2 / 2
地下9646層
しおりを挟む
目を覚ませば、そこは大きな洞窟の突き当り
足元には数多の白骨化した死体が転がっている部屋に来た
こいつらは元のここの住民に殺されたものたちなのだろうか
はたまた今もこのあたりに住んでいるのだろうか
やはり俺はとんでもない場所に来てしまったらしい
「とりあえず、落ち着ける場所を作らないとな」
そう独り言をぽつりと言い、黙々と足元の骨を一か所に集めていく
自分でも不思議なことに感情が薄れていくのがわかる
普通白骨死体なんて見たら発狂ものであるが、人生への諦めゆえ、もうどうでもよかった
1万年なんて途方もない年数考えていても無駄である
それよりいち早くここの全容をつかまなければと思った
「よし、こんなもんでいいだろう」
地面が見えないほどに散らばっていた骨も6畳ほどのスペースには全くなく、そこだけ洞窟のごつごつとした地面が見えていた
ついでに死体の近くにあった遺品だろう、錆びた剣やペンダントなども一か所に集めておいた
もう一つ分かったこととして、どうやらここにいる間はおなかがすかないらしい
体感ではあるが、もう3時間ほど作業しているのだが、全くと言ってもいいほど空腹感もない
それは近くに骨が落ちているからということも原因しているのかもしれないとも思ったが、不思議と感覚的におなかがすかないとわかる
でも、睡眠欲はあるようで眠くなったので、先ほどきれいにした場所に横になった
ごつごつとしているため、寝心地は全くと言ってもいいほど感じなかったが、自分の予想以上につかれていたのだろう、すぐに寝てしまった
≪〈環境適正Lv.1〉〈精神の種〉〈ダンジョン内適性Ex〉を獲得しました≫
目が覚めたら、そこは知らない場所であった
嘘である
意識が覚醒していくにつれて自分の置かれた立場を思い出していく
眠りに落ちる直前、これ、起きたら体バキバキになっているだろうな、なんて思っていたがどうだろうか
最上級のベッドで寝た…というほど体の調子が良かったわけではないが、明らかに体の調子がいい
何か夢の中で言われたような気もしたが、そのせいなのだろうか
とりあえず、今日は周りを歩いてみようと思う
監獄というくらいなのだから、檻とか柵とか何かあるのかな、階層制であるといっていたから、階段でもあるのだろうか、なんて思いながら突き当りとは逆に歩く
100mくらい歩いたところで上へあがる階段が見つかった
そこにあったものは、ある意味想像できたものであったのかもしれない
そこにいたのは階層主、いわゆるボスであった
その姿を見てからというもの、足の震えが止まらない
龍の体に神の翼、悪魔の角に天使の輪っか
どうだ!これが俺の考えた最強の生物だぜ!と言わんばかりの姿である
だが、そこから伺い知れる力は圧倒的上位種
自分がなんて小さな人間であったのか
自分がなんて恵まれた場所にいたのか
そんなことを勝手に考えさせてくる
ここにはまだ来てはいけない、本能がそう言っている
だが、これで自分はいいのだろうか、ここで1万年うずくまって過ごすのだろうか
否、そんな退屈な生活耐えられるはずがない
幸いにして家事の必要もなければ、食事の必要もない
唯一睡眠の必要はあるが、なぜか快適に寝られる
勉強道具などはないが1万年もあるのだ、どうにかなるだろう
この監獄に来て2日、これからどうしようかと途方に暮れていたが、早いうちに目標が決まってよかった
1万年後にどうやって出されるのかもわからない
あのボスを倒し、俺はここから脱獄する
そうと決まれば早いうちに行動を開始した方がよい
自重トレーニングで体力は作れる
戦闘機能をどうしようか
スクワットをしながら思考を加速させていくのであった
足元には数多の白骨化した死体が転がっている部屋に来た
こいつらは元のここの住民に殺されたものたちなのだろうか
はたまた今もこのあたりに住んでいるのだろうか
やはり俺はとんでもない場所に来てしまったらしい
「とりあえず、落ち着ける場所を作らないとな」
