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護身術、学園流行
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最初は数人の令嬢の遊びだった。
だが、シュガーが家族に教え、令嬢たちが友達に話し――気づけば学園中に「護身術の真似ごと」が広がっていた。
◇
ある日の授業前。
教室に先生が現れ、にこやかに言った。
「リーズ嬢。最近、護身術が流行しているそうですね。
……もしよければ、皆に見せてやってくれませんか?」
「えっ、私がですか?」
戸惑う私に、周囲から「見たい!」「教えて!」と声が上がる。
◇
結局、体育場に集められた生徒たちの前で、私は木剣を手に立つことになった。
「……じゃあ、簡単にできるものを」
構えを示し、受け流しと体捌きを見せる。
「こうすれば、無理に力を使わなくても、自分を守れます」
◇
「うおぉ……!」
男子生徒たちが目を輝かせる。
「すげぇ!」「俺の妹にも教えたい!」
女子生徒たちは拍手喝采。
◇
「……リーズが教師代わりか」
遠くから見守っていたラッセルは頭を抱え、ぼそりと呟いた。
「首の皮一枚どころか、俺より人気じゃないか……」
アロイス王子は隣で大笑いしていた。
「はははっ! 見ろよ、ラッセル。
――やっぱり、彼女は最強だ!」
(教師の接近)
護身術を披露した翌日。
放課後、教室を出ようとした私の前に、スッと影が差した。
「リーズ嬢、少しお時間をいただけますか」
顔を上げると、若い魔法学部の教授――サーシャル先生が立っていた。
柔らかな笑みを浮かべながらも、目は鋭く私を見ている。
◇
「先日の護身術、なかなか興味深かったです」
「えっと……ありがとうございます」
「特に、力に頼らず身を守る技。あれは魔法の基礎理論にも通じる部分があります。
もしよければ、授業の中で少し取り上げてみませんか?」
「授業で……ですか?」
思わず聞き返す。
◇
背後でラッセルが「やめてくれ……!」と小声で呻いているのが聞こえた。
アロイス王子は腕を組み、興味深そうに見守っている。
サーシャルはにっこり笑った。
「もちろん強制ではありません。ただ……君の“経験”は他の生徒たちにも大きな刺激になると思いますよ」
(……やっぱり、この人は何か掴んでる。私が“ただの記憶喪失の令嬢”じゃないってこと)
◇
「……考えておきます」
そう返すと、教授は満足げに頷き、静かに去っていった。
残された私は、胸の奥にざわりとした感覚を覚えていた。
(ラッセルとの手合わせ)
朝の武道館。
私は汗を拭いながら深呼吸した。
――だんだん昔の勘が戻ってきている。
剣道も柔道も、体が思い出してきている。
そこに、のっそりと現れる人影。
「……あっ、ラッセル」
「おはよう、リーズ……」
「また寝坊なの? たるんでるわ!」
「ぐっ……」
ラッセルの眉間に青筋が浮かぶ。
だが次の瞬間、木剣を構えてにやりと笑った。
「でも、俺はまだ負けないさ」
挑発するように、鋭い視線を向けてくる。
◇
「……いいわよ。やる?」
私も木剣を握り直す。
「やるわよ!」
木剣が激しく打ち合わされ、武道館に乾いた音が響いた。
ラッセルの突きを受け流し、踏み込んで弾き返す。
以前なら押し切られていたはずなのに――今日は違った。
「なっ……!」
ラッセルの剣が高く弾かれ、床に落ちる。
◇
私は呆然と木剣を見つめ、そして苦笑した。
「あら……勝っちゃった! ……これ、勝っちゃいけない相手だったかなぁ?」
ラッセルは肩で息をしながら、額の汗を拭った。
「……ちくしょう、やっぱり君は……強い」
武道館の隅で見ていたランスが小声で呟いた。
「お嬢様、完全勝利っす」
アロイス王子は腹を抱えて笑っていた。
