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空と大樹と(第13話)
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「オレ様たち、アンタらの住処で一緒にこいつを見張ることにするわ」
「・・・は?」
一瞬、何を言われたのかよくわからなかった晶が、いささか間の抜けた声を上げた。
「こいつ自身から借金を返してもらうのは無理そうだしな・・・ただ、こいつの借金分、お宅らの住処ー確か、日向荘とか言ったか・・・そこで一緒に生活することにするぜ」
何だ何だこいつは・・・何を言っているんだ・・・?
「・・・なんでそうなるんだー!?」
晶の絶叫が、タコ部屋に響き渡ったー。
ーー
「この分だと、ミケから取り立てるのに何年かかるかわからねえし、だったらその分、お宅らの住処で借金分生活させてもらうってことで話をつけようってんだ」
ポン太がふんぞり返りながら、図々しく、さらには全く無茶苦茶なことを要求してくる。
「んなことさせられるわけねえだろ!!」
当然ながら、こんな無理な話を認められるわけがない・・・だが、そこに、瞳を爛々と輝かせる早苗が割り込んできた!
「いいねえ、こんな可愛い動物さん達と一緒に暮らせるなら、私は大歓迎だよ、晶君!!」
予測通りというか、早苗はもはや、ポン太達一行を迎え入れる気満々である。可愛いものに目がない彼女なら、当然の反応とも言えよう。
「さあ、晶君、さっそく全員お持ち帰りしよう!」
「だああぁぁぁ!清野、勝手に話を進めるな!!」
やいのやいのとやり合っている晶と早苗を横目に、ポン太達はミケさんの近くによると、
「というわけだ、ミケ・・・さあ、今日からせいぜい「仲良く」しようぜ・・・」
「仲良くしようぜ!!」
「ウガアァァ!!」
「ウニャー、勘弁してほしいですニャー!」
ミケさんを相手に凄みを利かせながら、もはや日向荘で暮らすことが前提になっているかの如く振舞うポン太達。
当然、そんな勝手な話を、チームマスターである和泉姉弟の許可なしに勧められるはずもない・・・というか、話自体がもはや支離滅裂である・・・。
大体、なんでミケさんが借金を完済できる見込みがないからと言って、ポン太達が日向荘に居座ることになるんだ!?
誰が聞いても全くおかしな話だというだろう。
実際、誰に聞かせてもおかしな話ではあるのだが。
「お前ら、勝手に話を進めんじゃねえ!!」
「動物さんたち、私はいつでも大歓迎だよ!!」
晶たちがああだこうだと騒いでいる様子を、杏里とカイトが所在なさげに見つめている・・・。
「ええと・・・これからどうなってしまうのかしら・・・?」
杏里が、いつものように困ったような笑みを浮かべながら、隣にいるカイトに話を振った。
「・・・どうなるんだろうね、杏里・・・」
カイトは、半眼状態で晶たちを見つめている。
浮遊大陸から逃れてきて、まさかこんな展開に巻き込まれることになるとは・・・人生とは何が起こるかわからないものであるー。
「・・・は?」
一瞬、何を言われたのかよくわからなかった晶が、いささか間の抜けた声を上げた。
「こいつ自身から借金を返してもらうのは無理そうだしな・・・ただ、こいつの借金分、お宅らの住処ー確か、日向荘とか言ったか・・・そこで一緒に生活することにするぜ」
何だ何だこいつは・・・何を言っているんだ・・・?
「・・・なんでそうなるんだー!?」
晶の絶叫が、タコ部屋に響き渡ったー。
ーー
「この分だと、ミケから取り立てるのに何年かかるかわからねえし、だったらその分、お宅らの住処で借金分生活させてもらうってことで話をつけようってんだ」
ポン太がふんぞり返りながら、図々しく、さらには全く無茶苦茶なことを要求してくる。
「んなことさせられるわけねえだろ!!」
当然ながら、こんな無理な話を認められるわけがない・・・だが、そこに、瞳を爛々と輝かせる早苗が割り込んできた!
「いいねえ、こんな可愛い動物さん達と一緒に暮らせるなら、私は大歓迎だよ、晶君!!」
予測通りというか、早苗はもはや、ポン太達一行を迎え入れる気満々である。可愛いものに目がない彼女なら、当然の反応とも言えよう。
「さあ、晶君、さっそく全員お持ち帰りしよう!」
「だああぁぁぁ!清野、勝手に話を進めるな!!」
やいのやいのとやり合っている晶と早苗を横目に、ポン太達はミケさんの近くによると、
「というわけだ、ミケ・・・さあ、今日からせいぜい「仲良く」しようぜ・・・」
「仲良くしようぜ!!」
「ウガアァァ!!」
「ウニャー、勘弁してほしいですニャー!」
ミケさんを相手に凄みを利かせながら、もはや日向荘で暮らすことが前提になっているかの如く振舞うポン太達。
当然、そんな勝手な話を、チームマスターである和泉姉弟の許可なしに勧められるはずもない・・・というか、話自体がもはや支離滅裂である・・・。
大体、なんでミケさんが借金を完済できる見込みがないからと言って、ポン太達が日向荘に居座ることになるんだ!?
誰が聞いても全くおかしな話だというだろう。
実際、誰に聞かせてもおかしな話ではあるのだが。
「お前ら、勝手に話を進めんじゃねえ!!」
「動物さんたち、私はいつでも大歓迎だよ!!」
晶たちがああだこうだと騒いでいる様子を、杏里とカイトが所在なさげに見つめている・・・。
「ええと・・・これからどうなってしまうのかしら・・・?」
杏里が、いつものように困ったような笑みを浮かべながら、隣にいるカイトに話を振った。
「・・・どうなるんだろうね、杏里・・・」
カイトは、半眼状態で晶たちを見つめている。
浮遊大陸から逃れてきて、まさかこんな展開に巻き込まれることになるとは・・・人生とは何が起こるかわからないものであるー。
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