風呂上がりの姫君

佐々木猫八

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※R18:顔を見ると絶対駄目だ

はぁはぁはぁはぁ

緩やかに性器を擦られて、ルーの浅く息をし、息が乱れ始める。
するともう片方の手が今度はルーのパジャマのシャツをたくし上げる。
お腹が丸見えになり、スースーする。
そう思ったのも束の間、シャリオンがある場所を摘んだ。

「ひやぁっ!」

片方の乳首を摘まれルーの声が上がる。
くにくにと乳首を揉まれ、触られているというだだの感触が、次第に頭の意識をぼうっと幕が張るような感覚を与えてくる。

もうやだぁ・・・

ルーは頭の意識がはっきりしない状態に恐怖を感じて下と上を擦るシャリオンの両手を止めに入る。

「も、もう止めて下さいシャリオン様。なんだか俺、変で・・・やだぁ」

涙の交じったルーの声に、シャリオンは手を止め両手を離すとキスを贈る。

「あまりに反応が可愛らしいから、ついつい事を急いでしまったよ・・・慣れない感覚に怖かったかい?」
「はい・・・」

俯いて答えるルーにシャリオンは頬に口づけする。

「すまなかったね。でも、これは前戯だから、出来れば慣れてほしいな」
「ぜんぎ?」
「本番までにする下準備のようなものだよ」
「した、準備・・・ですか」
「そうだよ」

準備ならばしっかりしなくてはならないだろう。
準備なのだから。
でも、準備でこれで、本番はどうなってしまうのだろう?
だってあのせり上がってくるような感覚の渦が、ルーの思考を阻害するのだ。
何も考えられなくなって、理性が無くなるのが怖い、そう思ってしまうのだ。

それに、先程からシャリオン様の体温は感じられるが、顔が見ない。
それが不安をより助長している気がうする。

「・・・閨では互いの顔は見ないのでしょうか?」
「ん?互いの顔?・・・ああ、顔をが見えなくて怖かったかい?」

言うと、ルーの体をくるりと自身へと向ける。

「初めてだったから、後ろからのが良いかと思ったけれど・・・そうだね、もう私たちは伴侶なのだから遠慮はいらないか」
「・・・こ、これで遠慮されていたのですか・・・」
「うん?」
「あ、いえ・・・その・・・」

できればもっと遠慮してほしい!!
嫌ではないけど、嫌ではないけれど!!

「大丈夫、直ぐに気持ちよくなるよ」

続きをするの!
と、ルーが身構えた時、シャリオン様から意外な言葉が。

「とは言え、怖がらせるのは本末転倒だからね。今日は抱き合って寝るだけで我慢しよう」

シャリオン様に我慢させてしまった。

「だい―‐‐」

大丈夫、出来ます!と言おうとしたらシャリオン様にぎゅっとされた。

「顔を見ると私が止まれないから、今日は背後で我慢しておくれルー。ゆっくりお休み」

シャリオン様は俺を抱きしめて、首筋に口づけをすると黙ってしまった。
というか、寝息が首筋に当たり始めた。

え、もう寝たの!!

シャリオン様の寝付きの良さにびっくりしながらも、下半身の違和感が残ってルーは中々寝付けなかった。
抱きしめられてるのはとても心地よかったけれど、胸の突起とか、触られてた感触が残ってもじもじしてしまう。

シャリオン様の寝息もすこしこそばゆいし・・・ここからの街からガイランド子爵領へは直ぐらしいので、子爵と対面する為にもしっかり寝て置かなければ。

色々と別のことを考えている内にルーは寝入っていた。
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