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198『春休みの最終日の災厄』
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巡(めぐり)・型落ち魔法少女の通学日記
198『春休みの最終日の災厄』
今日で春休みもおしまい。
「桜を見に行こう!」
起き抜け、パジャマのまま二階から下りようとしたらお祖母ちゃんの声が噴き上がってくる。こないだから警報の出てる霧島新燃岳を思わせる勢い!
三日前に高麗山(こまやま)に花見に行ったとこなんで気が進まない。
なんたって、今日は春休み最後の日だからね。
特に用事が無ければ、長期休暇の最後は一人でウダウダしていたい人なんだよわたしは。しかし、山の噴火とその気になったお祖母ちゃんには逆らえない。
朝ごはんと朝のアレコレに30分だけ猶予があって「さあ、出かけるよ!」とお祖母ちゃん。魔法使いのフリーレンと同じくらい長生きしてるのに、思いたったら子どもみたいになる。
突然の思い付きなんで、お弁当なんかは用意なし。お財布とスマホ持っただけで外に出る。
「取りあえず、川沿いだよ」
あ、そういや川沿いにも桜はあったんだ。というか、けっこうイケてる。
日ごろは、家の前の戻り橋を渡って昭和の学校に行くだけだから、ほとんど気にも留めてなかった。昭和にも寿川はあるわけで、その川沿いを駅まで歩いていると、わざわざ令和の桜を見ることもないからね。
「おお……川沿いの桜もなかなかだねえ」
お世辞じゃなくて、そう思うよ。
めったに通らなくなった令和の川沿い、なんだか色々変わっちゃってるなあ……と思う。道路の舗装も上等だし、川には欄干以外に、その内側に子どもの背丈ほどのフェンスが立っている。電柱もコンクリート製だし、電線以外に光ケーブルが目立つしね。
でも、桜は変わらない。
むろん、一本一本の桜と顔見知りなわけじゃないんだけど、植えてある間隔とか大きさ、満開の桜花を身にまとった、その大きさとか勢いは同じ感じ。
昭和のあのころとは50年の開きがある。桜の寿命は人間と変わらないとか……ということは、あのころの桜は寿命を迎えて更新されて、更新された桜が、ちょうど元の桜と同じくらいの樹齢になってるんだね。
「ソメイヨシノってのは苦労だからね」
「苦労?」
「クローンだよ。品種改良で生まれた特異種だから挿し木で増やすしか無くて、どれも同じDNA」
「そうなんだ……」
「だから、全国どこへ行ってもソメイヨシノは同じ色、同じ形」
「え、形は違うよ」
「花とか樹皮とかはいっしょ。巡だって、起き抜けと今とじゃ違うだろ。起きた時は髪もグチャグチャで顔もブチャムクレだし。楽しい時と悲しい時とじゃ違うだろ。でも、どれも同じ巡だ」
「ああ、なるほど」
「で、お祖母ちゃんは、いつだってアレが必要なわけでぇ……」
いきなり道路を渡ったかと思うと、池田酒店でお酒を買いに行ってるし(^_^;)。
いつの間にか一キロほど歩いて、そのまま大浜まで行ってみようということになって大浜線が『し』の字に曲がるところまでやってきた。
「ああ、海が見えて来たよ」
「ああ……」
春の海は、高麗山からも見たし、横須賀の帰りには石見の内火艇に乗ってひねもすノタリノタリ哉も見てきたところ。
でも、何度見ても春の海の穏やかさには癒される。
『し』の字の曲がるままに歩いて、岬の灯台までやってきた。
川沿いの桜がそうであったように、ついこないだ来た1972年と変わりはないんだけど、この純白の灯台に灯台守の若夫婦は居ない。もう何年も前に日本中の灯台は無人化されてしまったからね。
「あ、石碑があるよ」
お祖母ちゃんが官舎の横の白い石碑を指さした。
前にも令和の灯台には来たんだけど気が付かなかった。灯台や官舎と同じ白い石を使っていたし、そんなに大きなものじゃないから迂闊なメグリは見落としていたんだね。
「ふうん、明治からこっち、三十人の灯台守がいたんだねえ……」
「ほんとだ……」
三十代目の灯台守は平賀勲さん……そうか、あのご夫婦は最後の灯台守だったんだ。
石に彫られた名前を指でなぞってみる。
「あれ、名前の上に丸印?」
「ああ……殉職したしるしだね」
「え、殉職!?」
見ると、他にも三人の灯台守に●印が付いていて、石碑の下に『●印は殉職者』と小さく書かれている。
「灯台守っていうのは厳しい仕事だからね、どんな嵐の夜でも灯はともし続けなくちゃならないし、時には遭難船やらの救助とかもね」
そ、そんな……
「巡、助けようなんて思うんじゃないよ。定まった歴史に手を加えるのは、それが、たった一人の命を救うことだって大きな影響が出ることがあるんだからね」
「でも、でも、勲さんはとってもいい人で……」
「しばらく、向こうの灯台にはいかない方がいい」
そう言うと、お祖母ちゃんはわたしの両手を重ねて、それを自分の手で包むようにしてポンポンと叩いた。
ビシュ!
