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とうとう本編突入!!
(レオ様のベッドで寝てしまう日はなんだか蚊によく刺されるみたい)
フィーヌの体に数個赤い跡がついているのに気づく。彼の部屋で寝落ちしてしまう日はよくこうなっているのだ。窓は閉めているのだが、窓の隙間から入ってきているのだろうか。フィーヌは白いブラウスのボタンを閉め、赤いチェックのスカートを履いた。ブラウスには国の象徴である獅子の形をしたピンバッチが填められている。
(今日から・・・始まるのね、本編が・・・)
フィーヌはいつもより気を引き締めた。今日は主人公とレオナルドが入学してくる日である。
(これで全部のキャラが出揃うわ)
『半獣たちとのHOTなパラダイス☆』には五人の男性キャラが登場する。その中の二人のキャラにフィーヌはもう出会っている。その一人はレプティル先生で、科学の先生である。彼の属性は蛇で、瞳は蛇のように縦長であるが、他は人間と変わらない。彼とハッピーエンドを迎えると蛇のように滑らかで長い一物で奥まで突かれているスチルが見れるそうだ。ファンブックでそれを知ったフィーヌは「蛇の要素、下かい!!」と突っ込みを入れた記憶がある。
もう一人のキャラでフィーヌの同級生ジョンは犬属性で、犬の耳を持ち尾尻が制服のズボンから突き出ている。冬になると彼は毛深くなりフィーヌはモフモフしたくなる衝動を必死に押さえなければならないのは内緒である。昼休み中木の下で昼寝をしている彼をこっそりモフったことがあるのだが、次の日からは近づくだけで鼻をヒクヒクさせ逃げていくようになった。
(少し傷つくけど、悪役令嬢だからしかたないわね・・・)
「お嬢様、馬車の準備が整っております」
「分かったわ、今行く」
学校に向かうため鞄を準備し朝ごはんであるサンドイッチと水筒を手に取った。学園まで二時間程かかるので移動中にサンドイッチを食べながら勉強の予習することが習慣となっている。
「おはようございます、姉上」
「・・・ん?」
(なんで馬車の中にレオ様がいるの?)
本編で彼は義母と義姉を避けるため寮に入っていた。始業式の前日には寮入りしなければならないのだが、何故レオナルドがここにいるのだろうかとフィーヌは考えた。
「あ、あなた寮住まいじゃないの?」
「なんでですか?姉上も実家から通ってるじゃないですか」
「そ、そうだけど・・・寮の方が快適でしょうに」
そう言っていると、馬車は出発した。馬車の中はレオナルドと二人きりであるということに気づき、少し緊張してしまう。そそくさと予習のため教科書を開いてチラリと彼を盗み見ると彼は窓の外を伺っているようだ。髪は朝の太陽によって黄金色にキラキラと光り、横顔の高い鼻筋と喉仏が色っぽく映っていて、彫刻のように美しい。
(っ・・・!!)
レオナルドはフィーヌの視線に気づき、笑みを浮かべる。そしてレオナルドはフィーヌの口に手を伸ばしたのでフィーヌは身構えた。
「なっ・・・」
「口にマヨネーズがついていますよ姉上」
そう言って口についていたマヨネーズを親指ですくい、それにチュッとキスをするようにして食べた。
(キャー!!キャー!!私の口についたやつー!!)
「ななななななにを」
「下僕は地面に落ちたあなたの食べかすも食べないとだと思ったので」
「・・・げ、下僕として良い心意気だけど地面に落ちたものは汚いから、ダメよ。これからあなたは私の義弟として学園に入るのです。無様な真似はおよしなさい」
「はい、姉上」
レオナルドに無視をきめこんだのだが、チラリと再びレオナルドを見ると、彼も本を持ちながらじっとフィーヌの顔を見ているではないか。心なしか口角も上がっている。
(うううう、可愛い、眩しい・・・これから悪役を演じなきゃなのに。フィーヌ、頑張るのよ、あなたならできる!!)
