4 / 78
始まり〜シイ村
落とし方!!!
しおりを挟む
転送作業中のちょっとした動揺で、ちょっとミスした神は私を湖へボチャンと落とした。
「なんでー?ありえなーーーい!」
とんでもない神がいるもんだ。
1年は不死とはいえ痛いものは痛い。
結構な高さから落水して全身を打ったぞ。
そのまま底に沈んでしまいそうだったのだけど、神の力が働いたんでしょうね、ゆっくり浮上して、湖からも浮上して安全に地面に降り立った。
だが、びしょ濡れ。
よし、ここは与えられたばかりの創造魔法を使ってみよう。
「乾燥!クリーン!浄化!」
クリーンと浄化の違いがわからなかった。
めっちゃテキトーに言ってみたけど、体内を何かが巡るのを感じたかと思ったらあっという間に清潔な状態になった。
「痛みも消してー」
再び何かが巡って、全身の痛みが消えた。
「すごーい!!!」
これが魔法か-!
体を巡った何かって、魔力なんだろうなぁ
すごいなぁ
つい先ほどの神への怒りはどこへやら。
私は今、魔法が使えたことにめちゃくちゃ感激している!!!
もう少し魔法を堪能しよう!
「花吹雪ーーー!」
色とりどり大小様々な香りがする花びらが吹雪いている様子を想像して言うと、想像した通りに現実となった。
辺り一面花びらが舞い、ほのかに良いお花の香りがしてリラックスできた。
「次はー、雪を降らしてみよー」
静かにゆっくりと降ってくる雪を想像すると、花吹雪が消えてシンシンと雪が降ってきた。
「さむ!」
でも雪!
雪は大好きだぁ
空を見上げると落ちてくる雪がたくさん。
夜だと最高にキレイなんだよねー
次は何してみようかな?
「氷柱の剣!」
雪から連想して氷柱の剣を想像してみたら、立派な剣が手に顕われた。
ちゃんとした剣の形だけど、透明の氷で出来ていた。
すごいなぁ
本当に想像した通りの創造魔法だぁ
次はどうしよう。
あ、あ、あれもやりたい!
弓矢!
言葉にしなくても想像した通りの物が手に出てきて弓を構えると、想像した矢が出てきた。
氷の矢。
氷塊がビキビキと音を立てながら鏃の形を成していく。
遠くの木をめがけて放つ!
ドゴン!
木だけでなく、その周辺が跡形もなく爆ぜた。
えー、すごい威力・・・・・・
そんな威力は想像してなかったんだけどな。
環境破壊しちゃったよ、すみません。
ひとり反省していてちょっと冷静になってきた。
ここには大きな湖があって、周りは木に囲まれている。
森だろうか。
とても静か。
空は澄んで、晴天なり。
実をつけている木もあったり、可愛い花もあったり。
湖には魚がいるかもしれない。
うん、誰もいない。
人の気配がないわ。
ここどこよ?
また神への怒り再燃。
何の説明もなくどこだか知らない場所に下ろすなんて!
しかも湖に!
ぷんぷん
とりあえず座ろうか。
天気が良すぎて陽射しが強いな。
「私のおうちー!」
ドドーン!
という効果音は私の心の中だけでした。
目の前に想像した通りの可愛いお家。
赤い屋根には煙突が突き出ていて、隠れ家的な小さ目のお家。
新築の木の匂い。
良いわぁ
早速おうちに入って、飲食必要ないけどリラックスするためのアールグレイは大事。
全部魔法で顕現させて紅茶を淹れて、オシャレなティーセットでひとりリラックス。
うん、このアールグレイは合格ね。
アールグレイの香りを堪能して静かにカップを置く。
「ふぅ」
死んですぐに夢のような話し合い?が行なわれ、何の休息もなくすぐに異世界に落とされるって、本当に信じられない。
異世界大好きですよ。
それはまごうことなき真実ですよ。
でも異世界に転生するなんて非現実的でありえない。
まさに小説の世界だわ。
異世界に落ちたというより、小説の中に落ちたみたいだわ。
神々を楽しませてくれ、長生きしろって、無茶な要求だよね。
強制異世界転生だなんて理不尽極まりない!
