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挫折は1度目が全て
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人生で初めての挫折はいつですか?
それまでの人生、順風満帆に行っていた人程挫折と云う出来事は大きな障害になるのではないでしょうか。
じゃあ、何をもって挫折と呼ぶのか?
挫折の定義なんてあってないようなものだと感じました。
自分のものさしで人の人生を測るな。これは僕が教訓にしている言葉の一つです。
では、どんな挫折をして、どうやって立ち上がったのか、ここに書かせていただきます。
サッカーに明け暮れた青春時代。
小学生4年生からサッカーを初め、中学時代は強豪校と括られる学校で副キャプテン。
学校生活も何不自由なく楽しい日々でした。
それがずっと続くし、なんだって出来る!と思っていました。
勉強こそ出来ませんでしたが、運動神経は良く、友達にも恵まれ、彼女も居て。
今思うと幸せすぎる学園生活。
高校に入学の時期には、期待に胸を膨らませてサッカー選手に絶対になる!と心に決め、高校に入学。
最初の頃部活は厳しかったですが、充実していて、友達もすぐに出来て、恋人もすぐに出来て…完璧。
思い描いていた学校生活そのものでした。
入学してから半年が経たない夏休み。
もともと調子の悪かった膝を壊してしまい部活は休む事に。
すぐには復帰できない…出来ても長い間全力でのプレーは不可能。
ここが一つ目のターニングポイントです。
今思い返すとゆっくり怪我を治して、再度プロに向かってチャレンジする時間はありました。
が、それを認識して理解したのは数年も後の話し。
あの時の16歳の男子には、ただただサッカーが出来ない絶望しか無く、とうとう学校に行かなくなってしまいました。
不登校です。
全く家から出ずに部屋でゲームやテレビを見てその繰り返しの生活を約半年。
半年すぎた頃、部活のコーチが朝家まで迎えに来ました。
当時はただただうざったく、怖く、嫌でした。
今は色々な事を考えられます。
僕を諦めないでくれたコーチ。
クラスメイトは久しぶりに学校に行っても明るく普通に接してくれて。
凄く暖かい、人の愛を、当時は感じられなかったんです。
それから数週間学校に行くようになりましたが、結局また不登校。
1度折れた心を自力で戻すことは出来ませんでしたが。
いや、他人の力を借りようともしなかった、と言うのが正しいかと思います。
その頃には所謂、外の世界と自分の世界を完全に分けてしまってました。
そこからはずっと不登校で、2年生に上がるタイミングで、退学しました。
ここまでの話を自分で振り返っても、ただただ甘かったなと感じますが、後悔なんて全くしていません。
学校を辞めた後は家の近くの飲食店でアルバイトを始めましたが、週に1日や2日。1日3時間や4時間。
再び外に出る為のリハビリみたいなものでした。
そのバイトですら1年持たずに辞めてしまいました。
正確にはバックレました。
今振り返ると最悪です。
当時、給料が手渡しだったのですがそれすら取りに行けず、親に取りに行ってもらいました。
17歳の男がですよ。。
バイトを辞めてからはまた引きこもり生活に。
2ヶ月くらいがたった頃中学時代の友達から連絡が入り、遊ぼうよ!とお誘いが。外にも出たくなかったので勿論断りました。
地元の仲のいい友達の間でも僕の状況は広まっていてきっと心配してくれていたんだと思います。
断りのメールを入れてから1時間くらいだったでしょうか、自宅のインターホンが鳴り母親が出ると
そのメールをくれた友達でした。断りのメールの僕の心境を察したかの様に、無理矢理だったでしょうが家に押しかけてきました。
友達は特に僕を心配する様子もなく、いつも通りの態度で接してきて…。
僕は痛いほど感じてました。
心配してくれてるんだなと。
「バイク乗りなよ!」
この一言だけ、僕に投げかけて外に出ていきました。断る間もなく外に出た友達を僕はゆっくりと追いかけバイクの後にまたがりました。
少し肌寒くなってきた季節の夕暮れ時、バイクにまたがり、無言のままバイクを走らせて、少し走ると「海いこ」
そう言って着くまでお互い無言でした。
ただただ優しさが痛かった、苦しかった。
その意味は、きっと自ら優しさや、愛情を遠ざけて信じてからの裏切りを恐れていたのか、今ならわかります。
理由など無かったんです。
どん底と思っていたその世界から這い上がる気力が無かっただけ。
いいんです、ただの充電期間だったのかなと今なら思えます。
海に着いて感じた事は……無。でした。
友達の優しさが暖かく、嬉しく、楽しかった。
人と関わる瞬間に嫌な事や苦しい事ばかりに目を向けていた自分が、楽しい事や暖かい感情に目を向けた瞬間でした。
それからは徐々に友達と遊ぶようになり、バイトも新しく初めて、少しずつ立ち直って行きました。
まだ、完璧ではありませんでしたが……
このお話しの続きはまたの機会に。
少し立ち直るまでに、必要だった事。
それは、人との関わり。
でした。
人と関わり、人に救われ、人に喜びを覚える。
これを確認出来た事で今の僕があるのだと実感します。
ここでお伝えしたかった事は。
人を嫌いになる事や、諦める事はありません。
一括りにしてはいけないと言う事。
関わる人によって、僕も、皆さんも、変われるし、救われる。
人は暖かい。と言う事をお伝えしたかったです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
もし、人付き合いや、悩み事があるのなら、付き合う人や話す人を変えてみると自分の感情や世界が変わるかもしれません。
それまでの人生、順風満帆に行っていた人程挫折と云う出来事は大きな障害になるのではないでしょうか。
じゃあ、何をもって挫折と呼ぶのか?
