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サポート編
温もり
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「ねえみてメリー、ねこ」
「まあ可愛い、何処から入ってきたのかしら?」
散歩中に庭の噴水で水を飲む猫に出会ったライルは目を輝かせた。
前世ではアレルギーで触れなかったニャンコだ!
「猫ちゃんて体調が悪いほど平気なフリをするんですよ?」
「なんで?」
「体調が悪い事を知られたら、他の動物に襲われてしまうって分かっているんですって。猫ちゃんてお利口さんですね」
「もっとあんしんできるばしょがあればいいのにね」
メリアは目を丸くすると「‥‥そうですね」と優しく微笑んで頭を撫でてくれた。
猫は水を飲み終わるとすぐ近くにあった温室に入っていった。
近くまで行くとニャーニャーと子猫の声が聞こえる。
「あかちゃんいる」
できるだけ小さな声でメリアに教えると、僕の耳に顔を近づけたメリアは口元に手を添えた。
「お母さん猫さん、赤ちゃんを守る為に引っ掻きますから、近づいてはダメですよ」
「はぁい」
小さく言いながらそぅっと覗いて、母猫のお腹をモニモニする子猫をしばらく観察。
「あかちゃんねちゃった」
「お母さんのお腹の上で安心したんでしょうね」
「ここならあめがふってもだいじょうぶだね」
「皆にしばらくは温室に近づかないように言っておかないと」
「かわいいね♡」
へにゃっとしている僕を見て、メリアはふふふと笑った。
「ええ、本当に」
◇◆◇◆◇◆
日も落ちる頃、リュシアンとリヒトの2人はヴァレリー公爵邸へ帰って来た。
2人ともって事は、リヒトは家に帰らなかったんだ。
急いで玄関ホールまで行くと、リヒトは意外にもニコニコとしている。
階段を降りる僕に2人から同時に声がかかった。
「お出迎えに来てくれたの?ありがとライル」
と笑顔で手を広げるリヒト。
「ライル様ただいま帰りました」
と真顔で手を広げるリュシアン。
ん?
右には心にキズを負ったかもしれない仲良しのリヒト。
左には最推しリュシアン。
僕は今、人生最大の選択を迫られている……気がする。
どちらに飛びつこうか決めあぐねて、ソロリソロリと近づくと、リュシアンの顔に赤黒い汚れが見えた。
!!!
「たいへん!!リュシーせんせい、おかおケガしてる!」
キャーっと驚いてリュシアンを引っ張って走り出す。
「ペリースせんせーい!ベハンデル~!」
リュシアンの記憶ではペリース医師の部屋もベハンデルの部屋もこの方向には無いのだが、ライルに引っ張られるままついていった。
冷え切っていた体の一部がほんわり暖まり、そこからジワジワと全身に体温が戻っていく。
◇◆ リュシアン
「リュシーせんせいだいじょうぶ?いたい?」
ハラハラと振り返り聞くライルが可愛い。
「痛くはありません」
たぶんリヒトの義母の爪でも当たったのだろう。
「ほんと?みせて」
手を伸ばすライルに膝をつき、頬を差し出した。
「ひっかかれちゃったの?おかあさんねこ、さわっちゃった?」
心配されている。
「廊下の真ん中で2人して何してる?」
呆れた低い声。
ここはレイナードの部屋の前だったらしい。
リュシアンのキズを見たライルがレイナードを見上げ、ウグッと涙目になった。
「ちちうえ、、リュシーせんせい、ちでた、いたい」
なぜカタコト。
!!
カッとレイナードの目が見開かれ、突然抱き上げられた。
!!!