でも夢ではないようだから、ここで生きていくしかないね。
自由で良いって言ってたから、自由で良いんだよね、きっと。
自由って大好きだよー
我を全開してまじで自由にやらせていただきますか!
私は気持ちの整理をして、テンプレであるステータスを見てみることにした。
口にしても良かったんだけど、私はあえて言わなかった!
B5サイズくらいの光る画面が出てきた。
名前 (決めてください)
種族 妖精
年齢 15(不老)
魔力 無限大
魔法 創造魔法
他 睡眠不要、飲食不要、隷属不可
不死期間残り365日
「おおー!すごーい!」
夢なのに、夢じゃなかったー!
どんぐりー!(なんのこっちゃ)
ちゃんと要求通りにしてくれてたね。
ふむふむ。
ただし、説明が抜けてる。
名前 (決めてください)
だって。
うーん、異世界での私の名前ってことか。
妖精の名前ってどんなんだろ?
妖精・・・・・・ティンカーベル・・・・・・
それしか出てこないわ。
シンプルがいいかな?
妖精らしくナゾに長い名前にする?
んー、紙とペンを顕現させて思いついた名前を書き連ねてみた。
かずさ
むさし
やまと
あきら
かおる
はるか
待て待て、男の子の名前も書いちゃった。
軍艦だし。
可愛い女の子の名前カモーン!
ぬー!
異世界らしくカタカナの名前ー!!!
ぬー!
我が子の名付けより悩むわー!
ーーーーーーーーーーー
早速のお気に入り&しおりありがとうございます!
めちゃくちゃ嬉しいです!
執筆も読書も楽しんで続けていきたいと思います。
時々はお休みも・・・・・・するかも。
「なんでー?ありえなーーーい!」
とんでもない神がいるもんだ。
1年は不死とはいえ痛いものは痛い。
結構な高さから落水して全身を打ったぞ。
そのまま底に沈んでしまいそうだったのだけど、神の力が働いたんでしょうね、ゆっくり浮上して、湖からも浮上して安全に地面に降り立った。
だが、びしょ濡れ。
よし、ここは与えられたばかりの創造魔法を使ってみよう。
「乾燥!クリーン!浄化!」
クリーンと浄化の違いがわからなかった。
めっちゃテキトーに言ってみたけど、体内を何かが巡るのを感じたかと思ったらあっという間に清潔な状態になった。
「痛みも消してー」
再び何かが巡って、全身の痛みが消えた。
「すごーい!!!」
これが魔法か-!
体を巡った何かって、魔力なんだろうなぁ
すごいなぁ
つい先ほどの神への怒りはどこへやら。
私は今、魔法が使えたことにめちゃくちゃ感激している!!!
もう少し魔法を堪能しよう!
「花吹雪ーーー!」
色とりどり大小様々な香りがする花びらが吹雪いている様子を想像して言うと、想像した通りに現実となった。
辺り一面花びらが舞い、ほのかに良いお花の香りがしてリラックスできた。
「次はー、雪を降らしてみよー」
静かにゆっくりと降ってくる雪を想像すると、花吹雪が消えてシンシンと雪が降ってきた。
「さむ!」
でも雪!
雪は大好きだぁ
空を見上げると落ちてくる雪がたくさん。
夜だと最高にキレイなんだよねー
次は何してみようかな?
「氷柱の剣!」
雪から連想して氷柱の剣を想像してみたら、立派な剣が手に顕われた。
ちゃんとした剣の形だけど、透明の氷で出来ていた。
すごいなぁ
本当に想像した通りの創造魔法だぁ
次はどうしよう。
あ、あ、あれもやりたい!
弓矢!
言葉にしなくても想像した通りの物が手に出てきて弓を構えると、想像した矢が出てきた。
氷の矢。
氷塊がビキビキと音を立てながら鏃の形を成していく。
遠くの木をめがけて放つ!
ドゴン!
木だけでなく、その周辺が跡形もなく爆ぜた。
えー、すごい威力・・・・・・
そんな威力は想像してなかったんだけどな。
環境破壊しちゃったよ、すみません。
ひとり反省していてちょっと冷静になってきた。
ここには大きな湖があって、周りは木に囲まれている。
森だろうか。
とても静か。
空は澄んで、晴天なり。
実をつけている木もあったり、可愛い花もあったり。
湖には魚がいるかもしれない。
うん、誰もいない。
人の気配がないわ。
ここどこよ?
