戦国武将と晩ごはん

戦国さん

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第九話 本能寺の変・前編

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「貴様っ! ここをどこだと思っているっ!」

「ええと……?」

 鈍く光る日本刀の切っ先がわたしの喉元に突きつけられている。

 大きくクリクリとした瞳。
 どことなく子犬みたいな雰囲気をした少年が、木の板の床に座り込んでいるわたしに向かって怒鳴っている。

「それになんだ、その面妖な格好は……短い裾から太ももを露わにさせてっ!」

「面妖って……これは学校指定の制服です。これでも冠婚葬祭にでも着ていける——」

「ええい、何をわけの分からぬことをっ! その風態は南蛮の間者か!? それとも他国の忍びなのっ!」

 このプリプリと怒っている子犬みたいな少年。
 着ている服装は、今まで訪れた武将さんたちと同じような格好をしている。

「ええと……」

 思い返してみよう。
 たしか放課後、日和と智巳と一緒にスーパーに行って買い物を済ませたはずだ。

 その証拠に、わたしの肩にはトートバックが掛かっている。

「これが夢かどうかを確かめるには、やっぱりこれしかないよねぇ……えいっ!」

 古今東西、古典的手法だけれど自分の右頬を強めにつねってみた次の瞬間。
 頬にビリっと痛みが走る。

「——うん、痛い」

 わたしのとった行動がかなり変だったのか、少年は眉根を寄せ不思議そうにしている。

「ふむ……痛いからこれは夢じゃないはずだよ」

 まだヒリヒリと刺す頬を和らげるように撫でつつ、わたしはざっと周りに目をやった。

 まずは正面……つまり少年の背後には障子戸が開け放たれている。
 そこでこの少年とのファーストコンタクトが起き、今に至っているわけなのだよ。

 開け放たれた障子戸から見てえている外の風景。
 当然のごとく、わたしにはまったく見覚えがない風景だ。

「ふむむ。あれは日本庭園……?」

 部屋の位置が高いんだろう。 
 わたしの視界からは、松の木や剪定された樹木の上の部分だけが映っている。
 
「困ったな。本当にどこなのよ、ここ……?」

 振り返って視線を後ろにやれば、部屋を仕切っている襖が視界に入ってくる。
 その一枚一枚には立派な日本絵画が描かれているふすまは、壮観なものだ。

 わたしが座り込んでいる木の床も、ずいぶんと年季が入って趣深い雰囲気を醸し出しているし。

「これってまるで——」

 中学生のとき訪れた京都の修学旅行で、お寺のようじゃない。
 感じる空気に若干違いはあるものの、雰囲気や意匠はそれに近いものがある。

「なんだ、ずいぶんと騒がしいな」

「あれ、この声ってまさか……?」

 障子戸に映るシルエット。
 豪快にドスドスと騒がしく木の床を踏みしめて足音。
 そして、この聞き覚えのある大声は——

「倫っ!? どうしてお前がここにいるんだ!?」

「ええと……やっぱり信長さんっ!」

 信長さんは、ぎょっとして驚いた顔のまま固まっている。

「——殿。この女を知っておられるのですか?」

「ああ俺の知り合いだ……刀を下ろせ、蘭丸」

 言われて少年は刀を鞘に納めると、すっと信長さんの前にかしずいた。

「あの……もしかして、その蘭丸くんって、森蘭丸って名前じゃ……?」

「おお、よく知ってるな。蘭丸は頭も切れ優秀な俺の小姓だが……そんなことよりもだ。どうしてお前がにいるんだ、倫?」