空を切る音がしたかと思うと、お祖母ちゃんにいきなり突き飛ばされた!
理解するのに数秒かかった。お祖母ちゃんが睨み据える視線の先を追うと灯台のてっぺん、抜き身の剣を持ってソ連女が立っている!
「フフ、やっぱり一撃では倒せないかしら」
「貴様ッ、ロシアの魔法少女だな!?」
え?
お祖母ちゃんが上げた右手は肘から先が無くなっている! そして、たった今まで立っていたところに、お祖母ちゃんの右手が落ちている!
「邪魔する者はだれもいないわ、初手はババアの右手しか落とせなかったけど、今度は二人そろって叩き切ってあげるわッ!」
セイ!
掛け声と共に跳躍するユリア!
反射的にジャンプしたわたしは、無意識に耳に手をやって如意を取り出していた。ほら、高松塚で釆女の青さんからもらった得物よ!
ジャキーーン
中空で打ち合うと、そのまま灯台の周囲を周りながら対峙する。
「いつのまに、そんなものを……イッパシの魔法少女になったじゃない、倒し甲斐がるわぁ」
「ク……させるかあ!」
ジャキーン! シュキン! シャキシャキ! シャキーン!
五回打ち合って、なんとかしのいだけど、次はヤバイかも。
「そうかぁ……キレはなかなかのものだけど、修業が足りないから息が続かないのね……行くぞ!!」
ブワ!!
すごい圧に空間が歪む!
グァッギーーーーーーン!!
ググググ……(`m´#)
渾身の力ではじき返したけど、次は無理だ、絶対やられる!
「フフ、じゃあ、とどめ!!」
ドッゴーーン!! ビシ!
やられる! と思ったら、ユリアは服が千切れ飛んで、沖の方を睨み据えている。
「おのれ、裏切り者め!」
怖い顔で睨んでいると思ったら、沖に戦艦石見、つまりアリヨールが砲門を向けている。
「スキありっ!」
ズビュン!!
今度はお祖母ちゃんが、マジカルスピンからの飛び蹴りを食らわせ、ユリアの体は上下に千切れてしまう!
「クソ……!」
小さく悪態をつくと、ユリアの上半身は下半身を見捨てたまま超光速で東の空に飛んで行ってしまった。
「すみません、遅くなりましたッ(;゚Д゚#)」
荒い息をつきながらペコさんが実体化した。
「ああ、来てくれたんだ。ありがとうね、ペコ」
「申しわけありません、気が付くのが遅くて……その手は!?」
「アハハ、ちょっと不覚をとってしまって、なに、大丈夫さ」
ブルン
右腕を振ると、新しい右手が飛び出してきた!