「ライル!そこの扉を開けろ!」
「はい!」
「いえ‥‥あの‥‥」
パニックの親子にリュシアンの声は届かない。
息の合った親子の流れるような連携プレーで、重病人のようにレイナードのベットへと丁寧に寝かされてしまった。
「ライル!1番奥の部屋にアデルがいる、ペリース医師を呼んでくるよう伝えてこい」
「はい!」
使命を帯びたライルは、1人にしないでと心で訴えるリュシアンに気づく事なく走って行った。
たかが引っ掻きキズにこの大騒ぎは‥‥恥ずかしすぎる。
「リュシアン、ケガはどこだ?」
ベットの端に座るレイナードは無遠慮にリュシアンを覗き込んでくる。
隠れようと引っ張ったシーツは、ジャマだと剥ぎ取られた。
「顔を‥‥」
言いかけるリュシアンのアゴに添えられた手が、顔を見せろと強要してくる。
「少し引っ掻かれただけなのです」
抗おうとしても、男を感じさせる大きな手は逃げる事を許さない。
我が儘にクイと横に倒される。
「誰にやられたんだ?」
傷口を見たレイナードの一段低い声が耳元で響くと、ゾクゾクとして耳が熱い。
「‥‥猫に」
レイナードは一瞬だけ疑うような表情を浮かべ「‥ふぅ‥‥」と安堵の表情を見せた。
「‥‥この時期の母猫には近づかないように」
レイナードから大切にされているような甘い錯覚に、くらくらと軽い目眩がする。
「はい、申し訳ありませ‥‥んっ‥」
くすぐったい。
大した事はないと分かったレイナードは、キズへの興味をすぐさま違う物へと移していた。
リュシアンの顔の自由を奪ったまま、今度は赤く染まった耳をさわさわと不思議そうにイジり始めた。
肩をよじって抵抗すると、無意味な抵抗はさらにレイナードを煽っただけだった。
「‥あっ‥‥」
くすぐる様に耳を触られて、恥ずかしい声を出してしまった。
リュシアンの声に誘われて、レイナードの顔がリュシアンの首筋へ降りてくる。
首にかかる息が熱い。
「旦那様、ペリース医師をお連れしました」
ライルが開け放した入り口からアデルの声がした。
レイナードは不貞腐れ、冷たくなっていたリュシアンの体は指先まで熱くなっていた。
◇◆ リヒト
その日の夜、リヒトが寝ていると、アデルお手製可愛い猫さんパジャマを着たライルがひょっこりと現れた。
「リヒトせんせいねちゃった?」
「アデルがこだわるからおそくなっちゃった」
ライルは1人でぶつぶつ言いながら部屋に入ってくる。
面白そうなので寝たふりをしてみることにした。
ベットをよじ登っている気配に、今にも笑いそうになる。
何をするつもりだろう?
モゾモゾと布団に潜り込むと、手にチュッと柔らかいものが押し付けられる。
しっぽがくすぐったい。
何回かチュッチュッとしてモゾモゾ出てきた。
「モニャモニャでなかった。わるいまほうさわってないみたい。よかった」
どうやら闇魔法から救いに来てくれたらしい。
必死に笑いを堪える。
次は顔の上に覆い被さってきた。
(苦しい…汗)
ガバッと起き上がりライルを受け止める。
「捕まえたぞイタズラ猫め」
ギュッと抱きしめた。
ライルは「わっ!」とジタバタしてキャッキャッと笑っている。
「ねぇライル、顔の上で何してたの?」
「ん?おなかでねるとあんしんできるんだよ?しってた?」
いひひっと仕入れたばかりの知識に胸を張っている。
「あんしんできないと、おからだいたくてもうそつかないといけないんでしょ?」
笑顔を作っていたリヒトの目頭がジンと熱くなる。
リヒトはライルのお腹にポスッと顔を突っ込むと「帰る家無くなっちゃった」と呟いた。
「じゃあ、リュシーせんせいはちちうえのおよめさんだから、リヒトせんせいはぼくのおよめさんね」
「はい、ゆびきりー」と猫の肉球を出すライルにリヒトは目をぱちくり。
アハハハって可愛いく笑った。
「ライルが僕のお嫁さんだろ?」
「リヒトせんせいのがかわいいもん」
「まあ可愛い、何処から入ってきたのかしら?」
散歩中に庭の噴水で水を飲む猫に出会ったライルは目を輝かせた。
前世ではアレルギーで触れなかったニャンコだ!