 信長さんはぎょっとして怪訝そうな顔をしている。
 まるで幽霊でも見たかと言わんばかりに。

「いや……どうしてと言われてもです——ってここもしかして過去の時代なんですかっ!?」

「おう。ここは俺たちがいる乱世の時代だ。知ってて来たんじゃないのか?」

「うそ……」

 信長さんがいて、蘭丸くんがいる。
 今いる場所も現代のデザインっぽくない建物——

「もしかしなくても、これってわたしが戦国時代《こっち》に来ちゃったってことっ!?」



 ◇


 同室——

 今部屋にいるのは信長さんとわたしの二人だけだ。
 蘭丸くんは信長さんの指示で部屋の外で待機してる。

「しっかし、十数年ぶりに再開したというのに……お前は全く変わってないな、倫」

 信長さんは懐かしそうに、わたしの顔をじぃっと見てくる。

「ええと……?」

 久しぶりも何もだよ。
 つい先週も信長さんと会ったばかりだし、懐かしいもなにもないのだ。
 
 でも——

「お前が大人しいのは……なんかこう、落ち着かんな」

「わたしだって静かなときくらいあるんですよ……っていうか。わたしと会うのが数十年ぶりってどういうことなんです?」

「……あ? 何を言ってるんだ——」

 わたしの言ったことに信長さんは怪訝そうにしていたら、何か突然閃いたみたいにハッとした表情をし——

「お前、もしかして昔の倫じゃないのか……?」

「む、昔っ!?」

 そこから信長さんが教えてくれた事実に、わたしは衝撃を受けてしまっていた。

 信長さんや他の武将さん達が突然、御角家に行くことができなくなったこと。
 だから、十数年ぶりでの再開になってしまったこと。

 ついでに、今いる場所が本能寺であることを教えてくれた。

「……なるほどですね」

 だとするとだ。
 かなり困った状況だぞ。

 どうやってか分からないけれど、わたしは過去の時代にいる。
 しかもだよ……あの本能寺の変が起こる場所にいるんだからね。

「なんだ。珍しく難しい顔をして。俺はお前と久しぶりに会えたことが嬉しいんだがなぁ。まあ、お前はそうでもないのかもしれんがな。くはははっ」
 
 と、おもいっきり笑ってみせているけれど。
 でも、少し信長さんはガッカリしたようにみえるのは、わたしの気のせいだろうか。

「でだ。お前はこっちに何をしに来たんだ?」

「——さあ。それはわたしが一番知りたいですけど……それは置いておいて。ええと、今日は何月何日です……?」

 わたしの問いに信長さんは顔をしかめた。

「今日は六月一日だが……変なことを聞くんだな。今日がなんだっていうんだ?」

「ろ、6月1日っ!?」

 わたしの驚いた声が部屋中に響いた。
 外にいる蘭丸くんの体が、ビクっと震えたのがシルエットからも分かるくらいにだ。

「でっかい声を出して……お前はさっきからどうしたっていうんだ、倫?」

 眉根を八の字にさせて、信長さんは今日一番と言わんばかりの怪訝そうな顔をわたしに向けている。

 本能寺の変——

 日本史における大事件のひとつである。
 1582年6月2日未明に、重臣の一人・明智光秀さんが謀反を起こし、信長さんがいる本能寺を襲撃したのだ。
 天下統一を目前とした信長さん終焉の地。

 その前日にわたしはどうやら来てしまったみたいだ。

「うん……待てよ?」

 これってもしかしなくても、これって歴史を変えられるんじゃないの?
 信長さんがここで死ぬのを阻止できるんじゃないの?