「魔法少女の体はトカゲのしっぽみたいなもんだから……しまった!」
お祖母ちゃんの声に振り返ると、いつの間にかユリアの下半身は猛スピードで灯台の敷地を駆け抜けて見えなくなってしまった。
「あいつの本体は下半身だったんだねえ……ペコ、敵は油断がならない、すぐに戻ってナースチャの警護にあたりな」
「はい、ほんとうに申し訳ありませんでした。では、これで……!」
ペコさんも戻っていって「お祖母ちゃん、帰ろうか……」そう言って、お祖母ちゃんの手を取ろうとして、ひっくり返ってしまった。
「え、なにぃ?」
「あ、ごめん、右手はまだ映像だけなんだよ。実体が戻るのは明日の朝だろうね」
「そ、そうか」
そうなんだ、ペコさんを困らせないよう、とっさに右手をホログラム再生したんだ。
お祖母ちゃんは、池田酒店のお酒をちょっとだけ呑んで、それから二人で家に帰った。
わたしの春休みが終わった。
☆彡 主な登場人物
時司 巡(ときつかさ めぐり) 高校2年生 友だちにはグッチと呼ばれる
時司 応(こたえ) 巡の祖母 定年退職後の再任用も終わった魔法少女 時々姉の選(すぐり)になる
滝川 志忠屋のマスター
ペコさん 志忠屋のバイト
猫又たち アイ(MS銀行) マイ(つくも屋) ミー(寿書房)
宮田 博子(ロコ) 2年3組 クラスメート
辻本 たみ子 2年3組 副委員長
高峰 秀夫 2年3組 委員長
吉本 佳奈子 2年3組 保健委員 バレー部
横田 真知子 2年3組 リベラル系女子
加藤 高明(10円男) 留年してる同級生
ナースチャ アナスタシア(ニコライ二世の第四皇女)
ユリア ナースチャを狙う魔法少女
安倍晴天 陰陽師、安倍晴明の50代目
藤田 勲 2年学年主任
先生たち 花園先生:3組担任 グラマー:妹尾 現国:杉野 若杉:生指部長 体育:伊藤 水泳:宇賀 音楽:峰岸 世界史:吉村先生 教頭先生 倉田(生徒会顧問) 藤野先生(大浜高校)
須之内直美 証明写真を撮ってもらった写真館のおねえさん。
御神楽采女 結婚式場の巫女 正体は須世理姫 キタマの面倒を見ている
早乙女のお婆ちゃん 三軒隣りのお婆ちゃん
時司 徒 (いたる) お祖母ちゃんの妹
妖・魔物 アキラ 戦艦石見(アリヨール) 藍(アオ、高松塚の采女)
その他の生徒たち 滝沢(4組) 栗原(4組) 牧内千秋(演劇部 8組) 明智玉子(生徒会長) 関根(MITAKA二代目リーダー)
灯台守の夫婦 平賀勲 平賀恵 二人とも直美の友人
198『春休みの最終日の災厄』
今日で春休みもおしまい。
「桜を見に行こう!」
起き抜け、パジャマのまま二階から下りようとしたらお祖母ちゃんの声が噴き上がってくる。こないだから警報の出てる霧島新燃岳を思わせる勢い!
三日前に高麗山(こまやま)に花見に行ったとこなんで気が進まない。
なんたって、今日は春休み最後の日だからね。
特に用事が無ければ、長期休暇の最後は一人でウダウダしていたい人なんだよわたしは。しかし、山の噴火とその気になったお祖母ちゃんには逆らえない。
朝ごはんと朝のアレコレに30分だけ猶予があって「さあ、出かけるよ!」とお祖母ちゃん。魔法使いのフリーレンと同じくらい長生きしてるのに、思いたったら子どもみたいになる。
突然の思い付きなんで、お弁当なんかは用意なし。お財布とスマホ持っただけで外に出る。
「取りあえず、川沿いだよ」
あ、そういや川沿いにも桜はあったんだ。というか、けっこうイケてる。
日ごろは、家の前の戻り橋を渡って昭和の学校に行くだけだから、ほとんど気にも留めてなかった。昭和にも寿川はあるわけで、その川沿いを駅まで歩いていると、わざわざ令和の桜を見ることもないからね。
「おお……川沿いの桜もなかなかだねえ」
お世辞じゃなくて、そう思うよ。
めったに通らなくなった令和の川沿い、なんだか色々変わっちゃってるなあ……と思う。道路の舗装も上等だし、川には欄干以外に、その内側に子どもの背丈ほどのフェンスが立っている。電柱もコンクリート製だし、電線以外に光ケーブルが目立つしね。
でも、桜は変わらない。