「猫ちゃんて体調が悪いほど平気なフリをするんですよ?」
「なんで?」
「体調が悪い事を知られたら、他の動物に襲われてしまうって分かっているんですって。猫ちゃんてお利口さんですね」
「もっとあんしんできるばしょがあればいいのにね」
メリアは目を丸くすると「‥‥そうですね」と優しく微笑んで頭を撫でてくれた。
猫は水を飲み終わるとすぐ近くにあった温室に入っていった。
近くまで行くとニャーニャーと子猫の声が聞こえる。
「あかちゃんいる」
できるだけ小さな声でメリアに教えると、僕の耳に顔を近づけたメリアは口元に手を添えた。
「お母さん猫さん、赤ちゃんを守る為に引っ掻きますから、近づいてはダメですよ」
「はぁい」
小さく言いながらそぅっと覗いて、母猫のお腹をモニモニする子猫をしばらく観察。
「あかちゃんねちゃった」
「お母さんのお腹の上で安心したんでしょうね」
「ここならあめがふってもだいじょうぶだね」
「皆にしばらくは温室に近づかないように言っておかないと」
「かわいいね♡」
へにゃっとしている僕を見て、メリアはふふふと笑った。
「ええ、本当に」
◇◆◇◆◇◆
日も落ちる頃、リュシアンとリヒトの2人はヴァレリー公爵邸へ帰って来た。
2人ともって事は、リヒトは家に帰らなかったんだ。
急いで玄関ホールまで行くと、リヒトは意外にもニコニコとしている。
階段を降りる僕に2人から同時に声がかかった。
「お出迎えに来てくれたの?ありがとライル」
と笑顔で手を広げるリヒト。
「ライル様ただいま帰りました」
と真顔で手を広げるリュシアン。
ん?
右には心にキズを負ったかもしれない仲良しのリヒト。
左には最推しリュシアン。
僕は今、人生最大の選択を迫られている……気がする。
どちらに飛びつこうか決めあぐねて、ソロリソロリと近づくと、リュシアンの顔に赤黒い汚れが見えた。
!!!
「たいへん!!リュシーせんせい、おかおケガしてる!」
キャーっと驚いてリュシアンを引っ張って走り出す。
「ペリースせんせーい!ベハンデル~!」
リュシアンの記憶ではペリース医師の部屋もベハンデルの部屋もこの方向には無いのだが、ライルに引っ張られるままついていった。
冷え切っていた体の一部がほんわり暖まり、そこからジワジワと全身に体温が戻っていく。
◇◆ リュシアン
「リュシーせんせいだいじょうぶ?いたい?」
ハラハラと振り返り聞くライルが可愛い。
「痛くはありません」
たぶんリヒトの義母の爪でも当たったのだろう。
「ほんと?みせて」
手を伸ばすライルに膝をつき、頬を差し出した。
「ひっかかれちゃったの?おかあさんねこ、さわっちゃった?」
心配されている。
「廊下の真ん中で2人して何してる?」
呆れた低い声。
ここはレイナードの部屋の前だったらしい。
リュシアンのキズを見たライルがレイナードを見上げ、ウグッと涙目になった。
「ちちうえ、、リュシーせんせい、ちでた、いたい」
なぜカタコト。
!!
カッとレイナードの目が見開かれ、突然抱き上げられた。
!!!
