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調合開始じゃ!(第3話)
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もったいぶるミケさんに対して、説明を促す晶ー。
「その「毒舌ニャンドラゴラ」って、何なんだよ」
「それは・・・」
ミケさんは、いつの間にか「召喚」していた缶ビールを一口飲んでから、ゆっくりと説明した。
「まず、「ニャンドラゴラ」というニョは、マンドラゴラ同様に、引っこニュくとニャき喚く植物ニャ。ただし、ニャき声が「ニャーニャー」ではありますがニャ」
・・・単に、鳴き声だけがマンドラゴラと違うというだけで、性質は同じらしい。
・・・が。
「ちょっと待て、じゃあ、「毒舌」ってのは何を意味するんだ?」
晶の問いかけに、ミケさんはまた「ふふふ」と不敵な笑みを浮かべながら、
「そニョニャニョ通り、毒舌ニャ」
・・・は?
「毒舌って、こいつ口が悪いってことか」
まあ、毒舌という言葉で真っ先に連想するのは相手に遠慮しない口の悪さにあるだろう。
・・・となると・・・。
「まあ、オレの予想にはなるが」
晶は、前置きしたうえで、改めてミケさんに確認してみた。
「つまりは、引っこ抜くと毒舌を言いまくるマンドラゴラの変種ってことか」
・・・自分で言っててもなんだか頭が痛くなるような(いろいろな意味で)話ではあるが、そんな奴、本当にいるのか?
「引っこ抜くといっても、あいつはアトリエから歩いて出てきているぞ」
「おそらく、モリガンニョ調合で失敗して間違って生み出されてしまったニョではニャいかと思われますニャー」
「・・・実害はあるのか?」
まあ、蟲ではなく、魔法植物という点では、少なくとも害蟲駆除を専門としているチーム《ユグドラシル》の対象外ということにはなる・・・が。
さすがに、何らかの害をもたらす存在というのであれば、話は別だ。このまま放置しておくわけにもいかないだろう。
「・・・単に、毒舌家というだけですニャー」
あっさりと危険性を否定するミケさんではあるが、毒舌家なマンドラゴラの変種なんて、今まで聞いたこともないだけに、
「とりあえず、こいつも何とかしよう」
・・・という結論に至るのは、至極当然のことであったー。
「その「毒舌ニャンドラゴラ」って、何なんだよ」
「それは・・・」
ミケさんは、いつの間にか「召喚」していた缶ビールを一口飲んでから、ゆっくりと説明した。
「まず、「ニャンドラゴラ」というニョは、マンドラゴラ同様に、引っこニュくとニャき喚く植物ニャ。ただし、ニャき声が「ニャーニャー」ではありますがニャ」
・・・単に、鳴き声だけがマンドラゴラと違うというだけで、性質は同じらしい。
・・・が。
「ちょっと待て、じゃあ、「毒舌」ってのは何を意味するんだ?」
晶の問いかけに、ミケさんはまた「ふふふ」と不敵な笑みを浮かべながら、
「そニョニャニョ通り、毒舌ニャ」
・・・は?
「毒舌って、こいつ口が悪いってことか」
まあ、毒舌という言葉で真っ先に連想するのは相手に遠慮しない口の悪さにあるだろう。
・・・となると・・・。
「まあ、オレの予想にはなるが」
晶は、前置きしたうえで、改めてミケさんに確認してみた。
「つまりは、引っこ抜くと毒舌を言いまくるマンドラゴラの変種ってことか」
・・・自分で言っててもなんだか頭が痛くなるような(いろいろな意味で)話ではあるが、そんな奴、本当にいるのか?
「引っこ抜くといっても、あいつはアトリエから歩いて出てきているぞ」
「おそらく、モリガンニョ調合で失敗して間違って生み出されてしまったニョではニャいかと思われますニャー」
「・・・実害はあるのか?」
まあ、蟲ではなく、魔法植物という点では、少なくとも害蟲駆除を専門としているチーム《ユグドラシル》の対象外ということにはなる・・・が。
さすがに、何らかの害をもたらす存在というのであれば、話は別だ。このまま放置しておくわけにもいかないだろう。
「・・・単に、毒舌家というだけですニャー」
あっさりと危険性を否定するミケさんではあるが、毒舌家なマンドラゴラの変種なんて、今まで聞いたこともないだけに、
「とりあえず、こいつも何とかしよう」
・・・という結論に至るのは、至極当然のことであったー。
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