むろん、一本一本の桜と顔見知りなわけじゃないんだけど、植えてある間隔とか大きさ、満開の桜花を身にまとった、その大きさとか勢いは同じ感じ。
昭和のあのころとは50年の開きがある。桜の寿命は人間と変わらないとか……ということは、あのころの桜は寿命を迎えて更新されて、更新された桜が、ちょうど元の桜と同じくらいの樹齢になってるんだね。
「ソメイヨシノってのは苦労だからね」
「苦労?」
「クローンだよ。品種改良で生まれた特異種だから挿し木で増やすしか無くて、どれも同じDNA」
「そうなんだ……」
「だから、全国どこへ行ってもソメイヨシノは同じ色、同じ形」
「え、形は違うよ」
「花とか樹皮とかはいっしょ。巡だって、起き抜けと今とじゃ違うだろ。起きた時は髪もグチャグチャで顔もブチャムクレだし。楽しい時と悲しい時とじゃ違うだろ。でも、どれも同じ巡だ」
「ああ、なるほど」
「で、お祖母ちゃんは、いつだってアレが必要なわけでぇ……」
いきなり道路を渡ったかと思うと、池田酒店でお酒を買いに行ってるし(^_^;)。
いつの間にか一キロほど歩いて、そのまま大浜まで行ってみようということになって大浜線が『し』の字に曲がるところまでやってきた。
「ああ、海が見えて来たよ」
「ああ……」
春の海は、高麗山からも見たし、横須賀の帰りには石見の内火艇に乗ってひねもすノタリノタリ哉も見てきたところ。
でも、何度見ても春の海の穏やかさには癒される。
『し』の字の曲がるままに歩いて、岬の灯台までやってきた。
川沿いの桜がそうであったように、ついこないだ来た1972年と変わりはないんだけど、この純白の灯台に灯台守の若夫婦は居ない。もう何年も前に日本中の灯台は無人化されてしまったからね。
「あ、石碑があるよ」
お祖母ちゃんが官舎の横の白い石碑を指さした。
前にも令和の灯台には来たんだけど気が付かなかった。灯台や官舎と同じ白い石を使っていたし、そんなに大きなものじゃないから迂闊なメグリは見落としていたんだね。
「ふうん、明治からこっち、三十人の灯台守がいたんだねえ……」
「ほんとだ……」
三十代目の灯台守は平賀勲さん……そうか、あのご夫婦は最後の灯台守だったんだ。
石に彫られた名前を指でなぞってみる。
「あれ、名前の上に丸印?」
「ああ……殉職したしるしだね」
「え、殉職!?」
見ると、他にも三人の灯台守に●印が付いていて、石碑の下に『●印は殉職者』と小さく書かれている。
「灯台守っていうのは厳しい仕事だからね、どんな嵐の夜でも灯はともし続けなくちゃならないし、時には遭難船やらの救助とかもね」
そ、そんな……
「巡、助けようなんて思うんじゃないよ。定まった歴史に手を加えるのは、それが、たった一人の命を救うことだって大きな影響が出ることがあるんだからね」
「でも、でも、勲さんはとってもいい人で……」
「しばらく、向こうの灯台にはいかない方がいい」
そう言うと、お祖母ちゃんはわたしの両手を重ねて、それを自分の手で包むようにしてポンポンと叩いた。
ビシュ!
空を切る音がしたかと思うと、お祖母ちゃんにいきなり突き飛ばされた!
理解するのに数秒かかった。お祖母ちゃんが睨み据える視線の先を追うと灯台のてっぺん、抜き身の剣を持ってソ連女が立っている!
「フフ、やっぱり一撃では倒せないかしら」
「貴様ッ、ロシアの魔法少女だな!?」
え?
お祖母ちゃんが上げた右手は肘から先が無くなっている! そして、たった今まで立っていたところに、お祖母ちゃんの右手が落ちている!
「邪魔する者はだれもいないわ、初手はババアの右手しか落とせなかったけど、今度は二人そろって叩き切ってあげるわッ!」
セイ!
掛け声と共に跳躍するユリア!
反射的にジャンプしたわたしは、無意識に耳に手をやって如意を取り出していた。ほら、高松塚で釆女の青さんからもらった得物よ!
ジャキーーン
中空で打ち合うと、そのまま灯台の周囲を周りながら対峙する。
「いつのまに、そんなものを……イッパシの魔法少女になったじゃない、倒し甲斐がるわぁ」
「ク……させるかあ!」
ジャキーン! シュキン! シャキシャキ! シャキーン!