「ライル!そこの扉を開けろ!」
「はい!」
「いえ‥‥あの‥‥」
パニックの親子にリュシアンの声は届かない。
息の合った親子の流れるような連携プレーで、重病人のようにレイナードのベットへと丁寧に寝かされてしまった。
「ライル!1番奥の部屋にアデルがいる、ペリース医師を呼んでくるよう伝えてこい」
「はい!」
使命を帯びたライルは、1人にしないでと心で訴えるリュシアンに気づく事なく走って行った。
たかが引っ掻きキズにこの大騒ぎは‥‥恥ずかしすぎる。
「リュシアン、ケガはどこだ?」
ベットの端に座るレイナードは無遠慮にリュシアンを覗き込んでくる。
隠れようと引っ張ったシーツは、ジャマだと剥ぎ取られた。
「顔を‥‥」
言いかけるリュシアンのアゴに添えられた手が、顔を見せろと強要してくる。
「少し引っ掻かれただけなのです」
抗おうとしても、男を感じさせる大きな手は逃げる事を許さない。
我が儘にクイと横に倒される。
「誰にやられたんだ?」
傷口を見たレイナードの一段低い声が耳元で響くと、ゾクゾクとして耳が熱い。
「‥‥猫に」
レイナードは一瞬だけ疑うような表情を浮かべ「‥ふぅ‥‥」と安堵の表情を見せた。
「‥‥この時期の母猫には近づかないように」
レイナードから大切にされているような甘い錯覚に、くらくらと軽い目眩がする。
「はい、申し訳ありませ‥‥んっ‥」
くすぐったい。
大した事はないと分かったレイナードは、キズへの興味をすぐさま違う物へと移していた。
リュシアンの顔の自由を奪ったまま、今度は赤く染まった耳をさわさわと不思議そうにイジり始めた。
肩をよじって抵抗すると、無意味な抵抗はさらにレイナードを煽っただけだった。
「‥あっ‥‥」
くすぐる様に耳を触られて、恥ずかしい声を出してしまった。
リュシアンの声に誘われて、レイナードの顔がリュシアンの首筋へ降りてくる。
首にかかる息が熱い。
「旦那様、ペリース医師をお連れしました」
ライルが開け放した入り口からアデルの声がした。
レイナードは不貞腐れ、冷たくなっていたリュシアンの体は指先まで熱くなっていた。
◇◆ リヒト
その日の夜、リヒトが寝ていると、アデルお手製可愛い猫さんパジャマを着たライルがひょっこりと現れた。
「リヒトせんせいねちゃった?」
「アデルがこだわるからおそくなっちゃった」
ライルは1人でぶつぶつ言いながら部屋に入ってくる。
面白そうなので寝たふりをしてみることにした。
ベットをよじ登っている気配に、今にも笑いそうになる。
何をするつもりだろう?
モゾモゾと布団に潜り込むと、手にチュッと柔らかいものが押し付けられる。
しっぽがくすぐったい。
何回かチュッチュッとしてモゾモゾ出てきた。
「モニャモニャでなかった。わるいまほうさわってないみたい。よかった」
どうやら闇魔法から救いに来てくれたらしい。
必死に笑いを堪える。
次は顔の上に覆い被さってきた。
(苦しい…汗)
ガバッと起き上がりライルを受け止める。
「捕まえたぞイタズラ猫め」
ギュッと抱きしめた。
ライルは「わっ!」とジタバタしてキャッキャッと笑っている。
「ねぇライル、顔の上で何してたの?」
「ん?おなかでねるとあんしんできるんだよ?しってた?」
いひひっと仕入れたばかりの知識に胸を張っている。
「あんしんできないと、おからだいたくてもうそつかないといけないんでしょ?」
笑顔を作っていたリヒトの目頭がジンと熱くなる。
リヒトはライルのお腹にポスッと顔を突っ込むと「帰る家無くなっちゃった」と呟いた。
「じゃあ、リュシーせんせいはちちうえのおよめさんだから、リヒトせんせいはぼくのおよめさんね」
「はい、ゆびきりー」と猫の肉球を出すライルにリヒトは目をぱちくり。
アハハハって可愛いく笑った。
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いや、その前に……何だって悪役令嬢モノの世界でバカ王子の俺がヒーローに惚れられてんだ?
2025年10月に全面改稿を行ないました。
2025年10月28日・BLランキング35位ありがとうございます。
2025年10月29日・BLランキング27位ありがとうございます。
2025年10月30日・BLランキング15位ありがとうございます。
2025年11月1日 ・BLランキング13位ありがとうございます。
第13回BL大賞で奨励賞をいただきました。これもひとえに皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。
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