そう独り言をぽつりと言い、黙々と足元の骨を一か所に集めていく
自分でも不思議なことに感情が薄れていくのがわかる
普通白骨死体なんて見たら発狂ものであるが、人生への諦めゆえ、もうどうでもよかった
1万年なんて途方もない年数考えていても無駄である
それよりいち早くここの全容をつかまなければと思った
「よし、こんなもんでいいだろう」
地面が見えないほどに散らばっていた骨も6畳ほどのスペースには全くなく、そこだけ洞窟のごつごつとした地面が見えていた
ついでに死体の近くにあった遺品だろう、錆びた剣やペンダントなども一か所に集めておいた
もう一つ分かったこととして、どうやらここにいる間はおなかがすかないらしい
体感ではあるが、もう3時間ほど作業しているのだが、全くと言ってもいいほど空腹感もない
それは近くに骨が落ちているからということも原因しているのかもしれないとも思ったが、不思議と感覚的におなかがすかないとわかる
でも、睡眠欲はあるようで眠くなったので、先ほどきれいにした場所に横になった
ごつごつとしているため、寝心地は全くと言ってもいいほど感じなかったが、自分の予想以上につかれていたのだろう、すぐに寝てしまった
≪〈環境適正Lv.1〉〈精神の種〉〈ダンジョン内適性Ex〉を獲得しました≫
目が覚めたら、そこは知らない場所であった
嘘である
意識が覚醒していくにつれて自分の置かれた立場を思い出していく
眠りに落ちる直前、これ、起きたら体バキバキになっているだろうな、なんて思っていたがどうだろうか
最上級のベッドで寝た…というほど体の調子が良かったわけではないが、明らかに体の調子がいい
何か夢の中で言われたような気もしたが、そのせいなのだろうか
とりあえず、今日は周りを歩いてみようと思う
監獄というくらいなのだから、檻とか柵とか何かあるのかな、階層制であるといっていたから、階段でもあるのだろうか、なんて思いながら突き当りとは逆に歩く
100mくらい歩いたところで上へあがる階段が見つかった
そこにあったものは、ある意味想像できたものであったのかもしれない
そこにいたのは階層主、いわゆるボスであった
その姿を見てからというもの、足の震えが止まらない
龍の体に神の翼、悪魔の角に天使の輪っか
どうだ!これが俺の考えた最強の生物だぜ!と言わんばかりの姿である
だが、そこから伺い知れる力は圧倒的上位種
自分がなんて小さな人間であったのか
自分がなんて恵まれた場所にいたのか
そんなことを勝手に考えさせてくる
ここにはまだ来てはいけない、本能がそう言っている
だが、これで自分はいいのだろうか、ここで1万年うずくまって過ごすのだろうか
否、そんな退屈な生活耐えられるはずがない
幸いにして家事の必要もなければ、食事の必要もない
唯一睡眠の必要はあるが、なぜか快適に寝られる
勉強道具などはないが1万年もあるのだ、どうにかなるだろう
この監獄に来て2日、これからどうしようかと途方に暮れていたが、早いうちに目標が決まってよかった
1万年後にどうやって出されるのかもわからない
あのボスを倒し、俺はここから脱獄する
そうと決まれば早いうちに行動を開始した方がよい
自重トレーニングで体力は作れる
戦闘機能をどうしようか
スクワットをしながら思考を加速させていくのであった
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
スーパーのビニール袋で竜を保護した
チー牛Y
ファンタジー
竜は、災害指定生物。
見つけ次第、討伐――のはずだった。
だが俺の前に現れたのは、
震える子竜と、役立たず扱いされたスキル――
「スーパーのビニール袋」。
剣でも炎でもない。
シャカシャカ鳴る、ただの袋。
なのにその袋は、なぜか竜を落ち着かせる。
討伐か、保護か。
世界の常識と、ひとりの男の常識が衝突する。
これは――
ビニール袋から始まる、異世界保護ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる