、急いで階段を駆け下りた。
「おはよう。なあに、朝から、忙しない子ね。」
「ママ、ママ、私の胸が、大変なことに……。」
ママは数秒、私を見つめてから言った。
「おっぱい溜まってるんでしょ、ちゃんと出さないと乳腺炎になっちゃうわよ。」
(……おっぱい?……乳腺炎とは……なんですか??)
「あら、いっくんは? まだ寝てるの?」
私は脳内にたくさんのクエスチョンマークを発生させながら、ブラの隙間から自分の胸を覗いてみた。
「……ママーーー! なんか出てる! ブラ湿ってるーー!」
「だーかーらーー、おっぱいだって言ってるでしょう。」
そのとき、
「ギャーーーー!」
と、上で寝ていた一平くんの鳴き声が響いた。
「ほら、いっくん起きたわ。おっぱいあげたら?」
(……おっぱいを……あげる……?)
(……え?)
どういうこと???
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