五回打ち合って、なんとかしのいだけど、次はヤバイかも。
「そうかぁ……キレはなかなかのものだけど、修業が足りないから息が続かないのね……行くぞ!!」
ブワ!!
すごい圧に空間が歪む!
グァッギーーーーーーン!!
ググググ……(`m´#)
渾身の力ではじき返したけど、次は無理だ、絶対やられる!
「フフ、じゃあ、とどめ!!」
ドッゴーーン!! ビシ!
やられる! と思ったら、ユリアは服が千切れ飛んで、沖の方を睨み据えている。
「おのれ、裏切り者め!」
怖い顔で睨んでいると思ったら、沖に戦艦石見、つまりアリヨールが砲門を向けている。
「スキありっ!」
ズビュン!!
今度はお祖母ちゃんが、マジカルスピンからの飛び蹴りを食らわせ、ユリアの体は上下に千切れてしまう!
「クソ……!」
小さく悪態をつくと、ユリアの上半身は下半身を見捨てたまま超光速で東の空に飛んで行ってしまった。
「すみません、遅くなりましたッ(;゚Д゚#)」
荒い息をつきながらペコさんが実体化した。
「ああ、来てくれたんだ。ありがとうね、ペコ」
「申しわけありません、気が付くのが遅くて……その手は!?」
「アハハ、ちょっと不覚をとってしまって、なに、大丈夫さ」
ブルン
右腕を振ると、新しい右手が飛び出してきた!
「魔法少女の体はトカゲのしっぽみたいなもんだから……しまった!」
お祖母ちゃんの声に振り返ると、いつの間にかユリアの下半身は猛スピードで灯台の敷地を駆け抜けて見えなくなってしまった。
「あいつの本体は下半身だったんだねえ……ペコ、敵は油断がならない、すぐに戻ってナースチャの警護にあたりな」
「はい、ほんとうに申し訳ありませんでした。では、これで……!」
ペコさんも戻っていって「お祖母ちゃん、帰ろうか……」そう言って、お祖母ちゃんの手を取ろうとして、ひっくり返ってしまった。
「え、なにぃ?」
「あ、ごめん、右手はまだ映像だけなんだよ。実体が戻るのは明日の朝だろうね」
「そ、そうか」
そうなんだ、ペコさんを困らせないよう、とっさに右手をホログラム再生したんだ。
お祖母ちゃんは、池田酒店のお酒をちょっとだけ呑んで、それから二人で家に帰った。
わたしの春休みが終わった。
☆彡 主な登場人物
時司 巡(ときつかさ めぐり) 高校2年生 友だちにはグッチと呼ばれる
時司 応(こたえ) 巡の祖母 定年退職後の再任用も終わった魔法少女 時々姉の選(すぐり)になる
滝川 志忠屋のマスター
ペコさん 志忠屋のバイト
猫又たち アイ(MS銀行) マイ(つくも屋) ミー(寿書房)
宮田 博子(ロコ) 2年3組 クラスメート
辻本 たみ子 2年3組 副委員長
高峰 秀夫 2年3組 委員長
吉本 佳奈子 2年3組 保健委員 バレー部
横田 真知子 2年3組 リベラル系女子
加藤 高明(10円男) 留年してる同級生
ナースチャ アナスタシア(ニコライ二世の第四皇女)
ユリア ナースチャを狙う魔法少女
安倍晴天 陰陽師、安倍晴明の50代目
藤田 勲 2年学年主任
先生たち 花園先生:3組担任 グラマー:妹尾 現国:杉野 若杉:生指部長 体育:伊藤 水泳:宇賀 音楽:峰岸 世界史:吉村先生 教頭先生 倉田(生徒会顧問) 藤野先生(大浜高校)
須之内直美 証明写真を撮ってもらった写真館のおねえさん。
御神楽采女 結婚式場の巫女 正体は須世理姫 キタマの面倒を見ている
早乙女のお婆ちゃん 三軒隣りのお婆ちゃん
時司 徒 (いたる) お祖母ちゃんの妹
妖・魔物 アキラ 戦艦石見(アリヨール) 藍(アオ、高松塚の采女)
その他の生徒たち 滝沢(4組) 栗原(4組) 牧内千秋(演劇部 8組) 明智玉子(生徒会長) 関根(MITAKA二代目リーダー)
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