「そうと決まったら——」

 ——ぎゅるるる~ぎゅるるるぅ~っ

 何というタイミングだ。
 わたしのお腹が腹減りタイムを告げて鳴り始めだしている。

「くはははっ! 久しぶりに聞いたな、その腹の音っ!」

 信長さんは目に涙を溜めて、めちゃくちゃ爆笑している。
 愉快そうに体を揺さぶって、天井を突き抜けそうなほど声を上げてだ。

「うぅ~……何もそんなに笑わなくてもいいじゃないですか~」

「くっくっく……すまんすまん。まあそこまで腹が減っているなら飯を用意させてやろう。俺を笑わせてくれた礼だ」

 お前の腹は相変わらず素直だなっ。その腹の音も久しぶりに聞かせてもらったなっ」

「ええっ!? ご飯を食べさせてくれるんですっ!?」

「くははははっ! その反応も久しぶりだな。ああ、ちゃんと喰わせてやるから安心しろ」

 信長さん笑いすぎでしょ。
 というか、本当に久しぶりで嬉しいのかもと考えると、わたしはこれ以上文句を言えなくなっていた。

「はぁー笑った笑った。何年ぶりだ、こんなに笑わせてもらったのは……む、そうだ。いい事を考えついたぞ」

 何か企んでいるかのように、急に信長さんは不適な笑みをして、わたしをじぃ~っと睨みはじめだした。

「ええと……信長さん?」

「——倫、お前が料理を作ってくれっ」

「え、は? わたしが料理を作るんですっ!?」

「おう、そうだ。せっかくお前と再開したんだからな。ここでお前の料理を食べなければ、俺は後々まで後悔しそうだしな」

「へっ!? いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ、信長さんっ!?」

 せっかくこの時代の料理を食べる機会ができたんだよ。
 何もわたしの料理を今食べる必要がある意味が分からない。

「うぅ~」

「そんな泣きそうな顔はするな、倫。ちゃんとこっちの飯も用意したやるから心配の必要はない」

「え……本当の本当に料理を用意してくれるんですかっ! 絶対に絶対の約束ですよ!」

「くはははっ! 俺が約束を破ったことなどないだろうが。ちゃんと用意してやるから、お前は俺のために料理を振る舞ってくれ」

「はい、じゃあ任せてくださいね。信長さんっ!」

 俄然やる気が出てきた。
 グルメな信長さんが用意してくれる料理なら、絶対に美味しいに決まってる。

 もちろんこの時代の料理のためだけじゃなくてさ。
 信長さんが食べたいなら作ってやろうじゃないの。

「蘭丸っ!」

「はい」

 蘭丸くんの返事が聞こえると同時に、障子戸がすぅーっと静かに開く。
 そこには尻尾を降って指示を待つ子犬のようにお座りをした蘭丸くんの姿があった。

「蘭丸、この倫を調理場まで案内しろ」

「は……かしこまりました」

 すくっと立ち上がり、子犬のような顔をわたしに向けた。

「では倫殿。調理場までご案内いたしますので、わたくしに着いて来てください」

 本能寺の変のことは一旦置いて、今は料理に集中しなくちゃね。

 時間はたくさんあるし。
 その話はご飯を食べた後で、ゆっくりすればいいのだ。

 わたしはそんなことを考えながら、蘭丸くんに連れられ調理場へと向かった。


 ◇


 ——調理場

 森蘭丸くん——
 森可成もりよしなりさんの三男で、早くから信長さんの小姓として召抱えられている。

 蘭丸くんが美少年だったと言う逸話があるのだけれど。
 実際にそうだったとする彼に関する資料はほとんどないのだ。
 それでも後世にかけて、蘭丸くんは美少年として伝わってる。