フィーヌにとって通学時間が永遠に感じた日であった。
フィーヌの体に数個赤い跡がついているのに気づく。彼の部屋で寝落ちしてしまう日はよくこうなっているのだ。窓は閉めているのだが、窓の隙間から入ってきているのだろうか。フィーヌは白いブラウスのボタンを閉め、赤いチェックのスカートを履いた。ブラウスには国の象徴である獅子の形をしたピンバッチが填められている。
(今日から・・・始まるのね、本編が・・・)
フィーヌはいつもより気を引き締めた。今日は主人公とレオナルドが入学してくる日である。
(これで全部のキャラが出揃うわ)
『半獣たちとのHOTなパラダイス☆』には五人の男性キャラが登場する。その中の二人のキャラにフィーヌはもう出会っている。その一人はレプティル先生で、科学の先生である。彼の属性は蛇で、瞳は蛇のように縦長であるが、他は人間と変わらない。彼とハッピーエンドを迎えると蛇のように滑らかで長い一物で奥まで突かれているスチルが見れるそうだ。ファンブックでそれを知ったフィーヌは「蛇の要素、下かい!!」と突っ込みを入れた記憶がある。
もう一人のキャラでフィーヌの同級生ジョンは犬属性で、犬の耳を持ち尾尻が制服のズボンから突き出ている。冬になると彼は毛深くなりフィーヌはモフモフしたくなる衝動を必死に押さえなければならないのは内緒である。昼休み中木の下で昼寝をしている彼をこっそりモフったことがあるのだが、次の日からは近づくだけで鼻をヒクヒクさせ逃げていくようになった。
(少し傷つくけど、悪役令嬢だからしかたないわね・・・)
「お嬢様、馬車の準備が整っております」
「分かったわ、今行く」
学校に向かうため鞄を準備し朝ごはんであるサンドイッチと水筒を手に取った。学園まで二時間程かかるので移動中にサンドイッチを食べながら勉強の予習することが習慣となっている。
「おはようございます、姉上」
「・・・ん?」
(なんで馬車の中にレオ様がいるの?)
本編で彼は義母と義姉を避けるため寮に入っていた。始業式の前日には寮入りしなければならないのだが、何故レオナルドがここにいるのだろうかとフィーヌは考えた。
「あ、あなた寮住まいじゃないの?」
「なんでですか?姉上も実家から通ってるじゃないですか」
「そ、そうだけど・・・寮の方が快適でしょうに」
そう言っていると、馬車は出発した。馬車の中はレオナルドと二人きりであるということに気づき、少し緊張してしまう。そそくさと予習のため教科書を開いてチラリと彼を盗み見ると彼は窓の外を伺っているようだ。髪は朝の太陽によって黄金色にキラキラと光り、横顔の高い鼻筋と喉仏が色っぽく映っていて、彫刻のように美しい。
(っ・・・!!)
レオナルドはフィーヌの視線に気づき、笑みを浮かべる。そしてレオナルドはフィーヌの口に手を伸ばしたのでフィーヌは身構えた。
「なっ・・・」
「口にマヨネーズがついていますよ姉上」
そう言って口についていたマヨネーズを親指ですくい、それにチュッとキスをするようにして食べた。
(キャー!!キャー!!私の口についたやつー!!)
「ななななななにを」
「下僕は地面に落ちたあなたの食べかすも食べないとだと思ったので」
「・・・げ、下僕として良い心意気だけど地面に落ちたものは汚いから、ダメよ。これからあなたは私の義弟として学園に入るのです。無様な真似はおよしなさい」
「はい、姉上」
レオナルドに無視をきめこんだのだが、チラリと再びレオナルドを見ると、彼も本を持ちながらじっとフィーヌの顔を見ているではないか。心なしか口角も上がっている。
(うううう、可愛い、眩しい・・・これから悪役を演じなきゃなのに。フィーヌ、頑張るのよ、あなたならできる!!)
フィーヌにとって通学時間が永遠に感じた日であった。
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