挫折の定義なんてあってないようなものだと感じました。
自分のものさしで人の人生を測るな。これは僕が教訓にしている言葉の一つです。
では、どんな挫折をして、どうやって立ち上がったのか、ここに書かせていただきます。
サッカーに明け暮れた青春時代。
小学生4年生からサッカーを初め、中学時代は強豪校と括られる学校で副キャプテン。
学校生活も何不自由なく楽しい日々でした。
それがずっと続くし、なんだって出来る!と思っていました。
勉強こそ出来ませんでしたが、運動神経は良く、友達にも恵まれ、彼女も居て。
今思うと幸せすぎる学園生活。
高校に入学の時期には、期待に胸を膨らませてサッカー選手に絶対になる!と心に決め、高校に入学。
最初の頃部活は厳しかったですが、充実していて、友達もすぐに出来て、恋人もすぐに出来て…完璧。
思い描いていた学校生活そのものでした。
入学してから半年が経たない夏休み。
もともと調子の悪かった膝を壊してしまい部活は休む事に。
すぐには復帰できない…出来ても長い間全力でのプレーは不可能。
ここが一つ目のターニングポイントです。
今思い返すとゆっくり怪我を治して、再度プロに向かってチャレンジする時間はありました。
が、それを認識して理解したのは数年も後の話し。
あの時の16歳の男子には、ただただサッカーが出来ない絶望しか無く、とうとう学校に行かなくなってしまいました。
不登校です。
全く家から出ずに部屋でゲームやテレビを見てその繰り返しの生活を約半年。
半年すぎた頃、部活のコーチが朝家まで迎えに来ました。
当時はただただうざったく、怖く、嫌でした。
今は色々な事を考えられます。
僕を諦めないでくれたコーチ。
クラスメイトは久しぶりに学校に行っても明るく普通に接してくれて。
凄く暖かい、人の愛を、当時は感じられなかったんです。
それから数週間学校に行くようになりましたが、結局また不登校。
1度折れた心を自力で戻すことは出来ませんでしたが。
いや、他人の力を借りようともしなかった、と言うのが正しいかと思います。
その頃には所謂、外の世界と自分の世界を完全に分けてしまってました。
そこからはずっと不登校で、2年生に上がるタイミングで、退学しました。
ここまでの話を自分で振り返っても、ただただ甘かったなと感じますが、後悔なんて全くしていません。
学校を辞めた後は家の近くの飲食店でアルバイトを始めましたが、週に1日や2日。1日3時間や4時間。
再び外に出る為のリハビリみたいなものでした。
そのバイトですら1年持たずに辞めてしまいました。
正確にはバックレました。
今振り返ると最悪です。
当時、給料が手渡しだったのですがそれすら取りに行けず、親に取りに行ってもらいました。
17歳の男がですよ。。
バイトを辞めてからはまた引きこもり生活に。
2ヶ月くらいがたった頃中学時代の友達から連絡が入り、遊ぼうよ!とお誘いが。外にも出たくなかったので勿論断りました。
地元の仲のいい友達の間でも僕の状況は広まっていてきっと心配してくれていたんだと思います。
断りのメールを入れてから1時間くらいだったでしょうか、自宅のインターホンが鳴り母親が出ると
そのメールをくれた友達でした。断りのメールの僕の心境を察したかの様に、無理矢理だったでしょうが家に押しかけてきました。
友達は特に僕を心配する様子もなく、いつも通りの態度で接してきて…。
僕は痛いほど感じてました。
心配してくれてるんだなと。
「バイク乗りなよ!」
この一言だけ、僕に投げかけて外に出ていきました。断る間もなく外に出た友達を僕はゆっくりと追いかけバイクの後にまたがりました。
少し肌寒くなってきた季節の夕暮れ時、バイクにまたがり、無言のままバイクを走らせて、少し走ると「海いこ」
そう言って着くまでお互い無言でした。
ただただ優しさが痛かった、苦しかった。
その意味は、きっと自ら優しさや、愛情を遠ざけて信じてからの裏切りを恐れていたのか、今ならわかります。
理由など無かったんです。
どん底と思っていたその世界から這い上がる気力が無かっただけ。
いいんです、ただの充電期間だったのかなと今なら思えます。
海に着いて感じた事は……無。でした。
友達の優しさが暖かく、嬉しく、楽しかった。
人と関わる瞬間に嫌な事や苦しい事ばかりに目を向けていた自分が、楽しい事や暖かい感情に目を向けた瞬間でした。
それからは徐々に友達と遊ぶようになり、バイトも新しく初めて、少しずつ立ち直って行きました。
まだ、完璧ではありませんでしたが……
このお話しの続きはまたの機会に。
少し立ち直るまでに、必要だった事。
それは、人との関わり。
でした。
人と関わり、人に救われ、人に喜びを覚える。
これを確認出来た事で今の僕があるのだと実感します。
ここでお伝えしたかった事は。
人を嫌いになる事や、諦める事はありません。
一括りにしてはいけないと言う事。
関わる人によって、僕も、皆さんも、変われるし、救われる。
人は暖かい。と言う事をお伝えしたかったです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
もし、人付き合いや、悩み事があるのなら、付き合う人や話す人を変えてみると自分の感情や世界が変わるかもしれません。
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