神々の娯楽に巻き込まれて強制異世界転生ー1番長生きした人にご褒美有ります

ぐるぐる

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始まり〜シイ村

すいとん作ろう

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街へ行ったみんなが、無事に買い物して帰ってきた。

思った通りレア素材を買取に出したら騒ぎになって、ギルマス室に連行されたとかで、今度シイを連れてくるって話でとりあえず解放してもらったそうだ。

買取金額はそこのギルド過去最高額。
ちょうど貴族から高額で依頼が出されていた物があって、かなり上乗せがあったみたい。
金額聞いたら本当によく持ち逃げしなかったね、という大金。
少しくらい買い食いとか猫ばばとかしたって気にしないけど、私に絶対服従の状態である彼らは律儀にお釣りを返してきた。
思わず「エライ」と頭なでなでしちゃったよね。

持たせたリヤカーに山積みにたくさん買い物して、手にもたくさん抱えてきてしっかり働いてる、エライなーって普通に思ったよ。
絶対服従すごい。

リヤカーの隅に数本瓶のお酒があったのを見た時は「えー?」って思ったけど、彼らには必要な物だな。うん。
次からは樽も買ってくるように言って常備を許した。
瓶のお高いお酒は来客用やお祝い用、ご褒美用にしよう。

前世お酒に弱かった私だけど、一応味見をしてみたよ。
今世ではお酒に強いみたい。っていうか、私の体は魔素でできてるから酔うっていう異常にならないみたいだった。
味は・・・・・・美味しくなかった。
ああ、梅酒が飲みたいなー
梅酒は好きなんだよねー
誰か作ってないかな。
酔わないならいくらでも飲めるよぉ
ほんっと10年もの梅酒はものすっごいまろやかで濃厚で、そして甘い。
お酒に弱いの忘れてガバガバ飲んでこたつから動けなくなったんだよねーあれから封印した梅酒。
また飲みたい


・・・・・・今度、魔法で出すか。


とりあえず、食糧庫の隣りに地下への階段を作って、酒蔵を広めに作った。
彼らに梅酒を作らせて売るのもいいかも。
大量に作らせて、寝かす。10年もの…ふふふふ






さて、お昼を作るかー!

今回はすいとんを作るよー!
小麦粉でちゃちゃっと作れちゃうからね。

「厨房はーん!お仕事するよー!」

厨房班。
お料理を担当する班。
搬入された食材などの受け入れや出し入れを管理、1日の食事を用意、片付けをする。

今まで料理を担当していたメンバーと、特技ややりたいことが特にない村人が厨房班だ。
料理経験者はまともなレシピを持ってないけど、こだわりを持って料理するくらい料理好きなのが2、3人いた。
彼らが下のものを指導してみんなの腕を上げてくれるといいな。

小麦粉班と汁班にわけて、作り方の説明。

汁班にはすいとんに入ってる野菜を伝えて、ヘタや剥いた皮は畑班に渡して肥料にするようにした。
調味料は今日買ってきてくれた中には無かったので、魔法で醤油とダシを出して与えた。
私が街に行かないとさすがに醤油味噌は探せないよね。
もしかしたら王都とかデカい街にしかないかもしれないなー。

小麦粉班には、デカいボールに小麦粉入れてーって言ったけど、ひとりどれくらい食べるんだろ?
困った。
うどんなら、確かひとり100gくらいだったかな?
1カップくらいだよね。
でもあれは日本人ひとりの分量。
彼らは体がでかい。

「えーと…村人ひとりがお腹いっぱい食べる量の小麦粉」

スマホに問い合わせるように言ってみたら、なんと2カップ、小麦粉が入って出てきた。

「ほう、なるほど」

寸胴鍋…もっと出さなきゃダメか?

心配したけど、大丈夫だった。

汁用の寸胴鍋とは別に、小麦粉団子を茹でる鍋を用意して、ふたつを混ぜないで別々に配膳することにした。
味が染みてなくて美味しくないだろうから醤油とダシ入れよう。

小麦粉班に寸胴鍋に水入れて沸騰させ、小麦粉団子の説明だ。

2カップが1人分で塩をひとつまみ入れる。
耳たぶの柔らかさになるまで少しずつ水を加える。
ひと口大にちぎる。
それを28人分、頑張れ。

手を出さずに汁班も一緒に様子を見ていたら…耳たぶを触って耳周辺が白くなってる!!

衛生へーーーい!!

耳たぶの柔らかさがわからなくてみんな触っていた。

「手を洗って小麦粉触ってて、なんで耳触ったかな?
 汚いよ??」

「耳たぶの柔らかさわかんねえっす!むずいっす!」

「じゃあさー、お◯ぱいの柔らかさはわかる?まさか?」

「わかるっす!」

わかるんか…

「じゃ、それで」

次に彼らを見に行ったら、丸いお◯ぱいがたくさん並んでいた。
先っちょがあるやつも・・・・・・いかがわしいな。

鼻の下伸ばして、なんか、楽しそうだね。

バン!

何も言わずにテーブルを叩いて、魔法で全部ひと口大にしてやった。

「耳たぶの柔らかさは、もうわかったね?」

青い顔してみんな首を縦にぶんぶん振った。
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