「はははっ! ラッセル、君の“首の皮一枚”がまた削れたぞ!」
◇
私は木剣を肩に担ぎ、ふふっと笑った。
(……でも、強くなってる実感がある。やっぱり、努力は裏切らないのよね)
ラッセルの剣をはじいたあと、私は息を整えながら小さく呟いた。
「……前世じゃ、武道大会(オリンピック)目指して毎日やってたからなぁ、私」
◇
「……え?」
ラッセルが聞き返す。
「大会?」
ランスも首をかしげる。
私は慌てて手を振った。
「あ、なんでもない、独り言よ! 気にしないで」
◇
アロイス王子は目を細め、ニヤリと笑う。
「ふむ……やはり君は面白いな。何か“普通じゃない努力”をしてきたのは間違いない」
ラッセルは頭を抱えてうめいた。
「……もう、どうしたらいいんだ……俺の立場が……」
私は木剣を担いでにっこり笑った。
「とにかく、強くなるのは楽しいの。だからこれからも練習あるのみね」
◇
その“ぶれなさ”に、周囲はまたしても唖然としていた。
稽古場の床に落ちた木剣を拾い上げ、ラッセルは唇を噛んだ。
「……くそっ、リーズに負けるなんて……。
いいだろう、俺も鍛える! 朝練から参加する!」
「へぇ~」
私は木剣を肩に担ぎ、にっこり笑った。
「なら明日から、五時集合ね」
◇
翌朝――
武道館に現れたのは私とランスだけだった。
「……お嬢様。やっぱり彼は」
「うん。寝坊ね」
◇
昼休み、ぐったりした顔でラッセルが教室に駆け込んできた。
「……お、おはよう……! 俺だって、やる気はあるんだ……!」
アロイス王子は紅茶を啜りながら肩を震わせた。
「やる気だけでは起きられないのか、ラッセル」
私は苦笑して告げた。
「寝坊が治らない限り、剣より先に生活習慣を直すことね」
「ぐっ……! でも俺は諦めない!
リーズの隣に立つためなら、俺は何度でも挑戦する!」
◇
その熱い宣言に、周囲は一瞬静まり――次の瞬間、王子が吹き出した。
「はははっ! 首の皮一枚どころか、糸一本じゃないか!」
私は肩をすくめた。
「……ま、挑戦するだけ偉いんじゃない?」
ラッセルの顔は真っ赤だった。
だが、シュガーが家族に教え、令嬢たちが友達に話し――気づけば学園中に「護身術の真似ごと」が広がっていた。
◇
ある日の授業前。
教室に先生が現れ、にこやかに言った。
「リーズ嬢。最近、護身術が流行しているそうですね。
……もしよければ、皆に見せてやってくれませんか?」
「えっ、私がですか?」
戸惑う私に、周囲から「見たい!」「教えて!」と声が上がる。
◇
結局、体育場に集められた生徒たちの前で、私は木剣を手に立つことになった。
「……じゃあ、簡単にできるものを」
構えを示し、受け流しと体捌きを見せる。
「こうすれば、無理に力を使わなくても、自分を守れます」
◇
「うおぉ……!」
男子生徒たちが目を輝かせる。
「すげぇ!」「俺の妹にも教えたい!」
女子生徒たちは拍手喝采。
◇
「……リーズが教師代わりか」
遠くから見守っていたラッセルは頭を抱え、ぼそりと呟いた。
「首の皮一枚どころか、俺より人気じゃないか……」
アロイス王子は隣で大笑いしていた。
「はははっ! 見ろよ、ラッセル。
――やっぱり、彼女は最強だ!」
(教師の接近)
護身術を披露した翌日。
放課後、教室を出ようとした私の前に、スッと影が差した。
「リーズ嬢、少しお時間をいただけますか」
顔を上げると、若い魔法学部の教授――サーシャル先生が立っていた。
柔らかな笑みを浮かべながらも、目は鋭く私を見ている。
◇
「先日の護身術、なかなか興味深かったです」
「えっと……ありがとうございます」
「特に、力に頼らず身を守る技。あれは魔法の基礎理論にも通じる部分があります。
もしよければ、授業の中で少し取り上げてみませんか?」
「授業で……ですか?」
思わず聞き返す。
◇
背後でラッセルが「やめてくれ……!」と小声で呻いているのが聞こえた。