「あの、わたくしの顔になにかついていますでしょうか?」

「あ、ううん。なにも問題ないよ、うん。気にしないで」

「はぁ……」

 きょとんとした顔でわたしを見ている蘭丸くん。
 たしかに美少年といえば美少年なんだけれど、なんというか……何処となく子犬っぽいんだよね。

「それで倫殿。ここにある食材で殿が喜びそうな料理を作れるでしょうか?」

「う~ん……そうね——」

 この時代の調理場をざっと見渡してみると、芋にダイコンに蓮根、干した魚に見たことがない食材の数々が置かれている。

 もちろん調理道具も揃ってて、料理するのにはなんの問題もなさそうだ。

「どんな献立になさりますか? 殿は濃い味付けが好きなので、薄い味付けは避けられた方がよろしいかとおもいますが……」

「ああ、そこは問題ないから心配しないで。もう何を作るかは決めてあるから」

 子犬みたいに困った表情をしている蘭丸くんを安心させるように、わたしは満面の笑みでカッツポーズをしてみせた。

 わたしが持ってきたトートバックの中には、スーパーで買った食材が入っている。

 一般家庭でまずお目にかかれないくらい大きな檜のまな板の上に、買った食材を並べていく。

「まずは鳥もも肉を2パックっと。んでんで、人参にジャガイモ、玉ねぎと……」

「なんと不思議な風呂敷ですね……どれだけの食材が出てくるのですか……」

 とまあ、バックから出てくる食材の量に、蘭丸くんは目を丸くして唖然としている。

「んふふふ~。これくらいで驚いていては困るよ、蘭丸くんっ」

 最後にズバっと取り出した箱を、わたしは天高く掲げてみせた。

 その瞬間。
 調理場の端に立って、わたしを眺めていた料理人さん達から「おお~っ……」と感嘆と驚きが入り混じった声が漏れてくる。

「ふっふっふぅ……さあ刮目せよっ! これこそ最高にして至高のカレールーよっ!」

 と、一度はこんな風に言ってみたかった。 
 でもまあ、これは普通に売ってる市販のカレールーなんだけれどね。
 あとは甘党の信長さんのことを考慮して、今回は甘口なのだよ。

 元々は若い信長さんのために買ったんだけれど。
 
 「こっちも同じ信長さんだから、大丈夫でしょう」

 もし仮に文句を言われたら、信長さんが信長さんに文句を言ってくれればいいのだ。

「さ、作るわよ~」

 まずは皮を剥いた玉ねぎの繊維にそってくし型に切る。
 玉ねぎは四個買ってあるから、それを全部同じように切っていく。

「ふむ。次はジャガイモね」

 玉ねぎ同様にジャガイモの皮を包丁で剥いて、芽を取り除いていく。
 そうしたら、今度はジャガイモを縦に切って一口大に切りそろえる。

 ジャガイモも四個買ってあるから、これまた同じような工程を繰り返す。

 ジャガイモが終わったら、人参に取り掛かろう。

 これまた人参の皮の表面を包丁で削るように剥く。
 人参もジャガイモ同様に、一口大に切りそろえるっと。

「さあ、いよいよ本日のメインの出番だ」

 鶏もも肉は大きめに切っていく。
 鶏もも肉は切りにくいんだけれど、わたしは慣れているからそれほど苦にならないのだよ。

 2パックの鶏もも肉を切り終えたら、次は炒める準備だ。

 既に竈には火が入っている。
 竈の上に置かれた鉄鍋に油を少々入れて——

「最初は玉ねぎから炒めていくっと」

 まず玉ねぎを鉄鍋の中で炒めて、油が全体に回ったら、ジャガイモ、人参、お肉を順に入れていく。
 じゅうじゅうと、見ているだけでもお腹が空いてくる美味しそうな音をさせている。

 しばらく炒めるていけば、具材全体に油が回り玉ねぎがしんなりとしてくれば——

「水を加えてっと」

 お鍋に水を加えて煮立てば、グツグツと沸騰してくる。
 木製のお玉で灰汁あくを取って、具材が柔らかくなるまで煮込んでいく。

 具材が柔らかくなったのをお箸で刺して確認したら、いよいよカレールーの投入だ。

「ルーを割っていれて溶かして…… お鍋を底からよくかきまぜ、焦げないように注意しながらもう少しだけ煮込んでいけばぁ……んふふふ~カレーの匂いが堪らない~」

 鼻から吸い込めば脳を刺激し食欲をそそる、カレー独特の匂いが調理場全体にぷ~んと漂っている。

「えへへ……時代が違っても、こんな魅惑的な匂いに我慢なんかできないわよねぇ~」

 気づけば、いつの間にか調理場には人だかりが出来ていた。
 目を閉じて鼻をひくひくとさせ匂いを嗅いでいる人や、ヨダレを垂らして美味しそうな顔をしてる人たち。

 蘭丸くんも例外じゃない。
 我慢できないもう無理だよ、って表情をしてお鍋の中のカレーを見つめている。

 もちろんわたしのお腹も、ごりゅりゅりゅりゅ~っと、すごい音で叫び我慢ができそうもない。

「さあて、お皿にご飯を盛って、カレーをかければ——カレーライスの完成だっ!」

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