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ユミコ奪還編~ルギア神殿へ
第77話 勇者ルギア神殿に着く
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俺がチチブに来て知った、ひとつの真実。
それは、イワツキで出会ったシリウスシスターズの四人が、実は別の異世界から来たと言う事。
なんか、彼女たち主役で、スピンオフな2次創作が出来そうだ。
そんな事より、今はこの作品のストーリーを進めないと。
ケイの案内で、俺はルギア神殿にたどり着く。
「え、ここがルギア神殿?」
その場所は、屋根のある庭園の奥にある、ひっそりとした建物だった。
これが神殿とは、誰も思わないだろう。
もしかしたら、俺がこの街に来て話しかけた人たちは、ほんとに知らなかったのかもしれない。
「ええ、ここがそうよ。
実は私、魔法の鍵を持ってなくて、入れなかったのよね。」
とケイはニヤける。
はあ、なるほど。
目的地は同じだった訳ね。
俺は魔法の鍵を使い、ルギア神殿の扉を開ける。
ついに来たぞ、ルギア神殿。
これでユミコは助かるんだな。
って、ユミコはどこにいる?
俺は近くにいる巫女さんに、聞いてみる。
「ここは偉大なる精霊神、ルギアを祀った神殿です。」
んな事は分かってるよ、ユミコはどこだ!
「かつて勇者ウラワは、太陽の光を大気中の水蒸気でプリズム反射させ、虹の橋を作ったそうです。」
はあ?いきなり何言い出すんだ?
それよりユミコはどこだよ。
「虹の橋を作るのに最適な場所。それが神帝のほこらと言われてます。」
くそ、こいつら話しが通じない。ユミコはどこだよ。
「ユウタ君、こういう時はね、ルギア像のある本殿が怪しいのよ。」
焦る俺に、ケイがアドバイス。
「そうか、なら怪しいのはあの部屋だな。
ありがとう、ケイさん。」
俺はケイに礼を言って、その部屋に急ぐ。
「ルギア像に拝礼するなら、16000円の寄付をして下さい。」
本殿の入り口で、ひとりの巫女がそう告げる。
「何?」
今の俺の所持金は、16032円。
ほぼ全額を差し出せと言う。
でもユミコを助けるためだ。おしくない。
「駄目よ、ユウタ君。そんな金、払っちゃだめ。」
俺が寄付しようとするのを、ケイが止める。
「まあ、精霊ルギア様に対して、なんて恐れ多い。」
巫女さんは、なぜか恐れ出す。
「今16000円寄付しても、中には入れてくれない。
もっと多額の寄付を要求してくるわ!」
「え、それじゃあ詐欺じゃん。」
「ま、まあ、精霊ルギア様を侮辱するなんて、なんて邪悪な悪魔なの。きぃー!」
「消費者庁にも、被害相談が殺到しているわ。
ユウタ君、騙されないで!」
「きぃー!精霊ルギア様を、何だと思ってるの、きぃー!」
巫女さんは、怪しさ満点に狂いだす。
これ、あのルギアとは関係ない事を願うよ。
俺は巫女さんを無視して、本殿に入る。
巫女さんはきーきー言ってるだけで、俺たちの邪魔はしなかった。
それは、イワツキで出会ったシリウスシスターズの四人が、実は別の異世界から来たと言う事。
なんか、彼女たち主役で、スピンオフな2次創作が出来そうだ。
そんな事より、今はこの作品のストーリーを進めないと。
ケイの案内で、俺はルギア神殿にたどり着く。
「え、ここがルギア神殿?」
その場所は、屋根のある庭園の奥にある、ひっそりとした建物だった。
これが神殿とは、誰も思わないだろう。
もしかしたら、俺がこの街に来て話しかけた人たちは、ほんとに知らなかったのかもしれない。
「ええ、ここがそうよ。
実は私、魔法の鍵を持ってなくて、入れなかったのよね。」
とケイはニヤける。
はあ、なるほど。
目的地は同じだった訳ね。
俺は魔法の鍵を使い、ルギア神殿の扉を開ける。
ついに来たぞ、ルギア神殿。
これでユミコは助かるんだな。
って、ユミコはどこにいる?
俺は近くにいる巫女さんに、聞いてみる。
「ここは偉大なる精霊神、ルギアを祀った神殿です。」
んな事は分かってるよ、ユミコはどこだ!
「かつて勇者ウラワは、太陽の光を大気中の水蒸気でプリズム反射させ、虹の橋を作ったそうです。」
はあ?いきなり何言い出すんだ?
それよりユミコはどこだよ。
「虹の橋を作るのに最適な場所。それが神帝のほこらと言われてます。」
くそ、こいつら話しが通じない。ユミコはどこだよ。
「ユウタ君、こういう時はね、ルギア像のある本殿が怪しいのよ。」
焦る俺に、ケイがアドバイス。
「そうか、なら怪しいのはあの部屋だな。
ありがとう、ケイさん。」
俺はケイに礼を言って、その部屋に急ぐ。
「ルギア像に拝礼するなら、16000円の寄付をして下さい。」
本殿の入り口で、ひとりの巫女がそう告げる。
「何?」
今の俺の所持金は、16032円。
ほぼ全額を差し出せと言う。
でもユミコを助けるためだ。おしくない。
「駄目よ、ユウタ君。そんな金、払っちゃだめ。」
俺が寄付しようとするのを、ケイが止める。
「まあ、精霊ルギア様に対して、なんて恐れ多い。」
巫女さんは、なぜか恐れ出す。
「今16000円寄付しても、中には入れてくれない。
もっと多額の寄付を要求してくるわ!」
「え、それじゃあ詐欺じゃん。」
「ま、まあ、精霊ルギア様を侮辱するなんて、なんて邪悪な悪魔なの。きぃー!」
「消費者庁にも、被害相談が殺到しているわ。
ユウタ君、騙されないで!」
「きぃー!精霊ルギア様を、何だと思ってるの、きぃー!」
巫女さんは、怪しさ満点に狂いだす。
これ、あのルギアとは関係ない事を願うよ。
俺は巫女さんを無視して、本殿に入る。
巫女さんはきーきー言ってるだけで、俺たちの邪魔はしなかった。
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