アロイス王子は腕を組み、興味深そうに見守っている。
サーシャルはにっこり笑った。
「もちろん強制ではありません。ただ……君の“経験”は他の生徒たちにも大きな刺激になると思いますよ」
(……やっぱり、この人は何か掴んでる。私が“ただの記憶喪失の令嬢”じゃないってこと)
◇
「……考えておきます」
そう返すと、教授は満足げに頷き、静かに去っていった。
残された私は、胸の奥にざわりとした感覚を覚えていた。
(ラッセルとの手合わせ)
朝の武道館。
私は汗を拭いながら深呼吸した。
――だんだん昔の勘が戻ってきている。
剣道も柔道も、体が思い出してきている。
そこに、のっそりと現れる人影。
「……あっ、ラッセル」
「おはよう、リーズ……」
「また寝坊なの? たるんでるわ!」
「ぐっ……」
ラッセルの眉間に青筋が浮かぶ。
だが次の瞬間、木剣を構えてにやりと笑った。
「でも、俺はまだ負けないさ」
挑発するように、鋭い視線を向けてくる。
◇
「……いいわよ。やる?」
私も木剣を握り直す。
「やるわよ!」
木剣が激しく打ち合わされ、武道館に乾いた音が響いた。
ラッセルの突きを受け流し、踏み込んで弾き返す。
以前なら押し切られていたはずなのに――今日は違った。
「なっ……!」
ラッセルの剣が高く弾かれ、床に落ちる。
◇
私は呆然と木剣を見つめ、そして苦笑した。
「あら……勝っちゃった! ……これ、勝っちゃいけない相手だったかなぁ?」
ラッセルは肩で息をしながら、額の汗を拭った。
「……ちくしょう、やっぱり君は……強い」
武道館の隅で見ていたランスが小声で呟いた。
「お嬢様、完全勝利っす」
アロイス王子は腹を抱えて笑っていた。
「はははっ! ラッセル、君の“首の皮一枚”がまた削れたぞ!」
◇
私は木剣を肩に担ぎ、ふふっと笑った。
(……でも、強くなってる実感がある。やっぱり、努力は裏切らないのよね)
ラッセルの剣をはじいたあと、私は息を整えながら小さく呟いた。
「……前世じゃ、武道大会(オリンピック)目指して毎日やってたからなぁ、私」
◇
「……え?」
ラッセルが聞き返す。
「大会?」
ランスも首をかしげる。
私は慌てて手を振った。
「あ、なんでもない、独り言よ! 気にしないで」
◇
アロイス王子は目を細め、ニヤリと笑う。
「ふむ……やはり君は面白いな。何か“普通じゃない努力”をしてきたのは間違いない」
ラッセルは頭を抱えてうめいた。
「……もう、どうしたらいいんだ……俺の立場が……」
私は木剣を担いでにっこり笑った。
「とにかく、強くなるのは楽しいの。だからこれからも練習あるのみね」
◇
その“ぶれなさ”に、周囲はまたしても唖然としていた。
稽古場の床に落ちた木剣を拾い上げ、ラッセルは唇を噛んだ。
「……くそっ、リーズに負けるなんて……。
いいだろう、俺も鍛える! 朝練から参加する!」
「へぇ~」
私は木剣を肩に担ぎ、にっこり笑った。
「なら明日から、五時集合ね」
◇
翌朝――
武道館に現れたのは私とランスだけだった。
「……お嬢様。やっぱり彼は」
「うん。寝坊ね」
◇
昼休み、ぐったりした顔でラッセルが教室に駆け込んできた。
「……お、おはよう……! 俺だって、やる気はあるんだ……!」
アロイス王子は紅茶を啜りながら肩を震わせた。
「やる気だけでは起きられないのか、ラッセル」
私は苦笑して告げた。
「寝坊が治らない限り、剣より先に生活習慣を直すことね」
「ぐっ……! でも俺は諦めない!
リーズの隣に立つためなら、俺は何度でも挑戦する!」
◇
その熱い宣言に、周囲は一瞬静まり――次の瞬間、王子が吹き出した。
「はははっ! 首の皮一枚どころか、糸一本じゃないか!」
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