また神への怒り再燃。
何の説明もなくどこだか知らない場所に下ろすなんて!
しかも湖に!
ぷんぷん
とりあえず座ろうか。
天気が良すぎて陽射しが強いな。
「私のおうちー!」
ドドーン!
という効果音は私の心の中だけでした。
目の前に想像した通りの可愛いお家。
赤い屋根には煙突が突き出ていて、隠れ家的な小さ目のお家。
新築の木の匂い。
良いわぁ
早速おうちに入って、飲食必要ないけどリラックスするためのアールグレイは大事。
全部魔法で顕現させて紅茶を淹れて、オシャレなティーセットでひとりリラックス。
うん、このアールグレイは合格ね。
アールグレイの香りを堪能して静かにカップを置く。
「ふぅ」
死んですぐに夢のような話し合い?が行なわれ、何の休息もなくすぐに異世界に落とされるって、本当に信じられない。
異世界大好きですよ。
それはまごうことなき真実ですよ。
でも異世界に転生するなんて非現実的でありえない。
まさに小説の世界だわ。
異世界に落ちたというより、小説の中に落ちたみたいだわ。
神々を楽しませてくれ、長生きしろって、無茶な要求だよね。
強制異世界転生だなんて理不尽極まりない!
でも夢ではないようだから、ここで生きていくしかないね。
自由で良いって言ってたから、自由で良いんだよね、きっと。
自由って大好きだよー
我を全開してまじで自由にやらせていただきますか!
私は気持ちの整理をして、テンプレであるステータスを見てみることにした。
口にしても良かったんだけど、私はあえて言わなかった!
B5サイズくらいの光る画面が出てきた。
名前 (決めてください)
種族 妖精
年齢 15(不老)
魔力 無限大
魔法 創造魔法
他 睡眠不要、飲食不要、隷属不可
不死期間残り365日
「おおー!すごーい!」
夢なのに、夢じゃなかったー!
どんぐりー!(なんのこっちゃ)
ちゃんと要求通りにしてくれてたね。
ふむふむ。
ただし、説明が抜けてる。
名前 (決めてください)
だって。
うーん、異世界での私の名前ってことか。
妖精の名前ってどんなんだろ?
妖精・・・・・・ティンカーベル・・・・・・
それしか出てこないわ。
シンプルがいいかな?
妖精らしくナゾに長い名前にする?
んー、紙とペンを顕現させて思いついた名前を書き連ねてみた。
かずさ
むさし
やまと
あきら
かおる
はるか
待て待て、男の子の名前も書いちゃった。
軍艦だし。
可愛い女の子の名前カモーン!
ぬー!
異世界らしくカタカナの名前ー!!!
ぬー!
我が子の名付けより悩むわー!
ーーーーーーーーーーー
早速のお気に入り&しおりありがとうございます!
めちゃくちゃ嬉しいです!
執筆も読書も楽しんで続けていきたいと思います。
時々はお休みも・・・・・・するかも。
24
あなたにおすすめの小説
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
私のアレに値が付いた!?
ネコヅキ
ファンタジー
もしも、金のタマゴを産み落としたなら――
鮎沢佳奈は二十歳の大学生。ある日突然死んでしまった彼女は、神様の代行者を名乗る青年に異世界へと転生。という形で異世界への移住を提案され、移住を快諾した佳奈は喫茶店の看板娘である人物に助けてもらって新たな生活を始めた。
しかしその一週間後。借りたアパートの一室で、白磁の器を揺るがす事件が勃発する。振り返って見てみれば器の中で灰色の物体が鎮座し、その物体の正体を知るべく質屋に持ち込んだ事から彼女の順風満帆の歯車が狂い始める。
自身を金のタマゴを産むガチョウになぞらえ、絶対に知られてはならない秘密を一人抱え込む佳奈の運命はいかに――
・産むのはタマゴではありません! お食事中の方はご注意下さいませ。
・小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
・小説家になろう様にて三十七万PVを突破。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる