21 / 78
始まり〜シイ村
すいとん作ろう
しおりを挟む
街へ行ったみんなが、無事に買い物して帰ってきた。
思った通りレア素材を買取に出したら騒ぎになって、ギルマス室に連行されたとかで、今度シイを連れてくるって話でとりあえず解放してもらったそうだ。
買取金額はそこのギルド過去最高額。
ちょうど貴族から高額で依頼が出されていた物があって、かなり上乗せがあったみたい。
金額聞いたら本当によく持ち逃げしなかったね、という大金。
少しくらい買い食いとか猫ばばとかしたって気にしないけど、私に絶対服従の状態である彼らは律儀にお釣りを返してきた。
思わず「エライ」と頭なでなでしちゃったよね。
持たせたリヤカーに山積みにたくさん買い物して、手にもたくさん抱えてきてしっかり働いてる、エライなーって普通に思ったよ。
絶対服従すごい。
リヤカーの隅に数本瓶のお酒があったのを見た時は「えー?」って思ったけど、彼らには必要な物だな。うん。
次からは樽も買ってくるように言って常備を許した。
瓶のお高いお酒は来客用やお祝い用、ご褒美用にしよう。
前世お酒に弱かった私だけど、一応味見をしてみたよ。
今世ではお酒に強いみたい。っていうか、私の体は魔素でできてるから酔うっていう異常にならないみたいだった。
味は・・・・・・美味しくなかった。
ああ、梅酒が飲みたいなー
梅酒は好きなんだよねー
誰か作ってないかな。
酔わないならいくらでも飲めるよぉ
ほんっと10年もの梅酒はものすっごいまろやかで濃厚で、そして甘い。
お酒に弱いの忘れてガバガバ飲んでこたつから動けなくなったんだよねーあれから封印した梅酒。
また飲みたい
・・・・・・今度、魔法で出すか。
とりあえず、食糧庫の隣りに地下への階段を作って、酒蔵を広めに作った。
彼らに梅酒を作らせて売るのもいいかも。
大量に作らせて、寝かす。10年もの…ふふふふ
さて、お昼を作るかー!
今回はすいとんを作るよー!
小麦粉でちゃちゃっと作れちゃうからね。
「厨房はーん!お仕事するよー!」
厨房班。
お料理を担当する班。
搬入された食材などの受け入れや出し入れを管理、1日の食事を用意、片付けをする。
今まで料理を担当していたメンバーと、特技ややりたいことが特にない村人が厨房班だ。
料理経験者はまともなレシピを持ってないけど、こだわりを持って料理するくらい料理好きなのが2、3人いた。
彼らが下のものを指導してみんなの腕を上げてくれるといいな。
小麦粉班と汁班にわけて、作り方の説明。
汁班にはすいとんに入ってる野菜を伝えて、ヘタや剥いた皮は畑班に渡して肥料にするようにした。
調味料は今日買ってきてくれた中には無かったので、魔法で醤油とダシを出して与えた。
私が街に行かないとさすがに醤油味噌は探せないよね。
もしかしたら王都とかデカい街にしかないかもしれないなー。
小麦粉班には、デカいボールに小麦粉入れてーって言ったけど、ひとりどれくらい食べるんだろ?
困った。
うどんなら、確かひとり100gくらいだったかな?
1カップくらいだよね。
でもあれは日本人ひとりの分量。
彼らは体がでかい。
「えーと…村人ひとりがお腹いっぱい食べる量の小麦粉」
スマホに問い合わせるように言ってみたら、なんと2カップ、小麦粉が入って出てきた。
「ほう、なるほど」
寸胴鍋…もっと出さなきゃダメか?
心配したけど、大丈夫だった。
汁用の寸胴鍋とは別に、小麦粉団子を茹でる鍋を用意して、ふたつを混ぜないで別々に配膳することにした。
味が染みてなくて美味しくないだろうから醤油とダシ入れよう。
小麦粉班に寸胴鍋に水入れて沸騰させ、小麦粉団子の説明だ。
2カップが1人分で塩をひとつまみ入れる。
耳たぶの柔らかさになるまで少しずつ水を加える。
ひと口大にちぎる。
それを28人分、頑張れ。
手を出さずに汁班も一緒に様子を見ていたら…耳たぶを触って耳周辺が白くなってる!!
衛生へーーーい!!
耳たぶの柔らかさがわからなくてみんな触っていた。
「手を洗って小麦粉触ってて、なんで耳触ったかな?
汚いよ??」
「耳たぶの柔らかさわかんねえっす!むずいっす!」
「じゃあさー、お◯ぱいの柔らかさはわかる?まさか?」
「わかるっす!」
わかるんか…
「じゃ、それで」
次に彼らを見に行ったら、丸いお◯ぱいがたくさん並んでいた。
先っちょがあるやつも・・・・・・いかがわしいな。
鼻の下伸ばして、なんか、楽しそうだね。
バン!
