神々の娯楽に巻き込まれて強制異世界転生ー1番長生きした人にご褒美有ります

ぐるぐる

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始まり〜シイ村

観光業まで手を

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街から森までは馬車か。
でも街からシイ村までの定期便を商売としてやれば、一応収入にはなるよね。

あとはシイ村に行きたいって思わせる何か。
うどん以外にもないと厳しいな。

なんか観光業まで手を広げちゃうのかな?

村を始めた時はそんなことまで想定していなかったから、もし始めるならもう少し森を切り拓かないと間に合わないだろうな。

シイ村に行きたくなる何か。
観光、娯楽、食事、スパ、遊園地!
さすがに遊園地は作れないかなー。
動力が電気じゃなくて人力か魔力になるからね。
この世界に合わせたものを顕現させなきゃ使いたくても使えないんだよ。

手っ取り早くできそうなのはまず食事。
今の所うどんだけ。
今後に期待!

スパも早く出来そう。
入浴施設をドドーンと作ろう!
これは勝手に作っていいと思う!
男湯、女湯、ファミリー湯、小さめの仲間湯、ひとり湯。
大小様々の露天風呂だ。
滑り台で飛び込んだりしてプールのように遊んでも良いよね。

いやしかし!
これは水魔法できる人がいないと無理だなぁ
もしくは魔道具でなんとかならないかな。
私が居なくてもできる装置ではないとダメなんだよ。

娯楽はどうかな。
賭け事はトラブルの元だからやりたくない。
でも勝負はしたいよね。
定期的な大会を開いたりして優勝賞金か賞品を出すのがいいかな。
えっと・・・・・・相撲とか?
腕相撲とか?
魔法禁止にすればきっと誰でもフェアにできそう。
他は、オセロ大会?
オセロ作っちゃう?

で、遊園地?
んー、作るの難しいわぁ
ジェットコースター無理でしょ。
コーヒーカップもちょっとな。
あ、クラシックカーがゆっくり決まったレールを走る、というか動く、なら出来そう。
メリーゴーランドは?
くるくる回るだけなら出来そうな気がする。
でもそんなんで楽しいかな?

観覧車はできるかな?
あれってさ、遠くで見ると、倒れないのかなっていつも思うのは私だけ?
観覧車じゃなくて、展望台なら大丈夫か。
東京タワーみたいなのを作るか、それとも、天辺に着いてしばらくしたら下へ降りる乗り物を作るか。

日本の公園にあるような遊具を作っても良いよね。
鉄棒、ブランコ、シーソー、ジャングルジム、とか色々。
遊具なら今すぐ作っても問題ないな。
大人向けのトレーニングマシーンも考えてみてもいいよね。

うんうん。

でもね、この観光業、色々考えたけど、運営できるだけの働き手が足りてないからすぐにはできないんだよ。
宿泊だって、ちゃんと掃除できる人が居ないとダメだし。

は!

人手が集まるまで、宿泊施設はセルフサービスで、掃除やリネン交換、食事なし(自己調達)にしてくれたら宿泊費はタダにしますでもいいかも!
それか、もうズルしちゃって、宿泊施設は定期的にクリーン魔法が発動する魔法をかけちゃうか?

あー!
何するか決まったらギルドに求人募集でもすれば問題ないじゃん!

住み込み、通い、どちらでも可にして、まずはやっぱり森を早く通過するための乗り物と、森と街を繋ぐ定期便を考えなきゃ!

いいね!いいね!
まず一番にやることは、路面電車。
次は森から街を繋ぐ定期便の馬車作り。
それから、公園の遊具を作ろう。

「エン、森に行くよ」

「シイ、まて!村人にちゃんと伝えてからにしろ」

ちょっと出鼻をくじかれた。
面倒臭いなぁーもう。

エンの背に乗り、食堂の窓越しに森へちょっと行ってくると伝えると、「お供を連れて行ってください!」と長老が叫んだ。
聞こえなかったふりしてそろそろと動き出すと食堂が騒がしくなった。
村いち足が速いという若者が門を出ようとしていた私たちに追いついた。

「お供します!」

「お供はいらないよー?
 エンのスピードには人間はついてこれないんだから」

彼は哀しそうな顔をした。

「・・・・・・すぐそこよ。森の入り口」

「ありがとうございます!」

ぺこぺこ頭をさげて嬉しそうだった。

エンに乗るほどでもないめっちゃ近い距離だったけど、もう外の移動はエンに乗るという習慣がついてしまったみたいだ。

というわけで、早速取り掛かる。

まず、路面電車を両脇に2本作ろうと思うので、森をその分切り拓いた。
路面は平らでまっすぐ直進!
速さ勝負で時速60キロくらいは出るといいなと思っている。
多分無理だな。

電車は鉄のタイヤで車体は頑丈な木。
念のための護衛が車体の前後で警戒できるようにして、両サイド縦に10人、客が合計20人座れるようにした。
ちょっと可愛く屋根を丸くして、赤くした。
赤に特に意味はない。

それを2つ作り、タイヤの幅でレールを作る。
車体の下には車体を引っ張るチェーンを輪っかにしてつけて、始点にはチェーンを制御する回転軸を、終点には頑丈な滑車を取り付けてチェーンを通す。
始点の方でぐるぐる回せば車体が引っ張られて村に来る。
反対に回せば反対方向、つまり森の外へ行く。

それを森の道の両サイドに作って完成!

さて、これを誰が制御するんだ?

人力でも家畜でも60キロというスピードは出ないからやっぱり私の魔法か、魔道具だな。
魔法で魔道具作っちゃうか。
動力は魔力で、魔石を交換して制御する人の魔力でちょちょっと簡単操作!
くれぐれも事故のないようにスタート、ストップだけにしよう。
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