何も言わずにテーブルを叩いて、魔法で全部ひと口大にしてやった。
「耳たぶの柔らかさは、もうわかったね?」
青い顔してみんな首を縦にぶんぶん振った。
思った通りレア素材を買取に出したら騒ぎになって、ギルマス室に連行されたとかで、今度シイを連れてくるって話でとりあえず解放してもらったそうだ。
買取金額はそこのギルド過去最高額。
ちょうど貴族から高額で依頼が出されていた物があって、かなり上乗せがあったみたい。
金額聞いたら本当によく持ち逃げしなかったね、という大金。
少しくらい買い食いとか猫ばばとかしたって気にしないけど、私に絶対服従の状態である彼らは律儀にお釣りを返してきた。
思わず「エライ」と頭なでなでしちゃったよね。
持たせたリヤカーに山積みにたくさん買い物して、手にもたくさん抱えてきてしっかり働いてる、エライなーって普通に思ったよ。
絶対服従すごい。
リヤカーの隅に数本瓶のお酒があったのを見た時は「えー?」って思ったけど、彼らには必要な物だな。うん。
次からは樽も買ってくるように言って常備を許した。
瓶のお高いお酒は来客用やお祝い用、ご褒美用にしよう。
前世お酒に弱かった私だけど、一応味見をしてみたよ。
今世ではお酒に強いみたい。っていうか、私の体は魔素でできてるから酔うっていう異常にならないみたいだった。
味は・・・・・・美味しくなかった。
ああ、梅酒が飲みたいなー
梅酒は好きなんだよねー
誰か作ってないかな。
酔わないならいくらでも飲めるよぉ
ほんっと10年もの梅酒はものすっごいまろやかで濃厚で、そして甘い。
お酒に弱いの忘れてガバガバ飲んでこたつから動けなくなったんだよねーあれから封印した梅酒。
また飲みたい
・・・・・・今度、魔法で出すか。
とりあえず、食糧庫の隣りに地下への階段を作って、酒蔵を広めに作った。
彼らに梅酒を作らせて売るのもいいかも。
大量に作らせて、寝かす。10年もの…ふふふふ
さて、お昼を作るかー!
今回はすいとんを作るよー!
小麦粉でちゃちゃっと作れちゃうからね。
「厨房はーん!お仕事するよー!」
厨房班。
お料理を担当する班。
搬入された食材などの受け入れや出し入れを管理、1日の食事を用意、片付けをする。
今まで料理を担当していたメンバーと、特技ややりたいことが特にない村人が厨房班だ。
料理経験者はまともなレシピを持ってないけど、こだわりを持って料理するくらい料理好きなのが2、3人いた。
彼らが下のものを指導してみんなの腕を上げてくれるといいな。
小麦粉班と汁班にわけて、作り方の説明。
汁班にはすいとんに入ってる野菜を伝えて、ヘタや剥いた皮は畑班に渡して肥料にするようにした。
調味料は今日買ってきてくれた中には無かったので、魔法で醤油とダシを出して与えた。
私が街に行かないとさすがに醤油味噌は探せないよね。
もしかしたら王都とかデカい街にしかないかもしれないなー。
小麦粉班には、デカいボールに小麦粉入れてーって言ったけど、ひとりどれくらい食べるんだろ?
困った。
うどんなら、確かひとり100gくらいだったかな?
1カップくらいだよね。
でもあれは日本人ひとりの分量。
彼らは体がでかい。
「えーと…村人ひとりがお腹いっぱい食べる量の小麦粉」
スマホに問い合わせるように言ってみたら、なんと2カップ、小麦粉が入って出てきた。
「ほう、なるほど」
寸胴鍋…もっと出さなきゃダメか?
心配したけど、大丈夫だった。
汁用の寸胴鍋とは別に、小麦粉団子を茹でる鍋を用意して、ふたつを混ぜないで別々に配膳することにした。
味が染みてなくて美味しくないだろうから醤油とダシ入れよう。
小麦粉班に寸胴鍋に水入れて沸騰させ、小麦粉団子の説明だ。
2カップが1人分で塩をひとつまみ入れる。
耳たぶの柔らかさになるまで少しずつ水を加える。
ひと口大にちぎる。
それを28人分、頑張れ。
手を出さずに汁班も一緒に様子を見ていたら…耳たぶを触って耳周辺が白くなってる!!
衛生へーーーい!!
耳たぶの柔らかさがわからなくてみんな触っていた。
「手を洗って小麦粉触ってて、なんで耳触ったかな?
汚いよ??」
「耳たぶの柔らかさわかんねえっす!むずいっす!」
「じゃあさー、お◯ぱいの柔らかさはわかる?まさか?」
「わかるっす!」
わかるんか…
「じゃ、それで」
次に彼らを見に行ったら、丸いお◯ぱいがたくさん並んでいた。
先っちょがあるやつも・・・・・・いかがわしいな。
鼻の下伸ばして、なんか、楽しそうだね。
バン!
何も言わずにテーブルを叩いて、魔法で全部ひと口大にしてやった。
「耳たぶの柔らかさは、もうわかったね?」
青い顔してみんな首を縦にぶんぶん振った。
13
あなたにおすすめの小説
おばさんは、ひっそり暮らしたい
波間柏
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
私のアレに値が付いた!?
ネコヅキ
ファンタジー
もしも、金のタマゴを産み落としたなら――
鮎沢佳奈は二十歳の大学生。ある日突然死んでしまった彼女は、神様の代行者を名乗る青年に異世界へと転生。という形で異世界への移住を提案され、移住を快諾した佳奈は喫茶店の看板娘である人物に助けてもらって新たな生活を始めた。
しかしその一週間後。借りたアパートの一室で、白磁の器を揺るがす事件が勃発する。振り返って見てみれば器の中で灰色の物体が鎮座し、その物体の正体を知るべく質屋に持ち込んだ事から彼女の順風満帆の歯車が狂い始める。
自身を金のタマゴを産むガチョウになぞらえ、絶対に知られてはならない秘密を一人抱え込む佳奈の運命はいかに――
・産むのはタマゴではありません! お食事中の方はご注意下さいませ。
・小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
・小説家になろう様にて三十七万PVを突破。
【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる